乗れなくても見過ごせない!青梅線の廃線オンパレード(東京都青梅市(おうめし))

2026年9月13日(日)


    青梅(おうめ)線沿線には、かつて多くの専用線が存在した。本日は、それらの廃線を訪問したい。

行程図
【南越谷】みなみこしがや【西国分寺】にしこくぶんじ【立川】たちかわ【昭島】あきしま【拝島】はいじま【武蔵五日市】むさしいつかいち【大久野】おおぐの【小机坂下】こづくえさかした【御嶽】たけ【二俣尾】ふたまたお【宮ノ平】みやのひら【河辺】かべ【小作】おざく【羽村】はむら

(1)  のんびりホリデーSuica(スイカ)パス

    採算、次のとおりである。
のんびりホリデーSuicaパス】2,850
【都度払い】3,779円

普通乗車券

    券面に印字されている「普通乗車券」という表記については、ややこしい状況が存在する(詳細はこちら)。

ご案内

【アンケートのお願い】

(2)  五日市鉄道
【グーグルマップ名称(大神)】五日市鉄道大神駅跡
【グーグルマップ名称(武蔵田中)】五日市鉄道武蔵田中駅跡モニュメント
【所在地】東京都立川市(たちかわし)
【所在地(武蔵五日市)】東京都あきる野市(あきるのし)
【種別】気動車
【編成】気動車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】旅客(りょかく)輸送 
【最寄りバス停(武蔵田中)】昭島市役所(歩4分)
【最寄りバス停(大神)】昭島市役所(歩10分)
【最寄り駅(説明板)拝島(歩3分)
【最寄り駅(武蔵田中)】昭島(歩19分)
【最寄り駅(大神)】昭島(歩18分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    この設備の一部分は、既に廃止された。現存区間は、現在の五日市線と青梅短絡線(詳細はこちら)である。

周辺図
【立川】たちかわ【南武】なんぶ【青梅】おうめ【拝島】はいじま【八高】はちこう【大神】おおがみ【武蔵田中】むさしたなか【三内】さんない【武蔵五日市】むさしいつかいち【大久野】おおぐの【岩井橋】いわいばし【日本セメント】にほんセメント

大神
駅跡

説明板

駅名標

信号機

武蔵田中駅跡(正面)

左寄り

右寄り

標識


五鉄通り
(拝島駅南側)

説明板
(五日市鉄道の線路跡)

標識

(3)  武蔵五日市駅

線路末端

駅舎

(4)  岩井支線
【グーグルマップ名称】五日市線 岩井支線 武蔵岩井駅跡
【所在地】東京都あきる野市(あきるのし)
【所在地(武蔵岩井)】東京都日の出町(ひのでまち)
【種別】電車
【設備別称】五日市鉄道大久野支線
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【最寄り駅武蔵五日市(歩0分)
【最寄り駅(三内信号扱所)武蔵五日市(歩10分)
【最寄りバス停(A点)】大久野中学校(歩5分)
【最寄りバス停(武蔵岩井)岩井橋(歩1分)
【最寄りバス停(武蔵岩井)(多頻度)】大久野中学校(歩11分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。
    なお、「西東京バス青春号」は、(途中の回り道を除き)この廃線とほぼ近い経路を運行していた。

周辺図(本線&岩井支線)
【立川】たちかわ【南武】なんぶ【青梅】おうめ【拝島】はいじま【八高】はちこう【大神】おおがみ【武蔵田中】むさしたなか【三内】さんない【武蔵五日市】むさしいつかいち【大久野】おおぐの【岩井橋】いわいばし【日本セメント】にほんセメント

周辺図
【幸神】さちかみ【武蔵岩井】むさしいわい【1号線&2号線】仮称

語らいとふれあい広場
(大久野駅跡)

廃線跡

    柵もロープの存在しない。立ち入りたい衝動にかられるが、やめておく。

無断立入禁止

    この位置から北側が日本セメントの敷地であると推察される。グーグルマップによると、その位置から北200mの廃線跡に「登山口」という名称の記号が存在する。どのような手続きを踏めば、その「登山口」に立つことができるのであろうか。それはのちほど判明する。

勝峰山案内板
    案内板では「勝峰」の読みを「かつぼう」としているが、国土地理院地図に記載された読みは「かつぼ」である。ネット記事によるとどちらでもよいことになっているらしく、本記事では「かつぼう」を採用する。

