2025年6月30日(月)
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鉄道の乗りつぶしを始めると、モノレールやケーブルカーに興味が湧いてくる。さらに熱を帯びると、スロープカーや斜行エレベータも気になってくる。これら4種類の乗り物は、似て非なるものであり、相違点をまとめると次表のとおりである。黄色部分は、その特長である。運行形態については、後述する。
スロープカーは、株式会社嘉穂(かほ)製作所(福岡県飯塚市(いいづかし))の登録商標である。嘉穂製作所のホームページを見ると、いくつかの納入事例が紹介されている。個人が自宅の外階段の脇に設置したスロープカーもある。具体的な所在地は不明なので体験することは困難であるが、仮に所在地が判明したとしても、体験するには、菓子折りのひとつでも持参して家主にお願いするしかない。世の中で最もハードルの高い乗り物である。
用語としては、スロープカーよりもモノレールやケーブルカーのほうが認知度が高いので、運営施設側としてはスロープカーではなくモノレールやケーブルカーと称している場合が多く、斜行エレベータと称しているところもある。スロープカーのことを、モノレールと称することは問題ないが、ケーブルカーや斜行エレベータと称することは不適切である。
スロープカーはモノレールの一種なのだが、レールが2本以上の場合もあるので本記事ではモノレールと分けて記述する。また、スロープカーは株式会社嘉穂製作所の登録商標なので嘉穂製作所製以外のものはスロープカーとは言えない。したがって、本記事では原理がラック式であっても嘉穂製作所製であると推察されないものについては、種別をラックカーとしている。
さらに、ラック式のうち動力源が外部電源ではなく内燃機関であるものについては、ラックリフトとしている。その代表例はモノラックであるが、モノラックという名称は株式会社ニッカリの登録商標なので、モノラックではないものも含めて本記事においてはラックリフトと称する。
公共交通機関として運営されるモノレールは、軌道法という法律に基づいているのだが、公共交通機関でないものについては軌道法に基づいてはいない。スロープカーやラックカー、ラックリフトは、そのような位置づけである。平たく言えば「遊園地の乗り物」である。
斜行エレベータとは、垂直移動ではなく斜め移動するエレベータのことである。斜行エレベータは、観光施設アクセスだけでなく住宅地アクセスや駅構内移動、宿泊施設の館内移動として設置されることが多い。住民以外の者が住宅地に設置された斜行エレベータに乗ると、住民から不審者と思われるかもしれない。
斜行エレベータは、椅子も無く、窓が無くて(あるいは小さくて)内装がオフィスビルの垂直エレベータと何ら変わりないという心折れるタイプが多い。また、駅構内移動のものは、駅の階段脇にある昇降機とどう違うのかと問われても答えに窮する。
私は、垂直エレーベータについては、観光目的のものであれば興味が湧くが、そうでなければ興味が湧かない。斜行エレベータについては、目的にかかわらず見過ごすことはできない。
ケーブルカーについては、インクラインと称する場合もある。ダム、森林、および鉱山の業界ではその傾向が強い。特に、ダム業界では、最近(スロープカーを含めて)ラックカーを導入する事例が散見されるが、従来からの習慣からかラックカーについてもインクラインと称している場合が多い。
なお、旅客輸送はケーブルカーで貨物輸送はインクラインとする記事も存在するが、その表記区分は用語の定義として不充分である。施設スタッフが乗車するための設備の場合はどちらなのだろうか。施設スタッフが旅客でもなく貨物でもないことは、自明のことである。したがって、輸送対象で区分するのではなく、利用者層で区分するほうが適切であると感じられる。すなわち、次のとおりである。
【一般用】ケーブルカー
【関係者用】インクライン
本記事においては、「種別」としてはいずれもケーブルカーとし、施設側がインクラインと称している(あるいは称していると推察される)設備については、インクラインという呼称も併用している。
「インクライン」のスペルは、「incline」である。その読みは、「イン クライン」であって「インク ライン」ではない。「cline」に対応する日本語は、「傾斜」である。インクラインのことを傾斜鉄道とも言う。インクラインが誕生した時代ではケーブルカーしか存在しなかったので、インクラインとケーブルカーは同義であったが、現在ではケーブルカー以外にもスロープカーなどが存在するので、ケーブルカーはインクラインの一種ということになる。
なお、インクライン(incline)の反対語としてデクライン(decline)ということばが存在する。インクラインは上り坂を意味し、デクラインは下り坂を意味する。したがって、(機材などを)高位に運び上げるために敷設(ふせつ)したのであればインクラインで、(山間の産出物などを)低位に運び出すために敷設したのであればデクラインというように使い分けてもよさそうであるが、現実にはいずれもインクラインと称し、デクラインと称する鉄道を見つけることはできない。
国内に存在するスロープカー、モノレール、斜行エレベータ、ケーブルカーについて列挙してみた。掲載序列については、JRなどの鉄道路線の形状を意識しつつ、北から南へ、東から西へと並べている。
掲載序列については、都道府県の序列に準じるほうがよいという考えがあるかもしれない。百歩譲ってその意見を採用する場合、同一都道府県内に2か所存在する場合、その2か所の序列はどうするのであろうか。都道府県内においても市町村序列が存在すると感じられるので、その序列に準じればよいかもしれない。しかし、同一市町村内に2か所存在する場合はどういう序列に準じるのであろうか。それを全て調査することは、本記事の本意ではない。
情報が曖昧(あいまい)な施設については記載していない。モノレールのうち、幼児用モノレールやサイクルモノレールについては、掲載していない。ゴルフ場において、利用者が乗車可能な乗り物については掲載しているが、ゴルフクラブを乗せて運ぶモノレールカートについては掲載していない。ビル清掃用ゴンドラモノレールや工事用モノレールについても原則として掲載していない。工事用インクラインについても、原則として掲載していない。モノレールを利用した可動式監視カメラやモノレールを利用した製造設備についても、原則として掲載していない。また、木馬(きうま)用インクラインについても掲載していない。木馬とは、木材運搬用の木製の橇(そり)のことである。ネットで紹介された設備や偶然目撃した設備など、いくつか例外はある。ひとことで言えば、私が「乗りたい・見たい」と感じる設備が掲載対象である。
なお、毎年7月21日から31日まで「森と湖に親しむ旬間」であり、国内の多くのダムにおいて見学会が開催される。その見学会に参加すれば、インクラインを目撃する可能性が高い。中には、乗車できる場合もある。
ダムに関するネット記事においては、インクラインという用語を拡大解釈して使用している場合が存在すると感じられる。本記事では、インクラインであることの条件として、次なる2点を満足していることとする。
① 鉄路であること
すなわち、車両の足元がタイヤの場合は、インクラインとはしない。
② ウインチで牽引(けんいん)すること
すなわち、桟橋が湖面の上昇下降に追従するだけの場合は、インクラインとはしない。
船舶輸送設備のひとつに、上架設備というものがある。船舶を台車に搭載して陸に揚げる設備である。船舶輸送用途のインクラインも上架設備の一種である。しかし、砂浜において、台車無しで小舟をウィンチで引き上げるという上架設備もある。それらの上架設備を網羅することは、本記事の本意ではない。目を引いたものだけを掲載する。また、大規模なものは、造船所における船台方式の進水設備である。船台方式の進水設備については、本記事の掲載対象とはしない。
「所在地」については、施設ではなく設備の所在地を記載している場合がある。その場合は、設備の代表的な場所(起点など)を示している。
また、「種別」、「編成」、「運行形態」、「区間」、「用途」については、できる限り客観的に表記しているつもりであるが、主観的推量も含まれている。
「種別」に関して、嘉穂製作所では、懸垂式のスロープカーをスカイラックと称しているが、本記事ではその名称を使用していない。
「編成」については、列車の編成が複数種類存在する場合は代表例のみ記載している。また、実態が電車と客車の混成であっても「電車」と表記している。
なお、荷物車と貨車という用語については、次のとおり使い分けている。
【荷物車】客車や電車に併結されていて、搭載物が乗客の帯同品である。
【貨車】客車や電車に併結されていない。または、併結されていても搭載物が乗客の帯同品でない。
次なる図は、主たる運行形態である。運行形態の定義は、本記事独自の定義である。特に、「交走式」という表記については、交走設備を備えていても「交走式」と表記していない場合が存在する。なお、運行形態については、本記事だけでなく他の記事でも記述しており、他の記事のみが使用している名称も併記しておく。
【単線1編成方式】
単線単行方式における車両が単行ではなく複数車両編成である。
【複線2両交走式】
単線2両交走式における線路が単線ではなく複線である。一般的な交走式ロープウエーの方式である。
【複線2編成交走式】
複線2両交走式において、車両が単行ではなく複数車両編成である。
【複線N両循環式】
線路が単線ではなく複線であって、車両が循環している。一般的なリフトの方式である。
【複線N編成循環式】
複線N両循環式において、車両が単行ではなく複数車両編成である。
【複線単行循環式】
複線N両循環式において、車両が複数車両編成ではなく単行である。
「区間」に示す駅名は、本記事における仮称であるものが存在する。設備の名称や線名においても、本記事における仮称であるものが存在する。
「用途」において一般向けか関係者専用かを区分している。一般用については、何も併記していない。関係者専用については、「関係者専用」と併記している。
分類してみると区分困難なケースに遭遇することがあり、主観に基づいて断定している場合が存在する。次の例は、一般向けかそれとも関係者専用か、悩ましい問題である。本記事においては、いずれも一般向けとしている。
① 駅構内の斜行エレベータについては、入場券か有効な乗車券を所持することが必要である。
② 日帰り温泉の斜行エレベータについては、入場料を支払うことが必要である。
③ スキー場のスロープカーについては、利用料を支払うことが必要である。
④ 滑走起点アクセス用のスロープカーについては、滑走遊具利用料を支払うことが必要である。
マンション内移動用斜行エレベータについては、居住者になりさえすれば誰でも利用可能であるが、一般向けとはせず「関係者専用」を併記している。
ダムの点検用インクラインについては、イベントで一般開放されることがあるが、一般向けとはせず「関係者専用」を併記している。
スロープカーに関するウィキペディアにおいても、その苦労がかいま見える。ウィキペディアにおいては、導入事例を一般向けと限定者向けに大別している。例えば、宿泊施設のなかには、宿泊を伴わない限りスロープカーを利用することができない施設も存在するのだが、それも一般向けであるという考えである。また、ゴルフ場や滑降遊具起点アクセスのスロープカーは、施設利用者は誰でも利用可能なのだが限定者向けという考えである。寺院については現地において墓参者向けと明示されていても、ウィキペディアでは一般向けとして紹介されている施設が存在する。
「最寄りバス停」については、運行本数不充分なバス停を除外し、現実的に利用可能であると推察されるバス停を記載している。
「航空写真」、「ストリートビュー」、および「投稿写真」は、グーグルマップによる確認可能性を示している。確認対象は、施設ではなく当該設備である。いずれも、調査当時における情報である。確認可能性については、駅舎、車両、軌道のいずれか(およびその廃止跡)を確認することができれば「確認可能」としている。
総じて、本記事は、ネット検索しただけで現地取材していない情報や推測も含まれている。
<C-1> 関東地方(茨城県・栃木県)
(1) 小山(こやま)ダム
【所在地】茨城県高萩市(たかはぎし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄り駅】南中郷(みなみなかごう)(歩3時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】茨城県庁
【河川】大北川(おおきたがわ)
【ダム湖】こやま湖
(2) 十王ダム
【所在地】茨城県日立市(ひたちし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】(展望台公園までの所要時間)
【平日】パノラマ公園前(歩5分)
【毎日】川上(かわかみ)(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】茨城県庁
【河川】十王川(じゅうおうがわ)
【ダム湖】十王湖(こ)
【訪問日】2024年11月13日(水)
このインクラインに関する記事は、少なくとも2件存在する。しかし、現地でインクラインを目撃することは困難であり、原理がケーブルカーであるか否かについては、調査中である。
管理所の門扉は開放されているが、立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
茨城県庁のホームページにおいて、2024年7月27日(土)に「森と湖に親しむ旬間」施設見学会を開催したという記事が存在するので、今後も毎年開催されるのかもしれないが、インクラインを目撃することができるか否かについては、調査中である。
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。但し、茨城県庁としては「管理事務所」を正式名称としており、茨城県庁のホームページでは「管理事務所」と表記している。したがって、現地の表記は、いずれ「管理事務所」に変更される予定である。
(やすらぎ第一公園からの眺め)
艇庫
上述の投稿写真が登録されている場所は、展望台公園である。ドローン撮影であると推察される。 展望台公園から眺めても、インクラインを目撃することはできない。
十王ダム
グーグルマップにおいて、「十王ダム~川上バス停」間の徒歩経路を表示させると、バス道路経由の経路が表示される。しかし、パノラマ公園前バス停のそばに、低位へ進む階段が存在する。階段経由の経路は、グーグルマップでは表示されないが近道である。上述の「歩10分」は、階段経由の所要時間である。
(3) 国営ひたち海浜公園
【所在地】茨城県ひたちなか市
【種別】モノレール(跨座式)
【設備名称】リスさんの空中ドライブ
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線N両方式(環状)
【用途】園内遊覧
【最寄りバス停】海浜公園プレジャーガーデン前(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
ネット記事に、この設備が足こぎであるという記述が存在するが、誤認であると感じられる。なお、「ハチさんのぶんぶんモノレール」という設備は、足こぎである。
調査当時のストリートビューに映り込んでいるバス停の名称は、「中央研修所入口」である。
(4) 竜神ダム
【所在地】茨城県常陸太田市(ひたちおおたし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【全景】竜神大吊橋(歩1分)
【近景】竜神ダム入口(歩11分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】茨城県庁
【河川】竜神川(りゅうじんがわ)
【ダム湖】竜神湖(こ)
【訪問日】2024年11月13日(水)
管理所の門扉は開放されているが、立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
竜神大吊橋(おおつりばし)から全景を眺めることができる(渡橋料必要)。また、遊歩道経由で、「竜神大吊橋バス停~管理所」間を徒歩移動することができる(渡橋料不要)。その所要時間は、約10分である。急な階段であり、管理所側から竜神大吊橋バス停側へ(すなわち低位から高位へ)進むのは苦難を伴う。したがって、「竜神大吊橋バス停⇒遊歩道⇒管理所⇒竜神ダム入口バス停」という順路が適している。グーグルマップにおいて「竜神大吊橋バス停~管理所」間の徒歩経路を表示させると、この遊歩道を表示せずに遠回りの経路が表示される。
なお、未確認であるが、遊歩道を経由せずに竜神大吊橋を渡って左岸側から管理所に進むことができるかもしれない(渡橋料必要)。
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。但し、茨城県庁としては「管理事務所」を正式名称としており、茨城県庁のホームページでは「管理事務所」と表記している。したがって、現地の表記は、いずれ「管理事務所」に変更される予定である。
(5) 久慈川(くじがわ)インクライン
【所在地】茨城県常陸太田市(ひたちおおたし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【用途】砂利輸送(関係者専用)
【最寄り駅】額田(ぬかだ)(歩43分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このインクラインは、既に廃止された。
周辺図
(6) 藤井川ダム
【所在地】茨城県城里町(しろさとまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ホロルの湯入口(歩23分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】茨城県庁
【河川】藤井川(ふじいがわ)
【ダム湖】うなぎ地蔵湖(じぞうこ)
管理所前の門扉脇に、立入禁止を示す掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
ストリートビューによると、事務所の表札は「藤井川ダム管理所」である。しかし、茨城県庁としては「管理所」ではなく「管理事務所」を正式名称としており、茨城県庁のホームページでは「管理事務所」と表記している。したがって、現地の表記は、いずれ「管理事務所」に変更される予定である。
(7) 飯田ダム
【所在地】茨城県笠間市(かさまし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】下真端(しもさなばた)(歩1時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】茨城県庁
【河川】飯田川(いいだがわ)
【ダム湖】笠間湖(こ)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ネットに存在する画像によると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。但し、茨城県庁としては「管理事務所」を正式名称としており、茨城県庁のホームページでは「管理事務所」と表記している。したがって、案内板の表記は、いずれ「管理事務所」に変更される予定である。
(8) つくば科学博
【所在地】茨城県つくば市
【種別】モノレール(跨座式)
【愛称】ビスタライナー
【編成】制御車1両&機関車1両&客車15両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【用途】園内遊覧
【最寄りバス停】科学万博記念公園
【エキスポプラザ】歩10分
【北ゲート】歩17分
【最寄り駅】
【北ゲート】研究学園(歩20分)
【エキスポプラザ】万博記念公園(歩24分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
この施設は、既に閉鎖された。この施設の一部の現在の名称は、科学万博記念公園である。
(9) 筑波山(つくばさん)ケーブルカー
【所在地】茨城県つくば市
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線2両交走式
【用途】山頂アクセス
【最寄りバス停】筑波山神社入口(歩15分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】1987年8月16日(日)
周辺図
【宮脇】みやわき
【女体山】にょたいさん
(10) 矢の目(やのめ)ダム
【所在地】栃木県那須町(なすまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄り駅】豊原(とよはら)(歩40分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】栃木県庁
【河川】板敷川(いたじきがわ)
【ダム湖】矢の目ダム湖(こ)
調査当時におけるグーグルマップでは「矢の目ダム」を「矢ノ目ダム」と表記していたが、ダム便覧では「矢の目ダム」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
周辺図
(11) 深山ダム
【所在地】栃木県那須塩原市(なすしおばらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停(平日)】幸乃湯(さちのゆ)温泉前(歩1時間50分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】栃木県庁
【河川】那珂川(なかがわ)
【ダム湖】深山湖(みやまこ)
調査当時のグーグルマップでは「管理支所」を「管理事務所」と表記していたが、栃木県庁のホームページによると「管理支所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(12) 塩原ダム
【所在地】栃木県那須塩原市(なすしおばらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】下田野(しもたの)(歩1時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】栃木県庁
【河川】箒川(ほうきがわ)
【ダム湖】塩原湖(こ)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ネットに存在する画像によると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(13) 蓮月(れんげつ)
【所在地】栃木県那須塩原市(なすしおばらし)
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×2路線並列
【運行形態】単線単行方式
【用途】入館アクセス(宿泊者専用)
【最寄りバス停】四季の里(歩15分)
塩原塩釜(しおがま)バス停発着の送迎バスを利用することができる。
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は「塩の湯温泉」である。この施設のホームページにおいて、日帰り利用に関する記述を見つけることはできない。
本館は、スロープカー乗り場から30m低位の塩原渓谷(しおばらけいこく)に存在する。
周辺図
(14) ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン
【所在地】栃木県大田原市(おおたわらし)
【種別】新交通システム(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】コース間移動
【最寄りバス停(平日)】新宿(あらじゅく)(歩1時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
この新交通システムは、既に廃止された。
新交通システムは本記事の対象外であるが、モノレールと称していたので特別に掲載することとした。
ここには、ニューコースとオールドコースが存在し、両者の距離は約3kmである。この新交通システムは、そのための移動手段であった。現在は、バスで送迎している。
(15) 寺山ダム
