超ドロドロコテコテ愛憎劇!華流・韓流時代劇

 2022年6月29日(水)


    
華流(ふぁーりゅう)時代劇(中国の時代劇)と韓流(はんりゅう)時代劇(韓国の時代劇)のうち、連続テレビドラマにのめりこんでいる。1作品はいずれも60話前後で構成されていて、日本で言えばNHKの大河ドラマに相当する。しかし、その内容は独特の文化であるように感じられる。連れ合いは、「可哀想、可哀想、あぁ面白い。」と言っている。

    かつてはツタヤプレミアムの動画見放題を利用していて、用事の無い日は1日24時間のうち10時間くらい視聴していた。動画の通信速度は約40分/GB(ギガバイト)である。私のスマホの1か月間の通常速度通信量は15GBであり、通常速度で動画を見続けると、約2日間で低速状態となる。しかし、低速状態でも動画を無理なく視聴することができるので、事実上無制限である。
    当時、ツタヤの専用アプリで通信速度を知ることができるので試してみた。私のスマホの下り通信速度は次のとおりである。単位はM(メガ)bpsである。スマホの仕様値も併せて記載する。
測定値】
  【通常状態】約5.0
  【低速状態】約0.5
【仕様値】
  【通常状態】75
  【低速状態】  1

    それらの動画を視聴する際のシステム構成は次のとおりである。
【私のスマホ】Wifi(ワイファイ)ルーター
【連れ合いのスマホ】専用アプリでツタヤプレミアムにアクセス
【テレビ】連れ合いのスマホのキャスト(投影)機能により動画を表示
【Chromecast Ultra(クロームキャストウルトラ)】テレビをWifiに繋ぐ


①  時代背景
【華流時代劇
    そのほとんどは、三国(魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく))時代と、清王朝のものである。
【韓流時代劇
    そのほとんどが朝鮮王朝である。三国(高句麗(こぐりょ)、百済(ぺくちぇ)、新羅(しるら))時代や高麗(こりょ)時代のものもある。なお、高麗(こりょ)はKOREA(コリア)の語源となった国名である

②  内容
    病弱な陛下
を支える側近と皇位・王座を狙う側近、あるいは皇太子・世子(せじゃ)と陛下の側室などとの権力闘争であり、その中で皇太子・世子などと女性との恋愛が複雑に交差する。主人公の男女が幼い頃に将来を約束し、ふたりが野山をかけめぐるというアホらしいシーンが描かれるが、身分の違いから別々の道を歩くことになる。この女性が主人公になることが多く、出世していく様子が描かれる。
    人間関係は複雑で、それを頭に入れるだけでも疲れる。その複雑な人間関係を明らかにするためのストーリーをよくも考えつくものだと感心させられる。

③  俳優
    女優では、華流時代劇の女性がなかなかの美形揃いであることに驚かされる。
    韓国では、男性は切れ長の目が美形であるとされていて、男性主人公は切れ長の目であることが多い。フィギュアスケートの 羽生結弦(はにゅうゆづる)は韓国でも人気が高いが、彼の切れ長の目が韓国女子を惹き付けるのかもしれない。
    また、SMAP(スマップ)の中では、草彅剛(くさなぎつよし)が韓国で最も人気があるのも理解される。

④  音楽
    ハラハラドキドキの場面では、これでもかというほどの(オーケストラ演奏の)効果音楽が流れる。また、恋愛感情が高揚する場面では、これでもかというほど切ない歌が流れる。

⑤  毒薬
    我が身を守るためであれば、肉親であっても殺し合う。毒殺は当たり前で、誰もが毒薬を常備している。

⑥  贈賄
    日本の時代劇でも贈賄
(ぞうわい)場面が描かれるが、日本の時代劇以上に贈賄は当然のこととされているように感じられる。

⑦  
袖口
    袖口(そでぐち)にはさまざまな物を隠し持つことができる。手紙、薬、金銭、アクセサリーなどが袖口から取り出される。まるで「ドラえもん」の四次元ポケットである。
    和服の袂(たもと)は袋状態なので、物体を保持することができる。しかし、中国や韓国の服は普通の細身の袖なので、袖口に物を隠しても、腕を下に向けると物体が落ちるはずである。しかし、なぜかしっかりと保持されている。毒薬は瓶(びん)入りであることが多く、その袖口から取り出す場面が登場する。取り出す前は腕を下に向けているのだが、なぜか、が落ちることはない。
    また、金銭を常時携帯しておくことは理解できるが、毒薬やその解毒剤までも常時携帯しているかのごとく描かれる。「そりゃいだろう」とツッコミを入れたくなる。

⑧  危機
    韓流時代劇において顕著な傾向であるが、主人公が反勢力に追われると、必ずと言っていいほど崖っぷちに追い詰められる。その崖下は必ず川である。主人公は、崖から川に投身するのであるが、決して死ぬことはない。乳児が崖下に投げられても、必ず救助する者が現れ、一旦は水中に沈んだ乳児が蘇生するという場面もあった。「そりゃ無いだろう」とツッコミを入れたくなる。

