「無料」に弱い!「すみだ小さな博物館」めぐり(東京都墨田区(すみだく))

2019年2月27日(水)


    本日は、東武健康ハイキングを兼ねて、「すみだ小さな博物館」を訪ねてみたい。
    「すみだ小さな博物館は、東京都墨田
(すみだく)が認定した29(2019年2月27日現在)の博物館である。ほとんどが個人商店のような店舗であるが、本格的な博物館も存在する。いずれも入場無料である。
    個人商店のような店舗では、代表者と気さくに話を交わすことができ、一般的な観光施設とは異なる魅力がある。
    「東京の下町」について、ウィキペディアではその代表格として中央区と墨田
(すみだく)を挙げている。本日は、「東京の下町」の代表格である墨田(すみだく)の下町情緒に触れてみたい。

(1)  東京スカイツリー周辺散策フリーきっぷ

往復割引乗車券

【ご案内】

(2)  
屏風(びょうぶ)博物館(片岡屏風(びょうぶ)店) 無料
<すみだ小さな博物館>

とうきょうスカイツリーに
到着する
竹ノ塚(たけのつか)行き列車

(3)  セイコーミュージアム 無料
<すみだ小さな博物館>

    ここは、有料でもいいくらいの立派な施設である。

(4)  東武博物館

東向島(ひがしむこうじま)を
出発する浅草行き列車

(5)  江戸小紋(こもん)博物館・江戸更紗(さらさ)博物館(大松(だいまつ)染(そめ)工場) 無料
<すみだ小さな博物館>

(6)  オットポン

    ここは、試食が充実しているパン屋である。

ピザ(左)&クリームメロン(右)
コーヒーは無料

(7)  藍染(あいぞめ)博物館 無料
<すみだ小さな博物館>

    ここは、テレビ東京「和風総本家」の取材店である。

曳舟(ひきふね)を出発する
浅草行き列車

とうきょうスカイツリーを
出発する浅草行き列車

(8)  浅草駅(東武)
<関東の駅百選>

屋上はデパート

東京スカイツリー

乗車券

乗車券(ゆき)

(9)  両国(りょうごく)駅(JR)
<関東の駅百選>
鉄筋2階建ての駅舎で相撲と共に歩んだ下町の代表となる駅

(10)  両国(りょうごく)ステーションギャラリー  無料

(11)  両国(りょうごく)プラレール駅


(12)  与兵衛鮨(よへいずし)発祥の地
    小泉与兵衛は、にぎり寿司の考案者である。


(13)  袋物(ふくろもの)博物館(東(あずま)屋) 無料
<すみだ小さな博物館>

早咲きの桜

(14)  鍼灸(はりきゅう)あん摩博物館(杉山和一記念館) 無料
<すみだ小さな博物館>

(15)  吉良上野介(きらこうずけのすけ)邸跡 無料

吉良(きら)邸跡

吉良(きら)邸正門跡
(吉良(きら)邸の敷地・・・・・街区の2分の1)
(土屋(つちや)邸の敷地・・・街区の4分の1)

前原伊助(まえはらいすけ)宅跡

(16)  木材の小さな博物館 無料
<すみだ小さな博物館>

店舗外観

(17)  フットマークギャラリー 無料
<すみだ小さな博物館>

(18)  ひがしん北斎ギャラリー (東京東信用金庫) 無料

仮名手本忠臣蔵
(かなでほんちゅうしんぐら)
版画

(19)  相撲博物館 無料

乗車券(かえり)

乗車券


「ぶらり途中下車」が似合う!都電一日乗車券(東京都荒川区)

2019年2月23日(土)


    本日は、都電荒川線を訪ねてみたい。その前に、上野公園に行きたいので、まずは北千住(きたせんじゅ)から上野へ向かう。

(1)  北千住(きたせんじゅ)駅

    北千住(きたせんじゅ)は、芭蕉の「奥の細道」の出発地である。

乗車券

    「北千住(きたせんじゅ)〜上野」間については、常磐線経由と日比谷線経由があり、どちらの運賃も
170であるが、常磐線経由を採用した。理由は、JR以外の切符は金額表示式であるが、JRの切符は発着駅表示であり、JRの切符のほうが写真映えするからである。
    両者には、他にも次の相違点がある。
①北千住(きたせんじゅ)駅における東武線からの乗換距離
    常磐線経由よりも日比谷線経由のほうが短い。
②上野駅下車後の上野公園への距離
    日比谷線経由よりも常磐線経由のほうが短い。

(2)  上野駅(JR)
<関東の駅百選>

いつの時代にも
ふるさとへの郷愁をそそる
首都圏の北の玄関口

(3)  博物館動物園駅
<東京都選定歴史的建造物>


(4)  国立西洋美術館 シニア常設展無料

(5)  国立科学博物館 シニア常設展無料

蒸気機関車(D51)