【所在地】栃木県矢板市(やいたし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停(日祝以外)】矢板市役所(歩2時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】栃木県庁
【河川】宮川(みやがわ)
【ダム湖】寺山湖(てらやまこ)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(16) 東荒川ダム
【所在地】栃木県塩谷町(しおやまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】塩谷町役場(歩3時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】栃木県庁
【河川】荒川(あらかわ)
【ダム湖】-
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、栃木県庁のホームページによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(17) お丸山(まるやま)公園
【所在地】栃木県さくら市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】シャトルエレベーター
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】展望台アクセス
【最寄りバス停】仲町(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このケーブルカーは、既に廃止された。
周辺図
(18) 宇都宮動物園
【所在地】栃木県宇都宮市
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線N両方式(環状)
【用途】園内遊覧
【最寄りバス停】下金井(しもかない)(歩11分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
(19) スカイパーク宇都宮パラグライダースクール
【所在地】栃木県宇都宮市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両&荷物車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】離陸場アクセス
【最寄り駅】文挟(ふばさみ)(歩59分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「講習場~モノレール乗り場」間は、送迎車が存在する。送迎車とモノレールが直列している。
ここの西隣に、後述のAKAIWA(あかいわ)パラグライダースクールが存在する。
(20) AKAIWA(あかいわ)パラグライダースクール
【所在地】栃木県宇都宮市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両&荷物車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】離陸場アクセス
【最寄り駅】文挟(ふばさみ)(歩59分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「着陸場~モノレール乗り場」間は、送迎車が存在する。送迎車とモノレールが直列している。
ここの東隣に、前述のスカイパーク宇都宮パラグライダースクールが存在する。
(21) とちのきファミリーランド
【所在地】栃木県宇都宮市
【種別】モノレール(懸垂式)
【車両愛称】空!行け!とちまる号
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線N両方式(環状)
【用途】園内遊覧
【最寄りバス停】
【宇都宮駅】総合運動公園西(歩4分)
【雀宮(すずめのみや)駅】兵庫塚(ひょうごづか)入口(歩12)
【最寄り駅】西川田(にしかわだ)(歩13分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
(22) 川俣ダム
【所在地】栃木県日光市
【種別】
① 斜行エレベータ
② ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【設備名称】インクライン
【運行形態】単線単行方式
【最寄りバス停】川俣平家塚(へいけづか)(歩15分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】国土交通省
【河川】鬼怒川(きぬがわ)
【ダム湖】川俣湖(かわまたこ)
調査当時のグーグルマップでは「管理支所」を「管理事務所」と表記していたが、国土交通省のホームページによると「管理支所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
<ケーブルカー>
【編成】貨車1両×1路線
【用途】船舶輸送(関係者専用)
全景
天端(てんば)の左岸側まで行くことができるのだが、そこから先は立入禁止である。したがって、艇庫に近づくことはできない。
<斜行エレベータ>
【編成】客車1両×1路線
【用途】ダム下アクセス(関係者専用)
全景
高位側
低位側
(23) 川治ダム
【所在地】栃木県日光市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】川治(かわじ)ダムサイド(歩6分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】国土交通省
【河川】鬼怒川(きぬがわ)
【ダム湖】八汐湖(やしおこ)
調査当時のグーグルマップでは「管理支所」を「管理事務所」と表記していたが、国土交通省のホームページによると「管理支所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
艇庫
八汐湖
最寄りバス停の名称は、どのような経緯で決定されたのか気になるところである。「ダムサイト」の洒落(しゃれ)であろうか。
「ダムサイド」と言う名称を採用している事例は、ここと後述の五十里(いかり)ダムの他にも存在する。グーグルマップで「ダムサイド」を検索した結果、次のとおりである。
【ダムサイド(バス停名)】群馬県みどり市
【御母衣(みぼろ)ダムサイドパーク】岐阜県白川村(しらかわむら)
【青野(あおの)ダムサイド公園】兵庫県三田市(さんだし)
【玉川(たまがわ)ダムサイドフリーマーケット】愛媛県今治市(いまばりし)
バス停
(24) 五十里ダム
【所在地】栃木県日光市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】五十里ダムサイド(歩3分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】国土交通省
【河川】男鹿川(おじかがわ)
【ダム湖】五十里湖(いかりこ)
調査当時のグーグルマップでは「管理支所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理支所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
遠景
近景
インクラインの軌道が曲線であるというのは、珍しい。
艇庫
五十里雨量観測所
左側の装置が雨量計である。かつて気象関係の業務に従事した身としては、見過ごせない。
堤体
垂直エレベータ出入口
最寄りバス停の名称は、どのような経緯で決定されたのか気になるところである。「ダムサイト」の洒落(しゃれ)であろうか。
「ダムサイド」と言う名称を採用している事例は、ここと前述の川治(かわじ)ダムの他にも存在する。グーグルマップで「ダムサイド」を検索した結果、次のとおりである。
【ダムサイド(バス停名)】群馬県みどり市
【御母衣(みぼろ)ダムサイドパーク】岐阜県白川村(しらかわむら)
【青野(あおの)ダムサイド公園】兵庫県三田市(さんだし)
【玉川(たまがわ)ダムサイドフリーマーケット】愛媛県今治市(いまばりし)
日光交通バスのバス停
日光市営バスのバス停
トンネルの表札
このトンネル名称が発端(ほったん)かもしれない。
(25) 界鬼怒川(かいきぬがわ)
【所在地】栃木県日光市
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】入館アクセス(宿泊者専用)
【最寄りバス停】
【近距離】界鬼怒川(歩3分)
【低運賃】鬼怒川発電所前(歩7分)
【最寄り駅】鬼怒川温泉(歩20分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は鬼怒川温泉である。この施設のホームページにおいて、日帰り利用に関する記述を見つけることはできない。
(27) 日光霧降(きりふり)カントリークラブ
【所在地】栃木県日光市
【種別】
【2・14・17番ホール】ラックカー(跨座式)
【6・16番ホール】ケーブルカー
【設備名称】
【ラックカー】モノレール
【ケーブルカー】ゴンドラリフト
【編成】
【ラックカー】電車1両×各1路線
【ケーブルカー】客車1両×各1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】
【2番ホール】1番ホール~2番ホール
【6番ホール】5番ホール~6番ホール
【14番ホール】13番ホール~14番ホール
【16番ホール】15番ホール~16番ホール
【17番ホール】16番ホール~17番ホール
【用途】コース内移動
【最寄りバス停】もみじ平別荘入口(歩50分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(28) 日光鋼索(こうさく)鉄道
【所在地】栃木県日光市
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【用途】ロープウエーアクセス
【最寄りバス停】馬返(うまがえし)(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このケーブルカーは、既に廃止された。
(30) 鹿沼72カントリークラブ
【所在地】栃木県鹿沼市(かぬまし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】練習場アクセス
【最寄りバス停】南押原(みなみおしはら)コミュニティセンター(歩40分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(31) 大平(おおひら)スカイクラブ
【所在地】栃木県栃木市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】クライマー
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線【運行形態】単線3編成方式
【用途】離陸場アクセス
【最寄りバス停】大中寺(だいちゅうじ)入口(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(32) 岩舟(いわふね)ゴルフクラブ
【所在地】栃木県栃木市
【種別】ラックカー(跨座式)
【設備名称】ゴンドラ
【編成】電車1両×3路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】コース内移動
【最寄りバス停】羽田(はんだ)(歩20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
3路線のうちの1路線は、「4番ホール~5番ホール」間である。
(33) みかも山公園ハング・パラグライダー場
【所在地】栃木県栃木市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノトレーン
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】離陸場アクセス
【最寄りバス停】円仁(えんにん)誕生地入口(歩31分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】みかも山(やま)ハング・パラグライダークラブ
周辺図
(34) 皐月(さつき)ゴルフ倶楽部(クラブ)
【所在地】栃木県佐野市(さのし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】コースアクセス
【最寄り駅】葛生(くずう)(歩1時間)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(35) 松田川ダム
【所在地】栃木県足利市(あしかがし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】松田町(まつだちょう)(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
(36) 行道山浄因寺(ぎょうどうさんじょういんじ)
【所在地】栃木県足利市(あしかがし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】参詣アクセス
【最寄りバス停】行道山(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
このモノレールは、既に廃止された。
周辺図
(37) つつじヶ丘カントリー倶楽部(クラブ)
【所在地】栃木県足利市(あしかがし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×3路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】コースアクセス
【最寄りバス停】板倉橋(いたくらばし)(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(38) 小山ゆうえんち
【所在地】栃木県小山市(おやまし)
【種別】モノレール(跨座式)
【愛称】スーパートレイン
【編成】電車3両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【最寄りバス停】ハーヴェストウォーク(歩4分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】1983年1月2日(日)
この施設は、既に閉鎖された。この施設の現在の名称は、「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」である。
<C-2> 関東地方(群馬県)
(1) 奈良俣(ならまた)ダム
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】湯の小屋(ゆのこや)(歩30分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】独立行政法人水資源機構
【河川】楢俣川(ならまたがわ)
【ダム湖】ならまた湖(こ)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(2) 須田貝発電所
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】発電室アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】須田貝発電所入口(歩15分)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
【管理者】東京電力リニューアブルパワー株式会社
この発電所の発電室は、地下に存在する。ここは、国内初の地下発電所である。
周辺図
(3) 矢木沢(やぎさわ)ダム
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】須田貝発電所入口(歩2時間15分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】独立行政法人水資源機構
【河川】利根川(とねがわ)
【ダム湖】奥利根湖(おくとねこ)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、独立行政法人水資源機構のホームページによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(4) 藤原ダム
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【種別】
① 斜行エレベータ
② ケーブルカー
【運行形態】単線単行方式
【航空写真】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】国土交通省
【河川】利根川(とねがわ)
【ダム湖】藤原湖(ふじわらこ)
<斜行エレベータ>
【設備名称】斜行式エレベーター
【編成】客車1両×1路線
【用途】ダム内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】ダム管理事務所入口(歩0分)
【ストリートビュー】確認可能
<ケーブルカー>
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ダム管理事務所入口(歩3分)
【ストリートビュー】確認困難
調査当時のグーグルマップでは「管理支所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理支所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(5) 相俣(あいまた)ダム
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【種別】
① 斜行エレベータ
② ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【運行形態】単線単行方式
【管理者】国土交通省
【河川】赤谷川(あかやがわ)
【ダム湖】赤谷湖(こ)
<斜行エレベータ>
【編成】客車1両×1路線
【用途】ダム下アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】逆桜(さかざくら)(歩7分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
<ケーブルカー>
【編成】貨車1両×1路線
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】逆桜(さかざくら)(歩4分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認困難
(6) 悠湯里庵(ゆとりあん)
【所在地】群馬県川場村(かわばむら)
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】施設間移動(宿泊者専用)
【最寄りバス停】川場温泉(歩2分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は川場温泉である。ここでは、レストラン利用と日帰り入浴が可能である。但し、レストランや日帰り入浴の利用では、スロープカーに乗車することはできない。
(8) グランボレパラグライダースクール
【所在地】群馬県沼田市(ぬまたし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【愛称】クライマー
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】登山口~離陸場【用途】離陸場アクセス
【最寄り駅】後閑(ごかん)(歩1時間10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
登山口駅のホームは1面2線なので、列車は2編成存在すると推察される。
調査当時のグーグルマップでは、この離陸場の名称を「Grand Vallley Paragliding take off area」と表記していた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された(詳細はこちら)。
なお、着陸場の所在地は、群馬県みなかみ町(まち)である。「着陸場~登山口」間については、シャトルバスが存在する。シャトルバスとモノレールが直列している。
(9) 薗原ダム
【所在地】群馬県沼田市(ぬまたし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】三本辻(さんぼんつじ)(歩1時間20分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【種別】コンベヤ
【編成】2路線直列
【用途】漂着物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停(予約)(平日)】関水(かんすい)(歩1分)
【最寄り駅】岩本(いわもと)(歩25分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
コンベヤ(近景)
高位側(近景)
高位側(遠景)
(11) 昭和の森ゴルフ場
【所在地】群馬県昭和村(しょうわむら)
【種別】モノレール(跨座式)
【設備名称】BTM(Belt Type Transit System by Magnet/磁石ベルト式モノレール)
【最寄り駅】岩本(いわもと)(歩1時間50分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このモノレールは、既に廃止された。
(12) かのうや
【所在地】群馬県渋川市(しぶかわし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】入館アクセス
【最寄りバス停】伊香保榛名口(いかほはるなぐち)(歩7分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2023年2月23日(木祝)
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は伊香保温泉である。ここでは、日帰りプランの利用が可能である。したがって、宿泊せずとも、日帰りプランを利用するという目的でケーブルカーに乗車することができる。
なお、「かのうや」という名称の前に「景風流の宿」という語句を付加している。読みは、「けーぶるのやど」である。

(13) 伊香保ケーブル鉄道
【所在地】群馬県渋川市(しぶかわし)
【種別】ケーブルカー
【車両愛称】いかほ号&はるな号
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】山頂アクセス
【最寄りバス停】
【低位側】伊香保榛名口(いかほはるなぐち)(歩1分)
【高位側】ヤセオネ峠(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このケーブルカーは、既に廃止された。
かつて新伊香保駅が存在した場所は、現在の「大江戸温泉物語伊香保」である。榛名山(はるなさん)駅は、直線水平距離で榛名山頂から約2kmも離れている。むりやり感を否めない。
(14) 四万川ダム
【所在地】群馬県中之条町(なかのじょうまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】四万温泉(歩41分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】群馬県庁
【河川】四万川(しまがわ)
【ダム湖】奥四万湖(こ)
【訪問日】2025年6月1日(日)
グーグルマップにおいて、「インクライン」という名称によって位置が示されている。
周辺図
(15) 八ッ場ダム
【所在地】群馬県長野原町(ながのはらまち)
【種別】追従型係船設備
【用途】船舶係留(関係者専用)
【最寄り駅】
【アガッタン】吾妻峡八ッ場(やんば)(歩10分)
【JR】川原湯(かわらゆ)温泉(歩37分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】国土交通省
【河川】吾妻川(あがつまがわ)
【ダム湖】あがつま湖(こ)
(16) 万座プリンスホテル
