都区内散策に最適なのはこれ!各鉄道事業者の「お得なきっぷ」

2019年6月24日(月)


    最近、東京の下町を散策することが多くなり、各社の「お得なきっぷ」のうちどれを選択すべきか、いつも悩んでしまう。本日は、各社の「お得なきっぷ」を比較してその特徴を確認し、今後の散策計画の参考としたい。
    東京都区内の散策に便利なきっぷは次のとおりであり(現時点の消費税は8%)、2グループに分けて紹介する。
①前半
    自由区間内から出発する場合
    (値段の昇順)
②後半
    東武本線沿線から出発する場合
    (某駅からの値段の昇順)


<自由区間内から出発する場合>

(1)  文京区循環バス一日乗車券
【値段】
300
【区間】文京区循環バス全線
【採算】100×3
【特典】有り
【売場】観光インフォメーションなど5か所
【有効期間】1日(終バスまで)

(2)  台東
(たいとう)く循環バス一日乗車券
【値段】300
【区間】台東区循環バス全線
【採算】100円×3
【特典】無し
【売場】
    車内
    台東区役所など11か所
【有効期間】1日(終バスまで)

(3)  墨田
(すみだ)く循環バス1日乗車券
【値段】300
【区間】墨田区循環バス全線
【採算】100円×3
【特典】無し
【売場】
    車内
    観光案内所など4か所
【有効期間】1日(終バスまで)

(4)  世田谷(せたがや)線散策きっぷ
【値段】
330
【区間】世田谷(せたがや)線全線
【採算】144×3
【特典】無し
【売場】
    三軒茶屋(さんげんぢゃや)
    上町(かみまち)
    下高井戸(しもたかいど)
    対象区間のその他の駅(「きっぷ購入券」で精算)
【有効期間】1日(終電まで)

(5)  都電1日乗車券
【値段】
400
【区間】都電荒川線全線
【採算】165×3
【特典】ちかとく
【売場】
    車内
    都電の営業所・定期券発売所
    三ノ輪橋おもいで館
【有効期間】1日(終電まで)

オモテ面

ウラ面

(6)  トライアングルチケット
【値段】400
【区間】渋谷~自由が丘~二子玉川~渋谷
【採算】124×4
【特典】無し
【売場】東急線の駅
  【例外】世田谷(せたがや)線、こどもの国線
【有効期間】1日(終電まで)

トライアングルチケット

    「渋谷-2.24」という印字は、渋谷駅入場時の印字である。

    また、自由が丘駅周辺には次なる無料循環バスもある。
①八雲ルート
【区間】自由が丘駅正面口⇒リバティヒルクラブ⇒自由が丘駅正面口
【運休日】水曜日
【運行時間】12時~21時半
【運行間隔】30分
②駒沢公園ルート
【区間】自由が丘駅南口⇒深沢ハウス⇒自由が丘駅南口
【運休日】水曜日
【運行時間】11時半~21時
【運行間隔】主に35分

(7)  スカイツリーシャトル一日乗車券
【値段】420円
【区間】スカイツリーシャトルの上野·浅草線
【採算】216×2
【特典】無し
【売場】
  【IC版】車内
  紙版浅草地区3か所
【有効期間】1日(終バスまで)

    「上野~浅草」間については、パンダバスという無料循環バスも存在する。両者の相違点は次のとおりである。
①運休日
【パンダバス】3~4日/月
【スカイツリーシャトル】無し
②運行時間
【パンダバス】10時~17時
【スカイツリーシャトル】8時~22時
③運行間隔
【パンダバス】1時間
【スカイツリーシャトル】15~20分

(8)  都営地下鉄ワンデーパス
【値段】500
【区間】都営地下鉄全線
【採算】
  【
174区間】3回
  【浅草⇔泉岳寺】1往復(534)
  【新宿⇔森下】1往復(534)
【特典】ちかとく
【売場】対象区間の駅
【有効期間】次の期間のうち1日(終電まで)
  【春】3月中旬~ゴールデンウィークの土休日
  【夏】7月中旬~8月下旬の土休日と盆休
  【秋】9月中旬~11月下旬の土休日
  【冬】12月中旬~1月中旬の土休日と年末年始  

(9)  都バス1日乗車券
【値段】500
【区間】都区内の都バス全線(深夜バス:差額精算)
【採算】206×3
【特典】ちかとく
【売場】
    車内
    都バスの営業所·支所・定期券発売所
【有効期間】1日(終バスまで)