(6)  上野の森美術館 期間限定無料

りんごのタルトセット JAF割

(7)  時の鐘(かね)
<残したい¨日本の音風景100選¨(環境省)>


    ネット情報では、正午に鳴るはずなのだが、本日は鳴らなかった。

西郷隆盛像

乗車券

(8) 都電一日乗車券

オモテ面

ウラ面

    日付と価格をオモテ面に記載したほうがよいように感じられる。

王子駅前を出発する
早稲田(わせだ)行き電車

(9)  いっぷく亭

    ここは、電車のホームと地続きの甘味処(あまみどころ)である。
    なお、「甘味処」の読みは「あまみどころ」であり、「かんみどころ」は誤りである。「甘味料(かんみりょう)」という読みに引きずられているものと推察される。
    そもそも、「苦み」や「旨み」に並ぶことばとして「甘み」ということばが存在していて、「み」の当て字として「味」という文字が使われるようになった。したがって、「甘味」の読みは「あまみ」なのである。ところが「甘味料(かんみりょう)」ということばが流布(るふ)されるにつれて、「甘味」を「かんみ」と読むようになった。
    現在は「かんみどころ」派が7割という調査結果もあるようなので、「かんみどころ」も正しいとする意見もある。

店舗外観

【左側】いっぷく亭
【右側】電車のホーム

はいからセット&おはぎ1個追加

左側の皿】あずき(左)&きなこ(右)
右側の皿抹茶ところてん
   おはぎ1個税込270であり、少々高い。

庚申塚(こうしんづか)を出発する
三ノ輪橋(みのわばし)行き電車

(10)  都電おもいで広場 無料

(11)  きく

紅しょうが天ぷら 税込100
(美味である)

(12)  吉村昭記念文学館 無料

チーズケーキ&コーヒー

三ノ輪橋(みのわばし)に到着する電車

(13)  三ノ輪橋(みのわばし)停留場
<関東の駅百選>

春には見事なバラが咲き揃う
都内唯一の都電が走る停車場

関東の駅百選認定書

乗車券


究極の自己満足!鉄道全線完乗

2019年2月1日(金)


    私は、(JRだけでなく私鉄や公営鉄道も含めて)日本国内の鉄道全線を完乗した。このこと自体は何の自慢にもならないし、表彰もされない。自己満足の極みである。鉄道趣味というものはまるで仙人の暮らしのようなものである。

(1)  歴史
    鉄道に興味を持ち始めたのは大学1年生の頃(1971年頃)である。もちろん、当初は完乗という意識は全く無かった。しかし、同じ地域を訪問するようなリピータではなかったので、旅行を繰り返せば、おのずから完乗に近づくことになった。
    就職するとビジネスで出張することもあり、それで更に完乗に近づいた。
    1990年頃に、ふと、当時のJR全線のうち既に6割程度乗りつぶしていることに気付いた。あと少し努力すれば完乗できると考え、完乗意識が急激に高まった。
    その頃、完乗の先駆者である宮脇俊三や種村直樹の書物を読みふけった。
    家族旅行では、なるべく未乗区間を選定した。当時、連れ合いはバスに酔いやすく、連続乗車時間は最長30分が限度であった。船については全く不可であり、許されるのは公園の手漕ぎボートくらいであった。タクシーについてはもっと酔いやすく、厳禁であった。
    また、我が子の幼児期においては、連れ合いのお達しにより、自宅や宿泊施設からの出発時刻は午前10時以降でなければならなかった。
    そのような条件付きで、連れ合いや我が子の喜びそうな場所を巡らなければならず、未乗区間を行程に含めることは至難の技であった。
    それでも「塵も積もれば山となる」であって、次第に乗りつぶしは進んでいった。
    1997年頃から、連れ合いの許しを得て、ゴールデンウイークにひとり旅をするようになった。主に北海道を乗りつぶした。このひとり旅で完乗にぐっと近づいた。
     JRを完乗した際の最後の路線は五能線であった。ひとり旅で「快速ノスタルジックビュートレイン」を利用しで五能線を走破した。当時のひとり旅は乗りつぶし第一主義だったので、沿線の観光については時間に余裕がある時だけであった。したがって、五能線の途中下車は(津軽鉄道乗りつぶしのための)五所川原(ごしょがわら)駅のみであった。
    乗りつぶしを進める中で、乗りつぶしていなかった区間が有ることに気付いて乗りつぶしに行ったこともあった。島原鉄道の「島原〜島原外港」の2.7km区間については、乗りつぶしを意識していない時期(大学時代)に徒歩観光したために未乗になっていた。したがって、九州に行った際に、その2.7km区間を乗りつぶすために島原まで足を伸ばした。
    これが私鉄完乗すなわち鉄道全線完乗の瞬間であった。

