真偽のほどやいかに!国内で最も海に近い駅「青海川」(新潟県柏崎市(かしわざきし))

2022年11月28日(月)


    青海川(おうみがわ)は、「日本一(にっぽんいち)海に近い駅」と言われている。これには疑問を禁じえない。客観的に評価すれば、海芝浦(うみしばうら)(神奈川県横浜市)のほうが海に近いと推察される(詳細はこちら)。真偽のほどやいかに。このままでは精神上よろしくない。このような事情により、本日は青海川(おうみがわ)を訪ねてみたい。

    また、下灘(しもなだ)(愛媛県伊予市(いよし))も「日本一海に近い駅」と言われることがあるが、それは過去の話である。その後、道路建設に伴って海岸が少し埋め立てられたので、現在は日本一海に近かった駅」である。

    なお、弥彦(やひこ)駅の徒歩圏内に著名な甘味処が2か所存在するので、併せて体験してみたい。
    ところで、その「甘味処」の読みは「あまみどころ」であり、「かんみどころ」は誤りである。「甘味料(かんみりょう)」という読みに引きずられているものと推察される。
    そもそも、「苦み」や「旨み」に並ぶことばとして「甘み」ということばが存在していて、「み」の当て字として「味」という文字が使われるようになった。したがって、「甘味」の読みは「あまみ」なのである。ところが「甘味料(かんみりょう)」ということばが流布(るふ)されるにつれて、「甘味」を「かんみ」と読むようになった。
    現在は「かんみどころ」派が7割という調査結果もあるようなので、「かんみどころ」も正しいとする意見もある。

行程図

    JR東日本では、「大人の休日倶楽部(クラブ)パス(東日本)」(以下「大休(おときゅう)パス」)というフリーきっぷを販売している。その特徴は、次のとおりである。
【価格】15,270円
【普通車指定席利用回数】6回
【普通車自由席利用回数】無制限
【有効期間】連続4日間
    一般に、新幹線や在来線特急の普通車指定席を利用して通常期に大宮出発で往復する場合、付与ポイントを考慮すると「くりこま高原/天童(てんどう)/豊栄(とよさか)」以遠であれば、大休パスが最も安価である(詳細はこちら)。

    大休パスは利用可能日が極めて少なく、2022年度の利用可能日は次のとおりである。
        ① 6月23日~7月5日
        ② 11月24日~12月6日
        ③ 1月12日~24日
    本日は、利用可能日である。

    その場合の交通費比較は、次のとおりである。
【大休パス】15,270円
【大休30割】
  ① 運賃(大宮⇒青海川) 3,380
  ② 特急料金(大宮長岡) 2,840
  ③ 運賃(青海川⇒弥彦) 1,060
  ④ 運賃(弥彦⇒大宮) 3,380円
  ⑤ 特急料金(燕三条⇒大宮) 2,840円
  計 13,500

    すなわち、大休パスを購入すれば、1,770円の損失である。しかし、11月26日(土)に利用した大休パスが手元に存在し、それは明日29日(火)まで有効である。かつ普通車指定席をあと2回無料で利用することができる。これを利用することによって13,500円お得となる。

    なお、両日を合算した比較は、次のとおりである。
【大休パス】
  ① 1日目 15,270円
  ② 2日目 0円
  計 15,270円
【大休30割】
  ① 1日目 17,640円
  ② 2日目 13,500円
  計 31,140円

    すなわち、大休パスを利用すれば、15,270円の出費が31,140円の価値になるので、15,870円お得である。

    なお、普通車指定席を無料で利用する際に発行される「きっぷ」は、指定席券ではなく指定券である。指定券と指定席券の違いは次のとおりである。
【指定券】料金表示無し
【指定席券】料金表示有り

(1)  レイルウェイクラブ

    まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。

モーニングセット№
2

(2)  大人の休日倶楽部パス(東日本)

乗車券・自由席特急券

    下辺の赤文字は、「指定席券発行開始済み」である。これは、有効開始日変更手続き時におけるスタッフへの注意喚起であると推察される。
    左辺の赤文字は、11月26日(土)に利用した際に記載された入出場記録である。

【ご案内1】

【ご案内2】

【特典のご案内】

    ニューデイズにおける買い物が10%引きである旨の記載がある。早速利用した。

(3)  新幹線とき

新幹線指定券

とき305号

    いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、C席に座った。A席には先客が居たがB席に座ろうとする客は来なかった。

