日本語パンデミック!「パンフレッド」ウイルス増殖中

2021年12月31日(金)


    インターネット検索していて「パンフレッド」という記述に遭遇した。これは、「パンフレット」(pamphlet)の誤植であると推察される。Tキーを押すべきところでDキーを押してしまったのだろうか。確かにその可能性はあるのだが、TキーとDキーは隣り合って並んでいるということではないので、単なるキータッチ間違いとは考えにくい。試しに、「パンフレッド ダウンロード」というキーワードで検索すると、「パンフレッド」に関する記事がいくつか現れた。すなわち、この誤植は、キータッチ間違いではなく、「パンフレッド」という用語が正しいと確信している人が一定数存在することを示している。但し、「パンフレット」と「パンフレッド」が混在しているページもあり、「パンフレッド」が正しいと確信しているということだけでは説明しきれない。

    「パンフレッド」という記述を含む記事は数件どころではない。10件ほど見つけた段階で追跡をやめた。その10件の記事の概要は次のとおりである。

①  某観光協会(長野県)
    「パンフレッドダウンロード」という記述がある。
②  某旅行企画会社(神奈川県)
    「パンフレッド代わりの旅アプリに・・・」という記述がある。
③  某オフィス家具販売会社(東京都)
    取り扱い商品のひとつとして「パンフレッドスタンド」という品名が存在する。
④  某高等学校(福岡県)
    「デジタルパンフレッド」という記述がある。
⑤  某ガラス製造会社(東京都)
    「素材パンフレッド」という記述がある。
⑥  ダンス競技出演募集会社(三重県)
    ダンス競技への出演希望者に対する募集要項を記述しているのだが、その記述の中に「パンフレッドに掲載する写真を・・・」という記述がある。
⑦  某ドローン製造会社(北海道)
    ドローンによる受託撮影の実績を紹介しているのだが、その実績の中に「東証上場・・・パンフレッド」という記述がある。
⑧  某観光協会(北海道)
    メニューボタンを押すといくつかの選択肢が現れるのだが、その選択肢のうちのひとつが「パンフレッドダウンロード」になっている。
⑨  某公衆浴場(東京都)
    「パンフレッド」という記述がある。
⑩  某旅行企画会社(長崎県)
    「パンフレッドダウンロード」という記述がある。

    ①~⑦については、ホームページの各運営団体に進言してみた。

<進言主旨>
    ホームページに「パンフレッド」という記述がある。これは間違いない情報か。
【正】パンフレット
【誤】パンフレッド
(英語pamphlet)

    ⑧~⑩については次なる状況である。
⑧  問い合わせフォームから送信したら入力エラーになった。電話すべきか否か悩んでいる。
⑨  問い合わせフォームを見つけることができない。電話すべきか否か悩んでいる。
⑩  問い合わせフォームを見つけることができない。電話番号も不明である。郵便で知らせるか否か悩んでいる。

<回答主旨>
①  修正する(2022年1月4日)。
③  修正した(2022年1月5日)。
④  新ページを構築したのだが、旧情報がそのままであった。旧情報を削除した(2022年1月5日)。
②⑤~⑦  (未回答状態(2022年1月13日現在))

<結果>
③  進言どおり修正された(2022年1月5日)。
④  旧情報は削除された(2022年1月5日)。
①②⑤⑥⑦  修正待ち(2022年1月13日現在)。

感性の違い!「えきねっと」の往復切符予約画面

 2021年12月14日(火)


    某鉄道会社が提供するWeb版JR券申込システムでは、往復区間の往路と復路の各指定席を一緒に申し込むことができる。その場合の画面表示において気になる表現に遭遇した。

    例えば、A駅発着の「A~B」間の往復切符を購入する場合、「行きの列車を選択中」の区間表示は「A→B」となっていて、これは問題無い。

往路画面

    しかし、「帰りの列車を選択中」という画面においても区間表示が「A→B」となっている。往路ではなく復路であるので、「A→B」ではなく「B→A」(または「A←B」)となっているほうが利用者目線に合っているように感じられる。また、「帰りの列車を選択中」という文字列よりも「A→B」という文字列のほうが(デザインとして)目立つので、現行の表現は誤解を招く恐れもある。

復路画面

    これは、「AからBへ向かう区間の帰りの列車である旨を示していて間違いではなく好みの問題である」という意見もあるかもしれない。しかし、そのJR券申込システムには、Web版だけではなくアプリ版もあり、そのアプリ版では、復路については「B→A」と表示されるのである。

    その鉄道会社に再考を進言した。

<進言主旨>
    Web版JR券申込システムにおいて、「A~B」間の往復切符を購入する場合の「帰りの列車を選択中」画面の区間表示が誤解を招く恐れがある。
【現行】「A→B」
【改善案】「B→A」(または「A←B」)
    なお、アプリ版では「B→A」と表示される。

     その鉄道会社から回答が届いたのだが、回答内容については開示しないよう要請されている。

<結果>
    従来のままである(2021年12月13日現在)。

国内唯一!歩いて行ける三県境(群馬県板倉町(いたくらまち))

2021年12月10日(金)


    テレビで出流原弁天池(いずるはらべんてんいけ)が紹介された時、連れ合いが、「わたし、ここ行きたい。」と言った。
我が家のお出かけ先は、連れ合いのそんなつぶやきで決定される。

    そこへ行くついでに、群馬県・栃木県・埼玉県の3県の境界である三県境を訪ねてみたい。三県境は国内に40か所以上あり、そのほとんどは山頂や河川である。しかし、群馬県・栃木県・埼玉県の三県境は唯一平地に存在し、歩いて行ける三県境である。

