我が家に1匹のオス猫が住み着いている。名前はブチである。他にも、隣家が飼っている猫2匹や、保護者不明の猫もやってくる。我が家の周囲はそんな猫たちのケモノ道になっている。ブチにやったエサを他の猫も食べている。猫の食費がかさむ。そんな思いにひたっていた時、有名な一節(いっせつ)をもとにその心境を表せることに気づいた。
尽きぬはエサ代の価格にして
行かふ(いきこう)猫もマタタビ好き也(なり)
筆不精(ふでぶしょう)
<奥の細道>(原文)
月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして
行かふ年(いきこうとし)もまた旅人也(たびびとなり)
松尾芭蕉(まつおばしょう)
ブチの昼寝
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