延長されたのかも!栗山尾根のモノレール終点

2025年10月13日(月祝)


    東京都水道局は、水源林管理のための林内移動手段としてラック式のモノレールを採用している。東京都奥多摩町(おくたままち)、山梨県丹波山村(たばやまむら)、および山梨県小菅村(こすげむら)に計12路線存在する。東京都水道局では、その設備名称を「単軌道」とし、愛称として「森レール」と称している。

    そのうちのひとつである栗山(くりやま)尾根に存在するモノレールを調べていて、不思議な状況に遭遇した。

    このモノレールの高位側の標高については、1,510mであるという記事と1,190mであるという記事が存在する。ネットに存在する両者の写真を見ると、いずれの写真にも軌道の端点が映り込んでいる。しかし、(軌道の端点以外では)映り込んでいる風景に類似点を見つけることはできない。

    両記事の写真の撮影年は、次のとおりである。
【1,510mであるとする記事】2021年
【1,190mであるとする記事】2020年
    したがって、このモノレールの終点については、一時期1,190mの地点であったが、その後1,510mの地点まで延長されたという可能性が考えられる。

    なお、標高1,510mと記述された写真には、「単軌道②終点」という掲示が映り込んでいる。

掲示