⑨  号泣
    親や子供などの死を哀しむ場面では、大声で泣き叫ぶ。現代の韓国社会における事故のニュースなどでよく目にする光景である。

⑩  出生の秘密
    多くの場合、主人公には出生(しゅっしょう)の秘密がある。陛下の子を身ごもった女官(にょかん)が追っ手に終われながらも、密かに出産したり、双子のうちのひとりを陛下が女官
に預けて逃がすなどである。主人公は成長したのちにその経緯を知って、宮廷に戻るというパターンである。

⑪  脈診(みゃくしん)
    医師は、脈を診るだけで病名を当ててしまう。懐妊したか否かも判別し、胎児の性別まで当ててしまうのは驚きである。

⑫  男装の女性主人公
    女性主人公が男装するという設定がよく使われる。特にその主人公が武術に秀でていることが多い。また、私の主観であるが、その女性は、男装のほうが似合っていることが多い。

⑬  妓楼
    必ずといっていいほど
妓楼(ぎろう)が登場し、重要な役割を演じる。男性主人公が妓生(きーせん)と懇意にしているケースもある。

⑭  拷問
    どのストーリーにも必ず拷問場面が登場する。椅子に縛り付けた状態で、こん棒で太ももを締めつける。それでも白状しない場合は、胸に焼きゴテを当てるのである。

⑮  処刑
    日本では、切腹を命じるという処刑があるが、中国や韓国では、それに相当するのは服毒死である。陛下が罪人に毒を下賜(かし)するということであり、これは温情のある死刑である。冷酷な死刑としては、公開での打首が一般的である。
    最も冷酷な処刑方法は、公開での八つ裂きである。5頭の牛が罪人の首、手首、足首を5方向に引っ張るのである。

⑯  お仕置き
    皇后・王妃や側室が女官
を罰する場合や女性貴族が下女(げじょ)を罰する場合は、その女官や下女のふくらはぎを棒切れで何度も打つ。ふくらはぎはみみず腫れになる。

⑰  結末
    善人と悪人の区別が明確な勧善懲悪ものであるが、ハッピーエンドというのは少なく、悪人側だけでなく主人公も含めて善人側も皆死亡するという結末が多い。

<お気に入りドラマ>
    私のお気に入りドラマを紹介したい。(ネタバレにご注意)

<華流時代劇>

【第1位】如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~
    (詳細はこちら)
    (主演:ジョウ・シュン)
    これはツタヤの動画見放題対象外であり、全話をテレビ放送版で視聴した。このドラマは、清朝の宮廷を舞台として、皇后を始めとする妃嬪(ひひん)たちの生き残りをかけた陰謀策略を描いたものである。ストーリーはもちろんのこと、映像も音楽も非常に魅力的である。特に映像にリアリティが感じられる。ネット情報によると、このドラマの製作費は96億円であり、世界で165億回再生されたらしい。

【第2位】瓔珞(えいらく)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~
    (詳細はこちら)
    (主演:ウー・ジンイェン)
    これは、私たちふたりが華流時代劇を見始めるきっかけになった作品であり、当初はテレビ放送版を視聴していた。その後、連れ合いがツタヤプレミアムを契約して、(動画見放題対象外なので)DVD版を視聴するようになった。このドラマも、「如懿伝・・・」同様に、清朝の宮廷を舞台にしたドラマである。悪人に立ち向かう主人公の痛快さが魅力であり、一介の女官である主人公が皇帝に悪態をつく場面が最高に愉快であった。このドラマの最終話はハッピーエンドであったが、そこには、予期せぬ哀しい結末が待ち受けていて、涙なくしては見られない。「なにもそこまでしなくてもいいのに・・・」というのが連れ合いと私の感想である。
    ネット情報によると、このドラマの製作費は48億円であり、世界で180億回再生されたらしい。また、中国当局は社会主義的価値観に悪影響を及ぼすとして、このドラマを放送中止にした。
    このドラマは、「如懿伝・・・」と全く同じ時代背景であり、登場人物が「如懿伝・・・」とほとんど重複している。但し、主人公は、「如懿伝・・・」とは異なり、善悪の立場が入れ替わっている。このドラマも「如懿伝・・・」と同様に、細かいストーリーはもちろんのこと、映像も音楽も非常に魅力的であり、映像美も「如懿伝・・・」に非常に似ていて、やはりリアリティが感じられる。
    このドラマは2018年7月公開開始で「如懿伝・・・」は2018年8月公開開始であり、両者は、2018年中国のインターネットドラマランキングで1位、2位となった。
    なお、私は、「瓔珞・・・」を鑑賞したのちに「如懿伝・・・」を鑑賞したのだが、その順番で鑑賞して良かったと感じた。