【所在地】群馬県嬬恋村(つまごいむら)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】施設間移動
【最寄りバス停】万座バスターミナル(歩10分)
万座バスターミナル発着の送迎バスを利用することができる。
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認不可
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は万座(まんざ)温泉である。ここでは、日帰り入浴が可能である。南館貸し切り温泉を利用すれば、南館の浴場を利用することができる。したがって、宿泊せずとも、日帰り入浴で南館貸し切り温泉を利用するという目的で斜行エレベータに乗車することができる。
なお、ここでは、レストラン利用も可能であるが、レストラン利用では斜行エレベータに乗車することはできないと推察される。
周辺図
(17) 赤城(あかぎ)高原牧場クローネンベルク
【所在地】群馬県前橋市
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】ケーブルカー
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】遊具起点アクセス
【最寄り駅】粕川(かすかわ)(歩1時間51分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
この施設は、既に閉鎖された。この施設の現在の名称は、株式会社林牧場である。
ネットに、ここのスロープカーの紹介記事が存在するのだが、1件しか見つけることができない。それゆえであろうか。ウィキペディア「スロープカー」の導入例では、この施設を記載していない(2025年4月28日現在)。
周辺図
(18) 草木ダム
【所在地】群馬県みどり市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ダムサイド(歩2分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
この写真が登録されている場所は、天端(てんば)中央付近である。
【管理者】独立行政法人水資源機構
【河川】渡良瀬川(わたらせがわ)
【ダム湖】草木湖(くさきこ)
このインクラインに関する記事を見つけることはできない。なお、航空写真によるとダム湖左岸にもインクラインらしき傾斜を確認することができるが、廃止路線であると推察される。
最寄りバス停の名称「ダムサイド」は、どのような経緯で決定されたのか気になるところである。「ダムサイト」の洒落(しゃれ)であろうか。
「ダムサイド」と言う名称を採用している事例は、ここと前述の川治(かわじ)ダムと五十里(いかり)ダムの他にも存在する。グーグルマップで「ダムサイド」を検索した結果、次のとおりである。
【ダムサイド(バス停名)】群馬県みどり市
【御母衣(みぼろ)ダムサイドパーク】岐阜県白川村(しらかわむら)
【青野(あおの)ダムサイド公園】兵庫県三田市(さんだし)
【玉川(たまがわ)ダムサイドフリーマーケット】愛媛県今治市(いまばりし)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、独立行政法人水資源機構のホームページによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(19) 高津戸発電所
【所在地】群馬県みどり市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】大間々(おおまま)(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】群馬県庁
周辺図
調査当時のグーグルマップでは「高津戸ダム」という表記を伴う記号が高津戸(たかつど)発電所に存在していたが、堤体の中央位置に存在するほうが適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(20) 赤城(あかぎ)登山鉄道
【所在地】群馬県桐生市(きりゅうし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【用途】山頂アクセス
【最寄りバス停】
【低位側(予約)】利平茶屋森林公園キャンプ場(歩1分)
【高位側(一般)】赤城山ビジターセンター(歩9分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このケーブルカーは、既に廃止された。赤城山頂駅の現在の名称は、赤城山頂駅記念館サントリービア・ハイランドホールである。
【キャンプ場】利平茶屋森林公園キャンプ場
(21) 桐生川ダム
【所在地】群馬県桐生市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】軍場(いくさば)(歩5分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】群馬県庁
【河川】桐生川(きりゅうがわ)
【ダム湖】梅田湖(うめだこ)
7月と10月に開催される見学会に参加すれば、インクラインに乗車することができる。
(22) アースケア桐生が岡遊園地
【所在地】群馬県桐生市(きりゅうし)
【種別】モノレール(跨座式)
【設備名称】ミニレール
【編成】電車7両×1路線【運行形態】単線1編成方式(環状)
【用途】園内遊覧
(23) カッパピア
【所在地】群馬県高崎市
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【用途】観覧車アクセス
【最寄りバス停】観音山公園(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
この施設は、既に閉鎖された。この施設の現在の名称は、観音山(かんのんやま)公園である。
1987年8月12日(水)にここを訪問したのだが、当時はテツに目覚めていなかったので、このケーブルカーが存在したかどうかさえ記憶が定かではない。残念なことである。
周辺図
(24) 霧積ダム
【所在地】群馬県安中市(あんなかし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄り駅】横川(よこかわ)(歩1時間30分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】群馬県庁
【河川】霧積川(きりづみがわ)
【ダム湖】霧積湖(こ)
「碓氷峠(うすいとうげ)鉄道文化むら」のEL列車を利用すれば、「峠の湯」駅からインクラインまで歩1時間である。
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、群馬県庁のホームページによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(25) 道平川ダム
【所在地】群馬県下仁田町(しもにたまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】三ツ瀬(みつせ)(歩20分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】群馬県庁
【河川】道平川(どうだいらがわ)
【ダム湖】荒船湖(あらふねこ)
【訪問日】2025年5月13日(火)
7月に開催される見学会に参加すれば、インクラインを目撃することができる。
(26) 神水ダム
【所在地】群馬県藤岡市(ふじおかし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】鬼石(おにし)保育園入口(歩3分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】群馬県庁
【河川】神流川(かんながわ)
【ダム湖】神水湖(しんすいこ)
インクラインの所在地は、埼玉県神川町(かみかわまち)である。
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(27) 下久保(しもくぼ)ダム
【所在地】群馬県藤岡市(ふじおかし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ダムサイト入口(歩12分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】独立行政法人水資源機構
【河川】神流川(かんながわ)
【ダム湖】神流湖(こ)
<C-3> 関東地方(埼玉県)
(2) 浦山ダム
【所在地】埼玉県秩父市(ちちぶし)
【種別】スロープカー(懸垂式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】ダム内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】浦山ダム(歩8分)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
【管理者】独立行政法人水資源機構
【河川】浦山川(うらやまがわ)
【ダム湖】秩父さくら湖(こ)
【訪問日】2023年3月11日(土)
8月に開催される浦山ダム見学会に参加すれば、スロープカーに乗車することができる。
天端(てんば)は開放されているので、歩行者通行可能である。しかし、グーグルマップにおいて「浦山ダムバス停~モノレール出入口」間の徒歩経路を表示させると、遠回りの経路が表示される。
なお、身障者専用のスロープカーが存在する旨の記事がネットに存在する。それについて現地確認した。ダム上からダム下までエレベータで降りた。そこは、ダムの内部である。エレベータを下車すると、30段ほどの昇り階段が存在する。ダムの外に出るには、その階段を昇ることになる。その階段に階段昇降機が後付けされている。身障者専用のスロープカーというのはこれのことかと推察される。車両の広さは、車椅子1台が乗れる程度である。屋内施設なので、車両といっても天井は存在せず、床面と柵のみである。
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(3) 合角(かっかく)ダム
【所在地】埼玉県秩父市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】女形(おながた)入口(歩8分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】埼玉県庁
【河川】吉田川(よしだがわ)
【ダム湖】西秩父桃湖(にしちちぶももこ)
【訪問日】2025年5月18日(日)
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
遠景
近景
かなり大きな艇庫である。小学校の体育館くらいはある。
(5) 大滝(おおたき)発電所
【所在地】埼玉県秩父市(ちちぶし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】導水管保守(関係者専用)
【最寄りバス停】
【低位】
【自由乗降地点】駐車場(歩1分)
【バス停】強石(こわいし)(歩2分)
【高位】
【自由乗降地点】石碑前(歩7分)
【バス停】強石(歩8分)
【最寄り駅】三峰口
【低位】歩32分
【高位】歩35分
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】東京発電株式会社
【訪問日】2025年5月18日(日)
グーグルマップにおいて大滝発電所の所在地を探す場合、「大滝発電所」というキーワードを入力しても発電所は候補表示されない。次のとおりである。
【大滝発電所】取水堰は候補表示されるが発電所は候補表示されない
【東京 大滝発電所】発電所と取水堰が候補表示される
但し、「大滝発電所」というキーワードのまま検索開始を指示すると、両者が表示されていずれかを選択する画面となる。
発電所と取水堰(しゅすいせき)は、直線距離で2km超も離れている。グーグルマップにおいて、両者は次なる名称で示されている。
【発電所】東京発電(株)大滝発電所
【取水堰】大滝発電所 取水堰
【石碑】高野林太郎の石碑
【道標】御岳山(おんたけさん)登山道入口
【駐車場】発電所駐車場
【A】出入口A
(6) 二瀬(ふたせ)ダム
【所在地】埼玉県秩父市(ちちぶし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【自由乗降地点】インクライン前(歩0分)
【バス停】秩父湖(歩6分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】国土交通省
【河川】荒川(あらかわ)
【ダム湖】秩父湖(ちちぶこ)
【訪問日】2024年11月23日(土祝)
昇降時には、かなり大きなサイレンが鳴動する。
秩父湖
放流
記念碑
(8) 川又(かわまた)発電所
【所在地】埼玉県秩父市(ちちぶし)
【種別】
① ケーブルカー
② ラックリフト(跨座式)
【最寄りバス停】川又(歩15分)
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】東京発電株式会社
【訪問日】2024年11月23日(土祝)
<ケーブルカー>
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【航空写真】確認困難
<ラックリフト>
【設備名称】モノレール
【編成】(線名は仮称)
【1号線】1路線
【高位側】機関車1両&貨車1両
【低位側】機関車1両&客車1両
【2号線】機関車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】
【1号線】単線2編成方式
【2号線】単線1編成方式
【用途】(関係者専用)
【1号線】
【高位側】貨物輸送
【2号線】貨物輸送
【航空写真】確認可能
訪問日は、工事中であった。入川(いりかわ)を渡る橋の対岸に多くの工事車両が駐車していた。「立入禁止」だろうかと危惧したが、そのような掲示物を見つけることはできなかったので、「立入禁止」ではないと判断して橋を渡った。しかし、帰路においては、橋に「立入禁止」の掲示が存在した。訪問時間帯が昼休みだったために、一時的に掲示していなかったということかもしれない。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
インクラインは、既に廃止された。発電所の建て替えに伴って建屋に至る道路を新設したと推察され、インクラインが不要になったためにインクラインを撤去したと考えられる。インクラインが存在した場所は、現在は単なる階段である。
モノレールの1号線は二線軌条であり、谷側の線路はラック付きで山側の線路はラック無しである。高位側列車の機関車は山側の線路を使用しているが、低位側列車の機関車は山側の線路を使用していない。モノレールの3号線は三線軌条であり、中央の線路はラック付きで両脇の線路はラック無しである。
<モノレール>
(9) 秩父演習林
【所在地】埼玉県秩父市(ちちぶし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&制御車1両&客車2両×3路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【航空写真】確認困難
【管理者】東京大学
かつて懸垂式を敷設(ふせつ)したという記事がネットに存在するが、ネットに存在する画像はいずれも跨座式である。したがって、懸垂式は廃止された可能性がある。
また、ここには、かつて森林鉄道が2路線(入川軌道&滝川軌道)存在した。
後述の線名は、本記事における仮称である。全ての軌道について、低位から高位に向かって軌道が延びている。
<中山沢線>
【最寄りバス停】
【自由乗降地点】金蔵落(きんぞうおと)し駐車場(歩1時間51分)
【バス停】大洞(おおぼら)発電所入口(歩2時間)
【ストリートビュー】確認困難
低位側の駅の所在地は、要倉沢である。軌道距離は、802mである。
<入山線>
【最寄りバス停】川又(かわまた)(歩55分)
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
軌道距離は、720mである。
周辺図
「彩甲斐街道」の読みは、次の通りである。
【施設名】さいかいのみち
【道路名】さいかいかいどう
(10) 日窒(にっちつ)鉱山
【所在地】埼玉県秩父市(ちちぶし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【用途】鉱石輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】川又(かわまた)(歩3時間30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】株式会社ニッチツ
このインクラインは、既に廃止された。ここには、トロッコ軌道が存在し、ロープウエーも存在した。
(11) 河原沢モノレール
【所在地】埼玉県小鹿野町(おがのまち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】坂本(歩1時間2分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「河原沢(かわらさわ)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
坂本(さかもと)バス停から北西へ歩13分の位置に両神山(りょうかみさん)登山口が存在し、ストリートビューで確認することができる。
(12) 皆谷(かいや)鉱山
【所在地】埼玉県東秩父村(ひがしちちぶむら)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【用途】鉱石輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】長慶寺(ちょうけいじ)前(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
この鉱山は、既に閉鎖された。
周辺図
(13) 金嶋山長栄寺(ちょうえいじ)
【所在地】埼玉県毛呂山町(もろやままち)
【種別】ラックカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【愛称】モロレール
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】毛呂氏館跡アクセス
【最寄りバス停(日祝以外)】小田谷(こだや)セブンイレブン(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このモノレールは、既に廃止された。
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【最寄りバス停】下赤工(しもあかだくみ)(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このケーブルカーは、既に廃止された。
(15) 有間ダム
【所在地】埼玉県飯能市(はんのうし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ノーラ名栗・さわらびの湯(歩15分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】埼玉県庁
【河川】有間川(ありまがわ)
【ダム湖】名栗湖(なぐりこ)
【訪問日】2024年10月26日(土)
このインクラインに関する記事を見つけることはできない。確認可能なストリートビューの位置はダム湖右岸の1か所のみであり、そのストリートビューが最も確認しやすい。
なお、グーグルマップにおいて、「ノーラ名栗・さわらびの湯バス停~管理所」間の徒歩区間を表示させると、遠回りの経路が表示される。起点をバス停ではなく県道上に変更すると、正しい経路が表示される。バス停から天端(てんば)まで、上り急勾配である。
調査当時のグーグルマップでは「管理所」を「管理事務所」と表記していたが、ストリートビューによると「管理所」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
全景
記念碑
(16) 名栗カヌー工房
【所在地】埼玉県飯能市(はんのうし)
【種別】ケーブルカー
【編成】貨車1両×2路線並列
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ノーラ名栗・さわらびの湯(歩25分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年10月26日(土)
グーグルマップにおいて、「ノーラ名栗(なぐり)・さわらびの湯バス停~名栗カヌー工房」間の徒歩経路を表示させると、遠回りの経路が表示される。「竜神の湧水」と名栗カヌー工房の中間地点に、名栗カヌー工房の資材置き場が存在する。ナビ開始後に、ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗カヌー工房に向けて歩き始めてその資材置き場に到着すると、正しい経路が表示された。
(17) 東武動物公園
【所在地】埼玉県宮代町(みやしろまち)
【種別】モノレール(懸垂式)
【設備名称】空輸便スカイフィッシュexpress
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【用途】園内移動
【最寄りバス停】東武動物公園(歩8分)
【最寄り駅】東武動物公園(歩20分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
1983年2月12日(土)にここを訪問したのだが、当時はテツに目覚めていなかったので、このモノレールが存在したかどうかさえ定かではない。残念なことである。
周辺図
(2) 東第2(あずまだいに)ダム
【所在地】千葉県いすみ市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄り駅】上総東(かずさあずま)(歩1時間19分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
(4) 真名(まんな)カントリークラブ
【所在地】千葉県茂原市(もばらし)
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車1両&荷物車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】コースアクセス
【最寄りバス停】真名入口(歩40分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(5) 勝浦ダム
【所在地】千葉県勝浦市(かつうらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄り駅】上総興津(かずさおきつ)(歩2時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】千葉県庁
【河川】古新田川(こんたがわ)
【ダム湖】-
調査当時のグーグルマップでは「勝浦ダム管理事務所」を「管理事務所(勝浦ダム)」と表記していたが、「勝浦ダム管理事務所」という表記のほうが適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
【所在地】千葉県鴨川市(かもがわし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄り駅】安房天津(あわあまつ)(事務所まで歩6分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】東京大学
かつて懸垂式を敷設(ふせつ)したという記事がネットに存在するが、ネットに存在する画像はいずれも跨座式である。したがって、懸垂式は廃止された可能性がある。
周辺図
(8) 小向ダム
【所在地】千葉県南房総市(みなみぼうそうし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】小向ダム(歩4分)
