確定申告については、毎年地元自治体の申告会場に出向いて証明書を提出するだけで済ませていた。待ち時間もないので簡便であった。ところが、令和3年については、予め入場整理券を受け取って日時予約するという方式になった。2度も行くのは面倒なので、手書き書類を郵送することにした。その場合に、計算だけを自動計算してくれるサイトがないかと探したが、見つけることができなかった。国税庁のホームページはログインが必要であり、そのアカウント申請も面倒であった。
そこで、奮起して、Excel(エクセル)で自動計算表を作ってみた。自分と縁の有る項目についてのみ自動計算するようにした。主な自動計算項目は次のとおりである。
(a) 社会保険料控除
(b) 小規模企業年金等掛金控除
(c) 生命保険料控除
(d) 地震保険料控除
(e) 配偶者(特別)控除
(f) 基礎控除
(g) 医療費控除
(h) 申告納税額
現役を引退してから久々にExcel(エクセル)を使った。LOOKUP(ルックアップ)関数も使った。作業日数3日であり、暇の極みである。次回から、還付金がいくらになるか、予め試算することができそうである。
今のところ、このExcel(エクセル)ファイルを印刷して提出するつもりは無く、手書きで転記するつもりであるが、次回は住所や氏名などを追加して、これを提出しようかとも考えている。
国税庁が発行した「令和3年分所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」に記載されている記入例と同じ結果が得られた。次のとおりである。これらの画像は、Excel(エクセル)ファイルをPDF形式で保存したのちに、Acrobat(アクロバット)のスナップショット機能で切り取ってペイントの白紙に貼り付けて保存した画像である。
(1) 第一表
次なる項目のみ手入力である。
(a) 収入金額等
(b) 所得金額等(⑩と⑫を除く)
(c) 勤労学生、障害者控除
(d) 扶養控除
(e) 雑損控除
(f) 寄付金控除
(g) 配当控除
(h) 政党等寄附金等特別控除
(i) 予定納税額
(j) 専従者給与(控除)額の合計額
(k) 雑所得・一時所得等の源泉徴収税額の合計額
(2) 第二表
次なる項目のみ手入力である。
(a) 個別の収入金額
(b) 個別の源泉徴収税額
(c) 社会保険料控除の個別の「支払保険料等の計」
(c) 小規模企業年金等掛金控除の個別の「支払保険料等の計」
(3) 生命保険料控除額計算表
「●●生命の新生命保険料」のみ手入力である。
(4) 地震保険料控除額計算表
「○○共済の地震保険料」のみ手入力である。
(5) 医療費控除額計算表
「支払った医療費」のみ手入力である。