【第3位】月に咲く花の如く
    (詳細はこちら)
    (主演:スン・リー)
    これは、清朝末期に実在した女性商人の出世物語である。タイトルからすれば、ベタなラブコメディかと予想され、序盤はまさに予想どおりであって、ほんわかとした内容であった。しかし、話が進むにつれて、登場人物が次々と他界するという予期せぬ悲劇の連続に驚かされる。持病の悪化以外で他界した者(他殺、自殺、事故死、獄中死)は、次のとおりである。
        夫、我が子(胎児)、夫の父、夫の従妹(いとこ)、夫の叔父、その妻(叔母)、養父、主人公を慕う男、その父、その母、その兄、夫の元許嫁(いいなずけ)、その父、悪役の男、その護衛・・・計15人
    さらに、主人公を慕う男は、主人公の相手役という役柄なのだが、2度他界するという視聴者裏切りのおまけ付きである。

【第4位】明蘭(めいらん)~才媛の春~
    (詳細はこちら)
    (主演:チャオ・リーイン)
    これは、栄(そう)の時代に中流家庭の側妻(そばめ)の娘として生まれた女性が不遇な境遇を乗り越えるドラマである。主人公の周囲には、他の側妻、異母姉、伯母、夫の元妻、夫の養母など多くの悪人がおり、主人公は彼らと対決することとなる。
    映像が丁寧であり、演出が非常に写実的である。

【第5位】大明皇妃(だいみんこうひ)-Empress of The Ming-
    (詳細はこちら)
    (主演:タン・ウェイ)
    これは、明(みん)の時代における実在の皇后をモデルとしたドラマである。他のドラマにありがちな謀略に翻弄されるという場面が無く、リアリティに惹(ひ)きこまれる。特に、のちに義父母となる皇太子夫妻の会話が庶民的で愉快である。このドラマの前に「女医明妃伝〜雪の日の誓い〜」を見たので、ふたりの皇帝を対比して鑑賞することができた。

【第6位】王女未央(びおう)-BIOU-
    (詳細はこちら)
    (主演:ティファニー・タン)
    これは、南北朝時代に、主人公がさまざまな謀略に立ち向かいながら、恋愛を成就(じょうじゅ)するという、ありきたりな物語である。しかし、ネット情報によると、このドラマは230億回再生されたらしい。私は、その要因は主人公の活躍だけではなく、脇役に特徴があると感じている。このドラマには、脇役としてふたりの異母姉妹が登場する。その姉妹の瞳は、ちょっと大きめである。おそらく瞳のコンタクトレンズを使用しているものと推察される。通常、善人と悪人は容貌(ようぼう)ではっきりしていて、誰が善人で誰が悪人であるか一目瞭然である。その異母姉妹の姉である長楽(ちょうらく)(演:リー・シンアイ)は、冒頭から容貌どおりの悪女ぶりを発揮する。しかし、妹である常茹(じょうじょ)(演:マオ・シャオトン)は、前半では容貌どおり何事にも控えめで非力な性格であるが、後半では自分の愛を貫くために主人公に害を及ぼす狡猾(こうかつ)な性格となるのである。その常茹の容貌がすごい。それはまるでアプリのキャラクターのような容貌であり、ネットでは整形疑惑が炎上している。その可愛らしい容貌が毒気(どくけ)のあることばを口にするのである。そこがこのドラマの魅力ではないだろうか。

【第7位】独孤伽羅(どっこから)~皇后の願い~
    (詳細はこちら)
    (主演:フー・ビンチン)
    これは隋(ずい)建国に基づいたドラマであり、ストーリー自体は普通である。主人公(伽羅)を含む3姉妹が登場するのだが、全体の前半では、その長女である般若(はんじゃく)(演:アン・アン)の活躍がおもしろい。

<韓流時代劇>

【第1位】華政(ファジョン)
    (詳細はこちら)
    (主演:イ・ヨニ)
    これは、韓流時代劇の王道である。史実に基づいた権力闘争がテーマになった勧善懲悪ハッピーエンド物語である。主人公は、貞明公主(ジョンミョンこんじゅ)という実在の女性である。緊迫した場面で流れる音楽が印象的である。また、この主人公はちょっと垂れ目であり、その目に涙をたたえた演技が魅力的である。

【第2位】奇(き)皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜
    (詳細はこちら)
    (主演:ハ・ジウォン)
    これは、私が韓流(はんりゅう)時代劇を見始めるきっかけになった作品であり、高麗(こりょ)の貢女(こんにょ)から元(げん)の皇后に登りつめた実在女性の活躍を描いたドラマである。舞台は中国の元であるが、韓国ドラマである。全体のストーリーは申し分ないのだが、結末はモヤモヤ感が残る。

【第3位】火の女神(めがみ)ジョンイ
    (詳細はこちら)
    (主演:ムン・グニョン)
    これは、「有田焼の母」と言われる女性陶工を主人公にした出世物語である。前半はさほど魅力的というストーリーではなかったが、終盤に近づくにつれて緊迫感に満ちた場面となる。また、珍しく納得の行く結末であった。

【第4位】ホジュン~伝説の心医~
    (詳細はこちら)
    (主演:キム・ジュヒョク)
    これは、卑しい身分から宮廷の主治医にまで上り詰めた実在の医師を描いた超大作であり、非常に感動する内容であった。
    ホ・ジュンが執筆した書物「東医宝鑑(とういほうかん)」は、世界記録遺産に登録されている。

