生涯初の運転台乗車!日本工業大学のSL試験運転(埼玉県宮代町(みやしろまち))

2024年10月26日(土)


    日本工業大学では、ほぼ毎月1日の頻度でSL試験運転を実施している。本日、同校で学園祭が開催され、SL試験運転が実施される。入場無料で、運賃も無料である。本日は、日本工業大学を訪問したい。

行程図

(1)  東武動物公園駅

    西口に、鉄道モニュメントが存在する。

転轍器(てんてつき)

軌道

転車台デザイン

(2)  スキップ広場

    ここには、東武鉄道B4形(40号機)が静態保存されている。



駅名標

    右側の駅名は、「しんしゅうかん」(進修館)であると推察される。

(3)  日本工業大学工業技術博物館 無料

    ここには、SLが存在する。
【所在地】埼玉県宮代町(みやしろまち)
【種別】SL
【設備名称】SL2109
【編成】SL1両×1路線
【運行形態】単線1編成方式
【区間】博物館~守衛所
【用途】場内遊覧
【運行日】第3土曜日/若杉祭開催日
【最寄り駅】東武動物公園(歩20分)
    「駅~大学」間のスクールバスを利用することができる。通常は有料であるが、若杉祭開催日は無料である。
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    ここでは、ほぼ毎月1日の頻度でSL試験運転を実施している。入場無料であり、運賃も無料である。この大学には、現役時代に何度も訪問したことがあるが、SL試験運転の実施日に訪問したことは無かった。本日は、若杉祭である。

2100形(9号機)

    このSLの運転台に乗車することができる。1回の運行における乗客数は、3~5名である。乗客は、乗務員用の乗降口から運転台にはいる。乗客用の階段や梯子(はしご)は、存在しない。ステップに足をのせて、両手で手摺りをつかまなければならない。これほど野趣あふれる遊覧鉄道は、初めてである。運転台に乗車することができる遊覧鉄道は、国内には他に存在しないと感じられる。世界を探しても、存在しないかもしれない。

    試運転の動画はこちら
    前方展望の動画はこちら

腕木式信号機

曲線標
  【C 0】カント=0mm
  【S 10】スラック=10mm

曲線標

  【R 150】曲率半径=150m
  
踏切の先でやや右に曲がる

  【50】曲率半径=50m

箱根登山鉄道モハ1形

ミニ鉄道軌道
(博物館出入口前)

    ここには、ミニ鉄道の軌道も存在する。かつては大学構内の主要道路全域に存在したが、現在は博物館敷地内の周回軌道だけとなっている。

日・仏鋳鉄フレーム

    これは、横川(よこかわ)駅に存在した跨線橋とパリ中央市場に存在した建材を組み合わせたものである。

乗車券(IC運賃同額)

(4)  狭山工業高等学校

    ここには、ミニ鉄道が存在する。
【所在地】埼玉県狭山市(さやまし)
【種別】ミニ鉄道
  ① EL列車(蓄電池)
  ② SL列車(石炭)
【設備名称】
  【EL列車】
    【SL】ミニSL
    【30000系電車
  【SL列車】ミニSL
【容姿】
  【EL列車】SL/西武30000系
【編成1路線
  【EL列車】EL1両&制御車2両&客車3両
  【SL列車SL1両&客車2両
運行形態】単線1編成方式
【用途】場内遊覧
【運行日】狭工祭開催日
    SLは、2日目の午後に運行される。
【最寄りバス停】狭山郵便局(歩8分)
【最寄り駅】狭山市(歩17分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
    入場無料であり、運賃も無料である。機械科が、運行している。本日は、狭工祭である。
    狭山工業高等学校のホームページにおける「機械科の記録」を見ると、次なる4種類が存在すると推察される。
【2005年頃開始】①Bタンク機SL(石炭)
【2013年度開始】②C21型機SL(石炭)
【2016年度開始】③西武30000系
【2022年度開始】④SL型電気機関車
    本日目撃したのは、③と④である。

起点駅

    起点駅において、乗車券が配布される。硬券であり、発車前に入鋏(にゅうきょう)される。

EL列車

終点駅

    乗客を乗せての運行区間は、起点から終点までの片道である。復路においては、乗客を乗せずに、後退で回送される。

    動画はこちら

(5)  有間(ありま)ダム

    ここには、インクラインが存在する。
【所在地】埼玉県飯能市(はんのうし)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ノーラ名栗・さわらびの湯(歩15分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【管理者】埼玉県庁
【河川】有間川(ありまがわ)
【ダム湖】名栗湖(なぐりこ)
    このインクラインは、ダム湖左岸(管理事務所脇)に存在する。このインクラインに関する記事を見つけることはできない。確認可能なストリートビューの位置はダム湖右岸の1か所のみであり、そのストリートビューが最も確認しやすい。
    なお、グーグルマップにおいて、「ノーラ名栗・さわらびの湯バス停~管理事務所」間の徒歩区間を表示させると、遠回りの経路が表示される。起点をバス停ではなく県道上に変更すると、正しい経路が表示される。バス停から堤体まで、上り急勾配である。

インクライン

全景

記念碑

(6)  竜神の湧水


(7)  名栗カヌー工房

    ここにも、ケーブルカーが存在する。
【所在地】埼玉県飯能市
【種別】ケーブルカー
【編成】貨車1両×2路線並列
【運行形態】単線単行方式
【用途】船舶輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】ノーラ名栗・さわらびの湯(歩25分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
    このケーブルカーは、ダム湖左岸に存在する。カヌーを水平状態で輸送することができる。
    なお、グーグルマップにおいて、「有間ダム管理事務所~名栗カヌー工房」間の徒歩経路を表示させると、遠回りの経路が表示される。「竜神の湧水」と名栗カヌー工房の中間地点に、名栗カヌー工房の資材置き場が存在する。ナビ開始後に、有間ダム管理事務所から名栗カヌー工房に向けて歩き始めてその資材置き場に到着すると、正しい経路が表示された。

全景

上駅

    名栗カヌー工房をあとにしてバス停に向かって歩いていたら、機械音が鳴り始めた。名栗カヌー工房のほうに目をやると、ケーブルカーが動いている。あわてて引き返して動画を撮影した。その動画はこちら

乗車券(IC運賃682円)