このバス路線はスクールバスを利用した公共交通であり、一般観光客も利用可能である。南房総市役所のホームページでは時刻表を掲載していないが、メールで問い合わせれば時刻表を送信してくれる。
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】南房総広域水道企業団
【河川】三原川(みはらがわ)
【ダム湖】小向(こむかい)貯水池
【訪問日】2024年10月8日(火)
多くのインクラインについては、ダムに到着したのち探し回ることが多い。しかし、ここのインクラインについては、バスを降りたら容易に目撃することができる。
(9) 安房(あわ)中央ダム
【所在地】千葉県南房総市(みなみぼうそうし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】川谷(かわやつ)(歩40分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】千葉県庁
【河川】丸山川(まるやまがわ)
【ダム湖】丸山湖(こ)
このインクラインは、既に廃止された。
周辺図
(10) 白浜ダム
【所在地】千葉県館山市(たてやまし)
【種別】
① モノレール(懸垂式)
② 上架設備
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】(関係者専用)
【モノレール】貨物輸送
【上架設備】船舶輸送
【最寄りバス停】野島崎灯台口(のじまざきとうだいぐち)(歩1時間)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】館山市役所
【河川】馬喰川(ばくろがわ)
【ダム湖】白浜(しらはま)貯水池
このモノレールは、天端(てんば)に存在する。車両は、ホイストクレーンである。
ネット記事によると、艇庫と斜面が存在する。その斜面は、鉄路ではなくコンクリート製であると見受けられる。したがって、鉄輪ではなくタイヤを装備した上架設備であると感じられる。
(11) 佐久間ダム
【所在地】千葉県鋸南町(きょなんまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】佐久間(さくま)ダム入口(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】千葉県庁
【河川】大崩川(おくずれがわ)
【ダム湖】佐久間ダム湖(こ)
【訪問日】2025年1月13日(月祝)
このインクラインに関する記事を見つけることはできない。また、航空写真とストリートビューにおいて、このインクラインの位置からさらに100mほど東へ進んだ位置に、軌道らしき斜面を目撃することができるが、インクラインではなく斜樋(しゃひ)である。
周辺図
(12) 元名(もとな)ダム
【所在地】千葉県鋸南町(きょなんまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】鋸山保田口(のこぎりやまほたぐち)(歩15分)
【最寄り駅】保田(歩36分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(13) 戸面原ダム
【所在地】千葉県富津市(ふっつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】戸面原ダム(歩2分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】千葉県庁
【河川】湊川(みなとがわ)
【ダム湖】戸面原(とづらはら)貯水池
【訪問日】2025年1月14日(火)
天端(てんば)の出入口に、立入禁止を示す掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。なお、インクラインの位置に行くことは可能である。
全景
車両
高位側ホーム
(14) 戸面原ダムボートセンター
【所在地】千葉県富津市(ふっつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】リフト
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】戸面原(とづらはら)ダム(歩6分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
周辺図
(16) 三島ダム
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】上架設備
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【予約】三島湖(歩5分)
【一般】宿原(しゅくばら)(歩12分)
【航空写真】確認可能
【グーグルアース】確認容易
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】小糸川沿岸土地改良区
【河川】小糸川(こいとがわ)
【ダム湖】三島湖(みしまこ)
【訪問日】2024年10月7日(月)
車輪は、鉄輪ではなくタイヤである。したがって、軌道についても鉄路ではない。車輪がタイヤである鉄道は、札幌市営地下鉄など多くの新交通システムにおいて見受けられる。なお、この上架設備に関する記事を見つけることはできない。
遠景
(17) ともゑ(え)釣舟店
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】リフト
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【予約】三島湖(歩11分)
【一般】宿原(しゅくばら)(歩18分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2025年2月9日(日)
ここには、貨物用の垂直エレベータ(2基)も存在する。
なお、調査当時のグーグルマップでは、「ともゑ釣舟店」を「ともゑ釣り船」と表記していたが、ホームページによると「ともゑ釣舟店」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(18) 石井釣舟店
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】昇降リフト
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【予約】三島湖(歩18分)
【一般】宿原(しゅくばら)(歩23分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2025年2月9日(日)
周辺図
全景
軌道
(19) 亀山ダム
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】亀山・藤林大橋(ふじばやしおおはし)(歩9分)
【最寄り駅】上総(かずさ)亀山(歩17分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】千葉県庁
【河川】小櫃川(おびつがわ)
【ダム湖】亀山湖(かめやまこ)
【訪問日】2025年1月14日(火)
艇庫裏側の門扉は閉じられていて、立入禁止の掲示が存在する。しかし、管理事務所の門扉は開放されていて、管理事務所の門扉を通って艇庫に行くことができる。管理事務所の敷地内には観光客向けの顔出し看板も存在するので、門扉は常時開放されているものと推察される。
(21) 亀山水産センター
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】ケーブルカー
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】亀山・藤林大橋(ふじばやしおおはし)(歩12分)
【最寄り駅】上総亀山(かずさかめやま)(歩22分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
(22) 郡ダム
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【近距離】郡入口(歩30分)
【多頻度】周南口(すなみぐち)(歩35分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】千葉県庁
【河川】郡川(こおりがわ)
【ダム湖】郡貯水池
(23) カメリアヒルズカントリークラブ
【所在地】千葉県袖ケ浦市(そでがうらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】ゴンドラ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】15番ホール~16番ホール
【用途】コース内移動
【最寄りバス停】暁星(ぎょうせい)国際学園前(歩51分)
【最寄り駅】横田(よこた)(歩57分)
この施設の所在地は、千葉県袖ケ浦市である。この「そでがうら」を漢字表記する場合は、注意が必要である。
【ケ】袖ケ浦市(袖ケ浦市役所)/袖ケ浦駅(JR東日本)/袖ケ浦駅前(小湊鐵道(こみなとてつどう)バス)
【ヶ】千葉県立袖ヶ浦高等学校(千葉県庁)/袖ヶ浦(海岸の名称/車のナンバープレート)
県庁と市役所で相違があることに興味を覚える。
(24) 高滝ダム
【所在地】千葉県市原市(いちはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停(平日)】高滝ダム記念館(歩2分)
【最寄り駅】高滝(歩12分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】千葉県庁
【河川】養老川(ようろうがわ)
【ダム湖】高滝湖(たかたきこ)
【訪問日】2025年2月9日(日)
このインクラインは、起点が2か所存在する。また、軌間は超広軌である。このような軌道は、初めてである。なお、このインクラインに関する記事を見つけることはできない。
全景
この軌間は、2m超はありそうである。こんなに広い軌間に遭遇したのは、初めてである。
合流地点
起点は2か所であり、途中で合流している。ポイントが存在するわけではなく、外側のレールが案内軌条の役割を担っているものと推察される。
(25) 山倉ダム
【所在地】千葉県市原市(いちはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】萬花園前(歩12分)
【航空写真】確認可能
【グーグルアース】確認容易
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】千葉県庁
【河川】山倉川(やまくらがわ)
【ダム湖】山倉湖(こ)
(26) 千葉都市モノレール
【所在地】千葉県千葉市
【種別】モノレール(懸垂式)
【愛称】タウンライナー
【編成】電車4両×2路線【運行形態】複線N編成方式
【区間】
【1号線】千葉みなと~県庁前
【2号線】千葉~千城台
【用途】旅客(りょかく)輸送
【最寄り駅】(JR)千葉(歩0分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2017年8月23日(水)
これは、営業距離(15.2km)が世界最長の懸垂式モノレールであり、ギネス認定されている。
お昼のお出かけフリーきっぷ
都賀(つが)を出発する千城台(ちしろだい)行き列車の動画はこちら。
桜木(さくらぎ)を出発する「千葉みなと」行き列車の動画はこちら。
(27) 谷津遊園
【所在地】千葉県習志野市(ならしのし)
【種別】新交通システム(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車2両×1路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】園内遊覧
【最寄り駅】谷津(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】1982年4月某日
この施設は、既に閉鎖された。この施設の現在の名称は、谷津(やつ)バラ園である。
これは、中央案内軌条式の新交通システム(自動案内軌条式旅客輸送システム、AGT)であった。新交通システムは本記事の対象外であるが、ここの新交通システムはモノレールとして紹介されていたので特別に掲載する。この新交通システムは、VONA(Vehicle Of New Age)と呼ばれた乗り物であり、類似の施設は山万(やままん)ユーカリが丘線である。
周辺図
(28) 弥生の里(やよいのさと)自然聖園
【所在地】千葉県鎌ケ谷市(かまがやし)
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】墓参アクセス
【最寄りバス停】南部(なんぶ)小学校入口(歩9分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2022年10月31日(月)
この施設の所在地は、千葉県鎌ケ谷市である。この「かまがや」を漢字表記する場合は、注意が必要である。
【ケ】鎌ケ谷市(鎌ケ谷市役所)/鎌ケ谷駅(東武鉄道)/新鎌ケ谷駅(東武鉄道)/鎌ケ谷スタジアム(ファイターズ)
【ヶ】千葉県立鎌ヶ谷高等学校(千葉県庁)/新鎌ヶ谷駅(新京成電鉄/北総鉄道)/鎌ヶ谷大仏駅(新京成電鉄)
県庁と市役所で相違があることに興味を覚える。
なお、ウィキペディアでは鎌ケ谷駅に関する記事において「鎌ヶ谷駅」と表記しているが、それは誤りである。しかし、新鎌ケ谷駅に関する記事においては正しい表記となっていて、2通りの表記が存在することにも言及している。
(29) ディズニーリゾートライン
【所在地】千葉県浦安市(うらやすし)
【種別】モノレール(跨座式)
【設備名称】リゾートライナー
【編成】電車6両×1路線
【運行形態】単線N編成方式(環状)
【用途】遊園地アクセス(公共交通)
【最寄り駅】舞浜(まいはま)(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2023年7月29日(土)
リゾートゲートウェイ・ステーションと東京ディズニーランド・ステーションは、駅名の文字数が(路面電車を除けば)国内最多(17文字)である。
なお、「・ステーション」を含めて駅名であり、「駅」を添えると次のとおりである。
【正】○○○・ステーション駅
【誤】○○○駅
動画はこちら。
東京ディズニーランド・ステーション駅
<C-5> 関東地方(東京都(奥多摩町と島嶼部を除く))
(1) 待乳山本龍院(まつちやまほんりゅういん)
【所在地】東京都台東区(たいとうく)
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】モノレール【愛称】さくらレール
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】参詣アクセス
【最寄りバス停】隅田(すみだ)公園
【めぐりん】歩2分
【都バス】歩4分
【京成タウンバス】歩14分
【最寄り駅】(東武)浅草(あさくさ)(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年12月2日(土)
グーグルマップにおいて「隅田公園(バス)」を検索すると、京成タウンバスの隅田公園バス停が表示される。
(2) 浅草花やしき
【所在地】東京都台東区(たいとうく)
【種別】モノレール(懸垂式)
【設備名称】スカイシップ【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線N両方式(環状)
【用途】園内遊覧
【最寄りバス停】奥浅草(歩5分)
【最寄り駅】(TX)浅草(あさくさ)(歩6分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
ここは、国内最古の遊園地である。
(3) 恩賜(おんし)上野動物園
【所在地】東京都台東区(たいとうく)
【種別】モノレール(懸垂式)
【編成】電車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】園内移動
【最寄りバス停】
【上野動物園東園駅】東京国立博物館(歩9分)
【上野動物園西園駅】上野動物園池之端門前(歩2分)
【最寄り駅】
【上野動物園東園駅】京成上野(歩11分)
【上野動物園西園駅】根津(歩7分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2018年3月3日(土)
このモノレールは、休止中である。
これは、鉄道事業法に基づく鉄道で国内初のモノレールであり、東京都交通局が運営していた。路線名称は上野懸垂線である。車両の銘板(めいばん)に「八幡(やはた)製鉄」の名がある。
動画はこちら。
(4) 飛鳥山(あすかやま)公園
【所在地】東京都北区
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】あすかパークレール
【車両愛称】アスカルゴ
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】公園アクセス
【最寄り駅】王子(おうじ)(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年12月2日(土)
(5) 東京モノレール
【所在地】東京都港区
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車6両×1路線【運行形態】複線N編成方式
【区間】モノレール浜松町~羽田(はねだ)空港第2ターミナル
【用途】旅客(りょかく)輸送
【最寄り駅】浜松町(はままつちょう)(歩0分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】1974年
(6) 赤坂見附駅
【所在地】東京都港区
【種別】斜行エレベータ
【設備名称】斜行型エレベーター
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】駅間移動
【最寄り駅】赤坂見附(あかさかみつけ)(歩0分)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
【訪問日】2023年2月18日(土)
(右側は階段)
(7) 明治神宮前駅
【所在地】東京都渋谷区
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】構内移動(交通弱者専用)
【最寄り駅】明治神宮(じんぐう)前(歩0分)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
(8) としまえん
【所在地】東京都練馬区(ねりまく)
【種別】
① モノレール(懸垂式)
② モノレール(跨座式)
【用途】園内遊覧
【最寄り駅】豊島園(としまえん)
【西武】歩6分
【都営】歩7分
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】1982年4月某日
<懸垂式>
【設備名称】空飛ぶ電車
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式(環状)
<跨座式>
【設備名称】スカイトレイン
【容姿】SL列車
【編成】機関車1両&客車3両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
この施設は、既に閉鎖された。この施設の現在の名称は、ワーナーブラザーススタジオツアー東京と東京都立練馬城址公園である。
【運行形態】単線単行方式
【区間】霊園下~霊園上
【用途】霊園内移動
【最寄りバス停】廣慶寺前(歩1分)
【最寄り駅】鶴川(つるかわ)(歩34分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】三輪山廣慶寺(みわさんこうけいじ)
【訪問日】2023年7月11日(火)
(11) 橋本(はしもと)ガーデンテラス
【所在地】東京都町田市(まちだし)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】弐号館~参号館
【用途】集合住宅移動(関係者専用)
【最寄りバス停】堺農協前(歩6分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2024年5月11日(土)
敷地入口に門扉が存在し、常時閉じられている。門扉自体は施錠されてはいないのだが、立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
調査当時におけるグーグルマップが示すこの施設の位置は、高位側(裏口)であった。この施設の表口は、低位側である。グーグルマップに対して、位置を低位側(表口)とするように進言したら、速やかに承認された。
なお、高位側の道路では、斜行エレベータを目撃することはできない。
車両用門扉の左脇に歩行者用の門扉が存在し、常時閉じられているが施錠されてはいない。
(12) ルイシャトレ百草園ヒルズ
【所在地】東京都西東京市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄り駅】百草園(もぐさえん)(歩7分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
(13) 多摩モノレール
【所在地】東京都立川市(たちかわし)
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車4両×1路線【運行形態】複線N編成方式
【区間】上北台(かみきただい)~多摩センター
【用途】旅客(りょかく)輸送
【最寄り駅】小田急多摩(たま)センター(歩2分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2000年頃
(15) コリナス長池(ながいけ)
【所在地】東京都八王子市(はちおうじし)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】下~上
【用途】住宅地アクセス
【最寄り駅】京王堀之内(ほりのうち)(歩5分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2023年2月18日(土)
(16) 大蔵院多摩川台(だいぞういんたまがわだい)墓苑
【所在地】東京都八王子市(はちおうじし)
【種別】スロープカー(懸垂式)
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
(18) 高尾山ケーブルカー
【所在地】東京都八王子市(はちおうじし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線2両交走式
【区間】清滝(きよたき)~高尾山
【用途】山頂アクセス
【最寄り駅】高尾山口(たかおさんぐち)(歩5分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】1985年11月3日(日祝)
これは、国内最急勾配(608パーミル、約31度)の鉄道である。ここには、リフトも存在する(概要はこちら)。ケーブルカーとリフトが並列している。
(19) 檜原村福祉モノレール
【所在地】東京都檜原村
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両&荷物車1両×5路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】
【猿江(さるえ)線跡】旧藤倉小前~猿江
【中組(なかぐみ)線(別称:藤原(ふじわら)線)】旧藤倉小前~中組
【日向平(ひなたびら)線】藤倉(ふじくら)~日向平
【千足(せんぞく)線】総角沢(そうがくざわ)~小林家住宅
【臼久保(うすくぼ)線(別称:数馬線)】下平(しもだいら)~臼久保
【用途】住宅アクセス(関係者専用)
【訪問日】 【猿江線跡】2023年5月27日(土)
【中組線】2023年5月27日(土)
【日向平線】2023年6月24日(土)
【千足線】
【総角沢駅】2023年6月24日(土)
【小林家住宅駅】2023年5月27日(土)
【臼久保線】2023年6月24日(土)
檜原村(ひのはらむら)役場では、高齢者に対する福祉事業としてモノレールの設置を行っている。
