代表格はライオン!東京都心で名曲喫茶めぐり(東京都渋谷区)

2023年8月19日(土)


    歴史ある喫茶店を調べていたら、名曲喫茶なるものに遭遇した。クラシック音楽については全くの門外漢であるが、そこへ行けば通(つう)になったような気分になるかもしれない。本日は、東京都心の名曲喫茶を訪問したい。

行程図

    「柏(かしわ)⇒品川」間と「上野⇒大宮」間については、普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。

    JR東日本は、8月31日までの期間限定で、通常より少ないポイント数でSuica(スイカ)グリーン券と交換できるというキャンペーンを実施しているので、それを利用したい
    「柏⇒品川」間と「上野⇒大宮」間の営業キロはいずれも50km以下であり、グリーン料金の価格比較は、次のとおりである。
【ポイント交換(限定)】400P
【一般(土休日)】580円
【ポイント交換(通常)】600P

(1)  普通列車のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(2)  東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券

    採算は、次のとおりである。
一日乗車券】900円
【都度払い】1,486円

一日乗車券

【ご案内】

(3)  麦
<1964年創業>

    ここは、いわゆる名曲喫茶である。
    名曲喫茶の営業開始時刻は、一般的には正午頃である。しかし、ここの営業開始時刻は、午前7時である。モーニングも存在する。
    店内は、昭和感に満ちている。

店舗

A3セット&ミルク
(税込390円。安ッ。)

(4)  カデンツァ
<2011年創業>

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。但し、この店舗は、老舗(しにせ)というほどではない。訪れてみると、「OPEN」の札が掲げられていたのだが、扉(とびら)は施錠されていた。臨時休業であると感じられる。

(5)  燕湯(つばめゆ)
<国の登録有形文化財>

    国の登録有形文化財である銭湯は、東京都内に2存在する。ここは、そのうちの1軒である。もう1軒は、稲荷湯(いなりゆ)(東京都北区)であり、既に訪問済みである(詳細はこちら)。
    旅先で銭湯を利用するには困難を伴う。なぜなら、銭湯の営業開始時刻は、一般的には15時頃だからである。しかし、ここの営業開始時刻は、午前6時である。

店舗

牛乳

(6)  らんぶる
<1950年創業>

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。店内にはルノアールにあるような椅子(いす)が並んでいる。やや格式を感じられる。

店舗

アイスティ

(7)  ローレル
<1947年創業>

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。

店舗

Bセット&桃ジュース

(8)  ライオン
<創業1926年>

    ここは、名曲喫茶の代表格であって、店内に巨大なスピーカーが存在する。席は、全てスピーカーに向いている。音量は、かなり大きい。レコード針がレコード盤をこするジリジリという音も聞こえる。
    なお、ここは、明仁(あきひと)上皇が高校時代に学友とともに来店した店舗としても有名である。
    アイス抹茶を注文したが、店内撮影は一切禁止である。

店舗

(9)  さぼうる
<創業1955年>

    ここは、テレビ朝日「相棒」のロケ地である。名曲喫茶ではないのだが、番組内では、名曲喫茶マリオンとして登場した。

店舗

パインジュース

(10)  普通列車のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(11)  大宮横丁

    ここは、全国ご当地グルメを提供するフードコートである。コンセプトは昭和である。店内の壁には、昭和のポスター、ホーロー看板、レコードジャケットなどが飾られている。テーブルにはアルミの縁取りがあり、椅子の脚は鉄製で座面や背もたれはビニール被覆である。

旨(うま)だし大宮カレーうどん