(4)  青海川駅

    予想どおり、ホームと波打ち際(ぎわ)の間には、顕著な隔たりが存在する。

駅名標

駅名標

恋人岬

撮影スポット

米山大橋(よねやまおおはし)

    動画はこちら

(5)  柏崎(かしわざき)さけのふるさと公園

    ここでは、鮭(さけ)を真横から観察することができる。11月中旬から12月上旬までが見頃である。

(6)  弥彦駅
<ふるさとの駅100選>

駅舎

(7)  湯のわ 無料


足湯

(8)  湯もみ足もみsubako(すばこ)

足湯 無料

(9)  弥彦スイーツ

フルーツからふる団子(だんご)

(10)  彌彦神社

一の鳥居(いちのとりい)

拝殿

(11)  鎌倉(かまくら)

わらびもち&抹茶

    ここの「わらびもち」は、全国で1日に5,000個売れている。店名の由来は、「鎌倉時代」の「鎌倉」であり、地名ではない。ここ弥彦神社店が旗艦店である。

(12)  冥加屋(みょうがや)


    ここの日帰り入浴は、タオルとバスタオルの貸与が入浴料金に含まれている。さらに、帰り際にお茶とお茶菓子が無料提供される。

(13)  新幹線とき

新幹線指定券 変更前

新幹線指定券 変更後

    窓口氏は、勝手に着駅を東京にしてしまった。また、「同時発券の・・・」という文言(もんごん)も記載されていない。

とき338号

    いつもどおり8号車を利用した。8号車は新幹線オフィス車両である。私は、B席に座った。A席やC席に座ろうとする客は来なかった。

(14)  駅弁屋

    本日の夕食は、いつもどおり大宮駅の駅弁である。

贅沢海鮮五目釜飯
(雲丹いくら)

(15)  ミスターワッフル

紅茶&ダブルシュガー

(16)  特急アーバンパークライナー

特急券

    「特急アーバンパークライナー2号」の座席選択方針は、次のとおりである。
①3号車は下車後にエスカレータから離れているので密集しない
②3号車の奇数列は車窓が広い

アーバンパークライナー2号

「湯けむり」で行く!鳴子温泉郷の外湯めぐり(宮城県大崎市(おおさきし))

2022年11月26日(土)


    陸羽東(りくうとう)線は、「奥の細道湯けむりライン」という愛称を持っていて、駅名に「温泉」の2文字を含む駅が5駅も存在する。その代表格は、鳴子(なるこ)温泉駅である。
    JR東日本は、「快速湯けむり」という観光列車を運行している。本日は、「快速湯けむり」を利用して鳴子温泉郷を訪問し、その外湯(そとゆ)めぐりを体験したい。ちなみに、本日11月26日は、「いい風呂の日」である。

行程図

    JR東日本では、「大人の休日倶楽部(クラブ)パス(東日本)」(以下「大休(おときゅう)パス」)というフリーきっぷを販売している。その特徴は、次のとおりである。
【価格】15,270円
【普通車指定席利用回数】6回
【普通車自由席利用回数】無制限
【有効期間】連続4日間
    一般に、新幹線や在来線特急の普通車指定席を利用して通常期に大宮出発で往復する場合、付与ポイントを考慮すると「くりこま高原/天童(てんどう)/豊栄(とよさか)」以遠であれば、大休パスが最も安価である(詳細はこちら)。

    大休パスは利用可能日が極めて少なく、2022年度の利用可能日は次のとおりである。
        ① 6月23日~7月5日
        ② 11月24日~12月6日
        ③ 1月12日~24日
    本日は、利用可能日である。

    その交通費比較は、次のとおりである。
【大休パス】15,270円
【大休30割】
  ① 往復運賃(大宮⇔中山平温泉) 9,700円
  ② 特急料金(大宮古川) 3,600
  ③ 指定席料金(古川⇒鳴子温泉) 370
  ④ 指定席料金(鳴子温泉⇒仙台) 370
  ⑤ 特急料金(仙台⇒大宮) 3,600円
  計 17,640

    すなわち、大休30割よりも大休パスのほうが2,370円お得であり、これだけで充分に採算が合う。

    なお、普通車指定席を無料で利用する際に発行される「きっぷ」は、指定席券ではなく指定券である。指定券と指定席券の違いは次のとおりである。
【指定券】料金表示無し
【指定席券】料金表示有り