これは、居住者専用の設備である。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
<藤原集落>
① 猿江線跡&中組線
【最寄りバス停】藤倉(ふじくら)(歩20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(後方の家屋は旧藤倉小学校)
居住者が鍵(かぎ)を所有している。列車がここにあるということは、居住者が下山したままであると推察される。
② 日向平線
【最寄りバス停】藤倉(ふじくら)(歩3分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
③ 千足線
【最寄りバス停】藤倉(ふじくら)(歩20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
<数馬集落(臼久保線)>
【最寄りバス停】下平(しもだいら)(歩3分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(20) 小林家(こばやしけ)住宅
【所在地】東京都檜原村(ひのはらむら)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】入場アクセス
【最寄りバス停】
【予約(平日)】総角沢(そうがくざわ)(歩1分)
【一般】藤倉(ふじくら)(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年5月27日(土)
ネット記事に、低位側の駅においては携帯電話圏外であるという主旨の記述が存在する。しかし、基地局が整備されたと推察され、圏内であった。他の利用者も携帯電話で通話していた。但し、ワイモバイルの場合であるが、藤倉バス停をあとにしたのち、ここまでの路上では圏外であり、途中の路上で転倒して自力歩行できなくなっても携帯電話で助けを呼ぶことはできない。
また、乗車時はシートベルトとヘルメットの装着が必要である旨のネット情報も存在するが、その要請も無かった。
往路の動画はこちら。
最大斜度は43度であり、ジェットコースター並みである。往路の途中で前述の福祉モノレール千足線が近づいてきて終点まで並走する。
列車の全景
客車の座席は3人×3列であり、定員9人である。
復路の動画はこちら。
(21) 羽村インクライン
【所在地】東京都羽村市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【用途】砂利(じゃり)輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】羽村橋(はむらばし)(歩3分)
【最寄り駅】羽村(歩12分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このインクラインは、既に廃止された。グーグルマップにおいて、「インクライン跡」という名称によって高位側の駅の位置が示されている。ここには軽便鉄道も存在し、「多摩川~狭山湖」間を運行していた。
(22) 小作インクライン
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン【用途】砂利(じゃり)輸送(関係者専用)
【最寄り駅】小作(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このインクラインは、既に廃止された。
ここには軽便鉄道も存在し、「小作(おざく)~浄水場」間を運行していた。なお、多摩川の砂利を青梅線の駅に輸送する軽便鉄道は、福生(ふっさ)駅と河辺(かわべ)駅にも存在した。
(23) 御岳山(みたけさん)ケーブルカー
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線2両交走式
【区間】滝本(たきもと)~御岳山
【用途】山頂アクセス
【最寄りバス停】ケーブル下(歩5分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2017年2月17日(金)
動画はこちら。
(24) 二俣尾鉱山
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×2路線直列
【用途】石灰石輸送(関係者専用)
【最寄り駅】二俣尾(歩20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】浅野セメント株式会社
この鉱山は、既に閉鎖された。
雷電山(らいでんやま)から採掘された石灰石は、このインクラインによって低位のホッパまで運ばれ、ホッパを介して貨物列車の貨車に移された。ホッパから二俣尾(ふたまたお)駅までの平坦線が存在した。
なお、インクラインの高位にはロープウエーが存在した。すなわち、平坦線、インクライン、およびロープウエーが直列していた。
線名は、本記事における仮称である。
<C-6> 関東地方(東京都(奥多摩町と島嶼部))
(1) 鳩ノ巣ガーデンキャンプ場
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】鳩ノ巣(はとのす)(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このモノレールは、休止中である。
(2) 白丸ダム
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】監視所~集積場
【用途】漂着物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】鳩ノ巣(はとのす)(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】東京都庁
【河川】多摩川(たまがわ)
【ダム湖】白丸湖(しろまるこ)
【訪問日】2024年1月19日(金)
ダム湖左岸に存在する現在の監視所(エコっと白丸)とダム湖右岸に存在する旧監視所をむすんでいたが、「集積場~旧監視所」間については軌道が撤去された。
(3) 城山西尾根モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】神庭(かにわ)(歩15分)
【最寄り駅】白丸(しろまる)(歩35分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「城山(じょうやま)西尾根モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
このモノレールは、牧野養魚場の北側から鉄塔に向かう途中に存在する。
(4) 奥多摩工業
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】トロッコ
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【区間】氷川工場~日原鉱業所
【用途】鉱石輸送(関係者専用)
【管理者】奥多摩工業株式会社
【訪問日】2024年1月19日(金)
ここは、日原(にっぱら)鉱業所で採掘した石灰石を焼成して生石灰(せいせっかい)を製造する工場である。氷川(ひかわ)工場がセメント工場であるという主旨の記述がネットに存在するが、それは誤りである。この企業は、セメント製造会社の系列会社ではあるものの、セメントを製造しているわけではない。
複数のトロッコが、循環するケーブルに等間隔でつながれている。稼働日は平日のみであり、稼働している可能性の高い時間帯は、午前9時頃から午前10時半頃までである。動画撮影するには、ハードルが高い。
線名は、曳鉄(ひきがね)線であるが、「曳鉄」の読みを「えいてつ」としている記事も存在する。
この路線は、ほとんどがトンネル区間であるが、線路を目撃することができる場所が5か所存在する。そのうちの次なる2か所については、グーグルマップにおいて、「奥多摩工業曳鉄線」という名称によって位置が示されている。航空写真で橋梁を確認することができる。
<除野(よけの)橋梁>
【最寄り駅】奥多摩(歩15分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
氷川小学校東側を通り奥多摩工業を抜けて山道を進むと、この鉄橋を行きかうトロッコを俯瞰(ふかん)で目撃することができる。
運行時間は、平日のおおむね午前9時から午前11時までである。訪問当日は平日で、訪問時刻は午前10時半頃であった。トロッコは既に休止していて、動画撮影不可であった。まことにハードルが高い。
石灰石を搭載したトロッコが、左側の線路に存在する。そのトロッコは、氷川工場(すなわち手前側)に向かうはずである。したがって、この路線では右側通行(すなわち反時計方向循環)である。
<川乗(かわのり)橋梁>
【最寄りバス停】白妙橋(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
白妙橋(しろたえばし)において、この鉄橋を行きかうトロッコを仰瞰(ぎょうかん)で目撃することができる。ただし、遠景である。
このバス停にについては、ややこしい状況が存在した(詳細はこちら)。
(5) 氷川モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】奥多摩(歩15分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
「氷川モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
これは、林業用と推察される。
(6) 奥多摩町福祉モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両×各1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】住宅アクセス(関係者専用)
【訪問日】(線名は仮称)
【1/2/4号線】2024年1月19日(金)
奥多摩町(おくたままち)役場では、高齢者に対する福祉事業としてモノレールの設置を行っている。いずれの路線も、レールは2本存在する。
これは、居住者専用の設備である。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
なお、線名は、本記事における仮称である。
<安寺沢(あてらざわ)線>(仮称)
【最寄りバス停】栃久保(とちくぼ)(歩40分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
沿道から高位(北)の住宅までをモノレールがむすんでいる。調査当時におけるグーグルマップのストリートビューでは撮影されていなかった。
<東日原線>(仮称)
【最寄りバス停】東日原(ひがしにっぱら)(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
調査当時におけるグーグルマップのストリートビューでは映り込んでいなかったが、次回の撮影においては映り込むと感じられる。
【最寄りバス停】笹平橋(ささひらばし)(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
バス停が存在する道路とモノレールが存在する道路を短絡する歩行者用の道が存在するのだが、グーグルマップにおいて「笹平橋(バス)⇒むかし道槐木観光トイレ」間の徒歩経路表示させると、遠回りの経路が表示される。
(7) 奥多摩町ワサビ田モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【用途】ワサビ輸送(関係者専用)
このモノレールは、14か所存在する。以下の線名は、本記事における仮称である。
<大丹波(おおたば)線>(仮称)
【編成】機関車1両&制御車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【最寄りバス停】清東橋(せいとうばし)(歩1時間30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
<除ヶ沢線>(仮称)
【編成】機関車1両&制御車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【最寄りバス停】栃久保(とちくぼ)(歩20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
「日原川(にっぱらがわ)橋梁~除ヶ野(よけの)」間に、低位側の駅が存在する。除野橋梁の真下にワサビ田が存在し、モノレールの軌道が除野橋梁をアンダークロスしている。ネットの記事によると、軌道の終点は、入渓点そばの車庫である。
この低位側の駅の所在地について、「日原川橋梁~除ヶ野」間に存在することまでは容易に判明し、その区間のグーグルマップのストリートビューを丹念に確認した。しかし、何度確認しても、ネットに投稿されている低位側の駅の写真に該当する場所を見つけることはできなかった。他にも情報がないかと調査した。調査開始から3日が経過して、ふとひらめいた。撮影日を確認してみた。
【ストリートビュー】2019年
【投稿写真】2021年/2022年/2023年
すなわち、このモノレールは、ストリートビュー撮影後に設置されたと推察される。もう一度ストリートビューを確認した。2021年の投稿写真において、カーブミラーの形状や電柱支線の形状、およびカーブの方向に特徴がある。それらを考慮して、やっと所在地を見つけることができた。それを発見したのは、訪問日の前日であった。
除ヶ野モノレール(左)と
除ヶ沢線(右)
除ヶ野モノレールについては後述する。
矢印で示した区間の線路を上方へ取り外し、上下反転してから左側の線路に差し込むものと推察される。この仕組みを利用すると、列車はスイッチバックすることになる。しかし、なぜスイッチバック方式にしたのか、調査中である。1本の線路にするだけの空間があるので、1本の線路にしたほうが、工事が簡易であり運用も容易である。
ラック式は、線形の自由度が高い。それが、ラック式の長所である。2本の線路の設置時期が異なるのかもしれないが、その場合であっても、ポイントを設けずに延伸するという考えで良かったのではないだろうか。
<川乗線>(仮称)
<大楢峠(おおならとうげ)線>(仮称)
(8) 除ヶ野モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【運行形態】単線1編成方式
【区間】除ヶ野~除ヶ沢
【用途】工事現場アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】栃久保(とちくぼ)(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
「除ヶ野(よけの)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
多くの工事車両が駐車している。近くに工事詰所があり、「除ヶ澤治山工事」という掲示が
存在する。除ヶ野モノレールはその工事のための線路であって、そこへ作業員や資材を運ぶためのものと推察される。
ここは、奥多摩古道の終点である。この住宅については、グーグルマップの航空写真でもストリートビューでも確認することができる。この住宅に向かって右側が、ネット記事に登場する「民家の軒先」である。ストリートビューにおいては、公道は花壇になっていて通行困難であった。
(9) 本仁田山モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【軌道距離】3,000m
【片道所要時間】1時間30分
【最大斜度】43度
【編成】機関車1両&客車2両&荷物車1両×2路線(直列)
【運行形態】単線1編成方式
【区間】
【2号線】安寺沢~車庫 【1号線】車庫~本仁田山
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】栃久保(とちくぼ)(歩40分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
「本仁田山(ほにたやま)モノレール」という名称および線名は、本記事における仮称である。安寺沢(あてらざわ)の沿道に安寺沢駅が存在するのだが、ストリートビューはこの場所を撮影していなかった。
このモノレールは、本仁田山において鹿を駆除するハンターと駆除された鹿を輸送するためのものである。
(10) 平石山モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【編成】機関車1両&荷物車1両&客車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】大沢(おおさわ)(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
「平石山(ひらいしやま)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
このモノレールは、既に撤去された。このモノレールを紹介する記事が、2019年に投稿されている。
この立札は、2019年の紹介記事にも登場している。
このホース格納箱は、2019年の紹介記事にも登場している。
(12) 賀郎(かろう)線モノレール
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】単軌道【愛称】森レール
【軌道距離】2,460m
【標高】
【低位側】780m
【高位側】1,540m
【片道所要時間】1時間
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線2編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】
【平日】鍾乳洞(しょうにゅうどう)(歩1時間)
【土日祝】東日原(ひがしにっぱら)(歩1時間20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】東京都庁
これは水源林管理のための移動手段であり、東京都奥多摩町(おくたままち)、山梨県丹波山村(たばやまむら)、および山梨県小菅村(こすげむら)に計12路線存在する。低位側の駅は、いずれも立派な車庫である。
【板形ノ頭】はんぎょうのあたま
【天目山】てんもくざん
【小川谷林道】おがわだにりんどう
【籠岩】かごいわ
(13) 孫惣谷(まごそだに)線モノレール
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】単軌道
【愛称】森レール
【軌道距離】1,780m
【標高】
【低位側】1,150m
【高位側】1,630m
【片道所要時間】45分
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】
【平日】鍾乳洞(しょうにゅうどう)(歩2時間)
【土日祝】東日原(ひがしにっぱら)(歩2時間20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】東京都庁
これは水源林管理のための移動手段であり、東京都奥多摩町(おくたままち)、山梨県丹波山村(たばやまむら)、および山梨県小菅村(こすげむら)に計12路線存在する。低位側の駅は、いずれも立派な車庫である。
【カラ滝ノ頭】からたきのあたま
【ウトウの頭】うとうのあたま
【一石山神社】いっせきさん
(14) 登計橋モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【編成】機関車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】奥多摩(歩6分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
「登計橋(とけばし)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
このモノレールは、貨物を川原に輸送するためのものである。
(16) 登計(とけ)トレイル
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両×1路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】森林浴(身障者専用)
【最寄りバス停】弁天峡(べんてんきょう)(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年1月19日(金)
(17) 大ダワモノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】笹平橋(ささひらばし)(歩40分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「大ダワ(おおだわ)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
【鋸山林道】のこぎりやま
(18) 境モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】境橋(さかいばし)(歩3分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年2月17日(土)
「境(さかい)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
このモノレールは、既に廃止された。その軌道は、傾斜していなくてほぼ平坦であった。
(19) 御前山モノレール
【編成】機関車1両&客車1両&荷物車1両×1路線
【運行形態】単線2編成方式
【最寄りバス停】境橋(さかいばし)(歩1時間43分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
「御前山(ごぜんやま)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
グーグルマップにおいて、「ワサビ田の広場」という名称によって低位側の駅の位置が示されている。
低位側の駅の脇に、「モノレール」というタイトルの説明が掲示されている。その冒頭に、次のとおり記述されている。
「このモノレールは、体験活動や森林の維持・管理の作業のための苗木や道具の運搬や間伐材の搬出などに利用するため設置されたものです。」
(20) 水根モノレール
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
【区間】水根沢(みずねさわ)~八方岩展望台
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】
【低位側】水根(歩3分)
【高位側】奥多摩湖(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年2月17日(土)
「水根モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
ネット記事において、ここのモノレールが紹介されている。しかし、このモノレールは、既に廃止された。工事のための一時的な設備であったと推察される。
この扉は、施錠されていない。これは、鹿対策のためのものなのだが、有効性に疑問が湧く(後述参照)。ここから八方岩展望台までジグザグ道を登るのだが、かなりの急勾配である。
(21) 小河内(おごうち)ダム
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線【用途】桟橋アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】奥多摩湖(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【管理者】東京都庁
【河川】多摩川(たまがわ)
【ダム湖】奥多摩湖(こ)
【訪問日】2024年2月17日(土)
全景
(左上の建造物は駅舎)
(22) 水久保(みずくぼ)線モノレール
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】単軌道【愛称】森レール
【軌道距離】1,900m
【標高】
【低位側】560m
【高位側】1,060m
