どないせぇっちゅうねん!「SLぐんまみなかみ」の「えきねっと」予約

2023年8月26日(土)


    JR東日本では、「快速SLぐんまみなかみ」という観光列車を運行している。乗ってみようと考え、さっそく「えきねっと」で申し込もうとした。
    ところが、「えきねっと」において「高崎⇒水上」間を設定すると、「SLぐんまみなかみ」が表示されないのである。試しに、区間を「高崎⇒渋川(しぶかわ)」間に変更すると、問題無く表示された。「渋川⇒水上」間についても、問題無く表示された。「水上⇒高崎」間についても、問題無く表示された。しかし、「高崎⇒水上」間については、表示されないのである。


    これは、「高崎⇒水上」間における「SLぐんまみなかみ」の所要時間が長いために、先着する列車を優先して表示するという仕様であることに起因する現象であると推察される。

    区間が「高崎⇒水上」間であれば、次なるオプションをオンにすることによって「SLぐんまみなかみ」を表示させることができる。
    ① 普通列車・快速列車を表示しない
    ② 乗り換えなし(普通列車のみで検索)
    この①と②は相(あい)反するように感じられるのだが、指定席を伴う列車については①と②を満たすという仕様のようである。「快速SLぐんまみなかみ」は普通列車でも快速列車でもないらしい。
    私が設計者であれば、①と②を次のとおり表記する。
    ① 普通列車・快速列車を表示しない(指定席を含む列車を除く)
    ② 乗り換えなし(普通列車・快速列車のみで検索)

    結局、次なる条件では「えきねっと」で「SLぐんまみなかみ」の「高崎~水上」間の指定席を申し込むことができないのである。
【乗車券種別】往復
【区間】大宮⇔水上
【出発日時】8月26日(土)9時25分
【割引】大休30割
【その他】新幹線も在来線特急も使用しない


    JR東日本に質問してみた。

<質問主旨>
    「えきねっと」において、次なる条件ではの「高崎~水上」間の「SLぐんまみなかみ」が表示されない。どうすればよいか。
【乗車券種別】往復
【区間】大宮⇔水上
【出発日時】8月26日(土)9時25分
【割引】大休30割
【その他】新幹線も在来線特急も使用しない

     JR東日本から回答が届いたのだが、回答内容については開示しないよう要請されている。

<結果>
    現時点においては、即座にソフトが改修されるとは考えられないので、とりあえず考えられる別手段は、次のとおりである。
【A案】当日大宮駅の窓口で申し込む
    当日でも空席があるということが前提である。
【B案】事前に久喜(くき)駅の窓口で申し込む
    最寄り駅から久喜駅までの往復運賃が必要である。
【C案】旅行会社において申し込む
    旅行会社の場合、大休30割を利用することはできないが、同じ割引額であるジパング倶楽部割引を利用することができる。最寄りの旅行会社までの所要時間は、車で7分である。
【D案】指定席券のみ一般料金で申し込む
  【乗車券】大休30割
  【指定席券】一般料金
    「SLぐんまみなかみ」を片道利用の場合の割引有無の差額は160円である。また、一般料金の指定席券を大休30割に変更することはできない。

    しかし、私は、グリーン車併結の普通列車(快速を含む)を利用する場合はグリーン車を利用するようにしている。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
    したがって、「大宮⇔高崎」間における普通列車(快速を含む)のグリーン車利用を前提にすると、次なる手段を講じることができる。
① 「えきねっと」において「大宮⇔水上」間の往復乗車券と「SLぐんまみなかみ」指定席券を申し込む際に、併せて「大宮⇔高崎」間の新幹線自由席特急券も申し込む。
② 指定席券売機において発券する。
③ 「みどりの窓口」において新幹線自由席特急券を普通列車用グリーン券に変更する。