オモテ面

ウラ面

    都バスは観光施設の近くまで行く場合があり、都バスをうまく使えば、鉄道よりも徒歩時間が短くてすむ。難点は所要時間が長いことである。
    なお、新宿以西については都バス路線が少なく、私鉄バス路線のほうが充実している。

    また、東京駅周辺と臨海地区には次なる無料巡回バスもある。
①丸ノ内シャトル
【区間】新丸ビル⇒日経ビル⇒日比谷⇒新丸ビル
    (平日の8時~10時:日比谷を経由せず)
【運休日】1月1日のみ
【運行時間】
  【平日】  8時~20時
  【休日】10時~20時
【運行間隔】約12~15分
②メトロリンク日本橋
【区間】東京駅八重洲口⇒JR新日本橋駅⇒地下鉄宝町駅⇒東京駅八重洲口
【運休日】1月1日のみ
【運行時間】10時~20時
【運行間隔】約10分
③メトロリンク日本橋Eライン
【区間】東京駅八重洲口⇒浜町2丁目明治座前⇒地下鉄水天宮前駅⇒東京駅八重洲口
【運休日】1月1日のみ
【運行時間】
  【平日】  8時~18時
  【休日】10時~20時
【運行間隔】約22分
④東京ベイシャトル
【区間】日本科学未来館⇒東京テレポート駅⇒アクアシティお台場⇒日本科学未来館
【運休日】無し
【運行時間】11時半~19時半
【運行間隔】約20分

(10)  足立(あだち)一日フリーパス
【値段】500
【区間】次なる区の東武バス全線
    足立区、葛飾区、北区
【採算】100×5
【特典】無し
【売場】
  【東武バスセントラル】足立営業事務所・3営業所
  【東武】北千住駅
  【東武トップツアーズ】西新井(にしあらい)駅支店他4か所
【有効期間】1日(終バスまで)

(11)  都内乗り継ぎ一日フリーパス
【値段】500
【区間】都区内の国際興業バス全線
【採算】216×3
【特典】無し
【売場】
    車内
    都区内の国際興業バス営業所・案内所
【有効期間】1日(終バスまで)

    券名 に「都内」という用語が含まれているが、都内かつ区外には国際興業バスの路線が存在しないので、必然的に都区内に限られる。

(12)  1日乗車券
【値段】500
【区間】都区内の日立バス全線
【採算】206×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

(13)  ちぃばす·お台場レインボーバス共通一日乗車券
【値段】500
【区間】
    ちぃばす7路線
    お台場レインボーバス2路線
【採算】210×3
【特典】無し
【売場】フジバス車内
【有効期間】土休日1日(終バスまで)

(14)  都内1日乗車券
【値段】500
【区間】都区内の京急バス全線
【採算】206×3
【特典】無し
【売場】
    車内
    京急バスの大森営業所・大森案内所・羽田営業所
【有効期間】1日(終バスまで)

    券名に「都内」という用語が含まれているが、都内かつ区外には京急バスの路線が存在しないので、必然的に都区内に限られる。

(15)  台東(たいとう)·墨田(すみだ)東京下町周遊きっぷ
【値段】1日券500、2日券700
【区間】
    北千住以南の東武線
    スカイツリーシャトル(上野·浅草線)
    台東(たいとうく)循環バス
    墨田(すみだく)循環バス
【採算】(1日券の場合)
  【組み合わせ例】
    【東武線144×1
    【スカイツリーシャトル1回
    【循環バス】2回
    【合計】540円
【特典】有り
【売場】
    北千住以南の東武線の駅
    上野·浅草·両国の3地区
【有効期間】
(終電·終バスまで)
  【1日券】1日
  【2日券】2日


(16)  お台場-有明(ありあけ)快遊パス
【値段】500
【区間】お台場海浜公園~有明(ありあけ)テニスの森
【採算】185×3
【特典】無し
【売場】
    対象区間の駅
    新橋駅
    豊洲(とよす)駅
    臨海地区の商業施設
【有効期間】1日(終電まで)

    後述の「ゆりかもめ一日乗車券」を利用する場合と豊洲(とよす)または新橋からの紙きっぷを併用する場合との運賃比較は次のとおりであり、通常はこの「きっぷ」が役立つ可能性は低いと感じられる。
【A案】一日乗車券利用
  【一日乗車券】820
【B案】往復&精算
  【豊洲⇔有明テニスの森370
  【お台場-有明快遊パス500
  【合計】870
【C案】片道&精算
  【新橋⇒お台場海浜公園319
  【お台場-有明快遊パス500
  【合計】819

