しなの鉄道では、「快速軽井沢(かるいざわ)リゾート」という観光列車を運行している。乗車券と指定席券という組み合わせでも乗車することは可能であるが、軽食付きプランという旅行商品も存在する。旅行商品とは、いわゆるパックツアーのことである。
本日は、「快速軽井沢リゾート」の軽食付きプランを体験したい。また、行程に余裕があるので、「池の平(たいら)温泉」と赤倉(あかくら)温泉の足湯についても併せて訪ねたい。
「快速軽井沢リゾート」の時刻表は、次のとおりである。
②を利用すると、下車後に訪れるべき適切な観光名所を見つけることができない。したがって、①を選択する。
往路において長野よりも手前で乗車すると、JR区間について「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することができなくなる。したがって、長野で乗車する。
なお、列車の愛称に地名を採用する場合、起点の地名ではなく終点の地名を採用することが一般的である(「特急ひたち」や「特急ときわ」など)。「快速軽井沢リゾート」の列車の起点は軽井沢であり、終点は妙高高原(みょうこうこうげん)である。したがって、「快速軽井沢リゾート」ではなく「快速妙高リゾート」という愛称のほうが適切であるように感じられる。
しなの鉄道は、北陸新幹線開通前はJRの在来線であった。そのたぐいの路線は、通過連絡運輸という制度が採用されるのだが、しなの鉄道はなぜかその制度を採用していない。したがって、JR区間と「しなの鉄道」区間を併せた連絡乗車券を購入することはできず、別々に購入しなければならない。
「大宮⇒長野」間の片道乗車券の営業キロは200km以下なので、大休30割を適用することはできない。しかし、往復乗車券にすることによって、合計営業キロが200km超になって大休30割を適用することができる(詳細はこちら)。(1) レイルウェイクラブ
まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。本日は、あとのことを考慮して少量にした。
(2) 新幹線かがやき
(3) 善光寺(ぜんこうじ)
ここは、JR東日本のCMにおいて吉永小百合(よしながさゆり)がたたずんだ場所である。
(4) 風月堂(ふうげつどう)
(5) 善光寺郵便局
(8) 北しなの線フリーきっぷ
採算は、次のとおりである。
【フリーきっぷ】1,220円
【都度払い】1,700円
「快速軽井沢リゾート」の軽食付きプランには、指定席料金は含まれているが運賃は含まれていない。したがって、「長野⇒妙高高原」間の乗車券を別途準備しなければならない。
その乗車券として「北しなの線フリーきっぷ」を利用する。しなの鉄道のホームページにおける「北しなの線フリーきっぷ」に関する文言(もんごん)によると、利用不可であるかのようにも読みとれる(詳細はこちら)が、窓口で確認したところ利用可能であるとのことであった。
(9) 快速軽井沢リゾート
この列車の軽食付きプランの場合、紙きっぷはもちろんのこと電子きっぷも存在しない。
長野出発時の動画はこちら。
内容は、サンドイッチ&ペストリー&苺(いちご)である。
(ペストリー・・・パイのような焼き菓子)
(10) ぶらっと妙高山麓周遊乗車券
採算は、次のとおりである。
【周遊乗車券】1,000円
【都度払い】1,080円
(11) 湯めぐりチケット
このチケットは、妙高温泉郷の14か所の温浴施設うちの任意の3か所が利用可能という入浴券である。
行程に余裕があるので利用してみることにする。
採算は、次のとおりである。①と②だけの利用でも採算が合う。あまりの安さに本当かという疑念が湧く。
【チケット】1,200円
【都度払い】
① ホテル太閤(たいこう) 1,100円
② 滝の湯 500円
③ 香風館(こうふうかん) 700円
計2,300円
&いもり池
(14) 熊のねころび湯(足湯) 無料
(21) 香風館(こうふうかん)
<妙高温泉> 日帰り利用可能な宿泊施設の多くは露天風呂を備えていないが、ここには露天風呂が存在する。
全景
(22) 竹風堂(ちくふうどう)
店舗
「お汁粉(おしるこ)」と「善哉(ぜんざい)」の違いは、次のとおりである。
①関東
【スープ状】おしるこ
【つぶあん入り】田舎(いなか)しるこ
【こしあん入り】御膳(ごぜん)しるこ
【ペースト状】ぜんざい
②関西
【スープ状】
【つぶあん入り】ぜんざい
【こしあん入り】おしるこ
【ペースト状】亀山or金時
私が生まれ育った北九州市では、つぶあんを使用した水分の多いものが主流であり、水分の少ないタイプやこしあんを使うタイプは無かったような気がする。名称は「ぜんざい」であった。現在はどうなのだろうか。
なお、私の好みは、次のとおりである。
①スープ状
②つぶあん
③焼き餅(白玉ではなく)
ところで、「おしるこ」や「ぜんざい」は「甘味処」の定番メニューであるが、その「甘味処」の読みは「あまみどころ」であり、「かんみどころ」は誤りである。「甘味料(かんみりょう)」という読みに引きずられているものと推察される。
そもそも、「苦み」や「旨み」に並ぶことばとして「甘み」ということばが存在していて、「み」の当て字として「味」という文字が使われるようになった。したがって、「甘味」の読みは「あまみ」なのである。ところが「甘味料(かんみりょう)」ということばが流布(るふ)されるにつれて、「甘味」を「かんみ」と読むようになった。
現在は「かんみどころ」派が7割という調査結果もあるようなので、「かんみどころ」も正しいとする意見もある。
(23) アルプス温泉
ここは、いわゆる銭湯である。「温泉」と名乗っているが、沸かし湯である。
(24) 市役所前駅
長野電鉄は、自動改札を導入していない。長野駅でさえも有人改札である。特にここは、昭和の香りが漂(ただよ)う駅である。
(25) からあげセンター
本日の夕食は、長野駅の駅弁である。