【第5位】宮廷女官(にょかん)チャングムの誓い
    (詳細はこちら)
    (主演:イ・ヨンエ)
    これは、実在した朝鮮初の女医を描いたドラマである。

【第6位】善徳(そんどく)女王
    (詳細はこちら)
    (主演:イ・ヨウォン)
    これは、新羅(しるら)における実在の女王を描いたドラマである。

【第7位】王女の男
    (詳細はこちら)
    (主演:ムン・チェウォン)
    これは、敵対するそれぞれの勢力に属する男女(キム・スンユとイ・セリョン)の恋物語であり、韓国版「ロミオとジュリエット」である。全体のストーリーは申し分ないのだが、結末はモヤモヤ感が残る。このドラマの中で、父親(スンヤン大君(てぐん))に反目する娘(セリョン)が、父親の前で、「お父様との親子の縁を切ります。」と言って、自分の頭髪の束を小刀で根元からバッサリと切る場面が痛快である。


<関連記事>

萌えキュン!家族の一員

2016年12月14日(水)〜2022年6月28日(火)


①  内猫

<チビの一言>
    オラ、2002年8月に旦那様に拾われてからずっと居候(いそうろう)暮らしだゾー。野良猫の本能が抜けず、長く凶暴性が出ていたけど、最近は少し丸くなったんだ。

<クロの一言>
    ワタシは、2006年9月に奥様に拾われました。野良猫らしさが全く無く、野良猫として生きていくのは無理だったろうと言われています。ワタシの夢は、先輩猫のチビとチカラを合わせて、奥様の宝くじを当てることです。

保護色のチビ(左)とクロ(右)

ツチノコ?

クロへのお年玉

飛びつきおんぶ

極楽だにゃん

オラも膝に行きたいにゃあ

お気に入りの爪とぎ

    この爪とぎは、削りカスがほとんど発生せず長持ちする。

チビの癒しの寝姿

里親募集したのだが・・・

ワタシこれいらない

あおり猫

    クロは、新しい餌が欲しい時、飼い主の前をジグザグ走行する。

ムム、殺気!

クロは「かまってちゃん」

お気に入りの(カニの)
ぬいぐるみをくわえたチビ

お皿の刺し身には
手を出さないチビ

そのシュークリームをよこせ

チビとクロの仁義なき戦い

チビとクロのくつろぎタイム

ドアを開けるチビ

もう、
用事が進まないでしょうがな!!。

チビとの闘い

チビは母ちゃんの
エプロンが大好き

浴槽の水を飲むチビ

シンクで水を飲みたいチビ

コーヒーミルクを飲むチビ

クロの水飲み

クロの寝覚めのルーティーン

②  外猫

ブチとジュニアのお昼寝タイム

ブチを無視して食べるジュニア

    ブチは、よその猫には攻撃する性格であるが、子猫となると一切お構いないである。

おばちゃん、おやつまだぁ?
(おねだりブチ)

その時、カメラは見た。
(隣家でくつろぐブチ)

ブチのお気に入り場所

ブチの昼寝

ブチは「かまってちゃん」

ん? 誰だ、お前?

    ノラは、新入り子猫(ジジ)に興味津々である。

ひなたぼっこするノラとコロ目

外猫一家のもぐもぐタイム

    左から、次のとおりである。
【次男】ツリ目
父親ノラ
長男コロ目
母親グレー

外猫一家のねぐら

外猫一家のくつろぎタイム

外猫一家の餌待ち

<番外>
 ペキちゃん。詳細はこちら。


代行バス経路も売ってぇな!「えきねっと」の不思議な扱い

2022年6月28日(火)


    先日、「大宮⇒峠」間の乗車券を購入しようとして、「えきねっと」で申し込んだら、米沢
(よねざわ)経由の「大宮⇒米沢⇒峠」間の経路しか現れなかった。「福島~庭坂(にわさか)」間が代行バスになっていることが関係していると推察される。まるで「福島~庭坂」間が不通状態であるかのような結果である。

行程図

    やむをえず、次の手続きを実行した。
【手続き1】「えきねっと」で「大宮⇒福島」間の乗車券と指定席特急券を紙切符として申し込む。
【手続き2】「みどりの窓口」で発券し、乗車券のみを「大宮⇒峠」に変更する。
    手続き2では再度決済しなければならなかった。「えきねっと」で完結していれば再度決済する必要は無かったはずである。

    代行バスを決定した時点で、「えきねっと」では代行バス区間の経路を含めないように敢えて「えきねっと」のソフトに手を加えたものと推察される。JR東日本に質問してみた。

<質問主旨>
    「えきねっと」において次なる設定をして検索した。
【区間】大宮⇒峠
【乗車券】片道
【出発日時】6月14日10時00分
    その結果現れた経路は「大宮⇒米沢⇒峠」である。「えきねっと」では代行バス区間を含む乗車券を受け付けない理由を教えてほしい。

