「富士回遊」で行く!大月駅の渡り線(山梨県大月市(おおつきし))

2022年9月26日(月)


    大月(おおつき)駅には、JR東日本と富士山麓電気鉄道の両線路を繋ぐ渡り線が存在する。本日は、その渡り線を通過する特急列車に乗車して西湖(さいこ)まで脚を伸ばしてみたい。西湖には、いくつかの洞窟がある。

行程図

    富岳風穴(ふがくふうけつ)、鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)、および西湖コウモリ穴(あな)は、河口湖(かわぐちこ)駅から河口湖畔(かわぐちこはん)を通り抜けた先の西湖の湖畔に存在する。河口湖は有名観光地であり、その湖畔には多くの観光施設が並んでいる。それにもかかわらず、路線バスは衰退している。本日の訪問先である洞窟に行くための路線バスの時刻表は、次のとおりである。

時刻表

    一見(いっけん)充実しているように見受けられるが、それは富岳風穴と西湖コウモリ穴だけであって、鳴沢氷穴については、1日に6往復しか存在しないのである。
    ①、②、および⑰については、日帰り利用は不可である。③~⑥の河口湖駅発を利用する案については、早起きしなければならない。⑯の河口湖駅着を利用する案については、就寝が遅くなる。すなわち、利用可能なバスは⑦~⑮に限られる。すなわち、結局、次なる3案のうちのいずれかを選択しなければならない。
【A案】黄色
【B案】河口湖駅を12時10分(⑨)に出発し、河口湖駅に16時12分(⑭)に帰着する。
【C案】水色
    なお、「富岳風穴~鳴沢氷穴」間の洞窟同士は徒歩15分の距離なので、実際には徒歩で行くことも可能である。乗り鉄の世界では、このように短絡することを「ワープする」と称している。

    大宮~大月」間の片道乗車券の営業キロは100km以下なので、往復乗車券にしても合計の営業キロが200km以下であり、「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することはできない。しかし、「大宮~塩山(えんざん)」間の往復乗車券にすることによって、合計営業キロが200km超となって大休30割を適用することができる。
    一般に、片道乗車券の営業キロが100km以下のJR東日本およびJR北海道の路線を往復する場合、乗車券の出発地か目的地、あるいはその両方を変更して「100km超120km以下」の区間の往復乗車券にすることによって、大休30割を適用ることができる。その結果、運賃と料金の合計額が一般価格よりも安くなる(関連記事はこちら)。

    立川(たちかわ)から河口湖へ行くための代表的な特急列車は、富士回遊(ふじかいゆう)である。「えきねっと」でも「立川⇒河口湖」間の富士回遊の乗車券と特急券を申し込むことができる。しかし、乗車券が「大宮~塩山」間なので「立川⇒河口湖」間の富士回遊の特急券を申し込むことはできない。したがって、「大月⇒河口湖」間の乗車券と特急券については、別途調達しなければならない。乗車券については、富士山・富士五湖パスポート(富士急電車セット)(以下「パスポート」)を利用したい。そのためには、往路の大月で下車して富士山麓電気鉄道の窓口へ行かなければならない。特急券については、座席未指定特急券に限られる。これは、事前購入でも車内購入でも料金は同一である。したがって、乗車後に車内で購入してもよいのだが、クレジットカードで決済したいので、併せて窓口で購入する。

    富士回遊は、「かいじ」に併結されて運転される。「かいじ7号」が前寄りの12~4号車であり、富士回遊7号は後ろ寄りの3~1号車である。両列車は大月で解結され、「かいじ7号」が先に発車し、そののちに富士回遊7号が発車する。「かいじ7号&富士回遊7号」が到着してから富士回遊7号が発車するまでの停車時間は、わずか7分である。その間に、パスポートを購入しなければならない。そのためには、誰よりも早く富士山麓電気鉄道の窓口へ行かなければならない。
    富士山麓電気鉄道の窓口は、JR改札口の西隣りに存在する。「かいじ7号&富士回遊7号」は、3番線に停車するのだが、ネット情報によると10号車が富士山麓電気鉄道の窓口に最も近いようである。7分間における手順は、次のとおりである。
① 10号車から3番線におりる
② 富士山麓電気鉄道の窓口に行く
③ パスポートと特急券を購入する
④ 再び3番線に戻る
⑤ 富士回遊に乗車する

