最寄り駅は仙山(せんざん)線の愛子(あやし)と陸前落合(りくぜんおちあい)である。愛子(あやし)は、テツ学者にとってはやや有名な駅である。「東北の駅百選」に選ばれたことも理由のひとつではあるが、現在の天皇家の娘が誕生した際に、大きく報道されたのである。それまで1日1枚程度の売上であった入場券が、1日で1,000枚売れたこともあったらしい。
愛子(あやし)または陸前落合(りくぜんおちあい)に到着するのは午前10時以降であり、仙台市内とはいえ、佛國寺(ぶっこくじ)へ行く路線バスは超秘境である。「10時00分から18時00分まで」における路線バスは下表のとおりである。
必要かつ十分な滞在時間となると、現実的には経路Aの「②&⑥」か「③&⑦」か「④&⑧」という組み合わせしかない。なるべく早く行きたいので、「②&⑥」を利用することとし、佛國寺(ぶっこくじ)に行く前に、愛子(あやし)駅にも立ち寄ることとする。
また、近隣に未乗区間が2か所存在するので併せて体験してみたい。
そのうちのひとつは、「塩釜(しおがま)~高城町(たかぎまち)」間である。その区間は、東北本線の塩釜と仙石(せんせき)線の高城町(たかぎまち)を結ぶ短絡線であり、仙石(せんせき)東北ラインと呼ばれている。
「仙石(せんせき)東北ライン」については、営業規則における留意点が存在する。短絡線は、下図の赤色線で示すように、「塩釜(しおがま)~松島」間の途中と「松島海岸~高城町(たかぎまち)」間の途中を短絡している。しかし、営業キロは、下図の青色線で示すように、「松島~高城町(たかぎまち)」間に対して設定されている。したがって、「塩釜(しおがま)~高城町(たかぎまち)」間を走行する列車については、実際の運賃計算上の経路は「塩釜(しおがま)~松島~高城町(たかぎまち)」であって、松島を通過するものの経由しているという考えになっている。
なお、この「松島~高城町(たかぎまち)」間の営業キロは0.3kmであり、JRにおける最端営業キロである。また、「塩釜(しおがま)~松島」間の営業キロは10.0kmであり、東北本線における最長駅間距離である。
仙台市内を観光するためのフリーきっぷとして「仙台まるごとパス」というフリーきっぷがあり、本日はそれを利用するつもりである。そのフリーエリアは、東北本線については松島までであり、仙石(せんせき)線については松島海岸までである。高城町(たかぎまち)は、「仙台まるごとパス」のフリーエリアには含まれていない。
したがって、「仙台まるごとパス」を利用して「塩釜(しおがま)⇒高城町(たかぎまち)⇒松島海岸」という経路で逸脱乗車する場合は、「塩釜(しおがま)⇒松島海岸」間の乗車券ではなく「松島⇒松島海岸」間の乗車券でよいのである。
<往路>
「大宮⇒仙台」間の営業キロは200km超であり、「大人の休日倶楽部(くらぶ)」ジパング割引を利用することができる。また、「おときゅうeチケ」という電子きっぷにすることによって更に安価となる(詳細はこちら)。
<復路>
「仙台⇒大宮」間についても往路と同じことであり、「おときゅうeチケ」を利用することができる。
(1) レイルウェイクラブ
まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。
(2) 新幹線はやぶさ
「おときゅうeチケ」は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。
いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。車内放送によると、指定席は全席売り切れということであったが、8号車(定員98名)の乗客は14名であった。
珍しく車掌が検札した。私のSuica(スイカ)を読み取ったまではよいのだが、座席番号までは表示されないらしい。私は「えきねっと」から受信したメールを見せた。車掌は納得した。
(3) 仙台まるごとパス
仙台まるごとパス
ご案内
「仙台まるごとパス」を購入すると、「仙台まるごとパスクーポンブック」というパンフレットを貰える。そのパンフレットには、さまざまなクーポンが付いている。
(4) フィギュアスケートモニュメント
(5) 村上屋(むらかみや)餅店
<づんだ餅発祥の店>
<食べログ百名店>
(つぶあん&づんだ&こしあん)
標準の三色餅は「ごま&づんだ&くるみ」であるが変更可能である。私にとっては、生涯初の「づ(ず)んだ餅」である。甘さは「つぶあん」よりも控えめであるように感じられた。
(6) カメイ美術館 シニア無料
ここには、世界中の蝶の標本がある。
(7) 愛子(あやし)駅
<東北の駅百選>
(11) 仙石(せんせき)東北ライン
「塩釜(しおがま)~高城町(たかぎまち)」間の乗り潰しである(動画はこちら)。
不正乗車にならぬようにあらかじめきっぷを準備したのだが、結局、誰の目にも触れることは無かった。
(12) ずんだ茶寮(さりょう)
(13) 新幹線はやぶさ
「おときゅうeチケ」は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。
この列車は、「こまち40号」との合体編成であり、通常であれば「こまち」に乗車するのだが、本日は新幹線オフィス車両を利用したいので、「はやぶさ」の8号車に乗車した。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。8号車(定員98名)の乗客は18名であった。
往路の「はやぶさ」と同様に、この列車でも車掌が検札した。今回は座席票を提示した。車掌はすぐに納得した。