     JR東日本から回答が届いたのだが、回答内容については開示しないよう要請されている。

<結果>
    従来のままである(2022年6月28日現在)。

乗り鉄は見過ごせない!佛國寺のスロープカー(宮城県仙台市)

2022年6月24日(金)


    本日は、国内に存在するスロープカー(詳細はこちら)のうち佛國寺(ぶっこくじ)のスロープカーを体験してみたい。

    最寄り駅は仙山(せんざん)線の愛子(あやし)と陸前落合(りくぜんおちあい)である。愛子(あやし)は、テツ学者にとってはやや有名な駅である。「東北の駅百選」に選ばれたことも理由のひとつではあるが、現在の天皇家の娘が誕生した際に、大きく報道されたのである。それまで1日1枚程度の売上であった入場券が、1日で1,000枚売れたこともあったらしい。

佛國寺(ぶっこくじ)周辺の路線図

    愛子(あやし)または陸前落合(りくぜんおちあい)に到着するのは午前10時以降であり、仙台市内とはいえ、佛國寺(ぶっこくじ)へ行く路線バスは超秘境である。「10時00分から18時00分まで」における路線バスは下表のとおりである。

時刻表

    必要かつ十分な滞在時間となると、現実的には経路Aの「②&⑥」か「③&⑦」か「④&⑧」という組み合わせしかない。なるべく早く行きたいので、「②&⑥」を利用することとし、佛國寺(ぶっこくじ)に行く前に、愛子(あやし)駅にも立ち寄ることとする。

    また、近隣に未乗区間が2か所存在するので併せて体験してみたい。

    そのうちのひとつは、「塩釜(しおがま)~高城町(たかぎまち)」間である。その区間は、東北本線の塩釜と仙石(せんせき)線の高城町(たかぎまち)を結ぶ短絡線であり、仙石(せんせき)東北ラインと呼ばれている。
    「仙石(せんせき)東北ライン」については、営業規則における留意点が存在する。短絡線は、下図の赤色線で示すように、「塩釜(しおがま)~松島」間の途中と「松島海岸~高城町(たかぎまち)」間の途中を短絡している。しかし、営業キロは、下図の青色線で示すように、「松島~高城町(たかぎまち)」間に対して設定されている。したがって、「塩釜(しおがま)~高城町(たかぎまち)」間を走行する列車については、実際の運賃計算上の経路は「塩釜(しおがま)~松島~高城町(たかぎまち)」であって、松島を通過するものの経由しているという考えになっている。
    なお、この「松島~高城町(たかぎまち)」間の営業キロは0.3kmであり、JRにおける最端営業キロである。また、「塩釜(しおがま)~松島」間の営業キロは10.0kmであり、東北本線における最長駅間距離である。


    仙台市内を観光するためのフリー切符として「仙台まるごとパス」というフリー切符があり、本日はそれを利用するつもりである。そのフリーエリアは、東北本線については松島までであり、仙石(せんせき)線については松島海岸までである。高城町(たかぎまち)は、「仙台まるごとパス」のフリーエリアには含まれていない。
    したがって、「仙台まるごとパス」を利用して「塩釜(しおがま)⇒高城町(たかぎまち)⇒松島海岸」という経路で逸脱乗車する場合は、「塩釜(しおがま)⇒松島海岸」間の乗車券ではなく「松島⇒松島海岸」間の乗車券でよいのである。

    もうひとつの未乗区間は、「名取(なとり)~仙台空港」間である。その区間は、仙台空港にアクセスする路線であり、立ち寄ってみたい。


<往路>

    「大宮⇒仙台」間の営業キロは200km超であり、「大人の休日倶楽部(くらぶ)」ジパング割引を利用することができる。また、「おときゅうeチケ」という電子切符にすることによって更に安価となる(詳細はこちら)。

<復路>

    仙台大宮」間についても往路と同じことであり、「おときゅうeチケ」を利用することができる

(1)  レイルウェイクラブ

    まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。

モーニングセット№4

(2)  新幹線はやぶさ

    「おときゅうeチケ」は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

はやぶさ103号

    いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。車内放送によると、指定席は全席売り切れということであったが、8号車(定員98名)の乗客は14名であった。
    珍しく車掌が検札した。私のSuica(スイカ)を読み取ったまではよいのだが、座席番号までは表示されないらしい。私は「えきねっと」から受信したメールを見せた。車掌は納得した。

(3)  仙台まるごとパス

仙台まるごとパス

ご案内

    「仙台まるごとパス」を購入すると、「仙台まるごとパスクーポンブック」というパンフレットを貰える。そのパンフレットには、さまざまなクーポンが付いている。

(4)  フィギュアスケートモニュメント


(5)  村上屋(むらかみや)餅店 
<づんだ餅発祥の店>
<食べログ百名店>
<1877年創業>

    この店舗では、「ずんだ」ではなく「づんだ」と表記している。

店舗外観

三色餅
(つぶあん&づんだ&こしあん)

    標準の三色餅は「ごま&づんだ&くるみ」であるが変更可能である。私にとっては、生涯初の「づ(ず)んだ餅」である。甘さは「つぶあん」よりも控えめであるように感じられた。