    私がひとりで出かけると私のポケットマネーで全額負担しなければならないが、連れ合い同伴の場合はふたりの生活費で負担するのである。

行程図

(1)  ロッテリア

    まずは、いつもどおり東武動物公園駅で朝食である

絶品チーズバーガー

(2)  特急りょうもう

特急券

    午前の下り「特急りょうもう」の座席選択方針は次のとおりである。
①6号車はドア開閉しないのですいている
6号車の偶数列は車窓が広い
③AB席は直射日光を受けない
    なお、券売機で特急券を購入する場合は、発車前15分を経過すると座席表による座席選択ができず、おまかせとなる。

特急りょうもう

(3)  トヨタレンタカー Jalan割

    トヨタレンタカーの会員割引では基本料金が1割引であるが、Jalan(じゃらん)経由では「じゃらんスペシャルウィーク」という料金プランが有り、基本料金が2割引である。

(4)  出流原弁天池(いずるはらべんてんいけ)
<日本名水百選>




(5)  佐野プレミアム・アウトレット


(6)  タッカート

マルゲリータ

白いマルゲリータ

(7)  三県境


標識

(8)  道の駅かぞわたらせ

恋人の聖地

    ハートの形状は、渡良瀬(わたらせ)遊水地をかたどったものである。渡良瀬(わたらせ)遊水地は日本一大きなハートと言われている。

(9)  古河(こが)歴史博物館 3館券


(10)  鷹見泉石(たかみせんせき)記念館・奥原晴湖(おくはらせいこ)画室 無料


(11)  古河(こが)文学館 3館券


    蓄音機によるレコードを聞かせてくれた。ノイズが多いだろうと予想したのだが、非常にクリアな音であることに感動した。

(12)  篆刻(てんこく)美術館 3館券


(13)  古河(こが)街角美術館 無料


(14)  了正寺


(15)  ルームズティー

    連れ合いが、「何か甘いものが食べたい」とつぶやいたので、「近くの和カフェ」で検索して見つけた店舗に入店した。そこの店長らしき若き男性が、メニュー説明の際に、この店舗は近くにある吉田茶園のカフェである旨を説明した。彼が立ち去ったあと、連れ合いは、「吉田茶園」という名前に聞き覚えがあると言って何か調べ始めた。その結果、吉田茶園は、TBSの「所さんお届けモノです!」で紹介された店であり、このカフェは、その3兄弟が2021年1月に開業した「さしま茶」専門カフェであることが判明した。先ほどの男性は、その3兄弟のうちのひとりであると推察される。

あんバタートースト

抹茶ラテ (飲むのがもったいない)

煎茶(せんちゃ)白玉あんみつ
(珍しく連れ合いが高評価)

(13)  特急りょうもう

特急券

    券面の左上に「企割20」という印字がある。これは次なる意味であると推察される。
【企】企画
【割】割引
【20】20%引き(実際は30%引き)

    東武鉄道の伊勢崎(いせさき)線では、「特急りょうもう」と「特急リバティりょうもう」という2種類の特急が運行されている。そのうちの一部の「特急りょうもう」は、特急券割引キャンペーン対象列車であり、「館林(たてばやし)~東武動物公園」間の特急料金は次のとおりである。
割引】320
一般】520
    特急券割引キャンペーン対象列車は次のとおりである。
        40/42/46/50/52号
    なお、特急券割引キャンペーンはネット購入か窓口購入限定であり、券売機購入では割引対象外である。また、このサービスは2022年2月28日までの期間限定である。

   午後の上り「特急りょうもう」の座席選択方針は次のとおりである。
①6号車は春日部(かすかべ)駅のエスカレータに近い
6号車の奇数列は車窓が広い
③CD席は直射日光を受けない(本日は既に日没)
    なお、券売機で特急券を購入する場合は、発車前15分を経過すると座席表による座席選択ができず、おまかせとなる。

特急りょうもう

(14)  夕食

    本日の夕食は、館林(たてばやし)駅近くにある登利平(とりへい)で購入した持ち帰り弁当である。

鳥めい松弁当

炙(あぶ)り焼き弁当



「JRきっぷ」じゃ駅レンタカー申込でけへんやろ!利用者を惑わす説明

 2021年12月2日(木)


    某鉄道会社が提供するWeb版JR券申込システムでは、駅レンタカーを申し込んで利用すると、その鉄道会社のポイントが付与される。そのポイント付与説明に関するページを眺めていたら気になる記述に遭遇した。

    「駅レンタカーで・・・ POINTを貯める」というページの本文冒頭に、次なる文言がある。

ポイント説明

    そのWeb版JR券申込システムには3個のタブがあり、次なる配置になっている。

Web版JR券申込システム
先頭ページ

    このタブ「JRきっぷ」の記述を見ても、駅レンタカー申込に進む方法を見つけることはできない。タブ「JRきっぷ」ではなくタブ「駅レンタカー」のほうを見れば、当然のことながら駅レンタカー申込に進むことができる。タブ「JRきっぷ」の記述は誤植であると推察されるが、このような誤植は、誤字脱字や文法間違いではないので本人でも気付きにくい。このような誤植をコンピュータが自動的に検出する時代が到来するのはいつ頃であろうか。

    その鉄道会社に修正を進言した。

<進言主旨>
    「駅レンタカーで・・・ POINTを貯める」というページに誤植がある。
【誤】〇〇〇〇〇「JRきっぷ」から・・・
【正】〇〇〇〇〇「駅レンタカー」から・・・

     その鉄道会社から回答が届いたのだが、回答内容については開示しないよう要請されている。

<結果>
    修正されていない(2022年1月14日現在)。