① 湯西川(ゆにしがわ)温泉
【所在地】栃木県日光市(にっこうし)
【所属】野岩(やがん)鉄道
② 土合(どあい)
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【所属】JR東日本
③ 湯檜曽(ゆびそ)
【所在地】群馬県みなかみ町(まち)
【所属】JR東日本
④ 美佐島(みさしま)
【所在地】新潟県十日町市(とおかまちし)
【所属】北越(ほくえつ)急行
⑤ 筒石(つついし)
【所在地】新潟県糸魚川市(いといがわし)
【所属】えちごトキめき鉄道
①~③については、既に訪問済みである。本日は、④と⑤を訪ねてみようと思う。
まず、美佐島(みさしま)での下車について検討した。乗換案内アプリで調べた結果、往路で下車する場合は、出発時刻や乗り継ぎ時間が悪くて、復路で下車する場合よりも片道所要時間が長くなる。したがって、美佐島(みさしま)には復路で下車することとする。
JR東日本と「えちごトキめき鉄道」では、「えちごツーデーパス」というフリーきっぷを販売している。しかも、期間限定で「大人の休日倶楽部(くらぶ)」会員専用きっぷ(以下「大休(おときゅう)用」)があり、一般用よりも安価である。
【大休用】1,690円
【一般用】2,740円
大休用の場合、「越後湯沢(えちごゆざわ)⇔越後川口(えちごかわぐち)」間(所要時間52~57分)を往復するだけでモトがとれる。
但し、大休(おときゅう)用についてはJR東日本のフリーエリア内でしか購入することができない。
先に筒石(つついし)を目指す場合、上越新幹線「大宮⇒越後湯沢(えちごゆざわ)」経由と北陸新幹線「大宮⇒糸魚川(いといがわ)」経由の2案がある。上越新幹線経由よりも北陸新幹線経由のほうが、筒石(つついし)に約1時間早く到着することができる。しかし、北陸新幹線経由の場合、糸魚川(いといがわ)で「えちごツーデーパス」を購入することになるのだが、糸魚川(いといがわ)は「えちごトキめき鉄道」とJR西日本の駅なので、大休(おときゅう)用を購入することができず一般用を購入するしかない。したがって、上越新幹線経由を採用して、越後湯沢(えちごゆざわ)で大休(おときゅう)用の「えちごツーデーパス」を購入することとする。但し、越後湯沢(えちごゆざわ)における乗り換え時間はわずか7分である。新幹線が遅延しないことを祈る。
「大宮~越後湯沢(えちごゆざわ)」間の片道乗車券の営業キロは「100km超200km以下」である。したがって、片道乗車券では「大人の休日倶楽部(くらぶ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することはできないが、往復乗車券にすることによって合計営業キロが200km超となって大休(おときゅう)30割を適用することができる(詳細はこちら)。
なお、「大宮~越後湯沢(えちごゆざわ)」間については「とき号」を利用する。「大宮~越後湯沢(えちごゆざわ)」間おける「お先にトクだ値(ね)」は「たにがわ号」限定であり、「とき号」は対象外である。
(1) レイルウェイクラブ
(2) 新幹線とき
大休(おときゅう)30割
大休(おときゅう)30割
いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。
(3) えちごツーデーパス
乗り換え時間は7分である。新幹線は遅延することなく、定刻到着であった。エスカレータを使うことなく階段を下(お)りた。指定席券売機には先客が使用中である。
待つこと30秒。先客が立ち去った。メニュー画面において「おトクなきっぷ」をタッチしても、「一般用」が表示されるだけで「大休(おときゅう)用」が表示されない。メニュー画面に戻って、「大人の休日倶楽部(くらぶ)割引きっぷ」をタッチする。暗証番号を入力する。いつもより通信時間が長いように感じられる。クレジットカードご利用票も含めて4枚も発券される。
(4) 超快速スノーラビット