岩井橋

武蔵岩井駅跡

    最近までホーム跡が存在したのだが、それも消滅してしまった。
    写真左端に存在する通路を進めば、登山口へ行くことができる。したがって、「A点から登山口に向かうことはできないが、岩井橋から登山口に向かうことはできる。」ということである。

説明板

正面(西側)

右側(北側)

    武蔵岩井(むさしいわい)を訪問した後に路線バスで三内(さんない)信号扱所に向かう場合は、武蔵五日市(むさしいつかいち)駅で下車するよりも小机坂下(こづくえさかした)で下車するほうが便利である。
    岩井支線の線路区間は三内信号扱所~武蔵岩井」間であった運行区間は「武蔵五日市~武蔵岩井」間であった。岩井支線の電車は本線(立川~武蔵五日市)の運行とは独立して運行され、武蔵五日市駅構内である三内信号扱所においてスイッチバックしていた。岩井支線を走行する貨物列車は、武蔵五日市に寄らずに三内信号扱所を通過した。すなわち、武蔵五日市駅は、通過可能型スイッチバック駅(詳細はこちら)であった。
    本線の線路は、三内信号扱所において北側と南側に分岐している。北側は岩井支線の線路であり、武蔵五日市駅が高架化されるまでは本線(立川~武蔵五日市)の電車は南側の線路を走行した。北側の線路は南側の線路よりもやや高位に存在した関係で、武蔵五日市駅が高架化される際に、武蔵五日市駅と三内信号扱所を接続する線路は、次のとおり変更された
【高架前】南側
【高架後】北側

高架前後の線形

民家の軒先を進む

三内第一踏切

分岐点

三内第二踏切

三内第二踏切

分岐点

地上線&高架線

武蔵五日市を出発した上り列車

廃線跡

(5)  御嶽(みたけ)駅
<関東の駅百選>

古風な神社造りの駅

表札

(6)  御岳登山鉄道
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】
  ① ケーブルカー
  ② リフト
【入場料】無料
【運賃】有料
【航空写真】確認可能
【国土地理院地図】確認可能
  
周辺図
ケーブル下ケーブルした【滝本】たきもと御岳山みたけさん【御岳平】みたけだいら

<ケーブルカー>
【設備名称】御岳山ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【車両愛称】武蔵号&御嶽号
【運行形態】単線2両交走式
【用途】山頂アクセス 
【最寄りバス停】ケーブル下(歩5分)
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
【前回乗車日】2017年2月17日(金)

車両

滝本駅

御岳山駅

顔出し日付看板

    往路の動画はこちら
    復路の動画はこちら

<リフト>
【設備名称】御岳山リフト
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【用途】展望台アクセス 
【最寄り駅】御岳山(歩2分)
【ストリートビュー】確認困難
    ケーブルカー前回乗車時は、リフトが運休していた。本日は、再挑戦である。

車両

御岳平駅

運休時間

    ホームページでは、昼運休に関する記述を見つけることはできない。ホームページに記載したほうがよいと感じられる。

大展望台駅

    往路の動画はこちら
    復路の動画はこちら

(7)  二俣尾鉱山
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】SL列車
【設備名称】浅野セメント二俣尾駅専用線
【編成】SL1両&貨車10両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】石灰石輸送(関係者専用) 
【最寄り駅二俣尾(歩0分)
【ストリートビュー】確認可能
航空写真】確認困難
    これらの設備は、既に廃止された。
    ここには、インクライン(概要はこちら)ロープウエー(概要はこちら)も存在した
    某ネット記事では、いくつかの誤記が存在する。
【正】西城踏切/奥多摩工業/石灰石
【誤】西条踏切/奥多摩鉱業/石灰

周辺図
二俣尾】ふたまたお【西城】さいじょう【茶道】ちゃどう【福小路】ふくこうじ【梅ヶ平】うめがだいら【雷電山】らいでんやま【浅野】あさの

西城踏切

御嶽駅方面

茶道ガード
(左方向が二俣尾駅)

【手前】専用線
【奥】青梅線


福小路第一踏切

    専用線は、この踏切の北側を北上した。立入禁止の掲示も柵やロープも目撃することはできないので立ち入ってもよいと感じられるのだが、雑草が多く立ち入ることには抵抗がある。そこに立ち入らなくても、そのルートの左側(西側)に存在する道路上において、遺構を目撃することができる。