(2)  完乗対象の定義
    鉄道完乗において避けて通れないのが、対象とする鉄道をどのような方針で定めるかということである。次の路線はいずれも鉄道の定義に合致しているのだが、完乗対象としてはどうであろうか。
①  路面電車
    完乗対象とする。
②  地下鉄
    完乗対象とする。地下鉄の場合は特段の景色も無く、平日の仕事帰りに首都圏の地下鉄を乗りつぶした時は、心が折れそうになった。
③  新交通システム
    完乗対象とする。新交通システムには、鉄輪ではなくゴムタイヤで走行するものもある。札幌の地下鉄は、ゴムタイヤ走行なので新交通システムと言えそうだが、誰も新交通システムとは言わない。
    ウィキペディアによると、新交通システムに関する国土交通省による定義は次のとおりである。
    【動輪にゴムタイヤを使用した案内軌条式鉄軌道 (AGT) や、ガイドウェイバスなど、従来の鉄道とは異なる新しい技術を用いた中量軌道輸送システム
④  モノレール
    完乗対象に含める。
⑤  トロリーバス
    これも鉄道であり、完乗対象に含める。国内には立山黒部アルペンルートに存在する。私が完乗した時はその1路線だけであった。
⑥  ケーブルカー
    完乗対象に含めるが、このあたりから難しくなる。
    ケーブルカーという名称であれば完乗対象とするが、問題は 斜行エレベータである。ケーブルカーのような走行構造であっても、車内が階段状でなく直方体の箱になっているものがある。その箱が斜めに移動しているという点だけがビルのエレベータと異なり、内装もビルのエレベータと同じというものがある。不特定の人が利用する公共交通機関ではあるのだが・・・。斜行エレベータを完乗対象にするのは抵抗があるが、できる限り乗りつぶすこととした。
⑦  ロープウエー
    車体が地面から浮いた状態であり鉄道とは言い難いが、これも鉄道なのである。ロープウエーには交走式と循環式があるが、問題は循環式のほうである。循環式では、ロープウエーとリフトの境界線を定義することが困難(⑦参照)である。したがって、できる限り乗りつぶすこととした。
⑧  リフト
    箱になっているものはロープウエーで、箱になっていないものはリフトと考えがちであるが、どちらにも含めづらいものがある。4人乗りくらいのリフトで屋根付きというものがある。簡易な床板(足載せ台)と側面の囲いなどがあればロープウエーのゴンドラに近くなってくる。
    逆に、リフトよりも簡素な構造でティーバーなどがある。これは利用者がスキー板を装着したまま、ティーバーを掴んだ状態で、ティーバーに引っ張らせて雪上走行するものである。これも鉄道なのである。
    したがって、リフトについてはできる限り乗りつぶすこととした。
⑨  エレベータ
    もし斜行エレベータを完乗対象にするのであれば、垂直エレベータも完乗対象にすべきであるように感じられる。ビルのエレベータを完乗対象にしないというのは納得できる。しかし、山間の観光地にある垂直エレベータはどうであろうか。
    また、観光地にはエスカレータやベルトコンベアもある。
    いずれもできる限り乗りつぶすこととした。
⑩  遊園地の乗り物
    これは非常に難しい。
    本物のSL列車が走行している場合もあれば、100円硬貨1枚で乗車できて半径1mくらいの路線を1周するという幼児用列車もある。
   「鉄道文化むら」にある「シェルパくん」は遊園地の乗り物の範疇(はんちゅう)であるが、旧信越本線の路線を走行して施設の内外を移動する立派な鉄道である。
    遊園地の乗り物についてはできる限り乗りつぶすこととした。
⑪  新線
    新線の定義は難しい。線路を新たにショートカットした場合はどうだろうか。どの程度ショートカットしたかによる。カーブ状の線路を10mくらい内側に移設した場合、それは新線であろうか。5mではどうか、1mではどうか、という議論になってくる。
    水平移設ではなく、垂直移設の場合もある。高架化や地下化がそうである。それも新線であろうか。
    これらについても、できる限り乗りつぶすこととした。
⑫  複線
    複線区間については、下り線と上り線の両方を乗りつぶすというルールを設けている人もいるが、私は、片方だけで良いとしている。
    埼京(さいきょう)線は東北本線の線増という位置付けなのだが完乗対象である。
⑬  短絡線
    短絡線は、ある線路から別の線路に移動するための絡線である。短絡線についてもできる限り乗りつぶすこととした。
⑭  通過可能型スイッチバック駅
    通過可能型スイッチバック駅については、その駅に停車する列車でなければならない。JRについては全国で3か所あるが、いずれも各駅停車を利用しなければならず、秘境駅なのでその本数は極めて少ない。

(3)  完乗の証拠
    完乗したことを証明する手段は無い。あくまでも本人の自己満足である。

(4)  完乗状態の維持
    鉄道完乗したのちに、名古屋市営地下鉄など各地の都市部における地下鉄新線が開業したが、乗りつぶしていない。すなわち現在は完乗状態ではない。完乗状態のまま他界することは至難の技なので、そこまでは考えないようにしている。特に、沖縄県のモノレールである「ゆいレール」についてはハードルが高い。
    北海道新幹線については、札幌開業(予定:2030年度末)したら行くつもりである。長崎新幹線(予定:2022年)や北陸新幹線金沢以遠(予定:2046年)についてはまだわからない。
    リニア中央新幹線(予定:2027年名古屋開業)についてはどうしようか。