中央ゲートがあるやろ!「国営ひたち海浜公園」の哀しい最寄りバス停

2025年11月24日(月)


    「国営ひたち海浜公園」のホームページを見ていて、哀しい記述に遭遇した。

(1)  最寄りバス停

    この施設には、下図に示すとおりゲートが4か所存在する。

周辺図
【勝田】かつた【※1】「海浜公園西口」バス停【※2】海浜公園プレジャーガーデン前バス停【※3】「海浜公園南口」バス停【阿字ヶ浦】あじがうら

    「翼のゲート」は、ネモフィラ鑑賞やコキア鑑賞に適したゲートであり、中央ゲートと「赤のゲート」はプレジャーガーデンエリア利用者に適したゲートである。但し、中央ゲートと「赤のゲート」については、次なる事情が存在する。
    プレジャーガーデンエリアは、中央ゲートと「赤のゲート」の間に存在する。しかも、勝田駅前発の路線バスは、「海浜公園プレジャーガーデン前⇒海浜公園南口」の順に停車する。勝田駅からプレジャーガーデンエリア中心地へ行く場合、下車するバス停に応じてその所要時間は、次のとおりである。
① A案(海浜公園プレジャーガーデン前」バス停下車案) バス24分&歩3分(計27分)
② B案(「海浜公園西口」バス停下車案バス17分&歩12分(計29分)
③ C案(「海浜公園南口」バス停下車案バス28分&歩8分(計36分)
    すなわち、A案は他案よりも早く到着する(バス運賃は同額)。したがって、プレジャーガーデンエリアに行くには、海浜公園プレジャーガーデン前」バス停で下車する案が便利である。そのようなバス停が存在するにもかかわらず、「国営ひたち海浜公園」のアクセス情報では、海浜公園プレジャーガーデン前」バス停に言及していなくて、「海浜公園西口」バス停と「海浜公園南口」だけを紹介しているのである。

バス停

    上に示すバス停のそばに、下に示す案内板が存在する。

案内板

    なお、A案に関しては検討の余地がある。A案の所要時間は、上述のとおりなのであるが、それは
「海浜公園西口」バス停における下車客が少ない(すなわち閉園時刻に近い時間帯の)場合の話である。開園時刻に近い時間帯では、バスは満員状態で「海浜公園西口」バス停に到着する。そこでほとんどの乗客が下車する。客層にもよるのだが、現金払いの客が多いと時間を要する。2025年11月23日(日)午前9時43分「海浜公園西口」バス停着のバスの停車時間は、約5分であった。したがって、Aにはさらに約5分が追加されると考えておいたほうがよい。すなわち、歩行時間を苦にしなければ、A案よりもB案のほうが中央ゲートに早く到着するのである。
    また、海浜公園プレジャーガーデン前」バス停については、ややこしい状況が存在する(詳細はこちら)。

(2)  電子マネー

    「国営ひたち海浜公園」では、入園料金の支払い方法として電子マネー決済サービスの利用が可能である。その記述の中に、「PASUMO」という表記が存在する。これは、「PASMO」の誤植であると推察される。
    閲覧者にとっては、誤植であると類推可能なことなので、大した問題ではない。しかし、このような誤植が存在するということは、閲覧者にとって類推不可能な誤植(例えば金額や時刻など)も存在する可能性が高いことを示している。すなわち、ホームページ全体の信頼性に関わる問題である。

    以上の2件について、「国営ひたち海浜公園」に進言した(2025年11月6日)

<進言主旨>
(1)  最寄りバス停
    ホームページでは、勝田駅からの路線バスの場合、「海浜公園西口」バス停「海浜公園南口」バス停のみを紹介している。しかし、中央ゲートを利用する場合は、「海浜公園プレジャーガーデン前」バス停が近いと感じられる。したがって、「海浜公園プレジャーガーデン前」バス停も紹介したほうがよいと感じられる。
(2)  電子マネー
    「入園料金」に関する記述において、「PASUMO」という表記が存在する。これは、「PASMO」の誤植であると推察される。誤植の撲滅に尽力することを推奨する。

    「国営ひたち海浜公園」では、意見に対して回答しないことになっている。

<結果>
(1)  最寄りバス停
    従来どおりである(2025年11月7日現在)。
(2)  電子マネー
    修正された(2025年11月7日)。