転轍機

鉄橋

    ここからさらに北上すれば、インクライン跡が存在するらしいのだが、通路が判然としない。

(8)  宮ノ平駅周辺路線
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】SL列車
【運行形態】単線1編成方式
【用途】石灰石輸送(関係者専用)

周辺図
【宮ノ平】みやのひら【和田乃】わだの【日向和田ひなたわだ

<宮ノ平駅専用線>
【編成】SL1両&貨車10両×1編成
【最寄り駅】宮ノ平(歩3分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。
    この設備は、青梅鉄道とは別の企業による専用線ということではなく、青梅鉄道自身の専用線であった。したがって、専用線というよりも支線という表現のほうが適切であるかもしれない。
    この設備については、宮ノ平踏切から北西に分岐するのではなく、後述の日向和田駅(旧)でスイッチバックして北上していたという情報も存在する。
    某ネット記事において、この設備を専用鉄道であると記述しているが、青梅鉄道に接続されていたので専用線である。

宮ノ平踏切

前方が宮ノ平駅

    専用線は、このあたりから右側(北側)に分岐したらしい。写真右側の道路が廃線跡であると推察される。

門扉

    専用線の向きとは異なるので、専用線の列車がこの門扉を出入りしたわけではないと推察される。

石灰窯跡
(タクシー駐車場)

線路跡(正面)

    某ネット記事によると、上写真の矢印が線路であるということなのだが、判然としない。

線路跡(右側面)

<青梅鉄道旧線>
【編成】SL1両&貨車10両&客車2両×1編成
【最寄り駅】宮ノ平(歩4分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。この設備の開業当時は、旅客(りょかく)輸送よりも石灰石輸送が主たる用途であった。
    この設備の日向和田駅は、かつて青梅鉄道が日向和田まで延伸した当時の駅である。その後、二俣尾(ふたまたお)までの延伸工事を進めるにあたって、日向和田駅は現在の位置に移転した。その結果、「宮ノ平~(旧)日向和田」間は廃止された。
    某ネット記事では、「日向和田」旧駅を「宮ノ平」旧駅であると記述しているが、誤認である。

宮ノ平橋周辺(跨線橋からの眺め)
 
日向和田(旧)駅跡

    このあたりに日向和田(旧)駅が存在したと推察される。

目印
住宅

    この住宅は、探索目印として有名である。某ネット記事において、この住宅の右側(西側)の道路も廃線跡であると記述しているが、他に同調する記事を見つけることはできない。

(9)  中武馬車鉄道
【所在地】埼玉県狭山市(さやまし)
【所在地(森下)】東京都青梅市(おうめし)
【種別】馬車鉄道
【グーグルマップ名称】馬車鉄道説明板
【グーグルマップ名称(森下)】中武馬車鉄道森下駅跡
【編成】馬1頭&客車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】旅客(りょかく)輸送
【最寄り駅】狭山市(歩1分)
【最寄り駅(森下)】青梅(歩11分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【ストリートビュー(説明板)】確認可能
【ストリートビュー(石碑)】確認可能
    この設備は、既に廃止された。この設備は、入間川駅(現在の狭山市駅)まで乗り入れていた。説明板は、狭山市駅西口の北側階段の脇(西側)に存在する。石碑は、「おかざきリカーステーション」の左脇(西側)に存在する。

周辺図
中武ちゅうぶ【入間川】いるまがわ【御諏訪下】おすわした【東飯能】ひがしはんのう【金子】かねこ【東青梅】ひがしおうめ【森下】もりした

駅名標看板&石碑

中武馬車鉄道森下駅跡

(10)  稲葉家住宅 無料


(11)  浅野セメント
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】SL列車
【設備名称】浅野セメント黒沢専用線
【編成】SL1両&貨車10両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】鉱石輸送(関係者専用)
【最寄り駅東青梅(歩7分)
【最寄りバス停(黒沢)柳川(歩1分)
航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。
    東青梅駅が開業したのは、この設備の廃止後のことである。
    某ネット記事において、「この設備は専用線ではなく専用鉄道である」という主旨の記述が存在する。しかし、この設備の線路と青梅鉄道の線路は、師岡聯絡所(もろおかれんらくしょ)を介して接続され、貨物列車が直通していた。したがって、「専用鉄道」ではなく「専用線」が適切であると感じられる。

