房総半島へ行くならこれ!「サンキュー♥ちばフリーパス」は超お得

2024年10月7日(月)


    先日、房総半島の日帰り旅に最適な「きっぷ」として、「青春18きっぷ」を紹介した(詳細はこちら)。「青春18きっぷ」は、その1日分相当額で比較すると、「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引(以下「大休(おときゅう)30割」)よりもお得である。しかし、1日分相当額で比較するという考えに立てば、もっとお得な「きっぷ」が存在する。それは、「サンキューちばフリーパス」(以下「サンキュー」)である。

    サンキューの価格は3,970円であり、1日分相当額は1,985円である。「青春18きっぷ」の価格は12,050円であり、1日分相当額は2,410円である。「柏(かしわ)~君津(きみつ)」間の片道営業キロは100km以下なので往復乗車券にしても大休30割を適用することはできない。しかし、「柏~竹岡(たけおか)」間の往復乗車券とすることによって大休30割を適用することができる(詳細はこちら)。また、「柏~君津」間は「のんびりホリデーSuica(スイカ)パス」(以下「のんびり」)のフリーエリア内であり、土日祝日であれば「のんびり」を利用することも考えられる。しかし、「柏~君津」間を往復するだけでもサンキューが最もお得であり、そ1日分相当額の採算は次のとおりである。
【サンキュー】1,985円
【青春18きっぷ2,410円
【のんびり】2,670円
大休30割2,760円
【都度払い】3,036円

    しかも、サンキューには次なる利点が存在する。
① JR以外の鉄道路線や一部のバス路線を含む
② 特急列車の乗車券として利用可能
③ 平日でも利用可能
④ 各鉄道事業者の売店において割引有り
⑤ いくつかの駅において無料レンタサイクル有り

    サンキューの有効利用にあたって考慮すべきことは、利用期間内において2日間連続で利用することだけである。その条件をクリアすれば、サンキューはかなりお得である。必ずしも宿泊を伴う必要はなく、日帰り2日間連続旅でもよい。

乗車券

ご案内

バス路線のご案内

サンキュー♥ちば
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    有効期間が2日以上であるフリーきっぷはサンキュー以外にも多く存在する。東武鉄道について調べてみた。

(1)  ふらっと両毛東武フリーパス

    東武鉄道では、「ふらっと両毛東武フリーパス」(以下「ふらっと」)を発売している。有効期間は3日間であり、「発着駅~フリーエリア」間の運賃を別払いすれば、日帰りで連続2日間あるいは連続3日間利用することができる。

    例えば、春日部(かすかべ)駅を発着駅とする場合、「ふらっと」の価格は1,970円であり、1日分相当額は1,045円である。「春日部~フリーエリア」間の片道運賃は534円である。その分を加算すると1日分相当額は、次のとおりである。
【1日案】1,970円
【2日案】1,519円
【3日案】1,369円

    しかも、「ふらっと」のフリーエリアには、主要なバス路線も含まれている。

2日案の概念

3日案の概念

(2)  ゆったり会津東武フリーパス

    東武鉄道では、「ゆったり会津東武フリーパス[芦ノ牧温泉]」(以下「ゆったり」)を発売している。有効期間は4日間であり、東武線内の運賃を別払いすれば、日帰りで2日間、3日間、あるいは4日間利用することができる。

    「ゆったり」のフリーエリアは3種類存在し、最遠駅が異なる。その最遠駅は、会津田島(あいづたじま)、芦ノ牧(あしのまき)温泉、および喜多方(きたかた)である。例えば、発着駅が春日部(かすかべ)であって最遠駅が芦ノ牧温泉である場合、「ゆったり」の価格は6,350円である。東武線内の片道運賃は、株主優待乗車証を利用すれば850円である。その分を加算すると1日分相当額は、次のとおりである。
【1日案】6,350円
【2日案】4,025円
【3日案】3,250円
【4日案】2,863円