新たな年中行事はいかが!謹賀新年度

 2022年4月1日(金)


    本日は、2022年度の初日である。4月1日は官公庁や企業における新社会人誕生の日であり、教育現場においては新入生誕生の日である。入学式は4月6日頃であっても、新入生の資格は4月1日に発生する。
    このように、4月1日という日は、元日よりも生活の変化が大きいのだが、元日に比べると4月1日を祝う気持ちは薄いように感じられる。日本人はもっと4月1日を祝っても良いのではないか。恵方巻きやホワイトデーでさえもすぐに浸透したのだから、どこかの業界が火付け役になれば、4月1日の行事もすぐに浸透しそうである。新年から新年度に変えるべきものを考えてみた。
① 休暇
    元日という祝日は従来どおり存在してもよい。しかし、新たに、4月1日を祝日にしてほしい。大納会(だいのうかい)と仕事納めは3月30日、大発会(だいはっかい)と仕事始めは4月4日とする。そして、官公庁も一般企業も3月31日から4月3日までを年度末年度始休暇とするのである。
    欧米人は夏季休暇を1か月くらいとる。中国では正月よりも旧正月を盛大に祝う。日本が3月4月に独自の4連休を設けても何ら問題無い。
② お年玉
    4月1日になれば学年が上がる。何の努力もせずに迎える新年よりも、努力して学年が上がったことを祝うほうがお年玉として適切であるように感じられる。
③ 年賀状
    これは携帯電話が存在しなかった時代の遺物である。廃止するのがよい。
④ 除夜の鐘/初詣で
    これは従来どおり年末年始の行事でよいが、寺社側は、収入をふやすために新たな理屈を設けて年度末年度始も参詣を促すかもしれない。
⑤ 初日の出/書き初め
    これも従来どおり年始の行事でよい。松の内は1月1日から7日までであるので、そのどこかに土日が存在する。元日または土日の行事とすればよい。
⑥ 元日/元旦
    混乱を避けるために、この用語の定義は従来どおりのほうがよい。新たに、4月1日とその朝を意味する用語を作ってほしい。候補を考えてみた。
【新日(しんじつ)/新旦(しんたん)】発音が「元日/元旦」に近いので馴染みやすい
【輝日(きじつ)/輝旦(きたん)】発音しやすい
【緒日(ちょじつ)/緒旦(ちょたん)】発音しづらい
【翔日(しょうじつ)/翔旦(しょうたん)】キラキラネーム的発想
⑦ 正月
    これも、混乱を避けるために、定義は従来どおりのほうがよい。新たに、4月を意味する用語を作ってほしい。候補を考えてみた。
【始月(しがつ)】発音が「4月」とダブる
【整月(せいがつ)】気持ちを整えるから
【総月(そうがつ)】発音が「しょうがつ」に近いので馴染みやすい
【改月(かいがつ)】年度替わりだから
【計月(けいがつ)】会計年度だから
【新月(にいがつ)】既に「新月(しんげつ)」という単語が存在する
【明月(めいがつ)】既に「明月(めいげつ)」という単語が存在する
【萌月(もえづき)】映(ば)えるかも

    現役を引退したわが身としては、元日も4月1日も大差ない。そればかりか、日常の休日と平日の区別すら意識が低い。