(17)  下町日和(びより)きっぷ
【値段】500
【区間】京成の江戸川以西
【採算】
  【133区間4回
  【京成上野⇔青砥(あおと)】1往復(516)
【特典】有り
【売場】対象区間の駅
【有効期間】1日(終電まで)


    券面デザインに絵柄がなく、ちょっとさみしい。

(18)  ICカード都内1日乗車券
【値段】510
【区間】都区内の京成バス・京成タウンバス全線(深夜バスは差額精算)
【採算】216×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

    この「きっぷ」は都区内区間が短いので、都区内散策に役立つ可能性は低いと感じられる。
    券名に「都内」という用語が含まれているが、都内かつ区外には京成バスの路線が存在しないので、必然的に都区内に限られる。

(19)  東急バス一日乗車券
【値段】510
【区間】東急バス全線(深夜バスは差額精算)
【採算】216×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

(20)  1日フリーパス
【値段】510
【区間】小田急バス・小田急シティバス全線(深夜バスは差額精算)
【採算】216×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

(21)  一日乗車券
【値段】520
【区間】関東バス全線(深夜バスは差額精算)
【採算】216×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

(22)  東京メトロ24時間券
【値段】600
【区間】東京メトロ全線
【採算】
  【165区間4回
  【和光市⇔新木場1往復(616)
【特典】ちかとく
【売場】対象区間の駅
【有効期間】24時間

東京メトロ24時間券(前売り券)

(23)  1DayPass(ワンデーパス)
【値段】620
【区間】西武バス全線(深夜バス不可)
【採算】216×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

    この「きっぷ」は都区内区間が短いので、都区内散策に役立つ可能性は低いと感じられる。

(24)  東急ワンデーオープンチケット
【値段】660
【区間】東急線全線
【採算】
  【124区間】6回
  【渋谷⇔中央林間】1往復(658)
【特典】無し
【売場】対象区間の駅
  【例外】世田谷線/こどもの国線
【有効期間】1日(終電まで)

(25)  都営まるごときっぷ
【値段】700
【区間】
    都営地下鉄全線
    日暮里·舎人ライナー全線
    都電荒川線全線
    都バス全線(深夜バスは差額精算)
【採算】組み合わせ例
  【都営地下鉄174×2
  【都バス206×2
  【合計】760円
【特典】ちかとく
【売場】
    都電·都バスの車内
    都営地下鉄の駅
    日暮里·舎人ライナーの駅
【有効期間】1日(終電·終バスまで)

    通常は、この「きっぷ」が最も優位であると感じられる。

都営まるごときっぷ

    都バス1日乗車券の自由区間は都区内のみであるが、「都営まるごときっぷ」における都バス自由区間は都バス全線である。

(26)  りんかい線一日乗車券
【値段】700
【区間】りんかい線全線
【採算】
  206区間4回
  【大井町⇔新木場】1往復(780)
【特典】有り
【売場】対象区間の駅
【有効期間】1日(終電まで)

(27)  都区内パス
【値段】750
【区間】都区内のJR全線(料金追加で優等列車利用可(のぞみ号不可))
【採算】
  【133区間】6回
  【東京⇔西荻窪】1往復(776)
【特典】無し
【売場】対象区間の駅
【有効期間】1日(終電まで)

     JRのみで行けるところというのはかなり限定されるので、注意が必要である。特に臨海地区を散策するには別途運賃を要する。

乗車券

ご  案  内

(28)  ゆりかもめ一日乗車券
【値段】820
【区間】ゆりかもめ全線
【採算】
  【185区間5回
  【新橋⇔豊洲(とよす)】1往復(760)
【特典】無し
【売場】対象区間の駅
【有効期間】1日(終電まで)

    通常は、この「きっぷ」が役立つ可能性は低いと感じられる。

ゆりかもめ一日乗車券(当日券)

(29)  都営地下鉄·東京メトロ共通一日乗車券
【値段】900
【区間】
    都営地下鉄全線
    東京メトロ全線
【採算】組み合わせ例
  【都営地下鉄174×3
  【東京メトロ165×3
  【合計】1,017円
【特典】ちかとく
【売場】対象区間の駅
【有効期間】1日(終電まで)