周辺図
【柳川】やながわ浅野あさの

師岡聯絡所跡

(12)  河辺砂利運搬線
【施設名称(旧)】昭和石材
【施設名称(現)】住友金属鉱山アリーナ青梅
【所在地】東京都青梅市(おうめし)
【種別】
  ① SL列車
  ② ケーブルカー
【設備別称】河辺砂利軌道
【用途】砂利(じゃり)輸送(関係者専用)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。

周辺図
【河辺】かべ

<SL列車>
【編成】SL1両&貨車10両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【最寄り駅】河辺(歩0分)
【最寄り駅(昭和石材)】河辺(歩7分)

<ケーブルカー>
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【最寄り駅】河辺(歩7分)
【最寄り駅(自治会館)】河辺(歩9分)

河辺南自治会館

    丸印の場所が、某ネット記事が示すトンネル跡である。

(13)  小作砂利採取線
【所在地】東京都羽村市(はむらし)
【種別】
  ① SL列車
  ② ケーブルカー
【用途】砂利(じゃり)輸送(関係者専用)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。

周辺図
【小作】おざく

<SL列車>
【編成】SL1両&貨車10両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【最寄り駅】小作(歩0分)

<ケーブルカー>
【設備名称】インクライン
【グーグルマップ名称】インクライン跡
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【最寄り駅(インクライン跡)】小作(歩12分)
【最寄り駅(説明板)】小作(歩16分)

宮前自然公園

    この公園の中に説明板があるはずなのだが、大量の雑草のために通路が判然としない。
    
インクライン跡
 
(14)  羽村山口軽便鉄道(はむらやまぐちけいべんてつどう)
【所在地】東京都羽村市
【所在地(狭山湖)】埼玉県所沢市(ところざわし)
【所在地(多摩湖)】東京都東大和市(ひがしやまとし)
【種別】
  ① SL列車
  ② ケーブルカー
【用途】砂利(じゃり)輸送(関係者専用)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    この設備は、既に廃止された。平坦線の途中に、インクラインが存在した(概要はこちら)

周辺図
【※1】玉川(たまがわ)兄弟の像【※2】遠江坂(とおとうみざか)跡【※3】西武球場前【※4】西武線

<SL列車(低位)>
【グーグルマップ名称】玉川兄弟の像
【編成】SL1両&貨車10両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【最寄り駅】羽村(歩11分)
    この区間では、SLがインクライン車両を牽引(けんいん)した。

<ケーブルカー>
【設備名称】インクライン
【グーグルマップ名称】インクライン跡
【グーグルマップ名称】遠江坂跡
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】複線N両循環式
【最寄り駅】羽村(歩12分)
【最寄り駅(遠江坂跡)】羽村(歩10分)
【最寄り駅(神明緑道)】羽村(歩9分)
    最寄り駅欄で示す「神明緑道」は起点側であるが、起点におけるストリートビューではその標識を目撃することはできない。「神明緑道」の標識は、神明(しんめい)緑道の途中と終点に存在する。
    某ネット記事において、「羽村の堰(せき)」をインクラインの低位であると記述しているが、誤認である。また、遠江坂跡の位置に、この設備の説明板が存在する。同記事では、説明板の位置インクラインと平坦線の境界点であると記述しているが、これも誤認である。
    ここには、平坦線も存在した(概要はこちら)
    グーグルマップにおいては、ややこしい状況が存在する(詳細はこちら)

インクライン跡

    ここは、グーグルマップが示す位置である。モニュメントのたぐいは何もない。

羽村山口軽便鉄道廃線跡説明板

遠江坂(跡)説明板

<SL列車(高位)>
【グーグルマップ名称】神明緑道
【編成】SL1両&貨車10両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【最寄り駅】羽村(歩14分)
【最寄り駅(神明緑道)(終点)】羽村(歩22分)
【最寄り駅(狭山湖)】西武球場前(歩15分)
【最寄り駅(多摩湖)】西武球場前(歩13分)

神明緑道

    ここは、神明緑道の起点である。グーグルマップが示す「神明緑道」の位置は、神明緑道の終点である。

標識