【片道所要時間】50分
【編成】機関車1両&客車2両×1路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】奥多摩湖(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】東京都庁
これは水源林管理のための移動手段であり、東京都奥多摩町(おくたままち)、山梨県丹波山村(たばやまむら)、および山梨県小菅村(こすげむら)に計12路線存在する。低位側の駅は、いずれも立派な車庫である。
東京都水道局が主催する水道水源林現地見学会に参加すれば、乗車することができる。
(24) 茂久保(もくぼ)線モノレール
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】単軌道【軌道距離】2,400m
【標高】
【低位側】880m
【高位側】1,640m
【片道所要時間】1時間
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線2編成方式
(25) 利島モノレール
【所在地】東京都利島村(としまむら)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×17路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】種子輸送(関係者専用)
【航空写真】確認困難
「利島モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
<北1&2号線>(仮称)
【最寄り港】利島(歩20分)
【ストリートビュー】確認可能
<北3号線>(仮称)
【最寄り港】利島(歩30分)
【ストリートビュー】確認可能
<北4号線>(仮称)
【最寄り港】利島(歩30分)
【ストリートビュー】確認可能
<西1号線>(仮称)
【最寄り港】利島(歩30分)
【ストリートビュー】かすかに確認可能
<西2号線>(仮称)
【最寄り港】利島(歩30分)
【ストリートビュー】確認困難
<西3号線>(仮称)
【最寄り港】利島(歩30分)
【ストリートビュー】確認可能
<西4号線>(仮称)
南1&2号線
<C-7> 関東地方(神奈川県横浜市以東)
(1) 城山発電所
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】発電室アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】
【近距離】大戸(おおと)
【近景】歩9分
【遠景】歩20分
【多頻度】法政(ほうせい)大学
【近景】歩35分
【遠景】歩46分
【航空写真】確認可能
【グーグルアース】確認容易
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】神奈川県庁
【訪問日】2025年3月24日(月)
柵と門扉が存在し、門扉には立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。野球場使用中は門扉が開放されていると推察される。そうであれば、野球場の使用を申請すれば、インクラインの近景を目撃することができる。
グーグルマップで城山(しろやま)発電所の位置を探す場合、「城山発電所」というキーワードを検索すると、発電総合制御所の位置が示される。インクラインの地上駅は、その敷地内ではなく、本沢(ほんざわ)ダムの下流側にある城山湖野球場の南側に存在する。発電室は、地下に存在する。
5~21名の団体であれば見学可能であるが、4名以下では見学不可である。8月に見学会が開催されるが、参加資格は神奈川県内在住の親子である。城山発電所を見学すれば、インクラインを目撃することができる。
城山湖野球場入口
龍籠山(たつごやま)展望台入口から城山湖へ向かう道路の途中に門扉が存在するが、歩行者は通行可能である。その門扉から約10m進んだ地点において、インクラインの遠景を目撃することができる。
グーグルマップにおいてバス停からその目撃地点までの徒歩経路を表示させると遠回りの経路が表示されるが、龍籠山展望台入口手前に存在する階段を使えば近道である。
城山湖
調査当時のグーグルマップでは城山湖の位置を示す記号がダムの低位側に存在していたが、ダム湖の中央付近に存在するほうが適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(2) 津久井発電所
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×2路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【施設見学】谷ケ原(たにがはら)(歩6分)
【遠景目撃】
【近距離】宮原(みやはら)(歩7分)
【多頻度】小倉(おぐら)(歩11分)
【航空写真】確認可能
【グーグルアース】確認容易
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】神奈川県庁
【訪問日】2025年3月24日(月)
傾斜線の他に平坦線も存在し、両者が直列している。平坦線については厳密なことを言えばインクラインではないが、これも併せてインクラインと称している可能性が高い。
柵と門扉で囲まれていて、門扉に立入禁止を示す掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
なお、相模川(さがみがわ)を挟んだ対岸から遠景としてインクラインを目撃することができる。ストリートビューにおける確認判定は、対岸の道路からの眺めに基づいている。テニスコートは低位に存在するので、そこからインクラインを目撃することはできない。
また、10~40名の団体であれば発電所の見学が可能であり、インクラインを目撃することもできる。9名以下では見学不可である。
(3) 沼本ダム
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】荷物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】寸沢嵐(すあらし)遺跡前(歩8分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】神奈川県庁
【河川】相模川(さがみがわ)
【ダム湖】沼本(ぬまもと)調整池
【訪問日】2025年3月24日(月)
このモノレールは、右岸側から堤体へと向かう道路に存在する。しかし、門扉と柵が存在して立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。なお、左岸側にも道路が通っていてそこから向かうほうが右岸側から向かうよりも施設の近くまで行けるのだが、道路自体が通行禁止になっている。
(4) 相模発電所
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【運行形態】単線単行方式
【区間】変電所~発電所
【用途】貨物輸送(関係者専用)【最寄り駅】相模湖(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】神奈川県庁
【訪問日】2024年7月15日(月祝)
柵と門扉が存在し、門扉には立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
10~40名の団体であれば見学可能であるが、9名以下では見学不可である。毎年7月15日(海の日)に相模湖ダム祭が開催され、そのイベントのひとつである発電所見学については1名でも参加可能であり、発電所見学に参加すればインクラインを目撃することができる。
全景(天端からの眺め)
天端(てんば)は常時開放されているので、この全景についてはいつでも目撃することができる。
車両用語の定義は、次のとおりである。
【牽引機】変電所側車両
【本台車】発電所側車両
牽引機
(背後にケーブルが見える)
この前面の連結器によって、牽引機(けんいんき)と本台車(後掲)を連結するものと推察される。
牽引機(前面)
軌道
「なぁんということでしょう」(ビフォーアフター的ナレーション)。軌間が広い。新幹線や一部の私鉄以外にも標準軌が存在するのである。
高架のインクライン軌道というのは珍しい。
傾斜軌道
本台車(前面)
この前面の連結器によって、本台車と牽引機(前掲)を連結するものと推察される。
本台車(側面)
本台車は、平坦軌道用の自走機能(蓄電池)を備えている。

交流同期發電機の製造年月(拡大)
(1号機)
(5) 柴田(しばた)ボート
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】昇降リフト
【編成】貨車1両×2路線並列
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】勝瀬橋(かつせばし)(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
周辺図
(6) 日相園(にっそうえん)
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】エレベーター
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】日連大橋(ひづれおおはし)(歩2分)
【最寄り駅】藤野(ふじの)(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(7) 天狗岩(てんぐいわ)釣り案内所
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】リフト
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】名倉(なぐら)入口(歩1分)
【最寄り駅】藤野(ふじの)(歩12分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
周辺図
(8) 陣渓園(じんけいえん)
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】ゆず畑アクセス
【最寄りバス停】陣馬(じんば)登山口(歩40分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「自然体験学校みどり校」が募集する「農業用モノレール乗車体験」に申し込めば、このモノレールに乗車することができる。
【最寄りバス停】吉原(きっぱら)入口(歩15分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】神奈川県庁
【訪問日】2024年7月15日(月祝)
沿道に駐車場が存在し、そこから低位(北西)の発電所に向かって軌道が延びている。軌道脇の階段を門扉がさえぎっていて、その門扉の脇に立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
周辺図
なお、「道志」という名称を伴う発電所は3か所に分散して5施設存在する。まことにややこしい。その所在地は次のとおりである。
【道志ダム発電所】相模原市緑区牧野11149-5
【道志第一・第三発電所】相模原市緑区牧野6072
【道志第二・第四発電所】相模原市緑区牧野12410-2
また、それらの取水元(しゅすいもと)と放水先(ほうすいさき)は、次のとおりである。
【道志ダム発電所】
【取水】道志ダム
【放水】道志川
【道志第一発電所】
【取水】道志ダム
【放水】秋山川
【道志第三発電所】
【取水】秋山川
【放水】秋山川
【道志第二発電所】
【取水】道志ダム
【放水】道志第四発電所
【道志第四発電所】
【取水】道志第二発電所
【放水】道志川
(10) 大平モノレール
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】鳥屋(とや)(歩2時間27分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「大平(おおひら)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
【黍殻山】きびがらやま
(11) 八丁坂モノレール
【所在地】神奈川県相模原市(さがみはらし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】東野(ひがしの)(歩1時間10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「八丁坂(はっちょうざか)モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
【黍殻山】きびがらやま
【釜立林道】かまたて
【八丁坂ノ頭】はっちょうざかのあたま
【青根/姫次】あおね/ひめつぎ
(12) 堂平沢モノレール
【所在地】神奈川県清川村(きよかわむら)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール【編成】機関車1両&客車2両×2路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】三叉路(さんさろ)(歩3時間40分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
【瀬戸沢ノ頭】せとざわのあたま
【塩水林道】しおみず
(13) 天王寺尾根モノレール
【所在地】神奈川県清川村(きよかわむら)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車2両×2路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】三叉路(さんさろ)(歩4時間)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
「天王寺(てんのうじ)尾根モノレール」という名称は、本記事における仮称である。
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
【塩水林道】しおみず
【堂平】どうだいら
【本谷林道】ほんたに
(14) 本谷日高(ほんたにひったか)モノレール
【所在地】神奈川県清川村(きよかわむら)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】ヤビツ峠(歩3時間40分)
【管理者】神奈川県庁
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
ヤマレコの地図において、本谷林道の終点に青色四角形の記号が存在する。その記号をクリックすると名称が表示されるのだが、残念なことに誤植が存在する。
【正】林道本谷線終点
【誤】林道木谷線終点
(15) 大洞沢モノレール
【所在地】神奈川県清川村(きよかわむら)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】ヤビツ峠(歩2時間)
【管理者】神奈川県庁
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
【丹沢ホーム】たんざわ
(16) よみうりランド
【所在地】神奈川県川崎市
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車3両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【用途】施設間移動
【最寄りバス停】よみうりランド(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このモノレールは、既に廃止された。
駅名については、次のとおり称された時期もあった。
【遊園地】よみうりランド
【サッカー場】音楽堂前
【スカイロード】スキー場
(17) 向ヶ丘遊園モノレール
【所在地】神奈川県川崎市
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車2両×1路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】遊園地アクセス(公共交通)
【最寄り駅】向ヶ丘(むこうがおか)遊園
【起点側】歩1分
【終点側】歩14分
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このモノレールは、既に廃止された。この設備の現在の一部区間は、ばら苑アクセスロードである。
モノレール開通前、豆汽車や豆電車と称する列車が運行されていた。
(18) セントラルコート溝ノ口(みぞのくち)
【所在地】神奈川県川崎市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】新平瀬橋(しんひらせばし)(歩6分)
【最寄り駅】溝の口(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年2月18日(土) 施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
調査当時のグーグルマップではこの施設の位置を示す記号が高位側に存在していたが、低位側に存在するほうが適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(19) ララヒルズ
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅アクセス(関係者専用)
【最寄り駅】北山田(きたやまだ)(歩3分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年2月18日(土)(20) インペリアル菊名
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】馬場(ばば)七丁目(歩3分)
【最寄り駅】菊名(きくな)(歩23分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年2月18日(土)
施錠されてはいないのだが、立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
(21) 横浜博覧会
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】横浜エスケイ
【愛称】動くベンチ
【編成】客車1両×2路線並列
【運行形態】単線単行方式
【用途】場内移動
【最寄り駅】桜木町(さくらぎちょう)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
この施設は、既に閉鎖された。このケーブルカーは、水平移動のケーブルカーであった。
(22) ルネ上星川
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×2路線並列【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄り駅】上星川(歩2分)
【最寄りバス停】上星川(歩3分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年2月18日(土) 施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
ここは、丘の斜面に建設されたマンションである。その風景は異様さを感じる。遠目(とおめ)には戸建(こだて)住宅のように見えるが、マンションらしい。
(23) 上星川教会
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】礼拝(れいはい)アクセス(礼拝者専用)
【最寄り駅】上星川(歩5分)
【最寄りバス停】上星川(歩5分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2023年7月22日(土)
一説によると、ここのスロープカーは、教会に存在するスロープカーとしては世界唯一であるらしい。
グーグルマップにおいて、この施設の位置を示す記号が東西2個存在する。「上星川(かみほしかわ)駅⇒上星川教会」間の徒歩経路を表示させると、案内先の道路は次のとおりである。
【東側の記号】教会背面(東側)
【西側の記号】教会正面(西側)
教会背面(東側)の道路には、この施設への通路は存在しない。グーグルマップに東側の記号を削除するよう進言したのだが、審査中である(2025年3月22日現在)。
全景
車両
(24) ホーユウヒルサイドテラス上星川
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】福田(ふくだ)園芸前(歩8分)
【最寄り駅】上星川(かみほしかわ)(歩20分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年2月18日(土)
施錠されてはいないのだが、立入禁止の掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
調査当時のグーグルマップではこの施設の位置を示す記号が敷地の東寄りに存在していたが、正面出入口の位置に存在するほうが適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(中央の階段下が斜行エレベータ)
(25) サンヴェール横浜永田グランテラス
【所在地】神奈川県横浜市
(26) サンヴェール保土ヶ谷
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】保土ケ谷町2丁目
【保土ケ谷駅東口発】歩3分
【保土ケ谷駅東口着】歩6分
【最寄り駅】保土ケ谷(歩16分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2024年9月21日(土)
施錠されておらず、立入禁止の掲示も見受けられなかったが、立ち入らないほうがよいように感じられる。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
保土ケ谷町(ほどがやちょう)2丁目バス停は、非常にややこしい(詳細はこちら)。
なお、この施設の所在地は、神奈川県横浜市保土ケ谷区である。この「ほどがや」を漢字表記する場合は、注意が必要である。
【ケ】保土ケ谷駅(JR東日本)/保土ケ谷駅東口(市営バス&相鉄バス)/保土ケ谷公園(神奈川県庁)/保土ケ谷区(横浜市役所)
【ヶ】保土ヶ谷駅東口(神奈中バス)/保土ヶ谷バイパス(国土交通省)
国と自治体で相違があることに興味を覚える。
アンドロイドスマホにおいて「ほどがや」を入力すると、変換候補として「保土ヶ谷」と「保土ケ谷」の双方が表示される。しかし、ウィンドウズパソコンにおいて「ほどがや」を漢字変換した場合には、変換候補として「保土ヶ谷」のみが表示され、「保土ケ谷」が表示されない(IME2010の場合)。ネット記事では「保土ケ谷」よりも「保土ヶ谷」のほうが多いように感じられるのだが、そのことが原因していると推察される。
(27) シャリエ保土ヶ谷(ほどがや)公園
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】花見台(はなみだい)(歩7分)
【最寄り駅】星川(ほしかわ)(歩34分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2023年2月18日(土)
施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
バス停からここまで徒歩7分であるが、上り下りを繰り返す急勾配坂道を往復することとなる。特に、復路はキツい。訪問日最大の苦行であった。
調査当時のグーグルマップにおいて、「花見台バス停~シャリエ保土ヶ谷公園」間の徒歩区間を表示させると、下図の門扉の位置とは異なる場所(北寄り)に案内する経路が表示された。シャリエ保土ヶ谷公園の位置を示す記号の場所を下図の門扉の位置とするようグーグルマップに進言したら、速やかに承認された。
「ほどがや」を漢字表記する場合は、注意が必要である(前述のとおり)。
(中央の階段下が斜行エレベータ?)