    事実上、これで充分であることが多いが、臨海地区を散策するには別途運賃を要する。
    なお、東京メトロが発売しているのは「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」である。

東京メトロ・都営地下鉄
一日乗車券(当日券)

    都営地下鉄版も東京メトロ版も、券名に違いがある。
【ホームページ】「共通」の2文字が有る
【前売り券】「共通」の2文字が有る
【当日券】「共通」の2文字が無い

(30)  京王線·井の頭線一日乗車券
【値段】900
【区間】京王の鉄道路線全線
【採算】
  【124区間8回
  【新宿⇔高尾山口】1往復(762)
【特典】無し
【売場】対象区間の駅
【有効期間】1日(終電まで)

(31)  東急線·東急バス一日乗り放題きっぷ
【値段】1,000
【区間】
    東急線全線
    東急バス全線(除:ハチ公バスなど)
【採算】組み合わせ例
  【東急線124×3
  【東急バス216×3
  【合計1,020
【特典】無し
【売場】東急線の駅
 
例外世田谷線、こどもの国線
【有効期間】1日(終電·終バスまで)

(32)  東京フリーきっぷ
【値段】1,590
【区間】
    都営地下鉄全線
    日暮里·舎人ライナー全線
    都電荒川線全線
    都バス全線(深夜バスは差額精算)
    東京メトロ全線
    都区内のJR全線(料金追加で優等列車利用可(のぞみ号不可)
【採算】組み合わせ例
  【都営地下鉄174×2
  【都バス206×2
  【東京メトロ165×3
  【JR線133×3
  【合計】1,654
【特典】ちかとく
【売場】
    都営地下鉄の駅
    日暮里·舎人ライナーの駅
    東京メトロの駅
    都区内のJRの駅
【有効期間】1日(終電まで)

    これはオールマイティであるが、値段が高いので、事前に移動経路を充分に検討して別案を模索したほうがよい。

一日乗車券

東京フリーきっぷ「ご案内」

[アンケートのお願い]

(33)  1日全線フリー乗車券
【値段】2,000
【区間】小田急線全線
【採算】124×17
  【参考】「新宿⇔小田原」1往復(1,748)
【特典】無し
【売場】
    小田急線の駅
    小田急トラベル
【有効期間】次の期間のうち1日(終電まで)
  【春】3月下旬~4月上旬、ゴールデンウィーク
  【夏】7月と8月
  【冬】12月中旬~1月中旬

    この「きっぷ」は都区内区間が短いので、都区内散策に役立つ可能性は低いと感じられる。

(34)  休日おでかけパス
    この「きっぷ」は、都区内出発という場合は不適切であるが、参考として記載する。
【値段】2,670
【区間】
    指定地域内のJR全線(料金追加で優等列車利用可(東海道新幹線不可))
    りんかい線全線
    東京モノレール全線
【採算】1,490
×1往復
    例えば、日帰りで東京まで往復する場合の採算発駅は次のとおりである。
   【内房(うちぼう)線】君津(きみつ)
   【久留里(くるり)線】東清川~上総亀山
   【水戸線】小田林(おだばやし)~下館(しもだて)
   【宇都宮線】小山(おやま)~自治医大
   【両毛線】思川(おもいがわ)~足利(あしかが)
   【高崎線】岡部(おかべ)~神保原(じんぼはら)
   【上越新幹線】本庄早稲田
   【東海道本線】鴨宮(かものみや)、小田原(おだわら)
【特典】無し
【売場】
    対象区間の駅
    対象区間の主な旅行会社
【有効期間】次の期間のうち1日(翌日最初の下車まで)(電車特定区間は終電まで)
    土休日
    ゴールデンウィーク
    夏休み
    年末年始

普通乗車券

    券面に、普通乗車券という用語が印字されている。普通乗車券という用語には、次なる2通りの意味が存在する。
① 1事業者のみの乗車券のことであり、対義語は連絡乗車券である。
② 一般運賃の乗車券という意味であり、対義語は割引乗車券である。
    「休日おでかけパス」における表記は、①の意味である。しかし、休日おでかけパス」のフリーエリアには、りんかい線と東京モノレールが含まれている。したがって、普通乗車券という表記は不適切である。

休日おでかけパス❲ご案内❳

[アンケートのお願い]


