こっちのほうが近いがな!「国営ひたち海浜公園」の最寄りバス停(茨城県ひたちなか市)

2025年11月23日(日)


    「国営ひたち海浜公園」のホームページによると、路線バス利用者に対して、「海浜公園西口」バス停と「海浜公園南口」バス停を紹介している。しかし、「海浜公園プレジャーガーデン前」バス停も存在し、プレジャーガーデンに行くには、他の2か所よりも「海浜公園プレジャーガーデン前」バス停のほうが近いのである(詳細はこちら)。本日は、その検証をかねて、「国営ひたち海浜公園」を訪問したい。
    また、本日は「ほっとパーク鉾田(ほこた)」において、展示車両の車内公開イベントが行われる。併せて、ほっとパーク鉾田にも立ち寄りたい。

行程図
【柏】かしわ【取手】とりで【石岡】いしおか【勝田】かつた【海浜】かいひん

    ほっとパーク鉾田の最寄りバス路線時刻表は、次のとおりである。

時刻表

    ①や②を利用すると、前後の行程に不都合が生じる。④を利用すると、車内公開イベント終了時刻に間に合わない。したがって、③を選択するしかない。

    取手以遠の鉄道路線については、ときわ路(じ)パスを利用する。「柏⇔取手」間は、都度払いである。その採算は、次のとおりである。
【パス+α】2,790円
【都度払い】4,766円

    「土浦⇒勝田」間、「勝田⇒石岡」間、および「水戸⇒柏」間については、特急列車を利用する。「土浦⇒勝田」間「水戸⇒柏」間の片道営業キロは50km超100km以下であり、勝田⇒石岡」間の片道営業キロは50km以下である。いずれも、普通列車のグリーン料金よりも特急列車の普通車特急料金のほうがお得であり、JREポイントを利用しても同様である。その価格比較は、次のとおりである。JREポイントの換金率は、1P=1円とすることが妥当である。その換金率で比較すると、ポイント交換はかなりお得である。
土浦⇒勝田&水戸⇒柏
【ポイント交換(特急)】570P
【ポイント交換(普グ)】600P
【一般(特急)(チケレス)】920円
【一般(普グ)(IC)】1,000円
勝田⇒石岡
【ポイント交換(特急)】360P
【ポイント交換(普グ)】600P
【一般(特急)(チケレス)】660円
【一般(普グ)(IC)】750円

(1)  柏(かしわ)駅

    「ときわ路パス」の発売場所は、茨城県内のみである。したがって、「柏⇔取手」間は別払いである。

乗車券 (ゆき)

乗車券 (かえり)

(2)  ときわ路パス

    この「きっぷ」の購入においては、ややこしい状況に遭遇した(詳細はこちら)。

乗車券

ご案内

【アンケートのお願い】

(3)  特急ときわ

    ポイント交換の特急券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

ときわ51号

(4)  国営ひたち海浜公園 シニア割

    ここには、モノレールと遊覧鉄道が存在する。
【所在地】茨城県ひたちなか市
【種別】
  ① モノレール(跨座式)
  ② EL列車(蓄電池)
  ③ EL列車
【設備名称】
  【モノレール】リスさんの空中ドライブ
  【EL列車(蓄電池)ガーデントレイン
  【EL列車ごきげんトーマス
【用途】園内遊覧
【入場料】有料
【運賃】有料
【最寄りバス停】海浜公園プレジャーガーデン前(歩5分)
    この施設のホームページにおいては、ややこしい状況が存在する(詳細はこちら)。
    また、最寄りバス停についても、ややこしい状況が存在する(詳細はこちら)。
    ここでは、乗車中の撮影は禁止されている。

周辺図

日付看板

モノレール
【編成】電車1両×1路線
【運行形態】単線N両方式(環状)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    茨城新聞の2015年3月22日付けネット記事に、この設備が足こぎであるという主旨の記述が存在するが、誤認であると感じられる。なお、「ハチさんのぶんぶんモノレール」という設備は、足こぎである。両設備の駅が隣り合っている関係で、誤認したものと推察される。

駅舎

    左の駅舎は、「ハチさんのぶんぶんモノレール」である。

ガーデントレイン
【編成】EL1両&貨車1両&客車4両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    貨車に蓄電池が搭載されている。この設備は、無人運転が可能である。

全景

駅舎

ごきげんトーマス
【編成】EL1両×1路線
【運行形態】単線単行方式(環状)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難