(1)  レイルウェイクラブ

    まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。

モーニングセット№
2

(2)  大人の休日倶楽部パス(東日本)

乗車券・自由席特急券

    下辺の赤文字は、「指定席券発行開始済み」である。これは、有効開始日変更手続き時におけるスタッフへの注意喚起であると推察される。

【ご案内1】

【ご案内2】

【特典のご案内】

    ニューデイズにおける買い物が10%引きである旨の記載がある。早速利用した。

(3)  新幹線はやぶさ

新幹線指定券

はやぶさ
103号

(4)  快速湯けむり

案内表示器

横断幕

指定券
(乗車記念スタンプ付き)

    下り「湯けむり」の座席選択方針は、次のとおりである。
① 奇数列は車窓が広い
② AB席は直射日光を受けない
    なお、本日の下りの奇数列A席は早々に満席となったのでC席を確保した。実際に乗車してみると、同列のABD席に着席する乗客は来なかったのでA席を利用した。なお、前列4席も空席であった。

湯けむり号

    動画はこちら

記念乗車証

(5)  馬場(ばば)温泉

    ここには、内湯(うちゆ)と外湯(そとゆ)が存在する。本日は、外湯のみ利用した。

外湯

    ここの浴槽は、非常にこぶりであり、2m四方くらいである。入口に掛けられている札によって使用中か否を示すという方式である。その表記は、次のとおりである。
【どうぞ】入室可能
【入浴中】入室不可
    すなわち、実質貸切制である。湯は黒色であり、泡が出続けている。まるでコーラである。
    少し熱めであるが、水道が無いので加水することはできず、湯もみするしかない。

(6)  ぽっぽの足湯 無料

左側の足湯

右側の足湯


歩道保護柵

(7)  滝の湯
<837年噴出>


    ここは、火山爆発によって噴出した温泉であり、既に1,000年以上の歴史がある。鳴子温泉神社の御神湯(ごしんとう)である。
    湯が白濁している。打たせ湯のある共同浴場は、珍しい。

(8)  ゆさや旅館
1632年創業
国の登録有形文化財


    ここは、「滝の湯」の湯守(ゆもり)である。

(9)  湯めぐり回廊


手湯

(10)  鳴子・早稲田桟橋(わせださんばし)湯


    ここでは、浴場が地下に存在する。脱衣場の床(ゆか)は、コンクリート製であるが暖房されていて暖かい。

郵便ポスト

(11)  しんとろの湯


    本日は「風呂の日」なので、タオルがプレゼントされた。
    ここの湯は、ぬるぬるしている。

コーヒー牛乳

(12)  足湯下地獄(しもじごく)源泉(別名:湯めぐり駐車場足湯) 無料

    ここは、JR東日本のCMにおいて、吉永小百合(よしながさゆり)が利用した足湯である。


小百合ポジション


(13)  ご利益(りやく)足湯 無料


    これほど小規模な足湯は初めてであり、同時利用可能者数はせいぜい2名であろうか。
    ここは、かなり熱い。水道が無いので加水することはできず、湯もみするしかない。湯もみすると、大量の沈殿物が舞い上がる。撮影するために、1秒間だけ足を浸した 。もはや罰ゲームである。


(14)  わらび餅本舗玉子屋本店(別名:おかしときっさ たまごや)

抹茶セット

    この店舗では、これを「わらび餅」と称しているのだが、味も外観も「ゆべし」に近い。

(15)  まるゆ

ホットケーキセット

    ホットケーキとパンケーキの違いについてはネット情報に譲るとして、ここでは説明を容易にするために次のとおり定義する。
【ホットケーキ】スポンジケーキのような食感
【パンケーキ】スフレのようなふわふわ食感
    私は、パンケーキは苦手であるが、ホットケーキは好物である。

(16)  快速湯けむり

指定券
(乗車記念スタンプ付き)

    上り「湯けむり」の座席選択方針は、次のとおりである。
① 偶数列は車窓が広い
② A席は直射日光を受けない

湯けむり号

    動画はこちら

記念乗車証

アイスクリーム

(17)  駅弁屋

    本日の夕食は、仙台駅の駅弁である。

伊達(だて)のかきめし
(加熱方式)

(18)  玉澤(たまざわ)総本店

抹茶&ずんだ餅

(19)  新幹線はやぶさ

新幹線指定券

はやぶさ38号