乗り鉄は見過ごせない!育生会横浜病院のモノレール(神奈川県横浜市)

2022年11月8日(火)


    かつて、スロープカー等について記述したことがある(詳細はこちら)。本日は、育生会(いくせいかい)横浜病院のモノレールを体験してみたい。そこの理事長は鉄道ファンであって、利用者のためと本人の趣味により病院敷地内にモノレールを設置している。イベントなども催して地域に貢献しているらしい。
    また、周辺のスロープカー等についても併せて体験してみたい。スロープカーはしご旅第2弾である。

行程図

    春日部(かすかべ)から東京に行く場合、大宮乗り換えと柏(かしわ)乗り換えの2案が考えられるが、柏乗り換えのほうが乗り換えが容易である

<往路>

    「柏⇒保土ケ谷(ほどがや)」間については、分割切符が安価であるこれは、「横浜⇒品川」間に特定運賃が設定されているためである(詳細はこちら)
【分割(紙)
  ① 柏⇒品川 650円
  ② 品川⇒横浜 300円
  ③ 横浜⇒保土ケ谷 140円
  計 1,090円
【一括(IC紙同額)】
  柏⇒保土ケ谷 1,100円

    なお、「横浜⇒保土ケ谷」間については、指定席券売機では発行不可である。窓口では発行可能と推察されるが、今回の行程においてはもっと良い方法がある。
    上野東京ラインの列車は、保土ケ谷を通過する。したがって、横浜で上野東京ラインの列車から横須賀(よこすか)線の列車に乗り換えなければならない。その際に、改札口のそばを通るので、有人改札口で切符を提出して出場したのちに、あらためてSuica(スイカ)で入場する。そうすると、「横浜⇒保土ケ谷」間は136円となってさらに安価となる。
    但し、「柏⇒保土ケ谷」間として購入したグリーン券は、横浜で下車したことによって、前途無効となるので、「横浜⇒保土ケ谷」間については普通車を利用する。ひと駅のことなのでよしとする。

    なお、「ほどがや」を漢字表記する場合は、注意が必要である。
  【保土ケ谷】保土ケ谷公園(神奈川県庁)/保土ケ谷区(横浜市役所)/保土ケ谷駅(JR東日本)/保土ケ谷駅東口(横浜市営バス)
  【保土ヶ谷】保土ヶ谷バイパス(国土交通省)/シャリエ保土ヶ谷公園(多くの不動産業者)/保土駅東口(神奈中バス)
    国と自治体で相違があることに興味を覚える。
    ネット記事では、「保土ケ谷」よりも「保土ヶ」のほうが多いように感じられる。これは、Windowsパソコンで「ほどがや」を漢字変換した場合に、変換候補として「保土ヶ」のみが表示される(IME2010の場合)ことが原因していると推察される。

<復路>

    「戸塚(とつか)柏」間についても、分割切符が安価である。
【分割(紙)】
  ① 戸塚⇒横浜 220円
  ② 横浜⇒品川 300円
  ③ 品川⇒柏 650円
  計 1,170円
【一括(IC)】
  横浜柏 1,265円

    柏~横浜」間については、在来線特急列車と普通列車(快速を含む)の2案が考えられる。往路は急ぐのだが、在来線特急列車を利用すると行程に無理が生じる。復路については急がない。したがって、往復ともに普通列車(快速を含む)を利用することにした。

    柏(~横浜」間の普通列車(快速を含む)にはグリーン車が存在するので、グリーン車を利用することにした。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
    なお、大宮において「大宮⇒東京」間における普通列車(快速を含む)のグリーン車に着席しようとしても既に満席になっていることが多い。しかし、柏において⇒東京」間の普通列車(快速を含む)のグリーン車に着席することは、確実性が高い。その点においても、大宮乗り換えではなく柏(かしわ)乗り換えのほうが優位である。

    「柏~横浜」間については、1枚の普通列車用グリーン券で普通列車(快速を含む)グリーン車を乗り継ぐことができる「柏(~横浜」間の営業キロは50km超であり、JREポイントをSuica(スイカ)グリーン券に交換すれば普通列車(快速を含む)のグリーン車を安価に利用することができる。料金比較は次のとおりである。
【JREポイント用Suicaグリーン券】600P
【一般料金(平日)(事前)】1,000円