<東武本線沿線から出発する場合>

(1)  東京スカイツリー周辺散策フリーきっぷ
【発駅】東武本線沿線の駅
  【例外】押上(おしあげ)/相老(あいおい)/赤城(あかぎ)/新藤原(しんふじわら)
【値段】発駅別
【区間】
  【往復区間】発駅~北千住(きたせんじゅ)
    【途中下車】前途無効
  【自由区間】北千住以南の東武線
【採算】
    日帰りで目的地まで往復する場合の採算発駅は次のとおりである。
  【浅草】
      東武動物公園以北
      岩槻(いわつき)以西
      南桜井以東
  【とうきょうスカイツリー/押上(おしあげ)】
      和戸(わど)以北
      幸手(さって)以北
      岩槻(いわつき)以西
      川間(かわま)以東
  【曳舟(ひきふね)】
      柳生(やぎゅう)以北
      南羽生(みなみはにゅう)以北
      船橋(ふなばし)(注:非現実的)
  【東向島(ひがしむこうじま)/鐘ケ淵(かねがふち)】
      柳生(やぎゅう)以北
      南羽生(みなみはにゅう)以北
  【堀切(ほりきり)】
      板倉(いたくら)東洋大前以北
      足利市(あしかがし)以北
      東小泉(ひがしこいずみ)以北
  【牛田(うしだ)】
      板倉(いたくら)東洋大前以北
      境町(さかいまち)以北
【特典】無し
【売場】発駅と同じ
  【例外】終日無人駅、早朝夜間のみ無人駅
【有効期間】1日(終電まで)

    浅草までの片道586以上の駅から日帰り往復するのであれば、無条件でこの「きっぷ」を利用すべきである。

往復割引乗車券

【ご案内】

(2)  浅草下町フリーきっぷ
【発駅】東武本線沿線の駅
  【例外】北千住以南、相老(あいおい)、赤城(あかぎ)、新藤原(しんふじわら)
【値段】発駅別
【区間】
  【往復区間】発駅~北千住(きたせんじゅ)
    【途中下車前途無効
  【自由区間】北千住以南の東武線/台東(たいとう)循環バス
【採算】循環バス1or2回(発駅依存)
【特典】有り
【売場】発駅と同じ
  【例外】終日無人駅、早朝夜間のみ無人駅
【有効期間】
  【往復割引乗車券2日(終電まで)
  【一日乗車券1日(購入時に指定)

    なお、チケットケース(紙袋)に「ご優待券」8枚が付属している。

往復割引乗車券

一日乗車券

【ご案内】

(3)  東武東京メトロパス
    これは、東武本線沿線区間の往復割引乗車券と「東京メトロ24時間券」が合体した「きっぷ」である。但し、東京メトロ利用可能時間は24時間ではなく当日の終電までである。
【発駅】東武本線沿線の駅
  【例外】浅草/とうきょうスカイツリー/押上(おしあげ)/北千住(きたせんじゅ)/相老(あいおい)/赤城(あかぎ)/新藤原(しんふじわら)
【値段】発駅別(北千住は対象外)
【区間】
  【往復区間発駅~北千住(きたせんじゅ)
    【途中下車前途無効
  【自由区間
      北千住(きたせんじゅ)~浅草
      曳舟(ひきふね)~押上(おしあげ)
      東京メトロ全線
【採算】東京メトロ165×1~4(発駅依存)
【特典】ちかとく
【売場】発駅と同じ
  【例外】終日無人駅、早朝夜間のみ無人駅
【有効期間】1日(終電まで)

    なお、東武では、東上線内発の「東上東京メトロパス」も発売している。
    また、東武以外の私鉄でも自社線内発の類似の「きっぷ」を発売している。
【西武】西武東京メトロパス
【小田急】小田急東京メトロパス
【東急】東急東京メトロパス

往復割引乗車券

(4)  TOKYO探索きっぷ(2019年9月30日に販売終了)
    これは、東武本線沿線区間の往復割引乗車券と「都営まるごときっぷ」が合体した「きっぷ」である。
【発駅】東武本線沿線の駅
  【例外】竹ノ塚(たけのつか)以南/相老(あいおい)/赤城(あかぎ)/新藤原(しんふじわら)
【値段】発駅別
【区間】
  【往復区間】発駅~浅草or押上(おしあげ)
    【途中下車】東向島(ひがしむこうじま)のみ前途有効
  【自由区間】
      都営地下鉄全線
      日暮里·舎人ライナー全線
      都電荒川線全線
      都バス全線(深夜バスは差額精算)
【採算】1~5回(発駅依存)
【特典】ちかとく
【売場】発駅と同じ
  【例外】終日無人駅、早朝夜間のみ無人駅
【有効期間】
  【往復割引乗車券】2日(終電まで)
  【一日乗車券】1日(購入時に指定)

