歌川広重(うたがわひろしげ)の浮世絵「東海道五十三次」に由井(ゆい)という作品が存在する。その作品では、断崖絶壁越しに見える富士山が描かれている。その断崖絶壁のある場所が薩埵(さった)峠である。そこにモノレールが乱立している。本日は、そのモノレール群を訪問したい。
なお、由井という地名は、現在の由比(ゆい)である。
最寄りバス路線の時刻表は、次のとおりである。
①を利用するには、早起きしなければならない。③を利用すると、就寝が遅くなる。したがって、②を選択するしかない。
なお、このバス路線の運行日は、平日の月水金のみである。
【青春18きっぷ】2,410円
【ジ3割】4,760円
【のんびり+α】5,350円
「柏~熱海」間については、往復いずれも普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
JR東日本は、8月31日までの期間限定で、通常より少ないポイント数でSuicaグリーン券と交換できるというキャンペーンを実施していた。有効期間は1か月なので、8月31日に交換したSuicaグリーン券は9月30日まで有効である。「柏~熱海」間の片道営業キロは100km超であり、グリーン料金の採算は次のとおりである。JREポイントの換金率は、1P=1円とすることが妥当である。その換金率で比較すると、ポイント交換は、かなりお得である。
【ポイント交換(限定)】500P
【ポイント交換(通常)】600P
【ジ3割】1,260円
【一般(IC)】1,550円
(2) 常磐(じょうばん)線のグリーン車
Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。
(3) 東海道線のグリーン車
(4) 家康の湯 無料
(5) 新幹線区
函南(かんなみ)駅と大場(だいば)駅を結ぶ道路の途中に、「新幹線」という地名が存在する。国土地理院の地形図にも表示されている。但し、その名称は、正式名ではなく通称である。その地区に、東海道新幹線の新丹那トンネル工事従事者が多く住んでいた。そのことから、「新幹線」という地名が生まれた。
(6) 富士川駅
江戸時代、旧東海道を江戸から京に向かって進むと、吉原駅付近から北上して吉原本町(よしわらほんちょう)駅付近において道が左(西)に曲がり、蒲原駅付近に向かって南下する。その南下する際に、それまで右側に見えていた富士山が左側に現れる。当時の人々はこれを「左富士」と呼んだ。現在の国道1号は吉原本町駅付近を通らずに海岸沿いを東西に通るので、左富士を眺めることはできない。しかし、富士川と蒲原宿(かんばらしゅく)の間に南北区間が存在するので、そこで左富士を眺めることができると感じられる。
この左富士を列車の車窓として眺めることができる。新幹線でも可能であり、在来線でも可能である。
【新幹線】新幹線が在来線の「安倍川(あべかわ)~用宗(もちむね)」間と並走する区間においては、その軌道は東西方向ではなく南北方向である。但し、富士山までの距離が遠いために、富士山が見えるか否かは、気象条件に左右される可能性が高い。
【在来線】前述の「安倍川~用宗」間でも眺めることができるが、富士川(ふじかわ)駅周辺でも眺めることができる。「安倍川~用宗」間よりも富士川駅周辺のほうが富士山までの距離が近いので、富士川駅周辺のほうが気象条件に左右される可能性は低い。
(7) 薩埵モノレール
ここには、モノレールが存在する。
【所在地】静岡県静岡市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&貨車1両×27路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】柑橘(かんきつ)輸送(関係者専用)
【最寄りバス停(月水金(平日))】倉沢(くらさわ)漁業事務所(歩5~20分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
「薩埵モノレール」という名称と後述の線名は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。「一里塚~薩埵峠」間に存在する。
一里塚
1号線
モノレールが忽然(こつぜん)と現れる。観光設備ではないので、当然のことながら案内板も存在しない。モノレールが風景にとけ込んでいて、目をこらしていないと見過ごしそうである。藪(やぶ)に隠れている軌道もあるかもしれない。
2号線
2号線の車両
動力車のカバーに、「永田のモノカー」と書かれている。
3号線
5号線
6号線
7号線
8号線
9号線
12号線
13号線
13号線の貨車
「ニッカリモノラック」と書かれている。
14号線
14号線の車両
15号線
16号線
17号線
18号線
19号線
20号線
薩埵地蔵道道標
なお、「薩埵地蔵道道標」については、調査当時におけるグーグルが示す名称は「薩垂地蔵道道標」であった。ネット検索のキーワードとして「さったとうげ」を入力すると「薩埵峠」が表示されるのだが、かな漢字変換においては「さったとうげ」を入力しても「薩埵峠」が表示されない。「薩」については、「さつま」を変換することによって表示される。しかし、「埵」については、Windowsパソコン(のIME2010)の「かな漢字変換」で表示させることは困難である。したがって、投稿者は「垂」で代用したものと推察される。グーグルに対して修正を進言したところ、速やかに承認された。
ロープウエー1号線
22号線
23号線
ロープウエー2号線
24号線
26号線
この軌道は、薩埵峠展望台への遊歩道と交差して展望台方面に延びている。
ここから、左富士を眺めることができる。
(8) 望嶽亭藤屋(ぼうがくていふじや)
(9) 間の宿(あいのしゅく)脇本陣柏屋
ここは、明治天皇が休息した場所である。
(10) 間の宿本陣跡(川島家)
(11) 由比モノレール
ここにも、モノレールが存在する。
【所在地】静岡県静岡市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&貨車1両×3路線【運行形態】単線1編成方式
【用途】柑橘(かんきつ)輸送(関係者専用)
【最寄り駅】由比(歩20~25分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
「由比モノレール」という名称と線名は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。沿道に下駅が存在し、そこから高位(北西)に向かって線路が延びている。
(12) 小池邸 無料
<国登録有形文化財>
(13) 由比の時計台