「無料」に弱い!日本庭園鉄道のミニ鉄道(静岡県裾野市(すそのし))

2024年7月21日(日)


    日本庭園鉄道は、有志が運営するミニ鉄道である。入場無料で、運賃も無料である。本日は、この日本庭園鉄道を訪問したい。

行程図

    その最寄りバス路線の時刻表は、次のとおりである。

時刻表

    ②を利用するには、早起きしなければならない。⑤を利用すると、日本庭園鉄道の最終運行時刻に間に合わない。したがって、③を利用するしかない。

    「大宮~三島(みしま)」間の往復乗車券は、合計営業キロが200km超なのでジパング倶楽部(クラブ)会員割引(以下「ジ3割」)を適用することができる(詳細はこちら)しかし、本日は「青春18きっぷ」の利用期間に含まれている。したがって、「青春18きっぷ」を購入して利用期間中に5回利用して使い切ることにする。「青春18きっぷ」の価格は12,050円であり、1回分相当額は2,410円である。1回分相当額の採算は、次のとおりである。
【青春18きっぷ】2,410円
【ジ3割+α】4,340円

    「大宮⇒熱海」間と「小田原⇒大宮」間については、いずれも普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
    JR東日本は、8月31日までの期間限定で、通常より少ないポイント数でSuica(スイカ)グリーン券と交換できるというキャンペーンを実施している「大宮⇒熱海」間と「小田原⇒大宮」間の片道営業キロはいずれも100km超であり、グリーン料金の価格比較は、次のとおりである。JREポイントの換金率は、1P=1円とすることが妥当である。その換金率で比較すると、ポイント交換は、かなりお得である。
【ポイント交換(限定)】500P
【ポイント交換(通常)】600P
【ジ3割】1,260円
【一般(IC)】1,550円

(1)  青春18きっぷ

普通列車乗車券

ご案内1

ご案内2

ご案内3

(2)  上野東京ラインのグリーン車

    Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

コンビニおにぎり

(3)  朝日フレール熱海

    ここには、斜行エレベータが存在する。
【所在地】静岡県熱海市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内アクセス(関係者専用)
【最寄り駅】熱海(歩8分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    この施設は、A~C棟で構成され、斜行エレベータはB棟に存在する。施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。
    なお、グーグルマップにおいて「朝日フレール熱海」を検索すると、朝日フレール熱海聖ヶ丘という閉鎖施設が表示される。朝日フレール熱海の所在地である「咲見町」(さきみちょう)を検索すると、朝日フレール熱海の位置が表示される。但し、地図上に施設名は表示されない。

斜行エレベータ(正面)

斜行エレベータ(右側面)

(4)  日本庭園鉄道 無料

    ここには、ミニ鉄道が存在する。
【所在地】静岡県裾野市(すそのし)
【種別】ミニ鉄道
【設備名称】グリーングラス鉄道
【容姿】
  ① SL(アルコールやガス)
  ② EL(蓄電池)
  ③ DL(蓄電池)
【編成】動力車1両&制御車1両&客車4両×3路線
【運行形態】単線1編成方式(環状)
【用途】園内遊覧
【運行日】第1・3日曜日
【最寄りバス停】下橋(したばし)(歩1分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
【投稿写真】確認可能
    この施設の敷地は、個人の私有地である。45mm軌道、3.5インチ軌道、5インチ軌道の線路が存在する。45mm軌道については乗車不可であるが、3.5インチ軌道と5インチ軌道については乗車可能である。入場無料で、運賃も無料である。
    45mm軌道の軌道長は全長1.25kmであり、一説によると世界最長であるらしい。

路線図

    この図における色分けの意味は、次のとおりである。
【赤】5インチ軌道
3.5インチ軌道
【緑】45mm軌道

看板

<5インチ軌道

    何回でも、いずれの列車にも乗車することができる。1回の運行で2周する。この路線は複線であるが、列車は同一方向(時計回り)に走行する。外側は5インチ専用の二線軌条であるが、内側は3.5インチ兼用の三線軌条である。

SL

    SLの動画はこちら

DL

EL

    ELの動画はこちら

300系

ドクターイエロー

    ここでは、列車のバランスを保つために、乗車中のスマホ操作は禁じられている。

転車台

ポイント

<3.5インチ軌道


<45mm軌道

SL

    SLの動画はこちら

転車台

餘部(あまるべ)鉄橋

    動画はこちら

(5)  ウェルネスの森伊東

    ここにも、斜行エレベータが存在する。
【所在地】静岡県伊東市(いとうし)
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅内アクセス(関係者専用)
【最寄り駅】南伊東(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
    この施設は、A棟、B棟、C棟、D棟(ウェルネス棟)、およびホテル棟で構成され、斜行エレベータはC棟に存在する。施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。

全景
(南伊東駅ホーム南端からの眺め)

(6)  川久保(かわくぼ)発電所

    ここには、インクラインが存在する。
【所在地】神奈川県箱根町(はこねまち)
【種別】ケーブルカー
【設備名称】インクライン
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】駐車場~発電所
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄りバス停】
  【駐車場】宮城野橋(みやぎのばし)(歩12分)
  【発電所】木賀(きが)温泉入口(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
    駐車場駅については、グーグルマップにおいて、「東京電力㈱川久保インクライン」という名称によって位置が示されている。沿道に柵と門扉で囲まれた区画が存在し、その区画内から低位(南東)の発電所に向かって軌道が延びている。なお、駐車場駅の門扉に、立入禁止を示す掲示が存在する。
    発電所駅については、堂ヶ島渓谷(どうがしまけいこく)遊歩道の途中において目撃することができる。発電所の門扉にも立入禁止を示す掲示が存在する。
    したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。

インクライン

駐車場駅

車両

巻き上げ機構

    底倉(そこくら)温泉凾嶺(かんれい)の左側に、「堂ヶ島渓谷(どうがしまけいこく)遊歩道」の案内板が存在し、そこの階段を降りて行く。

案内板

桜橋

東京電力滝

    グーグルマップでは、「堂ヶ島渓谷遊歩道東京電力滝」という名称でその位置が示されている。

発電所駅

インクライン

(7)  箱根湯本駅

    小田急箱根(旧:箱根登山鉄道)の軌間は、次のとおりである。
小田原~箱根湯本(はこねゆもと)】狭軌
箱根湯本~強羅(ごうら)】標準
    この狭軌区間のうち「入生田(いりうだ)~箱根湯本」間のみは、標準軌の車両が走行できるように三線軌条になっている。入生田駅に隣接して入生田検車区がが存在し、標準軌の車両も入出庫できるようにするためである。

線軌条

    動画はこちら

(8)  東海道線のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

コンビニおにぎり


<関連記事>