構内図

    富士回遊に乗車していて「かいじ」に通り抜けることが可能か否か不明である。したがって、往路は富士回遊ではなく「かいじ」に乗車することとする。

<往路>

    「えきねっと」では、「かいじ7号」については塩山下車の案しか表示されず、塩山下車を大月下車に変更する手段を見つけることもできない。事前に窓口で変更手続きしてもよいのだが、同じ座席を確保するという保証がなく、かつ塩山下車でも大月下車でも特急料金は同額なので、そのままにした。

<復路>

    「えきねっと」では、復路については塩山乗車の「あずさ44号」しか表示されない。「あずさ44号」に乗車してもよいのだが、大月における連結風景を撮影したいので、その現場になるべく近い車両である富士回遊44号の3号車に乗車したい。したがって、とりあえず「あずさ44号」を申し込んだのちに、窓口において「あずさ44号」を富士回遊44号に変更することとする。
    なお、大月乗車後の富士回遊44号の利用区間は、「塩山⇒立川」間ではなく「大月(おおつき)~⇒八王子」間なのだが、「えきねっと」では「塩山⇒立川」間の特急券しか申し込むことができない。したがって、列車の変更に併せて、乗車区間「塩山⇒立川」間も「大月⇒八王子」間に変更する。

(1)  大宮駅

    久しぶりに、大宮から都心方面への列車に乗車する。大宮から西国分寺(にしこくぶんじ)に行くには、京浜(けいひん)東北線経由案と埼京(さいきょう)線経由案の2通りが存在する。東武からJRに乗り換える場合、埼京線ホームよりも京浜東北線ホームのほうがかなり近い。したがって、京浜東北線を利用して南浦和(みなみうらわ)で乗り換えることとする。

乗車券(ゆき) 大休30割

    「大宮⇒南浦和」間の京浜東北線は、意外と空席が多くて、着席することができた。「南浦和~西国分寺」間についても、北朝霞(きたあさか)で着席することができた。「西国分寺~立川」間については着席できなかったが、上り列車ほどの混雑ではない。

(2)  ドリップマニア

    まずは、立川駅で朝食である。

モーニング
(ハニーシロップトースト)

(3)  特急かいじ

特急券 大休30割

かいじ
7号

(4)  富士山・富士五湖パスポート(富士急電車セット)

富士山・富士五湖パスポート
(富士急電車セット)

    この切符を拡大すると、次のとおりである。

【ご案内】

有効期間

<パスポート特典施設一覧>

(5)  特急富士回遊

富士回遊7号

    富士山麓電気鉄道線内だけを利用する場合、指定席特急券は発売されず座席未指定券のみである。

特急券(座席未指定)

    なお、券面の社名が旧社名のままである。ソフトを修正すべきである。

    本日、テレビ朝日「鉄道捜査官」(主演:沢口靖子)の第16話が再放送されるらしい。第16話は、奇(く)しくも富士山麓電気鉄道(当時は富士急行)が舞台である。

    富士回遊は、JR中央本線下り線から富士山麓電気鉄道との渡り線に進入し、富士山麓電気鉄道の線路に進入した。
    この渡り線に、数メートル程度の死電(しでん)区間すなわちデッドセクションが存在する。両者は直流同士かつ同電圧同士かつ同周波数同士なので、単に電力分離が目的であると推察される。
    なお、車内照明は消灯しなかった。

大月駅構内配線図

    大月から河口湖まで、ほぼ全線に亘(わた)って上り勾配であり、最急勾配は40パーミルである。また、半径200mの急カーブも連続する。列車は、特急列車とは思えぬほどの低速走行である。車輪がキーキーと悲鳴をあげる。

    「三つ峠(みつとうげ)⇒寿(ことぶき)」間において、列車が大きく右カーブする。それにより、富士山(ふじさん)が、左側真横に位置する。車内放送で、ビュースポットであることが案内され、列車は徐行する。乗客が一斉にスマホを構える。

ビュースポット

(6)  河口湖駅
<関東の駅百選>(一般的には山梨県は関東地方ではなく中部地方である)

