2024年2月17日(土)
奥多摩湖(おくたまこ)ロープウェイは、奥多摩湖の湖上を渡るロープウエーであった。わずか5年弱で営業停止したが、現在も当時の姿が残っている。本日は、この奥多摩湖ロープウェイを訪問したい。
また、奥多摩町(おくたままち)役場では、高齢者に対する福祉事業として福祉モノレールを設置している。そのうちの2か所について未訪問であり、併せて訪問したい。
その福祉モノレールを見学するには、東日原(ひがしにっぱら)バス停において約1時間の滞在時間が必要であるが、時刻表は、次のとおりである。すなわち、東日原に到着したバスはわずか4~14分後に発車する。それでは滞在時間が短すぎるので、復路では1本あとのバスに乗車しなければならない。
往路において、①を利用するには早起きしなければならない。②を利用するには、奥多摩駅における待ち時間が長すぎる。したがって、先に水根モノレールを訪問したのちに、福祉モノレールを訪問することとする。そうすると、往路では④以降を選択することとなる。また、復路において⑥を利用すると就寝が遅くなる。
したがって、往路では④を利用し、復路では⑤を利用するしかない。
<往路>
「南越谷(みなみこしがや)⇒奥多摩」間の片道運賃は、西国分寺(にしこくぶんじ)または立川(たちかわ)で分割すればお得である。
【IC運賃】
【西国分寺分割】659円+736円=1,395円
【立川分割】736円+659円=1,395円
【紙運賃】
【西国分寺分割】660円+740円=1,400円
【立川分割】740円+660円=1,400円
【一括】1,460円
なお、国分寺分割と国立(くにたち)分割は、一括よりも割高である。
<復路>
「奥多摩⇒大宮」間については、日向和田(ひなたわだ)分割がお得である。
【IC運賃】
【分割】318円+945円=1,263円
【紙運賃】
【分割】320円+950円=1,270円
【一括】1,280円
ICカードを利用する場合は、分割駅で出入場すればよい。紙きっぷを利用する場合は、予め指定席券売機で購入すればよい。なお、紙きっぷを利用する場合、後半区間のみ購入したほうがよい。ICカードで入場すれば、下車時の精算において、前半区間の運賃がIC運賃となって更にお得である。その場合の運賃は、次のとおりである。
【IC運賃&紙運賃】
【分割】318円+950円=1,268円
【一括】1,280円
往路については、立川で朝食をとるので、ICカードを利用して立川において出入場する。
復路については、IC運賃のほうがお得であるが、日向和田で出入場する時間的余裕が無いので、あらかじめ「日向和田~大宮」間の紙きっぷを購入する。
また、「のんびりホリデーSuica(スイカ)パス」よりも都度払いのほうがお得であり、採算は次のとおりである。
【都度払い】1,395円+1,268円=2,663円
なお、「南越谷(みなみこしがや)~奥多摩」間の片道乗車券の営業キロは100km以下であり、往復乗車券にしても「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を利用することはできない。しかし、「柏(かしわ)~奥多摩」間の往復乗車券にすることによって営業キロが200km超となって大休30割を適用することができる(詳細はこちら)。 【大休30割】2,620円
【都度払い】2,663円
都度払いよりも大休30割のほうがさらにお得であるが、次なる理由により都度払いを採用する。
【復路は大宮帰着としたいのだが、「えきねっと」では連続乗車券を申し込むことができず、南越谷駅における「話せる指定席券売機」のコールセンター対応開始時刻は午前8時である。】
(2) 青梅短絡線
青梅(おうめ)線の「立川~西立川」間の下り線は、上り線からかなり離れている。その両線に挟まれた地域には、多くの民家が存在する。青梅短絡線という名称は、JRで使われている正式名称であるが、本線(上り)より短絡線(下り)のほうが距離が長い。どこが短絡線やねん。
青梅短絡線
(3) 青梅駅
駅名標
ヘッドマーク
青梅線は、青梅で運転系統が分割されていて、「青梅~奥多摩」間はワンマン運転である。運転席の前面窓上に表示器が存在し、ホーム映像が表示されている。ドア開閉も運転席で操作することができる。車内放送についても、運転席における操作によって自動音声を流すことができる。したがって、運転士は、青梅から奥多摩まで立ち上がる必要がなく、運転席に着席したままである。
(4) 奥多摩駅
<関東の駅百選>
(5) 奥多摩湖ロープウェイ
ここには、かつて運行されていたロープウエーが存在する。
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ロープウエー
【愛称】くもとり号&みとう号
【編成】1両編成×1路線 【運行形態】複線2両交走式
【区間】川野~三頭山口
【用途】対岸アクセス
このロープウエーは、既に廃止された。川野(かわの)駅の最寄りバス停は、中奥多摩湖であり、三頭山口(みとうさんぐち)駅の最寄りバス停は、陣屋である。川野駅については、立入禁止の立札が存在する。三頭山口駅については、立入禁止という主旨の掲示物を目撃することは無かった。
三頭山口駅(遠景)
駅名標
「ち」の英語表記が、「THI」になっている。一般的には、「CHI」である。
(6) 小河内(おごうち)ダム
ここには、モノレールが存在する。
【所在地】東京都奥多摩町(おくたままち)
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&貨車1両×1路線 【運行形態】単線1編成方式
【用途】桟橋(さんばし)アクセス(関係者専用)
このモノレールは、右岸に存在する。調査当時におけるグーグルマップではインクラインという名称で紹介されていて、航空写真で確認することができる。入口に立入禁止の札が掲示されている。
全景
(左上の建造物は駅舎)
柵の隙間から車両を確認することができる。
車両
ラックレール
ドラム缶浮橋
湖面に、2か所の浮橋が存在する。現在は発泡スチロール製であるが、建設当時はドラム缶であった。建設当時のドラム缶浮橋が展示されている。
コンクリートバケット
これは、コンクリートを輸送するための容器である。建設当時のコンクリートバケットが展示されている。
(7) 小河内駐在所
小河内駐在所
「駐在刑事(ちゅうざいけいじ)」(主演:寺島進(てらしますすむ))というドラマにおいて、水根駐在所が登場する。実際に水根には駐在所が存在するが、その名称は「水根駐在所」ではなく、「小河内駐在所」である。
(8) 水根モノレール
これは、かつて存在したモノレールである。
