2023年5月27日(土)
東京都内に檜原村(ひのはらむら)という村が存在する。檜原村は、島嶼(とうしょ)部を除けば、東京都内唯一の村である。その檜原村に、小林家住宅という観光施設が存在する。その施設には、入場アクセスのためのモノレールが存在する。また、周辺に住民専用のモノレールが5路線存在する。
本日は、檜原村に存在するモノレールを訪ねたい。
最寄り駅である武蔵五日市(むさしいつかいち)駅から小林家住宅までの時刻表は、次のとおりである。
②以前のバスを利用するには早起きしなければならない。したがって、往路において利用可能なバスは④⑤⑦である。
往路が④以降ということは、復路は⑪以降に限られる。小林家住宅における滞在時間が1時間以内である組み合わせとその滞在時間は、次のとおりである。
【④と⑪】57分間
【⑤と⑫】7分間
【⑦と⑮】57分間
滞在時間は7分間あれば充分であると感じられる。したがって、⑤と⑫を利用する。
なお、徒歩区間についてはバスも存在するのだが、運行時刻が不都合である。
「春日部(かすかべ)~立川(たちかわ)」間の経路については3通りが考えられ、武蔵野(むさしの)線の乗車駅と併せて記載すると、次のとおりである。
【東武スカイツリーライン】南越谷(みなみこしがや)
【京浜(けいひん)東北線】南浦和(みなみうらわ)
【埼京(さいきょう)線】武蔵浦和(むさしうらわ)
武蔵野線における着席可能性を考慮すると、なるべく早く武蔵野線に乗車したほうがよいと推察される。したがって、東武スカイツリーライン経由を採用する。
「南越谷~武蔵五日市」間については、立川における分割乗車がお得である。運賃比較は、次のとおりである。
【分割(IC)】1,054円
【分割(紙)】1,060円
【一括】1,110円
なお、立川分割案と同額の駅は、いくつか存在するが、いずれも乗り換え予定の駅ではない。したがって、立川で朝食をとるついでに一旦出場し再入場する。運賃は、IC運賃である。
(1) ドリップマニア
まずは、立川駅で朝食である。
&ハニーミルク
(2) 瀬音(せおと)の湯 JAF割
<温泉総選挙うる肌部門全国第1位>
ここには、足湯も存在する。入場せずに足湯だけ利用することも可能であるが、滞在時間に余裕があるので入場した。
なお、敷地内にバス停が存在する。そのバス停の名称は「秋川渓谷瀬音の湯」である。この秋川の読みは、非常にややこしい。
【秋川渓谷瀬音の湯】(バス停)あきかわけいこく・・・
【秋川渓谷】(観光名所)あきがわけいこく
【秋川駅】あきがわえき
【足湯】無料
(3) むべ
ここは、いわゆる古民家カフェである。門の脇に「高橋」という表札が掲げられている。
門扉(もんぴ)
門扉を抜けて小径(こみち)を歩くと店舗が現れる。民家の離れを再利用したものと推察される。
(4) 藤倉(ふじくら)バス停
(7) 福祉モノレール
これは、住民専用である。交通弱者を救済するために計5線のモノレールが建設された。
【所在地】東京都檜原村
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&客車1両&荷物車1両×各1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】
【猿江(さるえ)線跡】旧藤倉(ふじくら)小前~猿江集落
【中組線(別称:藤原(ふじわら)線)】旧藤倉小前~中組集落
【日向平(ひなたびら)線】藤倉~日向平集落
【千足線】総角沢(そうがくざわ)~小林家住宅
【臼久保線(別称:数馬(かずま)線)】下平(しもだいら)~臼久保集落
【用途】住宅アクセス(住民専用)
檜原村役場では、高齢者に対する福祉事業としてモノレールの設置を行っている。
これは、住民専用の設備である。したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
(後方の家屋は旧藤倉小学校)
集落の住民が鍵(かぎ)を所有している。列車がここにあるということは、住民が下山したままであると推察される。
(8) 小林家住宅モノレール 無料
【所在地】東京都檜原村
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&客車1両×1路線【運行形態】単線1編成方式
【運行区間】
【沢又線】総角沢モノレール~小林家住宅
(側面)
乗車時はシートベルトとヘルメットの装着が必要である旨のネット情報があるが、その要請は無かった。
往路の動画はこちら。
最大斜度は43度であり、ジェットコースター並みである。途中で福祉モノレール千足線が近づいてきて終点まで並走する。
列車の全景
客車の座席は3人×3列であり、定員9人である。
(国の重要文化財)
復路の動画はこちら。
(9) 国立(くにたち)駅
ここのホームページに、足湯が存在する旨が記載されている。しかし、足湯は休業状態であった。再開の可能性は低いように見受けられた。これはよろしくない状態であり、ホームページから足湯の記述を削除すべきである。
ここの足湯は場内施設であり、入場料を払わないと利用することができない。温浴施設の場内設備としての足湯については、一般客は魅力を感じないと推察される。なぜならば、既に全身浴を済ませていて、改めて足湯にはいろうとする人は少ないからである。足湯は場外施設であってこそ価値があると感じられる。足湯目的で入場料を払ってでも来てみるというのは、私のようなごく少数の足湯ファンだけである。
(13) 祭鶏八(まつりとりはち)