スイスをイメージした駅

表札

行き止まり

(7)  駅の足湯 無料
<富士河口湖温泉郷>

全景

体験

(8)  モ1形電車


(9)  もともち

    ここでは、ジュディ・オング似(に)の目をした女性スタッフが出迎えてくれる

おはぎ2個セット

丸窓と富士山

(10)  西湖コウモリ穴 パスポート割

    ここでは、入場時にヘルメットを渡される。「おおげさな」と思いきや、入洞してみて理解した。
    洞窟内では、高さ1mくらいの隙間をくぐる。最大限にしゃがんで進まなければならない。それが、一瞬のことであればまだしも、その体勢で10mくらい進まなければならない。いわゆるアヒルウォークである。

(11)  クニマス展示館 無料

    昨日24日(日)のNHK「サカナ☆スター」(出演:サカナくん)のテーマは、クニマスであった。奇しくも、番組内でこのクニマス展示館も紹介された。


(12)  富岳風穴 パスポート割

    ここは、一般料金350円であるが、パスポート提示により250円となる。JAF割300円よりもお得である。

(13)  鳴沢氷穴 パスポート割

    ここも、一般料金350円であるが、パスポート提示により250円となる。JAF割300円よりもお得である。

桔梗信玄(ききょうしんげん)
パフェ

(14)  平井売店

おざら

    これは、ほうとう麺を利用した「ざるうどん」である。

(15)  特急富士回遊

富士回遊44号

    富士山麓電気鉄道線内だけを利用する場合、指定席特急券は発売されず座席未指定券のみである。

特急券(座席未指定)

    なお、券面の社名が旧社名のままである。ソフトを修正すべきである。

(16)  富士山(ふじさん)駅

    ここは、全ての列車が方向転換するスイッチバック駅である(動画はこちら)。

    富士回遊は、富士山麓電気鉄道の線路から渡り線に進入し、JR中央本線下り線を通過して同上り線に進入し、5番線に停車した。富士回遊が停車してから発車するまで10分である。その10分間の中で次なる処理を遂行する。
① 大月駅の駅舎を撮影する
② 富士回遊と「あずさ」の連結風景を撮影する

    富士回遊の停車位置は、階段からかなり離れている。
    5番線の階段を上(のぼ)り・・・
    3番線の階段を下(お)り・・・
    富士山麓電気鉄道との乗り換え改札口を通過し・・・
    富士山麓電気鉄道の改札口を出場し・・・

(17) 大月駅(富士山麓電気鉄道)

    富士山麓電気鉄道の駅舎を撮影し・・・


(18)  大月駅(JR)
<関東の駅百選>(一般的には山梨県は関東地方ではなく中部地方である)

    JRの駅舎を撮影し・・・

丸太を組み合わせた駅

乗車券(かえり) 大休30割

    JRの改札口を入場し・・・
    3番線の階段を上(のぼ)り・・・
    5番線の階段を下(お)り・・・
    富士回遊の連結部にたどり着いた。

    やがて、「あずさ」が到着した。私は、連結風景を撮影(動画はこちら)したのちに、自席に着席した。

特急券 大休30割

(19)  むさしの号

    この列車は、国立(くにたち)支線と大宮支線を経由する。この列車を利用すれば、「立川⇒大宮」間が乗り換え不要である(詳細はこちら)

国立支線と大宮支線

むさしの号

(20)  大増(だいます)

    本日の夕食は、いつもどおり大宮駅の駅弁である。

松茸(まつたけ)ごはん
折詰(おりづめ)

(20)  特急アーバンパークライナー

特急券

アーバンパークライナー2号



「えちごツーデーパス」で巡る!モグラ駅はしご旅(新潟県糸魚川市(いといがわし))

2022年9月16日(金)


    現在、国内に存在するモグラ駅は、次のとおりである(詳細はこちら)
①  湯西川(ゆにしがわ)温泉
【所在地】栃木県日光市(にっこうし)
【所属】野岩(やがん)鉄道
②  土合(どあい)
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【所属】JR東日本
③  湯檜曽(ゆびそ)
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【所属】JR東日本
④  美佐島(みさしま)
【所在地】新潟県十日町市(とおかまちし)
【所属】北越(ほくえつ)急行
⑤  筒石(つついし)
【所在地】新潟県糸魚川市(いといがわし)
【所属】えちごトキめき鉄道

    ①~③については、既に訪問済みである。本日は、④と⑤を訪ねてみようと思う。

行程図

    まず、美佐島(みさしま)での下車について検討した。乗換案内アプリで調べた結果、往路で下車する場合は、出発時刻や乗り継ぎ時間が悪くて、復路で下車する場合よりも片道所要時間が長くなる。したがって、美佐島(みさしま)には復路で下車することとする。