(28) 東急ドエル横浜ヒルサイドガーデン
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×2路線並列【運行形態】単線単行方式
【区間】パティオステーション~ビューステーション
【用途】集合住宅内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】
【訪問日】2024年9月21日(土)
【パティオステーション】法泉町(ほうせんちょう)(歩2分)
【ビューステーション】うぐいす橋(ばし)(歩8分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
ビューステーション
この施設の所在地は、神奈川県横浜市保土ケ谷区(ほどがやく)である。この「ほどがや」を漢字表記する場合は、注意が必要である(前述のとおり)。
(29) 合掌の郷(さと)倫勝寺(りんしょうじ)
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】りんりんモノレール
【愛称】りんモ
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【区間】下~上
【用途】霊園内移動(墓参者専用)
【最寄りバス停】川上(かわかみ)団地第二(歩15分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2023年7月22日(土)
「墓参者専用」という表現がネットに存在するが、住職のブログでは「お参りの方どなたでもご利用いただける」と記述されている。なお、「遊具施設ではない」という主旨が車内に掲示されている。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
動画はこちら。
(30) 育生会(いくせいかい)横浜病院
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】ラックカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【車両愛称】ごんたん
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【区間】敷地入口~病院玄関
【用途】病院アクセス
【最寄りバス停】権太坂上(ごんたざかうえ)
【保土ヶ谷駅東口発】歩4分
【保土ヶ谷駅東口着】歩1分
【東戸塚駅前発】歩4分
【東戸塚駅前着】歩3分
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2022年11月8日(火)
ここの車両は湘南(しょうなん)電車の塗装になっていて、急行東海のヘッドマークまで付いている。テレビ朝日「ナニコレ珍百景」など多くのメディアによって紹介された施設である。
グーグルマップにおいて、『育生会横浜病院モノレール「ごんたん」』という名称によって、敷地入口駅の位置が示されている。なお、調査当時のグーグルマップでは、『育成会横浜病院モノレール「ごんたん」』という名称であった。グーグルマップに対して修正を進言したら、速やかに承認された。
このラックカーでは、運転時にスタッフが乗務する。運賃無料の設備にスタッフが乗務するというのは、非常に珍しい。
権太坂上バス停については、ややこしい事情が存在する(詳細はこちら)。
なお、この設備をスロープカーとして紹介するネット記事が少なくとも1件存在するが、この設備は嘉穂製作所製ではないのでスロープカーではない。
動画はこちら。
(31) 南の丘メモリアルパーク
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【区間】霊園下~霊園上
【用途】霊園内移動
【最寄りバス停】南永田(みなみながた)(歩5分)
【最寄り駅】井土ヶ谷(いどがや)(歩12分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2022年11月8日(火) 調査当時のグーグルマップでは管理事務所の位置を示す記号が管理事務所の北西側の墓地に存在していたが、管理事務所の建屋の位置に存在するほうが適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(32) ライオンズテラス弘明寺
(33) グランドメゾン三渓園
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】本牧(ほんもく)市民公園前(歩2分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年2月18日(土)
施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
ここは崖の上のマンションであり、特に異様な光景である。斜行エレベータは崖の側面に張り付いたような状態である。斜行エレベータというよりも垂直エレベータに近い。
なお、「さんけいえん」の漢字表記については、注意が必要である。
【渓】三渓園(マンション)/三渓園入口(フジエクスプレスバス)
【溪】三溪園(観光施設)/三溪園入口(横浜市営バス)/三溪園出入口(首都高)
(34) 天神山貞昌院(てんじんさんていしょういん)
【所在地】神奈川県横浜市
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【愛称】まいれーる
「参れる」のシャレであると推察される。
【編成】電車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【区間】下~上
【用途】霊園内移動(墓参者専用)
【最寄りバス停】永野(ながの)小学校前
【上永谷駅前発】歩2分
【上永谷駅前着】歩6分
【最寄り駅】上永谷(かみながや)(歩7分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2024年9月21日(土)
グーグルマップにおいて、「まいれーる・貞昌院モノレール」という名称によって位置が示されている。
説明看板
【12】曲率半径=12m
【TCL=0】緩和曲線長=0m
【CCL=7.31】曲線全長=7.31m
【509.53】勾配=509.53パーミル
<C-8> 関東地方(神奈川県横須賀市以西伊勢原市以東)
(2) 田浦ケーブルカー
【所在地】神奈川県横須賀市(よこすかし)
【種別】ケーブルカー
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】田浦(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2023年12月16日(土)
「田浦(たうら)ケーブルカー」という名称は、本記事における仮称である。
これは、居住者専用の設備である。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。

全景(左側面)
(3) 田浦梅の里
【所在地】神奈川県横須賀市(よこすかし)
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両&荷物車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】果実輸送(関係者専用)
【最寄り駅】田浦(歩20分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2023年12月16日(土)
このスロープカーは、かつて「田浦(たうら)青少年自然の家」の設備として紹介されていたが、「田浦青少年自然の家」は閉鎖された。当時の貨物は宿泊者の荷物であったが、現在の貨物は、農業機材や収穫された「梅の実」である。
グーグルマップが示す経路に従って進むと、とんでもない場所に案内されることがあるが、功を奏することもある。グーグルマップによって「田浦駅」と「田浦梅の里展望塔」を設定すると、「田浦梅の里展望塔」のアプローチ地点としてこのスロープカーの低位側の駅の位置が示される。但し、低位側の駅の位置から線路沿いに登ることはできず、「自然の家」駅に行くには児童広場経由となる。
(4) ラブリハイツ浦賀(うらが)
(5) 葉山パブリックゴルフ
【所在地】神奈川県葉山町(はやままち)
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×2路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】
① 駐車場~練習場
② 練習場~コース
【用途】
① 練習場アクセス
② コースアクセス
【最寄りバス停】上山口(かみやまぐち)小学校(歩30分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
(6) 葉山国際カンツリー倶楽部(クラブ)
【所在地】神奈川県葉山町(はやままち)
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】クラブハウス~エメラルドコース
【用途】コースアクセス
【最寄りバス停】上山口(かみやまぐち)小学校(歩50分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(7) 東急ドエル逗子披露山(ずしひろやま)シーサイドコート
【所在地】神奈川県逗子市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅アクセス(関係者専用)
【最寄り駅】逗子(歩16分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【訪問日】2024年7月27日(土)
施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
低位側の駅
(9) 横浜ドリームランドモノレール
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【種別】モノレール(跨座式)
【編成】電車3両×1路線
【運行形態】単線2編成方式
【用途】遊園地アクセス(公共交通)
(11) 松久寺(しょうきゅうじ)
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】墓参アクセス(墓参者専用)
【最寄りバス停】泉水橋(せんすいばし)(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2022年11月8日(火) 「お墓参りのかた以外立ち入りをご遠慮ください」という掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
(12) フォルム鎌倉常盤
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内移動(住民専用)
【最寄りバス停】常盤口(ときわぐち)(歩5分)
【最寄り駅】湘南深沢(しょうなんふかさわ)(歩20分)
【航空写真】
【第一共用棟側】確認不可
【第二共用棟側】確認可能【ストリートビュー】
【第一共用棟側】確認不可
【第二共用棟側】確認可能(13) 鎌倉病院
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】展望病棟アクセス(関係者専用)
【最寄りバス停】大仏前(歩1分)
【最寄り駅】長谷(はせ)(歩8分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2025年4月20日(日)
斜行エレベータは、裏門の奥に存在する。裏門は閉鎖されていて、門扉に立入禁止の掲示が存在する。正門は開放されていて、そこから病院の奥を右折すれば斜行エレベータの近くまで行くことができそうであり、立入禁止の掲示を見つけることもできない。しかし、裏門から眺めると、斜行エレベータのそばに立入禁止の掲示を目撃することができる。すなわち、別の経路と言えども、斜行エレベータの位置へ行くことは、禁じられていると考えるほうが妥当である。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
この設備は1965年の設置であって、国内初の斜行エレベータであるという主旨の記事が存在する。しかし、花山東(はなやまひがし)団地(こちら)の斜行エレベータは1984年の設置であって国内初の斜行エレベータであるという主旨の記事も多く存在する。
(14) 鎌倉プリンスホテル
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】宴会場~本館
【用途】施設間移動
【最寄りバス停】七高(しちこう)正門前(歩1分)
【最寄り駅】七里ヶ浜(しちりがはま)(歩8分)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
【訪問日】2023年7月11日(火)
最寄り駅から徒歩でホテル本館に行く場合に、別棟の宴会場の建物に入場して斜行エレベータを利用すると近道である。ホテルは無休であるが、宴会場については定休日が存在する。訪問当日はその定休日(平日の火曜日)であったが、施錠されているわけではなく、斜行エレベータを利用することは可能であった。
本館にはカフェが存在し、宿泊者以外でも利用可能である。したがって、宿泊せずとも、カフェを利用するという目的で斜行エレベータに乗車することができる。ここの斜行エレーベータには、窓が無い。したがって、車窓というものが無い。斜行すること以外、オフィスビルの垂直エレベータと何ら変わりない。心折れるタイプである。
(15) 鎌倉七里ケ浜(しちりがはま)霊園
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【種別】ラックカー(跨座式)
【設備名称】モノライダー
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】下~上
【用途】霊園内移動
【最寄りバス停】小動(こゆるぎ)(歩4分)
【最寄り駅】腰越(こしごえ)(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】龍護山満福寺(りゅうごさんまんぷくじ)
【訪問日】2022年11月8日(火) 満福寺のホームページでは「七里ガ浜霊園」と表記されている。満福寺に修正を進言したのだが、未回答状態である(2025年3月26日現在)。
調査当時のグーグルマップでは、「鎌倉七里ケ浜霊園」を「鎌倉七里ガ浜霊園」と表記していたが、ストリートビューによると「鎌倉七里ケ浜霊園」であった。また、その場所を示す記号が、霊園脇の空き地に存在していたが、霊園中央位置に存在する方が適切であると感じられた。グーグルマップに修正を進言したら、2件とも速やかに承認された。
(17) 厚木霊園
(18) 宮ヶ瀬ダム
【所在地】神奈川県愛川町(あいかわまち)
【種別】
① ケーブルカー
② ラックカー(懸垂式)
【運行形態】単線単行方式
【最寄りバス停】愛川大橋(あいかわおおはし)(歩20分)
【管理者】国土交通省
【河川】中津川(なかつがわ)
【ダム湖】宮ヶ瀬湖(みやがせこ)
【訪問日】2017年7月28日(金)
<ケーブルカー>
【設備名称】インクライン
【編成】客車1両×2路線並列
【用途】ダム上下移動
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
グーグルマップにおいて、「宮ヶ瀬ダム インクライン」という名称で位置が示されている。
<ラックカー>
【編成】電車1両×1路線
【用途】ダム内移動(関係者専用)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
(19) 伊勢原カントリークラブ
【所在地】神奈川県伊勢原市(いせはらし)
【種別】
① スロープカー(跨座式)
② ラックカー(跨座式)
【編成】電車1両×4路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】
【アウトコース用】クラブハウス~アウトコース
【インコース用】クラブハウス~インコース
【ショートコース用】5番ホール~6番ホール
【旧17番ホール用】旧16番ホール~旧17番ホール【用途】コースアクセス
【最寄りバス停】這子坂(はいこざか)(歩20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
ネット情報では、17番ホール用としてラックカーが存在する旨の記事が見受けられる。それはインコース改造前の情報であって、現17番ホールは、ラックカーが存在するとされる旧17番ホールとは場所が異なる。旧17番ホールのラックカーは、現在は使われていない。
なお、アウトコース用のスロープカーは、乗用カートを乗せることができる。
また、ここには、スロープコンベアも存在する(概要はこちら)。
(20) 大山(おおやま)ケーブルカー
【所在地】神奈川県伊勢原市(いせはらし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【区間】大山ケーブル~阿夫利(あふり)神社
【用途】参詣アクセス
【最寄りバス停】大山ケーブル(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
大山寺(おおやまでら)駅は、国内のケーブルカーで唯一、すれ違い部分に存在する駅である。
(21) 阿夫利神社モノレール
【所在地】神奈川県伊勢原市(いせはらし)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×3路線
【運行形態】単線2編成方式
【区間】
【登拝門線】阿夫利隧道(あふりすいどう)~登拝門
【参集殿線】分岐点~参集殿
【本社線】下社~本社
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】
【阿夫利隧道】大山寺(おおやまでら)(歩4分)
【参集殿】阿夫利神社(歩3分)
【登拝門】阿夫利神社(歩5分)
【(本社線の)下社】阿夫利神社(歩50分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【訪問日】2024年5月11日(土)/7月27日(土)
