2025年2月9・10日(日・月)の2日目
1日目は⇒こちら
高滝(たかたき)ダムに、インクラインが存在する。本日は、そのインクラインを訪問したい。
かつて、房総半島の日帰り旅に最適な「きっぷ」として、「サンキュー♥ちばフリーパス」(以下「サンキュー」)を紹介した(詳細はこちら)。サンキューの有効期間は2日間なので、2日間連続旅を遂行すれば、お得である。必ずしも宿泊を伴う必要はなく、日帰り2日間連続旅でもよい。本日は、日帰り2日間連続旅の2日目である。
「柏(かしわ)~君津(きみつ)」間の往復乗車券の合計営業キロは200km以下であり「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することはできないが、「浦和(うらわ)~東京~君津」間の往復乗車券にすれば合計営業キロが200km超となって大休30割適用可能となり(詳細はこちら)、「上野~東京」間を新幹線経由にすることによって途中下車前途有効となる(詳細はこちら)。また、「のんびりホリデーSuica(スイカ)パス」(以下「のんびり」)の利用も考えられる。しかし、本日は平日なので「のんびり」を利用することができず、本記事の冒頭に記述したとおり昨日購入したサンキューを利用する。特に、本日は小湊鐵道(こみなとてつどう)を利用するのだが、サンキューはその路線についてもフリーエリアに含んでいる。サンキューの価格は3,970円であり、1日分相当額は1,985円である。その採算は次のとおりであり、サンキューはかなりお得である。
【サンキュー】1,985円
【のんびり+α】4,090円
【都度払い】4,520円
(1) サンキュー♥ちばフリーパス
乗車券
【ご案内】
【サンキュー♥ちばアンケート実施中】
(2) 君津市コミュニティバス シニア割
このバスは、シニア半額である。君津市の住民限定ということではなく、市外からの観光客もシニア半額である。しかも、定時バスとデマンドバスを乗り継ぐ場合、乗継券を利用することによって乗継後のバスは無料である。
その乗り継ぎとなる清和(せいわ)公民館バス停であるが、2024年4月1日にバス停が移設された。しかし、グーグルマップでは移設前の場所を示している。グーグルマップに修正を進言したのだが、なぜか審査中のままである(2025年2月10日現在)。
(3) ともゑ(え)釣舟店
ここには、垂直エレベータが2基存在する。乗車不可である。
遠景
車両
なお、調査当時のグーグルマップでは、「ともゑ釣舟店」を「ともゑ釣り船」と表記していたが、ホームページによると「ともゑ釣舟店」であった。グーグルマップに修正を進言したら、速やかに承認された。
(5) 石井釣舟店
ここには、ケーブルカーが存在する。
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】昇降リフト
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
【デマンド】三島湖(歩18分)
【一般】宿原(しゅくばら)(歩23分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
全景
軌道
(6) 渡辺釣舟店
何らかの船舶輸送設備があるかと思って来てみたが、見つけることはできなかった。
(8) 高滝ダム
ここには、インクラインが存在する。
【所在地】千葉県市原市(いちはらし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停(平日)】高滝ダム記念館(歩2分)
【最寄り駅】高滝(歩12分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】千葉県庁
【河川】養老川(ようろうがわ)
【ダム湖】高滝湖(たかたきこ)
このインクラインは、起点が2か所存在する。また、軌間は超広軌である。このような鉄道は、初めてである。なお、このインクラインに関する記事を見つけることはできない。
全景
この軌間は、2m超はありそうである。こんなに広い軌間に遭遇したのは、初めてである。
合流地点
起点は2か所であり、途中で合流している。ポイントが存在するわけではなく、外側のレールが案内軌条の役割を担っているものと推察される。
(9) 高滝湖観光企業組合
何らかの船舶輸送設備があるかと思って来てみたが、見つけることはできなかった。
(10) 高滝駅
<国登録有形文化財>