(6)  カメイ美術館 シニア無料

    ここには、世界中の蝶の標本がある。

(7)  愛子(あやし)駅
<東北の駅百選>

駅舎

(8)  佛國寺(ぶっこくじ)

    ここには、スロープカーが存在する。
【区間】駐車場~佛國寺(ぶっこくじ)
【規模】1両×1路線
【用途】駐車場からの参詣アクセス
【運賃】寸志

佛國寺
(ぶっこくじ)駅

    動画はこちら

駐車場駅

    動画はこちら

愛子大(あやしだいぶつ)

(9)  仙台空港鉄道

    「名取(なとり)~仙台空港」間の乗り潰しである。

(10)  MMCオーガニックカフェ クーポン割
<滑走路の見えるカフェ>

辻利(つじり)抹茶ラテ

(11)  仙石(せんせき)東北ライン

    「塩釜(しおがま)~高城町(たかぎまち)」間の乗り潰しである(動画はこちら)。

乗車券

    不正乗車にならぬようにあらかじめ切符を準備したのだが、結局、誰の目にも触れることは無かった。

(12)  ずんだ茶寮(さりょう)

ずんだセット
(ずんだ餅&黒豆茶)

(13)  新幹線はやぶさ

    「おときゅうeチケ」は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

はやぶさ40号

    この列車は、「こまち40号」との合体編成であり、通常であれば「こまち」に乗車するのだが、本日は新幹線オフィス車両を利用したいので、「はやぶさ」の8号車に乗車した。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。8号車(定員98名)の乗客は18名であった。
    往路の「はやぶさ」と同様に、この列車でも車掌が検札した。今回は座席票を提示した。車掌はすぐに納得した。

(14)  おこわ米八(よねはち)

    本日の夕食は、仙台駅の駅弁である。

米八(よねはち)幕ノ内弁当


超絶滅危惧種「駅の立ち売り」!峠駅の「峠の力餅(ちからもち)」(山形県米沢市(よねざわし))

2022年6月14日(火)


    福島から米沢(よねざわ)に至る路線(奥羽(おうう)本線)には、かつて4駅(赤岩(あかいわ)/板谷(いたや)/峠/大沢)連続スイッチバックが存在したが、山形新幹線開業と同時にすべて解消された。私は、その4駅連続スイッチバックを体験していない。悔やまれてならない。

    その4駅のうちのひとつである峠という駅では、駅前にある「峠の茶屋力餅(ちからもち)」という飲食店が駅のホームで立ち売りを続けている。立ち売りの販売品目は「峠の力餅(ちからもち)」一品である。
    立ち売りは、1960年頃、全国あちこちの駅で行われていた。売り子が「おせんにキャラメル~」などと叫んでいた。私の原産地である北九州市内に折尾(おりお)という駅がある。そこでも立ち売りが行われていた。弁当売りが「べんとう~」と叫んでいたのだが、私には「んとう~」と聞こえた。
    ネット情報によると、2022年5月6日時点において、峠の他に立ち売りを続けている駅は、次の3駅のみである。
【国吉(くによし)】千葉県いすみ市/土日祝日のみ
【直江津(なおえつ)】新潟県直江津市(なおえつし)/土日祝日のみ
【折尾(おりお)】福岡県北九州市/水曜除く毎日

    本日は、その峠駅の「峠の力餅(ちからもち)」を味わってみたい。
    なお、「峠の力餅(ちからもち)」は山形新幹線の車内や米沢駅近辺でも販売されているが、峠駅の「峠の力餅(ちからもち)」とは別物である。したがって、ぜひとも峠駅の「峠の力餅(ちからもち)」を食べてみたい。

    奥羽(おうう)本線は、山形新幹線上りアプローチ線新設工事の関係で、日中は「福島~庭坂(にわさか)」間が代行バスになっている。
    現在の福島アプローチ線は単線のため、「新幹線つばさ」は、上下列車いずれも西側の14番線ホームを利用している。この状態では、「新幹線つばさ」に併結される「新幹線やまびこ」が平面交差するので、輸送障害時のネックとなっている。それを解消するために、福島アプローチ線を複線化することとなった。その工事期間中、「福島~庭坂」間は日中のみ代行バスである。

行程図

    「庭坂(にわさか)~米沢(よねざわ)」間は1日6往復という超秘境路線であり、時刻表は次のとおりである。

時刻表

    日帰りで行く場合を検討してみた。次のとおりであり、カギ括弧内の時刻は下り列車の峠駅着時刻である。
【7時43分】早起きしても乗車することができない。
【8時34分】復路の列車までの待ち時間は5時間52分もある。
【13時19分】復路の列車までの待ち時間は7分しかなく、その次の列車までの待ち時間は4時間42分もある。
【16時32分】復路の列車までの待ち時間は1時間39分である。
【19時34分以降】暗くて見えない。

    米沢(よねざわ)折り返し案なども考えられるが、運賃がかさむ。
    結局、峠駅16時32分着の列車しかない。復路が夕方であるが、6月は日没が遅いのでぎりぎりセーフであることを期待したい。