「阿夫利神社モノレール」という名称と線名は、本記事における仮称である。
ここには、ロープウエーも存在した(概要はこちら)。その痕跡を見つけることはできなかった。
下社拝殿の前に階段が存在し、その階段を挟んで参集殿の向かい側に参集殿駅が存在する。
ここから頂上登山口(下社拝殿の左方向)へ向かう。頂上登山口すなわち登拝門(とうはいもん)の前に、登拝門駅が存在する。
動画はこちら。
(3) 大秦野(おおはだの)カントリークラブ
【所在地】神奈川県秦野市(はだのし)
【種別】ラックカー(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【最寄りバス停】横野(よこの)入口(歩30分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このラックカーは、既に廃止された。
(4) 松田ケーブルカー
【所在地】神奈川県松田町(まつだまち)
(5) あぐりパーク嵯峨山苑(さがやまえん)
【所在地】神奈川県松田町(まつだまち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&貨車1両×4路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】柑橘(かんきつ)輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】東名松田(歩25分)
【最寄り駅】松田(歩35分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2024年9月8日(日)
訪問当日は、施錠されていて、立ち入ることはできなかった。「菜花まつり」期間のみの営業である。
正面玄関
(7) やどりき水源林モノレール
【所在地】神奈川県松田町(まつだまち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】機関車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】林内移動(関係者専用)
【最寄りバス停】寄(やどりき)(歩50分)
【管理者】神奈川県庁
神奈川県庁では、森林整備事業としてモノレールを設置している。
【鍋割山】なべわりやま
【雨山】あめやま
(8) 三保(みほ)ダム
【所在地】神奈川県山北町(やまきたまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線【運行形態】単線単行方式
【用途】漂着物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】丹沢湖(歩5分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】神奈川県庁など
【河川】河内川(かわちがわ)
【ダム湖】丹沢湖(たんざわこ)
【訪問日】2024年9月8日(日)
(9) 玄倉第一発電所
【所在地】神奈川県山北町(やまきたまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】出入口~発電所
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】玄倉(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】神奈川県庁
【訪問日】2024年9月8日(日)
沿道に柵と門扉で囲まれた区画が存在し、その柵に、立入禁止を示す掲示が存在する。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
【玄倉川】くろくらがわ
発電所
出入口
車両
軌道
軌道
(10) 早川モノレール
【所在地】神奈川県小田原市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【運行形態】単線1編成方式
(12) 大雄山最乗寺(だいゆうざんさいじょうじ)
【所在地】神奈川県南足柄市(みなみあしがらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】リフト/リフトカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【最寄りバス停】道了尊(どうりょうそん)(歩10分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【用途】御真殿アクセス(関係者専用)
このケーブルカーは、参拝者向けではないので最乗寺のホームページでは紹介されていない。しかし、このケーブルカーをネット検索すると、既に少なくとも5件の記事が存在する。最乗寺としては、このケーブルカーに乗せてほしいと懇願されることを懸念していると推察される。したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
なお、高齢者と身体障がい者に限り、祈祷料を納入すれば乗車することができる。
案内図
この案内図に、細い線が描かれている。
1本の細い線
これが、ケーブルカーの軌道を表していると推察される。
本堂には、自由に入室することができる。多くの参詣者は、自然のなりゆきとして、本堂の室内とそれを囲む縁側においてしばしたたずむこととなる。その本堂に、低位側の駅が存在する。したがって、多くの参詣者が、このケーブルカーの存在を知ることとなる。写真撮影禁止の掲示も、ネット公開禁止の掲示も見つけることはできない。最乗寺としては、その存在を隠すというほどではないように感じられる。本当に隠したければ、目隠しするはずである。
縁側の奥のこの撮影位置までは自由に立ち入ることができる。この位置に柵が存在し、これから先は立ち入り禁止である。
柵の内側には、「山内僧侶及び従業員以外使用禁止」の掲示が存在する。
この線路についても、一般参詣者が「本堂~御真殿」間を徒歩で移動する経路(屋外)において目撃することができる。
御真殿駅
一般参詣者がこの撮影位置にたたずむことは皆無であると推察されるが、この撮影位置についても、柵があるわけではなく立入禁止を示す掲示を見つけることもできなかった。
なお、この駅の駅舎内には、「無許可使用禁止」なる主旨の張り紙が存在する。
(13) ホテルはつはな
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】スロープカー(跨座式)
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】スロープカー(跨座式)
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】1F~4F
【用途】浴場アクセス(宿泊者専用)
【最寄りバス停】ホテルはつはな前(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は須雲川(すくもがわ)温泉である。この施設では、日帰り入浴もランチも利用不可である。
周辺図
(14) 対星館(たいせいかん)
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】
【2009年5月31日以前】ケーブルカー
【2009年7月18日以降】スロープカー(跨座式)
【用途】入館アクセス(宿泊者専用)
【最寄りバス停】宮ノ下駅(歩1分)
【最寄り駅】宮ノ下(みやのした)(歩4分)
【航空写真】確認不可
【ストリートビュー】確認不可
<ケーブルカー>
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【訪問日】2000年頃
<スロープカー>
【愛称】渓谷(けいこく)電車
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
この施設は、既に閉鎖された。この施設の現在の名称は、エスパシオ箱根迎賓館麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)である(後述)。
ここは、温泉付き宿泊施設であり、温泉名は堂ヶ島(どうがしま)温泉である。
対星館について記述する場合に、避けて通れないのが晴遊閣大和屋(せいゆうかくやまとや)ホテルである。この2軒は、松本清張(せいちょう)の小説「蒼い描点(あおいびょうてん)」に登場した旅館である。両者は、いずれも谷底にある堂ヶ島温泉の旅館であり、隣り同士である。それぞれが道路と施設との間の交通手段を持っていて、対星館のほうはケーブルカーであり、晴遊閣大和屋ホテルのほうはロープウエー(概要はこちら)である。
なお、松本清張が投宿(とうしゅく)したのは、晴遊閣大和屋ホテルのほうである。
小説では、堂ヶ島という地名や富士屋ホテルも含めて、次のとおり名を変えて登場する。
【対星館】駿麗閣(しゅんれいかく)
【晴遊閣大和屋ホテル】対渓荘
【富士屋ホテル】杉ノ屋ホテル
【堂ヶ島温泉】坊ヶ島温泉
小説では、対星館のほうもケーブルカーではなくロープウエーとなっていて、その2台のロープウエーを空中ケーブルと称している。ロープウエーのことをケーブルカーと称することは、間違いとは言えない。イギリス英語では、ロープウエーのことを「Cable car」と称す。
主人公は、原稿を受け取るために杉ノ屋ホテルにいる作家を訪ねる。ところが、作家は、既に対渓荘に移ったあとである。主人公は、対渓荘の隣にある駿麗閣に泊まることにする。杉ノ屋ホテルをあとにした主人公は、車を利用するほどの距離ではないので歩いて行くことにする。まず対渓荘への降り口を通過し、さらに100mほど歩いて駿麗閣への降り口に到着する。駿麗閣の空中ケーブルに乗って谷底へ降りて行く。松本清張は、その時の様子を次のとおり描写している。
【下方の景色は徐々にせりあがり、拡大されてきた。木が大きくなり、家が大きくなった。】
駿麗閣に着いた主人公は、作家に面会するために対渓荘に向かう。いったん駿麗閣の空中ケーブルで昇り、道路を100m歩いて、対渓荘の空中ケーブルで谷底へ降りる。作家に面会したのちに、再び対渓荘の空中ケーブルで昇り、駿麗閣の空中ケーブルで駿麗閣に戻る。
松本清張は、対渓荘の空中ケーブルで昇る時の様子を次のとおり描写している。
【ケーブルカーの窓から下を見ると、対渓荘の屋根が、ずんずん小さくなって沈下していく。隣りの駿麗閣の屋根も連れのようにならんで縮んで行った。】
ロープウエーが谷底へ吸い込まれるがごとく、私はこの小説にぐいぐいと引き込まれた。
(15) エスパシオ箱根迎賓館麟鳳亀龍(りんぽうきりゅう)
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】スロープカー(跨座式)
【設備名称】渓谷(けいこく)電車
【編成】電車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】アッパーレセプション~メインレセプション
【用途】入館アクセス(宿泊者専用)
【最寄りバス停】宮ノ下駅(歩1分)
【最寄り駅】宮ノ下(みやのした)(歩4分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【訪問日】2025年4月20日(日)
ここは、温泉付き宿泊施設であり、温泉名は堂ヶ島(どうがしま)温泉である。
アッパーレセプションの左(西)隣に存在する箱根吟遊(ぎんゆう)という宿泊施設の駐車場から下方を覗き込めば、高位側の駅と軌道を目撃することができるかもしれない。しかし、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
箱根吟遊では、レストラン利用はできないが、日帰り入浴を利用することができる。したがって、宿泊せずとも日帰り入浴を利用すれば、高位側の駅と軌道を目撃することができると感じられる。
(16) 川久保(かわくぼ)発電所
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【駐車場】宮城野橋(みやぎのばし)(歩12分)
【発電所】木賀(きが)温泉入口(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
【管理者】東京電力リニューアブルパワー株式会社
【訪問日】2024年7月21日(日)
駐車場駅については、グーグルマップにおいて、「東京電力㈱川久保インクライン」という名称によって位置が示されている。柵と門扉で囲まれた区画が存在し、その門扉に、立入禁止を示す掲示が存在する。
発電所駅については、堂ヶ島渓谷(どうがしまけいこく)遊歩道の途中において目撃することができる。発電所の門扉にも立入禁止を示す掲示が存在する。
したがって、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
(17) 駒ヶ岳(こまがたけ)ケーブルカー
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【用途】山頂アクセス
【最寄りバス停】双子茶屋(ふたごちゃや)(歩43分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
このケーブルカーは、既に廃止された。
(18) 芙蓉亭(ふようてい)
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】本館~別館
【用途】施設間移動
【最寄りバス停】箱根園(はこねえん)ゴルフ場(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は蛸川(たこがわ)温泉である。
この施設は、既に閉鎖された。
調査当時のグーグルマップでは、「芙蓉亭」という表記を伴う記号が「ザ・プリンス箱根芦ノ湖(あしのこ)」の本館に存在していた。また、その記号に付随する住所も「・・・元箱根144 本館1F」になっていた。Yahoo!マップやエキテンにおいても「・・・元箱根144」となっている。グーグルマップの情報が起因しているのかもしれない。正しくは「・・・元箱根138」である。位置と住所について、グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
余談であるが、この「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」は、本館、別館、東棟、および西棟で構成される。この東棟と西棟であるが、グーグルマップの航空写真によると、2棟とも敷地の西寄りの位置に存在する。東棟は南寄りで、西棟は北寄りである。北棟と南棟という名称のほうが適切であると感じられる。
(19) 箱根園(はこねえん)ゴルフ場
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】ゴルファーケーブル
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【最寄りバス停】箱根園ゴルフ場(歩5分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
(20) 箱根登山ケーブルカー
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】ケーブルカー
【種別】ケーブルカー
【編成】客車2両×1路線
【運行形態】単線2編成交走式
【区間】強羅(ごうら)~早雲山(そううんざん)
【用途】山頂アクセス
【最寄り駅】(鉄道線)強羅(歩0分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【訪問日】1983年8月6日(土)
箱根フリーパス(オモテ)
箱根フリーパス(ウラ)
箱根登山ケーブルカー
(21) 強羅花扇(ごうらはなおうぎ)
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】入館アクセス
【最寄り駅】早雲山(そううんざん)(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
ここは温泉付き宿泊施設であり、温泉名は箱根強羅温泉である。この施設のホームページにおいて、日帰り利用に関する記述を見つけることはできない。
周辺図
<番外>
① 不動谷津(ふどうやつ)ダム(茨城県)
ネット記事において、「インクライン(?)」という記述が存在する。ダム湖左岸の建物から湖面に向かう軌道らしきものが見受けられる。ストリートビューによって設備の存在を確認することはできるのだが、インクラインであるか否かについては、調査中である。
② 小森(こもり)ダム(群馬県)
投稿写真やネット記事の(ダム湖左岸から眺めた)写真では、ダム湖右岸に廃インクラインが存在するように見受けられる。
③ 丹生(にゅう)ダム(群馬県)
ネット記事において、「インクラインが設けられている」という記述が存在するが、現地確認したところ、インクラインではなく斜樋(しゃひ)であった(詳細はこちら)。もし、斜樋のことをインクラインと称しているのであれば、それはインクラインという用語の定義に合致しない。
④ 鎌北湖(かまきたこ)(埼玉県)
ネット記事において、「インクラインのようになっているもの」という記述が存在するが、斜樋(しゃひ)である。
⑤ 金山(かなやま)ダム(千葉県)
ストリートビューにおいて、ダム湖左岸にインクラインらしきものが見受けられる。現地確認したところ、インクラインではなく単なる階段であった(詳細はこちら)。
⑥ 片倉(かたくら)ダム(千葉県)
ネット記事において、ここにインクラインが存在するという主旨が記述されている。しかし、湖面に向かう階段だけが存在する。もし、係船設備のことをインクラインと称しているのであれば、それはインクラインという用語の定義に合致しない。
⑦ 雨竜湖(うりゅうこ)ダム(千葉県)
ネット記事において、ここにインクラインが存在するという主旨が記述されている。しかし、湖面に向かう階段だけが存在する。もし、係船設備のことをインクラインと称しているのであれば、それはインクラインという用語の定義に合致しない。
⑧ ルネ北久里浜(きたくりはま)(神奈川県)
いくつかの不動産会社のホームページにおいて、ここに斜行エレベータが存在するという主旨が記述されている。しかし、他のネット情報によると、それは斜行エレベータではなく「トンネル&垂直エレベータ」である。