    JR東日本と「えちごトキめき鉄道」では、「えちごツーデーパス」というフリー切符を販売している。しかも、期間限定で「大人の休日倶楽部(くらぶ)」会員専用切符(以下「大休(おときゅう)」)があり、一般用よりも安価である。
【大休用】1,690円
【一般用】2,740円
    大休用の場合、「越後湯沢(えちごゆざわ)⇔越後川口(えちごかわぐち)」間(所要時間52~57分)を往復するだけでモトがとれる。
    但し、大休(おときゅう)についてはJR東日本のフリーエリア内でしか購入することができない。

    先に筒石(つついし)を目指す場合、上越新幹線「大宮⇒越後湯沢(えちごゆざわ)」経由北陸新幹線「大宮⇒糸魚川(いといがわ)経由の2案がある。上越新幹線経由よりも北陸新幹線経由のほうが、筒石(つついし)に約1時間早く到着することができる。しかし、北陸新幹線経由の場合、糸魚川(いといがわ)で「えちごツーデーパス」を購入することになるのだが、糸魚川(いといがわ)は「えちごトキめき鉄道」とJR西日本の駅なので、大休(おときゅう)を購入することができず一般用を購入するしかない。したがって、上越新幹線経由を採用して、越後湯沢(えちごゆざわ)で大休(おときゅう)用の「えちごツーデーパス」を購入することとする。但し、越後湯沢(えちごゆざわ)における乗り換え時間はわずか7分である。新幹線が遅延しないことを祈る。

    「大宮~越後湯沢(えちごゆざわ)」間の片道乗車券の営業キロは「100km超200km以下」である。したがって、片道乗車券では「大人の休日倶楽部(くらぶ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することはできないが、往復乗車券にすることによって合計営業キロが200km超となって大休(おときゅう)30割を適用することができる(詳細はこちら)
    なお、「大宮~越後湯沢(えちごゆざわ)」間については「とき号」を利用する。「大宮~越後湯沢(えちごゆざわ)」間おける「お先にトクだ値(ね)」は「たにがわ号限定であり、「とき号」は対象外である。

(1)  レイルウェイクラブ

    まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。

モーニングセット№4

(2)  新幹線とき

乗車券(ゆき)
大休(おときゅう)30割

新幹線特急券
大休(おときゅう)30割

とき305号

    いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。

(3)  えちごツーデーパス

    乗り換え時間は7分である。新幹線は遅延することなく、定刻到着であった。エスカレータを使うことなく階段を下(お)りた。指定席券売機には先客が使用中である。
    待つこと30秒。先客が立ち去った。メニュー画面において「おトクなきっぷ」をタッチしても、「一般用」が表示されるだけで「大休(おときゅう)用」が表示されない。メニュー画面に戻って、「大人の休日倶楽部(くらぶ)割引きっぷ」をタッチする。暗証番号を入力する。いつもより通信時間が長いように感じられる。クレジットカードご利用票も含めて4枚も発券される。
 
えちごツーデーパス

【ご案内】

えちごツーデーアンケート券

    乗車予定列車の案内放送が流れる。駆け足で改札口へ行く。在来線は自動改札ではなく有人改札である。乗車券に入鋏印(にゅうきょういん)が押される。できれば、列車を撮影したい。

(4)  超快速スノーラビット

    これは、乗車券のみで乗れる列車のうち、表定速度が日本一早い列車(88.6km/h)である。

スノーラビット

行先表示器

    北越(ほくえつ)急行は、上越(じょうえつ)線と信越(しんえつ)本線を短絡する路線である。かつて、関東と北陸を結ぶ大動脈であった。その時の利益がかなりあって、北陸新幹線開業によって「特急はくたか」は廃止されたためローカル線となったが、現在の赤字を埋め続けてもあと30年くらいまかなえるらしい。
    超快速スノーラビットは、「特急はくたか」のダイヤを受け継いで運行されている。越後湯沢(えちごゆざわ)を出発した超快速スノーラビットは、ぐんぐんと加速する。特に「ほくほく線」内である「六日町(むいかまち)~犀潟(さいがた)」間については、ほぼ直線区間であり、走行中はその速さを感じとることができる。

