那珂川(なかがわ)清流鉄道は、引退車両を保存している施設である。そこは、八溝(やみぞ)会館という葬儀社の敷地内であって、引退車両が活動するには最適な場所かもしれない。ここには、軌間の異なる4路線が存在し、多くの車両が動態保存されている。那珂川清流鉄道保存会が、保存活動をおこなっている。本日は、その那珂川清流鉄道を訪ねたい。
また、宇都宮ライトレールが開業したので、併せて訪ねたい。
本日は土曜日であり、バスの時刻表は休日ダイヤである。休日ダイヤの運行本数は、平日ダイヤのおよそ半分である。その時刻表は超秘境であり、次のとおりである。なお、鉄道区間については、バスの発着時刻に接続している列車のみを記載した。
<往路>
那珂川清流鉄道の営業終了時刻は、16時である。③のバスを利用すると営業時間内の滞在時間はわずか9分間であり、現実的ではない。④のバスを利用すると、営業時間内に訪問することができない。したがって、選択肢は②に限定される。
<復路>
往路の選択肢が②であるということは、復路の選択肢は⑥と⑦に限定される。組み合わせ別の滞在時間は、次のとおりである。
【②と⑥】1時間30分
【②と⑦】5時間00分
したがって、②と⑥を利用する。
「久喜(くき)~烏山(からすやま)」間の片道乗車券の営業キロは100km以下であり、往復乗車券にしても営業キロが200km以下なので、「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を利用することはできない。しかし、「大宮~烏山」間の往復乗車券にすることによって営業キロが200km超となって大休30割を適用することができる。その結果、「久喜~烏山」間の一般運賃よりも安価になる(詳細はこちら)。
「久喜~宇都宮」間については、往復いずれも普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
JR東日本は、8月31日までの期間限定で、通常より少ないポイント数でSuica(スイカ)グリーン券と交換できるというキャンペーンを実施していた。8月31日に多めに交換しておいたので、それを利用したい。
「久喜~宇都宮」間の営業キロは50km超であり、グリーン料金の価格比較は、次のとおりである。
【ポイント交換(限定)】400P【大休30割(土休)】560円
【ポイント交換(通常)】600P
(1) 快速ラビットのグリーン車
Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。
(2) ラピス
まずは、宇都宮駅前にあるホテルで朝食バイキングである。
(3) 宇都宮餃子(ぎょうざ)像
(4) うつのみや妖精ミュージアム 無料
(このビルの5階にある)
(5) 宇都宮二荒山(ふたあらやま)神社
(6) ロッテリア JAF割
(7) ACCUM(アキュム)
ACCUM(アキュム)は、JR東日本が所有する蓄電池駆動電車の愛称である。蓄電池を表すaccumulatorという英単語をもとにして命名された。
ヘッドマーク(前面)
ヘッドマーク(背面)
(8) 宝積寺(ほうしゃくじ)駅
駅名標
(パワースポット)
(9) 大金(おおがね)駅
駅名標
(パワースポット)
(10) 那珂川清流鉄道 JAF割
ここには、またがり座席のミニ鉄道が存在する。
【所在地】栃木県那須烏山市(なすからすやまし)
【種別】SL列車&EL列車
【設備名称】
【SL列車】ミニSL
【EL列車】ミニ新幹線
【編成】
【SL列車】動力車1両&客車2両×1路線
【EL列車】動力車1両&客車1両&動力車1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【用途】場内遊覧
ここには、軌間の異なる4路線が存在し、多くの車両が動態保存されている。那珂川清流(なかがわせいりゅう)鉄道保存会が、保存活動をおこなっている。
この場所は、八溝(やみぞ)会館という葬儀社である。引退車両が活動するには最適な場所かもしれない。
那珂川清流鉄道保存会のホームページにおいて紹介されている八溝(やみぞ)スーパーという店舗は、既に閉鎖された。そこに置かれていた、汽車ポッポミニ博物館とミニ新幹線は、現在はこの八溝会館に存在する。
なお、八溝会館から徒歩12分の地にある馬頭(ばとう)運送にも保存車両が存在する。
同ホームページでは記載されていないが、ここは有料施設であり、入場料大人1,000円である(2023年9月2日現在)。また、JAFの優待施設であり100円引きである(2023年9月2日現在)。このたぐいの施設でJAF割というのは、非常に珍しい。
事前に電話で確認したところ、担当者曰く「普段は畑仕事をしているので、事前に訪問日時を連絡してほしい。」ということであった。なお、ホームページに記載されている電話番号の実態は携帯電話であるらしく、「おかけになった電話は・・・」という自動応答となることがある。
訪問当日においても、担当者不在となることもある。本業(葬祭業と農業)の業務都合による。
保存車両の総数は、約150両である。ここに掲載した車両写真は、ほんの1例でしかない。
復路のバス停
(11) 若竹の杜(わかたけのもり) 抹茶セット割
ここでは、竹林(ちくりん)の中で抹茶を味わうことができる。
竹林
この竹の器(うつわ)については、持ち帰ることができる。
(12) 宇都宮ライトレール
「宇都宮ライトレールは、宇都宮駅と株式会社本田技術研究所を結ぶ鉄道である。」と言ってもよいであろう。私は、現役時代に、本田技術研究所を何度も訪問した。バスは、現実的ではなかった。タクシーでは30分くらい要するので、地元業者の営業車に同乗させてもらった。
(宇都宮駅東口出発直後)
動画はこちら。
乗り心地(ごこち)は、非常に良い。ロングレールを使っているので、継ぎ目のショックが無い。道路併用区間において、右折時以外で自動車が軌道に進入することはない。急カーブあり、立体交差あり、田園風景ありである。路面電車が立体交差でオーバークロスするというのは、珍しいのではないだろうか。
3両編成のどの乗降口でもICカード(モバイルを含む)で決済できる。現金払いは、先頭乗降口だけである。予想以上に現金払いの乗客が多い。宇都宮市の住民は、車所有者が多いために、ICカードを所持している住民が少ないものと推察される。
社会勉強の一環であろうか。小学生を帯同した多くの乗客が、我が子に運賃支払いを体験させていた。
「芳賀町(はがまち)工業団地管理センター前~かしの森公園前」間には、60パーミル区間が存在する。
60パーミル区間
動画はこちら。
宇都宮ライトレール
(13) 普通列車のグリーン車
Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。
(14) なか卯(う)