「ボッコちゃん」の絆!新たな家族

2020年8月17日(月)


    私は、1977年頃に社内のある女性に星新一(ほししんいち)の「ボッコちゃん」というタイトルの文庫本を贈ったことがある。彼女は、その本を読み終えた後、図書館で星新一の本を読みあさったらしい。ほどなくして、その女性は、本の贈り主とともに歩む人生を選択した。

(1)  ベーコン
    新婚当初(1978年)、兵庫県赤穂市(あこうし)育ちの連れ合いから「ベーコン買ってきて」と頼まれた。私は、直ちに近くのスーパーに行って、ベーコンを購入して帰宅した。私が買ってきたものを見て、連れ合いは「は〜?」と叫んだ。私が生まれ育った福岡県北九州市ではベーコンと言えば鯨のベーコンのことである。私は鯨のベーコン以外にベーコンが存在することを知らなかった。

(2)  帰省
    我が子が生まれたのち、毎年、兵庫県赤穂市にある連れ合いの実家に帰省した。瀬戸内の魚が豊富であり、必ず山盛りのシャコが出た。
    「東京⇆相生(あいおい)」間を新幹線で往復するという手段が一般的であるが、帰路は寝台列車を利用したこともある。「大阪➡東京」間を急行銀河で、「姫路➡東京」間を特急瀬戸で帰京した。我が子の年代で寝台列車を利用したことのある子は少ないと感じられる。私としては良い体験をさせたと考えているが、当時小学生であった当の本人は全く記憶に無いらしい。

(3)  家族の武勇伝
    詳細はこちら。

(4)  我が子の結婚
    我が子の結婚相手のご両親と我々夫婦には次なる共通点があった。良縁奇縁であると感じた。
①父親は私と同学年である。
②父親は私と同じく鉄道愛好家である。
③父親は筑前煮が好みである。
④母親は私の連れ合いと同学年である。
⑤母親は連れ合いと同じく韓流(はんりゅう)ドラマのファンである。

<番外>  愛姪(まなめい)の懇願
    私が30歳くらいであった頃(1982年頃)、北九州市在住の姪(姉の長女)から手紙が届いた。姪はまだ小学生である。用件は私の連れ合いに対するお願いであり、次のとおりであった。
【自分のイトコは男ばかりで、女のイトコがいません。どうか女の赤ちゃんを産んでください。】
    当時、私の兄弟姉妹の子供は次のとおりであった。
【姉夫婦】女(懇願者)、男、男
【兄夫婦】男、男
【私達夫婦】男
    私は、連れ合いと相談して返信した。
【女の赤ちゃんについては、◯◯おばちゃんにも頼んでおきなさいね。】
    「◯◯おばちゃん」とは、兄の連れ合いのことである。
    その後、私の連れ合いも兄の連れ合いも子供を出産することはなく、その姪は自力で3人の女の子の母となった。