全景

近景

<番外>
【種別】トレーラーバス
【設備名称】シーサイドトレイン
【編成】
  ① 自動車1両(客室付き)&客車2両×2編成
  ② 自動車1両(客室無し)&客車2両×1編成
【運行形態】単線3編成方式(環状)

客室付き

客室付き

客室無し型

(5)  特急ときわ

    ポイント交換の特急券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

ときわ64号(撮影失念)

(6)  みんなのタロー

    石岡市では、「忠犬」と言えばタローである。


(7)  看板建築群

    石岡市内に国登録有形文化財の看板建築13か所(19棟)存在する。そのうちの11か所は、石岡駅近くに存在する

① 大和田家(おおわだけ)
<国登録有形文化財>


    カフェ「四季」は、閉業である。


② 平松理容店
<国登録有形文化財>


    サインポールが回転していた。現役であると推察される。


③ 森戸文四郎商店
<国登録有形文化財>



④ きそば東京庵
<国登録有形文化財>



⑤ すがや化粧品店
<国登録有形文化財>



⑥ 栗山呉服店
<国登録有形文化財>



⑦ 十七屋履物店
<国登録有形文化財>



    ここを含めて3軒が並んでいる。

左から⑦⑧⑨

⑧ 久松商店
<国登録有形文化財>



⑨ 福島屋砂糖店
<国登録有形文化財>



⑩ 丁子屋
<国登録有形文化財>

    奥の和室が簡易なカフェになっていて、抹茶などを味わいながら足の疲れをいやすことができる。天井を這う簡易な電気配線がノスタルジーをかきたてる。

全景


⑪ 府中誉(ふちゅうほまれ)
<国登録有形文化財>


(8)  かしてつバス

    「石岡駅⇔ほっとパーク鉾田入口」間の片道運賃は1,150円であり、IC1日乗車券を利用すれば、その片道利用だけでも採算が取れる。本日の採算は、次のとおりである。
【IC1日乗車券】800円
【都度払い】1,370円

    このバス路線のうち「石岡駅~鉾田駅」間は、鹿島鉄道の代替バスであり、「石岡一高下(いちこうした)~四箇村(しかむら)駅」間はBRT区間である。
【BRT】バス高速輸送システム/Bus Rapid Transit

ここから先はBRT区間

遮断機(開状態)

    一般道路との交差点には、遮断機が存在する。
鉄道の遮断機とは違って、一般道路側を遮断せずにBRT側を遮断する。遮断機は常時閉であり、BRTバスが通過する時だけ開となる。

ここから先は一般道路

(9)  ほっとパーク鉾田

(a)  車両展示場 無料
【所在地】茨城県鉾田市(ほこたし)
【種別】
  ① 気動車
  ② ミニ鉄道
  ③ 手こぎトロッコ
【運行者】鉾田駅保存会
【用途】場内遊覧
【入場料】無料
【最寄りバス停】ほっとパーク鉾田入口(歩7分)
【航空写真】確認可能
    鉾田駅保存会のホームページなどで紹介されているメールアドレス宛にメールを送信した(2025年11月6日)が、返信未受信である(2025年11月22日現在)。

周辺図

<気動車>
【編成】気動車1両×1路線
【運賃】無料
【運行形態】単線単行方式
【ストリートビュー】確認可能
    かつて50mの線路を利用して数メートルの乗車体験が行われていたが、現在は静態保存である。

出入口

キハ601

KR-505

<ミニ鉄道>
【編成】EL1両&客車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【運賃】有料
【ストリートビュー】確認困難

軌道全景

    駅名標の表記は、「かしまなだ←ほっとパーク→いばらきくうこう」である。

<手こぎトロッコ>
【設備名称】てトロ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式(環状)
【運賃】無料
【ストリートビュー】確認困難

軌道全景

(b) 入浴施設 シニア割
    ここでは、鉾田温泉、「鉾田当麻の郷(たぎまのさと)温泉」、および人工高濃度炭酸泉の計3種類の温泉を利用することができる。露天風呂やサウナも存在する。
    鉾田温泉は茶褐色の湯であり、露天風呂でも使われている。



(10)  かしてつバス

    再び「かしてつバス」を利用して鉾田駅まで乗車する。鉾田駅から、鹿島臨海鉄道の新鉾田駅まで、歩19分である。乗り鉄の間では、このような短絡行程を「ワープする」と表現する。

(11)  特急ときわ

    ポイント交換の特急券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

ときわ80号