イギリスでは、国王の代替わりがすすみ、ロイヤルゴシップまっただなかである。日本(にっぽん)においても、かつてロイヤルゴシップが席巻(せっけん)したが、最近ようやく落ち着いてきた。
そんな想いにひたっていたら、ある文学作品のパロディが頭に浮かんだ。
<ハドソン川悲情の歌>
小〇(こ〇〇)なる小僧(こぞう)がひとり
給与安く眞○(ま○)悲しむ
アパートの家財は増えず
駆け落ちも実によし悪(あ)し
マスコミの報道のおかげ
日に増して醜聞(しゅうぶん)流る
気にやむ父さん
(原文)
<千曲川(ちくまがわ)旅情の歌>
小諸(こもろ)なる古城(こじょう)のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も籍(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)
日に溶けて淡雪流る
島崎藤村(しまざきとうそん)
<関連記事>