    「大宮~峠」間の片道乗車券の営業キロは200km超なので往路と復路という2区間(あるいはその往復乗車券)について「大人の休日倶楽部(くらぶ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することができる。

    「大宮~峠」間のうち「大宮~福島」間については新幹線を利用するのだが、乗車予定の列車は、つばさ127号」(前方)やまびこ127号」(後方)の合体編成である。両者の普通車は座席に相違がある。参考記事はこちら
つばさ】2&2(ツーアンドツー)
【やまびこ】3&2(スリーアンドツー)
    普通車におけるふたり席の座席数は、次のとおりである。
つばさ】150組 
【やまびこ】105組
    すなわち、「つばさ」には次なる利点がある。
①ふたり席の座席数が多い
②空席が多い
③フットレストがある
④午後便の場合に東側(AB席)に座れば直射日光を避けられる

    空席が多い理由を推察してみた。「えきねっと」では、「やまびこ127号」と「つばさ127号」が別々に現れるのだが、検索結果ページにおける第1案として「やまびこ127号」がページの上方に現れ、第2案として「つばさ127号」が第1案の下方に現れるのである。したがって、利用者は、「やまびこ127号」を選択する可能性が高くなる。
    本日は、ひとり旅ではあるが、すいているので「つばさ127号」を利用することにした。

    しかし、「えきねっと」で「大宮⇒峠」の乗車券を申し込むと米沢(よねざわ)折り返し経路になってしまう。「福島~庭坂」間が代行バスになっていることが関係していると推察される。しかたがないので、次なる手続きを実行することにした。
【手続き1】「大宮⇔福島」間の乗車券と特急券を申し込む
【手続き2】指定席券売機で発券する
【手続き3】「みどりの窓口」で乗車券のみを「大宮⇔峠」に変更する

    手続き3においては、クレジットカード決済が必要である。「えきねっと」で完結してほしいものである。

(1)  レイルウェイクラブ

モーニングセットNo.4

(2)  新幹線つばさ

乗車券(ゆき) 大休30割

新幹線特急券 
大休30割

つばさ127号

    17号車は、列車最端であるためか、がら空(あ)きであり、52席に対して乗客8名であった。

(3)  福島駅(JR)
<東北の駅百選>

古関裕而(こせきゆうじ)
生誕100年記念モニュメント

    毎時0分と30分(8時~20時)にメロディが流れる。このモニュメントは、時刻によって曲目が異なる。午前10時の曲を聴いた。「長崎の鐘(かね)」である。とても良い曲である。次第に目頭(めがしら)が熱くなる。
    (帰宅後も、数日の間、この曲が脳裏(のうり)から離れなかった。)

福島駅西口駅前モニュメント

    こちらのモニュメントでも曲が流れる。

(4)  福島駅(阿武隈(あぶくま)急行&福島交通)

    福島駅は、JRの他に阿武隈(あぶくま)急行と福島交通というふたつの私鉄が同居する珍しい駅である。ふたつの私鉄とはいうものの、福島交通は阿武隈(あぶくま)急行の株式を51%保有している。
    両者は電化方式が異なるのだが、ひとつのホームを共有している。ひとつのホームで異なる電化方式が見られるのは、ここのホームが国内唯一である。一般に、直流は車両設備が安価で、交流は地上設備が安価である。
【福島交通】直流
【阿武隈急行】交流
    
    ひとつのホームを共有しているということは線路も共有しているわけであり、福島駅の北寄りで分岐している。歴史としては福島交通のほうが古いので、正式には福島交通の所有であって阿武隈(あぶくま)急行が乗り入れているということと推察される。阿武隈(あぶくま)急行は、更にJR東北本線の線路も利用している。すなわち、阿武隈(あぶくま)急行の列車は、福島駅を出発すると、下図の赤色線で示すとおり、福島交通、JR、阿武隈(あぶくま)急行の順に線路を渡るのである。

阿武隈(あぶくま)急行の走行路線

(5)  いい電1日フリー乗車券

    この1日乗車券は非常にお得である。これほどの特典は珍しい。
【価格】800円
【採算】全線往復1回&最短区間1回
【特典】
① 小児1名&幼児2名も乗車可能
② 共同浴場1か所に入場無料
③ 店舗特典(カフェなど割引)



    福島交通では、全ての列車にヘッドマークが取り付けられていて、愛称「いい電」である。

    利用した列車の運転士も車掌も20歳代と推察される青年であった。途中駅で乗務員が交替したのだが、やはり同年代と推察される。頼もしい限りである。


    ここでは、阿武隈(あぶくま)急行と福島交通で線路を使い分けている(動画はこちら)。
【左】阿武隈(あぶくま)急行
【右】福島交通

(6) 飯坂(いいざか)温泉駅
<東北の駅百選>

駅舎

(7)  十綱橋(とつなばし)

十綱橋(とつなばし)
(国の登録有形文化財)

(8)  波来湯(はこゆ)