    なお、東武以外の私鉄でも自社線内発の類似の「きっぷ」を発売している。
【TX】TOKYO探索きっぷ
【京王】TOKYO探索きっぷ
【京急】東京1DAYきっぷ

往復割引乗車券(ゆき)

都営まるごときっぷ(1日乗車券)

    「浅草-4.12」という印字は、都営浅草駅入場時の印字である。

往復割引乗車券(かえり)

【ご案内】

    復路において、「かえり」券を「とうきょうスカイツリー」駅の自動改札機に投入すると拒否されるので、有人改札口を通らねばならない。なお、往路においては「とうきょうスカイツリー」駅の自動改札機を利用することができる。

(5)  空の旅おでかけキップ
【発駅】東武本線沿線の駅
  【例外】浅草/とうきょうスカイツリー/押上(おしあげ)/
大宮~七里(ななさと)/梅郷(うめさと)~船橋(ふなばし)/相老(あいおい)/赤城(あかぎ)/新藤原(しんふじわら)
【値段】発駅別、片道·往復別
【区間】
  【経由区間】発駅~羽田空港国内線ターミナル
       (浅草·都営地下鉄経由or押上·都営地下鉄経由)
    【途中下車】浅草と押上のみ前途有効
  【自由区間】無し
【採算】
    次のいずれかの駅に行く場合、どの発駅でも採算が良い。
       羽田空港国際線ターミナル
       羽田空港国内線ターミナル
    発駅によっては、「京急蒲田~天空橋」間のいずれかの駅に行く場合、採算が良い。
【特典】無し
【売場】発駅と同じ
  【例外】終日無人駅、早朝夜間のみ無人駅
【有効期間】(いずれも終電まで)
  【片道】  1日
  【往復】10日

    羽田空港に行くのであれば、無条件でこの「きっぷ」を利用すべきである。

    次なる区間の駅は、この「きっぷ」の発駅対象外である。
        大宮~七里(ななさと)
        梅郷(うめさと)~船橋(ふなばし)
    これらの駅では、東武本線経由で浅草方面に行く運賃よりも、JRの駅(大宮、柏(かしわ)、船橋(ふなばし))からJR線経由で東京方面に行く運賃のほうが安価であるためと推察される。
    なお、例えば発駅が七里(ななさと)である場合、次なるA案のような方策も考えられるが、IC運賃の恩恵によりB案のほうがわずかに安価である(IC運賃ではなく紙運賃で比較するとA案のほうが安価である)。
【A案
東武本線経由
  【「七里⇔岩槻」往復288
  【岩槻発のこのきっぷ2,110
  【合計】2,398
【B案】大宮乗り換え
  【「七里⇔羽田空港第2ビル」2,396

往復割引乗車券(ゆき)

往復割引乗車券(ゆき)

    券面に「都営 浅草」と「羽田空港国際線ターミナル」という表記があるが、これはいずれも不要である。券面に表記すべき区間としては「都営 押上⇒羽田空港国内線ターミナル」だけで充分である。復路についても同様である。

往復割引乗車券(かえり)

往復割引乗車券(かえり)


<番外(横浜市交通局)>(2023年2月19日(日)追記)

(1)  バスIC1日乗車券
【値段】600円
【区間】横浜市営バス全線(深夜バス追加払い)
【採算】220×3
【特典】無し
【売場】車内
【有効期間】1日(終バスまで)

(2)  地下鉄1日乗車券
【値段】740円
【区間】横浜市営地下鉄全線
【採算】210×4
【特典】無し
【売場】地下鉄駅券売機
【有効期間】1日(終電まで)

(3)  地下鉄・バス1日乗車券
【値段】830円
【区間】横浜市営地下鉄と横浜市営バス全線(深夜バス追加払い)
【採算】組み合わせ例
  【地下鉄】210円×2
  【バス】220円×2
  【合計】860円
【特典】無し
【売場】地下鉄駅券売機
【有効期間】1日(終電・終バスまで)

一日乗車券

    右上方にある印字は、「日吉-2.18」である。日吉駅入場の際に印字された。