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【運行形態】単線1編成方式
【区間】水根沢(みずねさわ)~八方岩展望台
【用途】林内アクセス(関係者専用)
「水根モノレール」という名称は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。最寄りバス停は、水根である。調査当時におけるGoogle Mapの航空写真で確認することは、困難であった。
この扉は、施錠されていない。これは、鹿対策のためのものなのだが、有効性に疑問が湧く(後述参照)。ここから八方岩展望台までジグザグ道を登るのだが、かなりの急勾配である。
ネットの投稿記事によって紹介されているモノレールを目撃することはできなかった。工事のための一時的な設備であったと推察される。
この脇に、案内標識が存在、「多摩湖口」が紹介されている。試しに、「多摩湖口」を目指してみた。
多摩湖口
八方岩展望台からここまで、鹿対策の柵が存在しない。したがって、鹿は、この画像における左の階段を利用して悠々と国道に降りることができる。このようなことで良いのであろうか。
標識
水根沢よりもこちらのほうがやや距離が長いが、勾配は緩やかである。ここの最寄りバス停は、奥多摩湖である。
(9) 東京都水道局小河内線
これは、かつて存在した貨物線である。
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】SL列車
【編成】SL1両&貨車11両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】氷川~水根
【用途】貨物輸送(関係者専用)
小河内線は、奥多摩ダムの建設資材を輸送するために敷設された。氷川駅は、現在の奥多摩駅のことである。
(10) 奥多摩町福祉モノレール境線
ここには、モノレールが存在する。
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&客車1両×各1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】住宅アクセス(住民専用)
奥多摩町役場では、高齢者に対する福祉事業としてモノレールの設置を行っている。いずれの路線も、レールは2本存在する。
これは、住民専用の設備である。したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
なお、線名は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。
これは、既に廃止された。
沿道に下駅が存在し、線路が高位(北)のほうへ延びている。調査当時におけるGoogle Mapの航空写真とストリートビューによって、確認することができる。しかし、訪問時においては、それらの設備は存在しなかった。既に撤去されたものと推察される。
これも、かつて存在した東京都水道局小河内線の鉄橋である。
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】SL列車
【編成】SL1両&貨車11両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】氷川~水根
【用途】貨物輸送(関係者専用)
小河内線は、奥多摩ダムの建設資材を輸送するために敷設された。氷川駅は、現在の奥多摩駅のことである。
(12) 境モノレール
これは、かつて存在したモノレールである。
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&貨車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
「境(さかい)モノレール」という名称は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。最寄りバス停は、境橋(さかいばし)である。調査当時におけるGoogle Mapの航空写真で確認することは、困難であった。
この線路は、傾斜していなくてほぼ平坦である。
(13) 境の清泉
<東京都の名湧水57選>
(14) 奥多摩ビジターセンター 無料
(15) ポートおくたま
(16) 奥多摩町福祉モノレール東日原線
ここには、モノレールが存在する。
【所在地】東京都奥多摩町
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&客車1両×各1路線
【運行形態】単線1編成方式
【用途】住宅アクセス(住民専用)
奥多摩町役場では、高齢者に対する福祉事業としてモノレールの設置を行っている。いずれの路線も、レールは2本存在する。
これは、住民専用の設備である。したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
なお、線名は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。
沿道に下駅が存在し、線路が高位(北)へ延びている。調査当時におけるGoogle Mapの航空写真で確認することは、困難であった。
(17) 日原(にっぱら)小学校跡
ここには、かつて奥多摩工業で使用されていたELとトロッコが展示されていて、調査当時におけるストリートビューでも確認することができた。現在は撤去されて、跡形もない。
なお、ここの最寄りバス停は、東日原(ひがしにっぱら)であるが、東日原(ひがしにっぱら)は、土休日における終点である。平日は、日原鍾乳洞の最寄りバス停である「鍾乳洞」まで運行される。土休日こそ「鍾乳洞」まで運行したほうがよいように感じられる。「鍾乳洞」まで運行できないほどマイカーが押し寄せるとは感じられない。「鍾乳洞」バス停を訪問した際の詳細はこちら。
(18) 日原ふるさと美術館 無料
ここは、入場無料でありながら、室内(フローリング)は清掃が行き届いている。照明も冷暖房も稼働中であり、電気代が心配である。
(19) 日原森林館
ここには、気象システムが存在する。かつて私が関わった会社の機器が設置されている。
(20) 萬寿(ばんじゅ)の水
乗車券
(21) 𠮷野家(よしのや)
𠮷野家のホームページにおける会社概要においては、社名として「株式会社吉野家」と表記してはいるものの、次なる記述が存在する。
【※吉の字は、正しくは「土(つち)」に「口(くち)」と書きます。】
漢字の正統性で言えば、「吉」のほうが正しくて「𠮷」のほうは俗字である。「𠮷」は「つちよし」と称されていて、パソコンにおいては環境依存文字である。
牛皿定食
<関連記事>