    なお、「えきねっと」の「のってたのしい列車(観光列車)」というボタンによって表示される画面は、観光列車の発着駅同士の乗車券しか購入することができない。したがって、あまり役に立たない。なぜならば、観光列車乗車区間のみの乗車券を購入するということはまれなことであり、多くの利用者は、観光列車乗車区間を含む区間の乗車券を購入するからである。
    また、その画面に大休割の選択肢が存在する。しかし、「SLぐんまみなかみ」の場合は大休割を適用することはできないので、私が設計者であれば大休割の選択肢を表示しないようにする。


<関連記事>


郷愁の極み!路面電車の想い出

2023年8月26日(土)


 路面電車。そのことば自体に郷愁を感じる。私が育った北九州市にも路面電車があった。西鉄(にしてつ)である。当時、地元では、次のように表現していた。
汽車】国鉄の列車
電車】西鉄の路面電車
 その後、国鉄の列車は電車化され、国鉄電車と西鉄電車という表現に変わった。しかし、その西鉄電車は廃止されてしまった。今は「JRの電車」のみである。

 日本国内における現役の路面電車の所在地は、次の20か所である。

(1)  札幌市電(北海道札幌市)
(2)  函館市電(北海道函館市)
(3)  宇都宮ライトレール(栃木県宇都宮市)
(4)  都電(東京都荒川区)(脚注)
(5)  江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)(脚注)
(6)  富山地方鉄道(富山県富山市)
(7)  万葉線(富山県高岡市)
(8)  福井鉄道(福井県福井市)
(9)  豊橋鉄道市内線(愛知県豊橋市)
(10)  京阪電気鉄道大津線(滋賀県大津市)
(11)  京福電気鉄道(京都府京都市)(脚注)
(12)  阪堺電気軌道(大阪府大阪市)
(13)  岡山電気軌道(岡山県岡山市)
(14)  広島電鉄(広島県広島市)
(15)  伊予鉄道(愛媛県松山市)
(16)  とさでん交通(高知県高知市)
(17)  長崎電気軌道(長崎県長崎市)
(18)  熊本市電(熊本県熊本市)
(19)  熊本電気鉄道(熊本県熊本市)(脚注)
(20)  鹿児島市電(鹿児島県鹿児島市)
【注】併用軌道(道路共用区間)が短区間である

 次なる路線は、車両の外観はまさに路面電車であるが、全線が専用軌道(道路共用区間が無い)なので、ここでは路面電車に含めないこととする。

①  東急電鉄世田谷線(東京都世田谷区)
②  筑豊電鉄(福岡県北九州市)

代表格はライオン!東京都心で名曲喫茶めぐり(東京都渋谷区)

2023年8月19日(土)


    歴史ある喫茶店を調べていたら、名曲喫茶なるものに遭遇した。クラシック音楽については全くの門外漢であるが、そこへ行けば通(つう)になったような気分になるかもしれない。本日は、東京都心の名曲喫茶を訪問したい。

行程図

    「柏(かしわ)⇒品川」間と「上野⇒大宮」間については、普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。

    JR東日本は、8月31日までの期間限定で、通常より少ないポイント数でSuica(スイカ)グリーン券と交換できるというキャンペーンを実施しているので、それを利用したい
    「柏⇒品川」間と「上野⇒大宮」間の営業キロはいずれも50km以下であり、グリーン料金の価格比較は、次のとおりである。
【ポイント交換(限定)】400P
【一般(土休日)】580円
【ポイント交換(通常)】600P

(1)  普通列車のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(2)  東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券

    採算は、次のとおりである。
一日乗車券】900円
【都度払い】1,486円

一日乗車券

【ご案内】

(3)  麦
<1964年創業>

    ここは、いわゆる名曲喫茶である。
    名曲喫茶の営業開始時刻は、一般的には正午頃である。しかし、ここの営業開始時刻は、午前7時である。モーニングも存在する。
    店内は、昭和感に満ちている。

店舗

A3セット&ミルク
(税込390円。安ッ。)

(4)  カデンツァ
<2011年創業>

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。但し、この店舗は、老舗(しにせ)というほどではない。訪れてみると、「OPEN」の札が掲げられていたのだが、扉(とびら)は施錠されていた。臨時休業であると感じられる。