(1)  常磐(じょうばん)線のグリーン車

乗車券

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

(2)  東海道線のグリーン車

乗車券

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(3)  育生会横浜病院

    ここには、ラックカーが存在する。その車両は湘南電車の塗装になっていて、急行東海のヘッドマークまで付いている。テレビ朝日「ナニコレ珍百景」でも紹介された施設である。
【所在地】神奈川県横浜市
【設備名称】モノレール
【車両愛称】ごんたん
【区間】敷地入口~病院玄関
【編成】1両×1路線
【用途】病院アクセス
【運賃】無料

ラックカー

敷地入口

    動画はこちら
 
病院玄関

(4)  南の丘メモリアルパーク

    ここには、スロープカーが存在する。
【所在地】神奈川県横浜市
【区間】下部上部
【編成】1両×1路線
【用途】墓参アクセス
【運賃】無料

霊園下駅

    往路の動画はこちら

霊園上駅

    復路の動画はこちら

(5)  松久寺(しょうきゅうじ)

    ここには、スロープカーが存在する。
【所在地】神奈川県鎌倉市(かまくらし)
【区間】墓園下~墓園上
【編成】1両×1路線
【用途】墓参アクセス(墓参者専用)
【運賃】無料

全景

スロープカー

(6)  鎌倉駅(JR)
<関東の駅百選>

古都を感じさせる駅

藤沢(ふじさわ)行き列車

    動画はこちら

(7)  鎌倉高校前駅
<関東の駅百選>

湘南の海が広がっている駅

    江ノ島電鉄の列車は、民家スレスレを走行する。動画はこちら

(8)  鎌倉七里ヶ浜(しちりがはま)霊園

    ここには、ラックカーが存在する。
【所在地】神奈川県鎌倉市
【設備名称】モノライダー
【区間】霊園下~霊園上
【編成】1両×1路線
【用途】墓参アクセス
【運賃】無料

霊園入口

下駅
 
    往路の動画はこちら

上駅

    復路の動画はこちら

昇降機
(これには乗らない)

(9)  鎌倉富士見(ふじみ)墓苑

    ここには、ラックカーが存在する。
【所在地】神奈川県鎌倉市
【設備名称】モノライダー
【区間】霊園下~霊園上
【編成】1両×1路線
【用途】墓参アクセス
【運賃】無料

霊園下駅

    往路の動画はこちら

霊園上駅

    復路の動画はこちら

(10)  腰越駅

藤沢(ふじさわ)行き列車

    「腰越(こしごえ)駅~江ノ島駅」間には、併用軌道が存在する。その途中には有名な急カーブが存在する。それは、普通鉄道において国内最急カーブの鉄道区間であり、その半径は28mである。龍口寺前においては、短い距離でほぼ90度向きを変える。動画はこちら

(11)  厚木霊園

    ここには、スロープカーが存在する。
【所在地】神奈川県厚木市(あつぎし)
【設備名称】モノレール
【区間】
    ① 園内入口1F~園内入口4F
    ② 管理棟1F~管理棟3F
    ③ 新区画1F~新区画4F
【編成】1両×3路線
【用途】墓参アクセス
【運賃】無料

園内入口線の全景

園内入口線の
1F駅

園内入口
線の4F駅

管理棟線の全景

管理棟
線の1F駅

管理棟
線の3F駅

新区画線の全景

新区画
線の1F駅

新区画
線の4F駅

(12)  天神山貞昌院(てんじんさんていしょういん)

    ここには、スロープカーが存在する。
【所在地】神奈川県横浜市
【設備名称】モノレール
【愛称】まいれーる
【区間】下~
【編成】1両×1路線
【用途】墓参アクセス(墓参者専用)
【運賃】無料

下駅

上駅

(13)  上野東京ラインのグリーン車

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(14)  なだ万(まん)

    本日の夕食は、いつもどおり品川駅の駅弁である。

松茸御飯二段重
(まつたけごはんにだんじゅう)

(15)  常磐線のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子切符であり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

()  デリ・フランス

はちみつバターパン&ミルク

(16)  特急アーバンパークライナー

特急券

    「特急アーバンパークライナー3号」の座席選択方針は、次のとおりである。
①3号車は下車後にエスカレータから離れているので密集しない
②3号車の偶数列は車窓が広い

アーバンパークライナー3号