乗り鉄は見過ごせない!「フルーティアふくしま」の超おもてなし(福島県猪苗代町(いなわしろまち))

2023年4月1日(土)


    「快速フルーティアふくしま」は、オリジナルスイーツセットを提供する観光列車である。本日は、「快速フルーティアふくしま」のオリジナルスイーツセットを味わいたい。
    行程に余裕があるので、復路において、磐梯熱海(ばんだいあたみ)温泉と土湯(つちゆ)温泉の足湯めぐりも体験したい。

    「快速フルーティアふくしま」は全車指定席であるが、乗車券と指定席券という組み合わせで利用することはできない。この列車に乗車するには、「びゅう」が提供する旅行商品を申し込まなければならない。旅行商品とは、いわゆるパックツアーのことである。今まで、旅行商品なるものを利用したことはなかったが、この列車に乗るために今回初めて利用することにした。
    その時刻表は、次のとおりである。

時刻表

    磐梯熱海(ばんだいあたみ)温泉と土湯(つちゆ)温泉に立ち寄ることを考慮すると、「快速フルーティアふくしま1号」を利用するのがよい。郡山(こおりやま)発の場合、申し込み可能な最短区間は「郡山(こおりやま)⇒猪苗代(いなわしろ)」間である。

行程図

    「郡山(こおりやま)⇒猪苗代(いなわしろ)」間の運賃と指定席料金については、旅行商品の価格に含まれているので不要である。したがって、次なる2区間の「きっぷ」を手配すればよい。
(a) 大宮⇒郡山
(b) 猪苗代⇒福島⇒大宮

<往路>

    (a)については、特典チケットを利用する。通常は利用しないのだが、今回の場合は、次なる理由により多少お得感がある。
① JREポイント残高に余裕がある。
② 特典チケットは通年同額なので、繁忙期である本日は閑散期や通常期よりもお得である。③ 郡山(こおりやま)は特典チケット価格帯の最遠駅なので、同一価格帯の他の駅よりお得である(詳細はこちら)

<復路>

    (b)の合計営業キロは200km超であり、大休(おときゅう)30割を適用することができる。しかし、この乗車券は連続乗車券であり、連続乗車券については、「えきねっと」で申し込むことができない。したがって、次なる手順を採用する。
① 「えきねっと」で「福島⇒大宮」間の片道乗車券と特急券を(紙きっぷとして)申し込む
② 指定席券売機で発券する
③ 窓口で片道乗車券を「猪苗代(いなわしろ)⇒福島⇒大宮」間の連続乗車券に変更する

(1)  新幹線つばさ

    特典チケットは電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

    「つばさ123号」は、「やまびこ123号」と併結されて運転される。「つばさ号(E3系)」と「やまびこ号(E2 系)」が併結されているので、次なる理由により、「つばさ号」を優先して利用する。
【混雑具合】やまびこ号よりも空席が多い
【コンセント】
  【E3系】全窓側席
  【E2系】車端席のみ
【窓枠】
  【E3系】1in1(ワンインワン)
  【E2系】2in1(ツーインワン)

つばさ123号

(2)  郡山(こおりやま)駅
<東北の駅百選>


(3)  ドトールコーヒーショップ

    本日は、郡山(こおりやま)駅で朝食である。あとのことを考慮して少量にした。

Cセット
(右:あんバター)

(4)  夢を開く心の扉(緑の扉)


(5)  快速フルーティアふくしま

    「びゅう」が主催する旅行商品については、紙きっぷは存在しない。郡山(こおりやま)駅の有人改札口において、スマートフォンに乗車証を表示させて入場する。

乗車証

案内表示器

    入線風景の動画はこちら

フルーティアふくしま1号

    この列車は2両編成であり、下りの場合、車両編成は前から順に次のとおりである。
【2号車】座席車
【1号車】カフェ車
    確保した席は一人掛けシートであり、窓側を向いている。車窓を眺めながら食事することができる。座席はいわゆるソファであり、置いてあるだけである。床面に固定されているわけではないので、自由に向きを変えることができる。したがって、自席の位置は前から2列目であるが、前方展望を充分に楽しむことができる。2号車前方座席には、一人掛けシートが4席存在するのだが、私の他の3名もおひとりさまであり、男性1名と女性2名である。いずれも20歳代と推察され、たのもしい限りである。

    2両編成のうちの1両をカフェ車として占有しており、贅沢な造りである。カフェ車には自由に利用可能な椅子(いす)もある。

駅員による見送り

    出発時の動画はこちら

オリジナルスイーツセットの
配膳スタイル

オリジナルスイーツセット

    オリジナルスイーツは、福島県産いちご「さちのか」を使用したタルトである。
【左】マスカルポーネムース
【右】チョコクリーム

アイスコーヒー

    フルーツジュースは、1本のみであるが、コーヒーと紅茶は飲み放題である。いずれもホットとアイスがある。
    飲み放題ということなので張りきってみたものの、実際にはそれほど飲めるものではない。結局、ホットティー1杯とアイスコーヒー1杯でギブアップした。

(6)  猪苗代(いなわしろ)
<東北の駅百選>


磐梯山(ばんだいさん)

乗車券 大休30割 変更前

乗車券(連続1) 大休30割 変更後

(7)  磐梯熱海(ばんだいあたみ)駅
<東北の駅百選>


(8)  磐梯熱海(ばんだいあたみ)駅前足湯 無料
<磐梯熱海(ばんだいあたみ)温泉>

全景

体験

(9)  湯のまちぎゃらりー 無料

    ここは、宿泊施設が運営しているギャラリーである。室内には、土湯(つちゆ)こけしなどが展示されている。


(10)  ケヤキの森足湯 無料
<磐梯熱海(ばんだいあたみ)温泉>

全景

体験
(浮いているのは木片)

    ここには、手湯も備えられている。

全景

体験

(11)  新幹線やまびこ

新幹線特定特急券 大休30割

やまびこ209号

(12)  福島駅
<東北の駅百選>


古関裕而(こせきゆうじ)像

奥の細道像

花時計

(13)  きぼっこの湯足湯 無料
<土湯(つちゆ)温泉>

全景

体験

(14)  かじかの湯足湯 無料
<土湯(つちゆ)温泉>

全景

    手前右の階段が入口であるが、そこで靴を脱げとの注意書きが掲示されている。

体験

(15)  月のゆぶじぇ足湯 無料
<土湯(つちゆ)温泉>

全景

体験

    土湯(つちゆ)温泉の足湯はどこも熱めである。特にここは熱い。撮影の瞬間だけ足を浸(つ)けた。

(16)  キャスバル
<土湯(つちゆ)温泉>

    ここは、いわゆる足湯カフェである。足湯は店内にある。足湯以外の席もあるが、店内入口で靴を脱いで入店するようになっている。

全景

足湯

    さすがに、ここの足湯はちょうどよい湯加減であった。

磯辺(いそべ)焼き&ももジュース

(17)  さかえや手湯

近景

体験

    めちゃくちゃ熱い。撮影の瞬間だけでもと何度か挑戦したが、無理であった。

(18)  巨大しこけし

    これは、高さ3mのこけしである。コンクリート製のモニュメントではない。土湯(つちゆ)こけしは、日本三大こけしと言われている。


(19)  新幹線つばさ

乗車券(連続2) 大休30割 変更後

新幹線特急券 大休30割

    往路と同じ方針により「つばさ号」を利用する。

つばさ154号

(20)  クラクル

    本日の夕食は、いつもどおり大宮駅の駅弁である。

海鮮ちらし