(9)  波来湯(はこゆ)公園 無料


足湯

(10)  あ〜しあわせの湯 無料
<「足合わせの湯」の語呂合わせ>


足湯

(11)  鯖湖湯(さばこゆ) パス所持者無料


    せっかくなので、「いい電1日フリー乗車券」を利用して共同浴場を体験してみたい。全9か所は無理だが、そのうちから1か所選んだ。ここは、松尾芭蕉(ばしょう)も入浴したと言われている。木造であり、ヒバの香りである。
    飯坂(いいざか)温泉の共同浴場はどこも熱いことで有名である。確かに、熱くて1分もいられなかった。

貯湯塔&鯖湖(さばこ)神社

(12)  旧堀切邸(ほりきりてい) 無料


    ここの足湯は、有料にしても良いくらい立派な施設である。

足湯

手湯

(13)  ちゃんこちゃんこの湯 無料


足湯

(14)  まつぼっくり

    ここは、足湯のあるカフェである。

足湯

湯の綿雪(わたゆき)

    これは、ミルクを凍らせて削ったかき氷であり、絶品である。

(15)  ギャラリー梟(ふくろう) 無料

(16)  福島県立美術館

(17)  デュッカ おひとり様割

ピッツァマルゲリータ

(18)  代行バス

バス停

    JRバス東北のバスがやってきた。

代行バス

    車掌が乗務している。

(19)  庭坂(にわさか)駅

    蒸気機関車時代、ここで、峠越えのための補機を連結したり切り離したりしていた。4駅スイッチバックが解消された現在でも、長く立派なホームが残っている。

    代行バスの車掌が引き続き列車の車掌として乗務した。その車掌が検札に来たのだが、私の乗車券が峠行きになっているのを知って、切符に入鋏済のスタンプを押した。そして、持ち帰ってよいと言ってくれた。入鋏済スタンプが無効印の意味を持つとは考えられないのだが・・・。

車掌がスタンプを押した乗車券
 
    右下のスタンプは車掌が捺印したスタンプである。

    福島県と山形県の県境は、板谷(いたや)峠という難所である。列車内で座っているとあまり感じないが、立っていると、上り勾配であることがよくわかる。列車は、その上り勾配をものともせずに、疾走している。廃駅となった旧「赤岩(あかいわ)」を通過した。板谷(いたや)に到着し、次はいよいよ峠である。トンネルを抜けると峠であるが、峠駅はシェルターに覆われているので、トンネルにある駅のようなものである板谷(いたや)と大沢(おおさわ)もシェルター内にある駅である。国内にはいくつかのモグラ駅(トンネルの中にある駅)が存在するが、板谷(いたや)、峠、大沢(おおさわ)の3駅もモグラ駅と言っても過言ではない。特に、峠は、トンネルから続いてのシェルターなのでトンネル感が抜けない。板谷(いたや)は福島県内に存在し、峠は山形県内に存在する。すなわち「板谷(いたや)~峠」間のトンネルは両県の県境に存在する。
    「県境の長いトンネルを抜けると、シェルターであった(動画はこちら)。」

(20)  峠駅

    米沢(よねざわ)行き普通列車が到着したとき、「峠の力餅(ちからもち)」の販売員の姿はなかった。通常は居る時間帯なので、特別な事情があったものと推察される。

駅舎

表札

駅舎の末端

駅名標

時刻表

スノーシェルター

    このスノーシェルターは、豪雪からポイントを守るための設備であり、現在の峠駅はそのポイント部分に存在する。この写真の左側空間はかつての引き込み線跡である。その引き込み線に旧駅舎が存在していた。ホームからその引き込み線に至る通路は工事現場状態である。

(21)  峠の茶屋力餅(ちからもち)

きなこ餅

峠の力餅
(ちからもち)

    これは、いわゆる大福餅である。中にはこしあんが入っている。


(22)  峠駅

つばさ145号&
つばさ154号

乗車券(かえり) 大休30割

    福島行き普通列車の到着時刻が近づいた。「峠の茶屋力餅(ちからもち)」の従業員が、法被(はっぴ)姿で「峠の力餅(ちからもち)」の入った木箱を携えてやってきた。
    福島行き普通列車が到着した。扉が開くと、販売員が、「ちから~もち~」と繰り返し叫んだ。誰も購入しなかった。販売員は列車の後ろ姿を見送った。

(23)  新幹線やまびこ

新幹線特急券 大休30割

やまびこ218号

    確保した指定席は7号車なのだが、8号車(新幹線オフィス車両)を利用した。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。

(24)  おこわ米八(よねはち)

    本日の夕食は、いつもどおり大宮駅の駅弁である。エキュートにおいてポイントバーコードを提示してSuica(スイカ)決済すると、後日のSuica(スイカ)へのチャージ時のビューカード由来ポイントも含めて、次なるポイントが付与される。結局、ポイントの三重取り(さんじゅうどり)である。
ポイントバーコード提示】1%
Suica(スイカ)決済】0.5%
チャージ0.5%

米八(よねはち)幕の内弁当