(5)  直江津(なおえつ)まちなか水族館

    これは、直江津(なおえつ)駅構内にある水槽である。

直江津(なおえつ)まちなか水族館

(6)  雁木(がんぎ)

    直江津(なおえつ)駅の駅前に、駅前通りという道路が存在する。そこには、今でも雁木(がんぎ)が存在する。雁木(がんぎ)とは長めの庇(ひさし)のことであり、いわゆるアーケードである。その雁木(がんぎ)部分の土地は、公道ではなく私有地である。

雁木(がんぎ)
 
(7)  死電(しでん)区間

    「梶屋敷(かじやしき)⇒えちご押上(おしあげ)ひすい海岸」間の途中に死電(しでん)区間すなわちデッドセクションが存在し、流から流に切り替わる。かつて死電(しでん)区間走行中は車内消灯状態であったが、現在は消灯しない。
    西村京太郎の「特急しらさぎ殺人事件」では、車内消灯状態において殺人が起こる。

(8)  糸魚川(いといがわ)ジオステーションジオパル 無料

くろひめ号

(9)  親不知(おやしらず)駅

    ここは、海上に北陸自動車道と国道8号が並走するという異様な光景となっている。

上段北陸自動車道
下段国道8号
【手前】駅のホーム

駅名標
【背景の上段北陸自動車道
背景の下段国道8号

表札

(10)  道の駅親不知(おやしらず)ピアパーク

    ここの翡翠(ひすい)ふるさと館(入場無料)には、世界最大のヒスイ原石が展示されている。重量は102トンである。

海亀像「ミリオン」

ひすいアイス

整理券

(11)  筒石(つついし)駅

    この駅が存在する頸城(くびき)トンネルの全長は約11kmである。私は国内の鉄道を完乗したので、この駅にも訪れたはずである。しかし、当時はモグラ駅に関して興味がなく、下りの夜行急行「きたぐに」で通過しただけであって下車はしていない。当時の「きたぐに」は「大阪~青森」間を19時間を要して走行する長距離列車であった。電車ではなく客車であったことを記憶している。
    その後もこの駅へ来たことはない。通過したことはあるかもしれないが、それもはっきりしない。

駅名標

上りホーム
(下りホームからの眺め)

駅舎に向かう階段
(下りホーム寄りの76段)

    ここから駅舎まで290段である。

駅舎に向かう階段
(駅舎寄りの224段)

(12)  筒石(つついし)漁港

    ここには、細い路地を挟(はさ)んでひしめきあう3階建て木造住宅が存在する。まるで映画のセットのようである。

3階建て木造住宅の街並み

(13)  筒石(つついし)駅

列車の到着
(右の人物は同好の士か?)

整理券

(14)  美佐島(みさしま)駅

    ウィキペディアによると、この駅で下車すると、2分以内に退去せよという旨のアナウンスが流れ、防犯カメラで遠隔監視されているので、ホームに残っていると退去するよう要請されるらしい。
    しかし、3分間ほどホームに滞在したが、退去要請の放送は無かった(動画はこちら)。

    ここの階段数は65段なので、たいしたことではない。駅舎の待合室は畳敷きである。ウィキペディアによると、湯茶サービスがあるらしいのだが、本日はそのような形跡は無かった。

表札
(片岡鶴太郎書)

乗車駅証明書

    超快速や快速が通過する際には、相当な風圧を受けるため、駅舎とホームの間には扉が2か所存在していて、どちらか一方しか開けることができないというエアロック構造になっている。当駅に停車する列車が近づくと、標準語と英語の他に新潟弁でもアナウンスが流れる(動画はこちら)。

(15)  新幹線とき

乗車券(かえり)
大休(おときゅう)30割

新幹線特急券 (変更前)
大休(おときゅう)30割

新幹線特急券 (変更後)
大休(おときゅう)30割

とき340号

    いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。

(16)  大増(だいます)

    本日の夕食は、いつもどおり大宮駅の駅弁である。

吉野

(17)  特急アーバンパークライナー

特急券

    「特急アーバンパークライナー2号」の座席選択方針は次のとおりである。
①3号車は下車後にエスカレータから離れているので密集しない
②3号車の奇数列は車窓が広い
    なお、券売機で特急券を購入する場合は、発車前15分を経過すると座席表による座席選択ができず、おまかせとなる。

アーバンパークライナー2号