東京近郊区間においては、営業キロが100km超であっても途中下車前途無効である。しかし、途中に新幹線経由を含んでいれば途中下車前途有効である(詳細はこちら)。
「えきねっと」で、在来線のみの乗車券を申し込むと、発券するまで途中下車前途無効であることに気付かないことがある。「えきねっと」における申し込みを確定する前に、途中下車前途有効であるか否かが表示されていれば助かるのだが、現在のシステムではその旨の表示は存在しない。
例えば、「柏(かしわ)⇒熱海(あたみ)」間の場合、「上野⇒東京」間のみ新幹線経由にすれば途中下車前途有効になるのだが、「えきねっと」では、「上野⇒東京」間のみ新幹線経由にするということができない。やむをえないので、次なる手続きを施すこととなる。
① 「えきねっと」で在来線経由の乗車券を申し込む
② 指定席券売機で発券する
③ 「みどりの窓口」で新幹線経由に変更する
「大人の休日倶楽部(クラブ)」割引(以下「大休(おときゅう)割」)を利用していると、変更前の金額を口座に戻して改めて変更後の金額を口座から引き落とすということになる。両者の金額は同一なので、そのような手続きをしなくてもいいように感じるのだが、現在のシステムでは一旦返金処理してから再度引き落とすということになっている。そのためには、クレジットカードの読み取りが必要である。暗証番号の入力も必要である。
柏駅の「みどりの窓口」で「上野~東京」間のみ新幹線経由にするという変更手続きを申し込むと、心得ている窓口担当者もいれば、怪訝(けげん)な顔をする窓口担当者もいる。後者の窓口担当者の場合は、滞在時間がさらに長くなる。
もし、「えきねっと」でも新幹線経由にすることができれば、次なる利点が生じる。
【窓口担当者】作業軽減となる
【利用者】変更権利を温存することができる
【双方】窓口の混雑緩和につながる
JR東日本に進言してみた。
<進言主旨>
次なる場合における東京近郊区間内の乗車券は途中下車前途無効である。
(1) 在来線特急列車のみを指定した場合
(2) 「新幹線を利用」をオフにして「乗車券のみ購入」をオンにした場合
しかし、途中下車前途無効であることに利用者が気付かないことがある。
そこで、乗車券が途中下車前途有効であるか否かを「えきねっと」の申し込み確定前の画面で表示するようにしてほしい。
更に欲を言えば、経路に並行新幹線が存在するのであれば、常に新幹線経由として途中下車前途有効となるようにしてほしい。
利用者からすれば、例え途中下車する予定がなくとも、途中下車前途有効であるほうが柔軟性がある。
「在来線経由の乗車券を発券したのちに窓口で新幹線経由の乗車券に変更する」という手段も存在するが、途中下車前途有効である乗車券を優先的に発券するシステムにしておけば、次なる利点が存在する。
【窓口担当者】作業軽減となる
【利用者】変更権利を温存することができる
【双方】窓口の混雑緩和につながる
大休割を利用しているとクレジットカードの読み取りも必要である。暗証番号の入力も必要である。
私は、窓口で「上野~東京」間のみ新幹線経由にするという変更手続きを申し込むことがある。
心得ている窓口担当者もいれば、怪訝な顔をする窓口担当者もいる。
後者の窓口担当者の場合は、滞在時間がさらに長くなる。
JR東日本から回答が届いたのだが、回答内容については開示しないよう要請されている。
<結果>
従来のままである(2023年3月5日現在)。