廃止せんといてぇな!JRの往復割引(福岡県北九州市)

2025年10月18・19日(土・日)


    2026年3月に、往復割引が廃止されるらしい。空路利用者が増加して、鉄道の長距離利用者が減少したということかもしれない。そうであるとしても、往復割引を廃止するということは、鉄道利用者の減少を加速するだけのことであるように感じられる。残念なことである。

    往復割引が利用可能なうちに、もう一度利用しておきたい。1泊2日で、皿倉山(さらくらやま)のケーブルカーとスロープカーを訪問したい。
    北九州市は私の原産地であり、皿倉山には徒歩で何度も登ったことがある。ケーブルカーについては、旧車両の時代に1度だけ乗車したことがある。当時は「帆柱(ほばしら)ケーブル」という名称であった。「皿倉山なのになぜ帆柱ケーブルなのか」と疑問に感じていた。スロープカーの軌道は、かつてリフトであった。リフトについては乗らずじまいであ

行程図

    「柏(かしわ)~北九州市内」間の片道営業キロは600km超なので、往復割引とジパング倶楽部(クラブ)割引(以下「ジ3割」)を適用することができる(詳細はこちら)。但し、「のぞみ」の特急料金については、ジ3割を適用することができない。したがって、「ひかり」と「さくら」を利用する。
    また、「柏⇒東京」間と「品川⇒柏」間については、在来線特急を利用する。両区間については、普通列車グリーン料金(以下「普グ」)よりも特急料金のほうが安価である。在来線チケットレス特急券のポイント特典(以下「チケレス」)を利用するので、ジ3割よりもお得である。
【チケレス】460P
【ジ3割】530円
【普グ(ポイント)】600P
普グ(ジ3割)】700円
普グ(Suica)】750円

<1日目>

(1)  特急ときわ

乗車券(ゆき) 
往復割&ジ3割

    券面表記の「復ジ3」とは、往復割&ジ3割のことである。

    チケレスは電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

(2)  新幹線ひかり&新幹線さくら

新幹線特急券 ジ3割

<2日目>

(3)  皿倉登山鉄道 シニア割

【所在地】福岡県北九州市
【種別】
  ① ケーブルカー
  ② スロープカー(跨座式)
【用途】山頂アクセス
【入場料】無料
【運賃】有料
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
    八幡(やはた)駅発着のシャトルバスを利用することができる。

無料シャトルバス

    ケーブルカーとスロープカーが直列している。
    グーグルマップにおいては、ややこしい状況が存在した(詳細はこちら)。

周辺図
【山上】さんじょう

<ケーブルカー>
【設備名称】皿倉山ケーブルカー
【車両愛称】はるか&かなた
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【最寄りバス停(高速)】高速皿倉山ケーブル(歩4分)
【最寄りバス停(路線)】帆柱登山口(歩7分)
【最寄り駅】八幡(歩28分)

はるか号(山麓駅)

はるか号(山上駅)

かなた号

山麓駅

    往路の動画はこちら
    復路の動画はこちら

<スロープカー>
【設備名称】皿倉山スロープカー
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【最寄り駅】(ケーブルカー)山上(歩1分)

山上駅ホーム

車両

展望台駅ホーム

展望台駅の軌道末端

    往路の動画はこちら
    走行風景の動画はこちら
    復路の動画はこちら

(4)  北九州モノレール

【所在地】福岡県北九州市
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車4両×1路線
【運行形態】複線N編成方式
【区間】小倉~企救丘
【用途】旅客(りょかく)輸送
【最寄り駅】(JR)小倉(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    「小倉~平和通(へいわどおり)」間は、「平和通~企救丘(きくがおか)」間が開業した後に延長された区間である。「平和通~企救丘」間については既に乗車済みであったが、「小倉~平和通」間は未乗区間であった。本日の乗車によって、全区間完乗となった。


銀河鉄道999のラッピング

    動画はこちら

(5)  サンパーク嵐山
【所在地】福岡県北九州市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄り駅】徳力嵐山口(とくりきあらしやまぐち)(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    施錠されていて、立ち入ることはできないしたがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。

周辺図

斜行エレベータ全景

マンション全景

(6)  マンホールの蓋

    北九州市役所は、松本零士(まつもとれいじ)の作品をマンホールの蓋に描いている。計10か所存在するのだが、そのうちの9か所は小倉駅周辺に存在し、残る1か所は北九州空港に存在する。
    具体的な設置場所については、それを紹介する詳細なパンフレットが存在する。グーグルマップで確認すると、小倉駅北口から小倉城まで9か所を確認するための所要時間は約20分である。ちょうどよい時間つぶしになるので歩いてみた。

    まずは、小倉駅北口から・・・。

メーテル

    筆頭としてふさわしいキャラクターである。

銀河鉄道999

    この場所は、歩行者の動線からややはずれていて、9か所のなかで最も見つけづらい。

鉄郎とメーテル

車掌

エメラルダス

鉄郎

ハーロック

松本零士の世界

トラジマのミーめ

    これは、銀河鉄道999(スリーナイン)とは別の漫画である。「なぜこれが?」という印象をぬぐえない。

(7)  新幹線さくら&新幹線ひかり

乗車券(かえり) 
往復割&ジ3割

新幹線特急券 ジ3割

さくら554号(N700系)

    往路においては東京で新幹線に乗車したが、復路においては品川で新幹線を下車した。「特急ときわ」が品川始発なので、早めに乗車することができるからである。
    なお、品川発着の新幹線特急料金は、東京発着と同額である。

(8)  特急ときわ

    チケレスは電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。