「サンキュー♥ちば」で2日間連続旅(1日目)!房州路でインクラインめぐり(千葉県君津市(きみつし))

2024年10月7・8日(月・火)の1日目
【2日目⇒】こちら


    さきほど、房総半島の日帰り旅に最適な「きっぷ」として、「サンキューちばフリーパス」(以下「サンキュー」)を紹介した(詳細はこちら)。
    三島(みしま)ダムと郡(こおり)ダムに、インクラインが存在する。サンキューを利用してそれらのインクラインを訪問したい。本日は、2日間連続旅の1日目である。

行程図

    三島ダムについては、「君津(きみつ)駅南口~中島(なかじま)」間のバス路線を利用するよりも、「木更津(きさらづ)駅西口~鴨川(かもがわ)駅西口」間のバス路線を利用したほうが、全体の行程に無駄が生じない。したがって、「木更津駅西口~鴨川駅西口」間のバス路線を利用する。その時刻表は、次のとおりである。

時刻表

    ①や④を利用するには、前泊しなければならない。③や⑥を利用すると郡ダムに行くことができない。したがって、②か⑤を採用するしかない。⑤は②よりも到着が早く滞在時間も長いので、⑤を採用する。
    なお、この路線は超秘境である。運行本数が少ないだけではなく、収録している乗換案内ソフトも少ない。その収録状況は、次のとおりである。
【収録済】ジョルダン乗換案内
【未収録】Y!乗換案内/駅すぱあと for web/ナビタイム/駅探(Web版)

    「柏(かしわ)~安房鴨川」間の往復乗車券は、合計営業キロが200km超なので「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)を適用することができる(詳細はこちら)。しかし、本記事の冒頭に記述したとおり、本日はサンキューを利用する。特に、本日は、「鴨川駅西口⇒木更津駅西口」間のバス路線を利用するのだが、そのバス路線はサンキューフリーエリアに含まれている。サンキュー1日分相当額の採算は、バス運賃を含めて次のとおりである。本日は「青春18きっぷ」の利用期間ではないが、参考にその1日分相当額も併記した。
【サンキュー】1,985円
【青春18きっぷ+α3,993円
大休30割+α5,002円
【都度払い】5,610円

    「君津⇒船橋(ふなばし)」間については、普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
    「君津⇒船橋」間の片道営業キロは50km超100km以下であり、グリーン料金の価格比較は、次のとおりである。1P=1円とすることが妥当である。その換金率で比較すると、ポイント交換はお得である。
【ポイント交換】600P
【大休30割】880円
【一般(IC)】1,000円

(1)  サンキューちばフリーパス

乗車券

ご案内

バス路線のご案内

サンキュー♥ちば
アンケート実施中

(2)  特急わかしお チケレス割

    チケットレス特急券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

わかしお3号

(3)  須賀(すが)神社

拝殿

彫刻

    この彫刻は、三代目波の伊八である武志伊八郎信美(たけしいはちろうのぶみ)の作品である。

(4)  八雲(やぐも)神社

    この神社は、イオンの敷地の隅に存在する。

鳥居

拝殿

彫刻

    この彫刻は、後藤義徳の作品である。

(5)  ロマンの森共和国

    入場ゲートなるものは存在しない。入場したのちに受付に立ち寄って入場料を支払うという仕組みである。

    ここには、EL列車が存在する。
【所在地】千葉県君津市(きみつし)
【種別】EL列車(蓄電池)
【設備名称】ミニSL
【愛称】弁慶三世号
【編成】動力車1両&制御車1両&客車2両×1路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【用途】園内遊覧
【最寄りバス停】ロマンの森共和国(歩6分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
    列車の容積が大きい割には、外部電源ではなく蓄電池駆動である。蓄電池の容量が大きいために充電に時間を要し、運行頻度は1時間に1回(毎時0分発車)である。しかし、少なくとも2回分の容量はあるらしく、定時運行直後であれば臨時運行してくれる。
    座席幅は、2名である。

ミニSL
 
    動画はこちら

「ロマンの森共和国」バス停北側に
存在するトンネル

    次の訪問先である豊英湖(とよふさこ)つり舟(ふね)センターは、このトンネルを抜けて北進した位置に存在する。しかし、グーグルマップにおいて「ロマンの森共和国⇒豊英つり舟センター」の徒歩経路を表示させると、なぜかこのトンネルを通らずに遠回りする徒歩経路を表示してしまう。ナビ開始したのちにこのトンネルを抜けると、北進する徒歩経路が表示された。

(6)  豊英湖つり舟センター

    ここには、ケーブルカーが存在する。
【所在地】千葉県君津市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】リフト
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(利用者専用)
【最寄りバス停】
  【デマンド】奥畑(おくはた)(歩10分)
  【一般】ロマンの森共和国(歩25分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能

上駅

全景(上駅からの眺め)

全景(下駅からの眺め)

    2本のケーブルで牽引(けんいん)されている。

車両

豊英湖

(7)  三島ダム

    ここにも、インクラインが存在する。
【所在地】千葉県君津市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
  【デマンド】三島湖(歩5分)
  【一般】宿原(しゅくばら)(歩12分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】小糸川沿岸土地改良区
【河川】小糸川(こいとがわ)
【ダム湖】三島湖(みしまこ)
    このインクラインは、堤体の上流側左岸寄り(管理所脇)に存在する。このインクラインに関する記事を見つけることはできないが、航空写真によって確認することができる。グーグルマップの航空写真よりもグーグルアースのほうが確認しやすい。

インクライン

遠景

    車両の足元は、車輪ではなくタイヤである。したがって、軌道についても鉄路ではないと推察される。

近景

(8)  梅ノ木台2号隧道(すいどう)

    これは、素掘りのトンネルである。


(9)  三島神社

参道

    中央奥に拝殿が見える。

拝殿

彫刻

(10)  君津市コミュニティバス シニア割

    マイクロバスかと思いきや、一般の路線バスと同じサイズのバスである。

(11)  郡ダム

    ここにも、インクラインが存在する。
【所在地】千葉県君津市
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
  【近距離】郡入口(歩30分)
  【多頻度】周南口(すなみぐち)(歩35分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【管理者】千葉県庁
【河川】郡川(こおりがわ)
【ダム湖】郡貯水池
    このインクラインは、ダム湖右岸(管理所前)に存在する。

インクライン

全景

車両

    1本のケーブルで牽引されている。

(12)  内房(うちぼう)線のグリーン車

    Suica(スイカ)グリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車