これは、乗車券のみで乗れる列車のうち、表定速度が日本一早い列車(88.6km/h)である。
北越(ほくえつ)急行は、上越(じょうえつ)線と信越(しんえつ)本線を短絡する路線である。かつて、関東と北陸を結ぶ大動脈であった。その時の利益がかなりあって、北陸新幹線開業によって「特急はくたか」は廃止されたためローカル線となったが、現在の赤字を埋め続けてもあと30年くらいまかなえるらしい。
超快速スノーラビットは、「特急はくたか」のダイヤを受け継いで運行されている。越後湯沢(えちごゆざわ)を出発した超快速スノーラビットは、ぐんぐんと加速する。特に「ほくほく線」内である「六日町(むいかまち)~犀潟(さいがた)」間については、ほぼ直線区間であり、走行中はその速さを感じとることができる。
(5) 直江津(なおえつ)まちなか水族館
これは、直江津(なおえつ)駅構内にある水槽である。
(6) 雁木(がんぎ)
直江津(なおえつ)駅の駅前に、駅前通りという道路が存在する。そこには、今でも雁木(がんぎ)が存在する。雁木(がんぎ)とは長めの庇(ひさし)のことであり、いわゆるアーケードである。その雁木(がんぎ)部分の土地は、公道ではなく私有地である。
(7) 死電(しでん)区間
「梶屋敷(かじやしき)⇒えちご押上(おしあげ)ひすい海岸」間の途中に死電(しでん)区間すなわちデッドセクションが存在し、直流から交流に切り替わる。かつて死電(しでん)区間走行中は車内消灯状態であったが、現在は消灯しない。
西村京太郎の「特急しらさぎ殺人事件」では、車内消灯状態において殺人が起こる。
(8) 糸魚川(いといがわ)ジオステーションジオパル 無料
(9) 親不知(おやしらず)駅
ここは、海上に北陸自動車道と国道8号が並走するという異様な光景となっている。
(10) 道の駅親不知(おやしらず)ピアパーク
ここの翡翠(ひすい)ふるさと館(入場無料)には、世界最大のヒスイ原石が展示されている。重量は102トンである。
ひすいアイス
(11) 筒石(つついし)駅
この駅が存在する頸城(くびき)トンネルの全長は約11kmである。私は国内の鉄道を完乗したので、この駅にも訪れたはずである。しかし、当時はモグラ駅に関して興味がなく、下りの夜行急行「きたぐに」で通過しただけであって下車はしていない。当時の「きたぐに」は「大阪~青森」間を19時間を要して走行する長距離列車であった。電車ではなく客車であったことを記憶している。
その後もこの駅へ来たことはない。通過したことはあるかもしれないが、それもはっきりしない。
(駅舎寄りの224段)
(12) 筒石(つついし)漁港
ここには、細い路地を挟(はさ)んでひしめきあう3階建て木造住宅が存在する。まるで映画のセットのようである。
(13) 筒石(つついし)駅
(右の人物は同好の士か?)
(14) 美佐島(みさしま)駅
ウィキペディアによると、この駅で下車すると、2分以内に退去せよという旨のアナウンスが流れ、防犯カメラで遠隔監視されているので、ホームに残っていると退去するよう要請されるらしい。
しかし、3分間ほどホームに滞在したが、退去要請の放送は無かった(動画はこちら)。
ここの階段数は65段なので、たいしたことではない。駅舎の待合室は畳敷きである。ウィキペディアによると、湯茶サービスがあるらしいのだが、本日はそのような形跡は無かった。
超快速や快速が通過する際には、相当な風圧を受けるため、駅舎とホームの間には扉が2か所存在していて、どちらか一方しか開けることができないというエアロック構造になっている。当駅に停車する列車が近づくと、標準語と英語の他に新潟弁でもアナウンスが流れる(動画はこちら)。
(15) 新幹線とき
乗車券(かえり)
大休(おときゅう)30割
大休(おときゅう)30割
いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座り、両脇の肘(ひじ)掛けをはねあげた。A席やC席に座ろうとする乗客は来なかった。