(5)  燕湯(つばめゆ)
<国の登録有形文化財>

    国の登録有形文化財である銭湯は、東京都内に2存在する。ここは、そのうちの1軒である。もう1軒は、稲荷湯(いなりゆ)(東京都北区)であり、既に訪問済みである(詳細はこちら)。
    旅先で銭湯を利用するには困難を伴う。なぜなら、銭湯の営業開始時刻は、一般的には15時頃だからである。しかし、ここの営業開始時刻は、午前6時である。

店舗

牛乳

(6)  らんぶる
<1950年創業>

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。店内にはルノアールにあるような椅子(いす)が並んでいる。やや格式を感じられる。

店舗

アイスティ

(7)  ローレル
<1947年創業>

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。

店舗

Bセット&桃ジュース

(8)  ライオン
<創業1926年>

    ここは、名曲喫茶の代表格であって、店内に巨大なスピーカーが存在する。席は、全てスピーカーに向いている。音量は、かなり大きい。レコード針がレコード盤をこするジリジリという音も聞こえる。
    なお、ここは、明仁(あきひと)上皇が高校時代に学友とともに来店した店舗としても有名である。
    アイス抹茶を注文したが、店内撮影は一切禁止である。

店舗

(9)  さぼうる
<創業1955年>

    ここは、テレビ朝日「相棒」のロケ地である。名曲喫茶ではないのだが、番組内では、名曲喫茶マリオンとして登場した。

店舗

パインジュース

(10)  普通列車のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(11)  大宮横丁

    ここは、全国ご当地グルメを提供するフードコートである。コンセプトは昭和である。店内の壁には、昭和のポスター、ホーロー看板、レコードジャケットなどが飾られている。テーブルにはアルミの縁取りがあり、椅子の脚は鉄製で座面や背もたれはビニール被覆である。

旨(うま)だし大宮カレーうどん

勝手にコピーせんといてぇな!Facebookの独善的投稿

2023年8月10日(木)


    私とA氏は、Facebook(フェイスブック)における友達である。先日、そのA氏の投稿記事に存在するある固有名詞(企業名)をFacebookアプリ内で検索すると、A氏の投稿記事とともに別人B氏の投稿記事も表示された。両者の投稿記事を見比べると、一言一句(いちごんいっく)完全に同一であり、写真も全く同一であった。投稿日付は、次のとおりであった。
【A氏】7月11日
【B氏】7月12日
    すなわち、A氏が投稿したのちにB氏名義のコピー投稿が登場したのである。
    私は、A氏の投稿記事のコピー投稿が存在することをA氏に知らせた。A氏もそのコピー投稿の存在を確認した。A氏によると、B氏はA氏の友達ではなく、全くの赤の他人であるということであった。
    B氏の他の投稿記事を見ると、A氏とはかなり価値観(すなわち趣味など)を異にする人物であることが見て取れた。したがって、B氏がA氏の投稿記事をコピー投稿して喜ぶとは考えにくかった。そうなると、Facebook側が勝手にコピー投稿したとしか考えられない。これは、絶対にあってはならないことである。
    Facebook利用者は、このようなことが起こることを理解しなければならない。今後、「AIが発達して悪意のある行動をとるようになったら」と考えるとそら恐ろしくなる。

    A氏は、Facebookアプリにおけるヘルプセンター経由で、著作権侵害を報告した。当日中(約7時間後)に、Facebookの運営チームからA氏に対して「申請を承認して削除した」旨(むね)の連絡があった。B氏のコピー投稿は表示されなくなった。

    なお、著作権侵害の報告方法は、次のとおりである。
① Facebookアプリのメニューを開く
② 「ヘルプとサポート」を選択する
③ ヘルプセンターを選択する
④ 「著作権」というキーワードを入力して検索する
⑤ 著作権侵害された場合の報告フォームへの入口が表示される