確認せずにはいられない!阿夫利神社モノレールの阿夫利隧道駅(神奈川県伊勢原市(いせはらし))

2024年7月27日(土)


    約2か月前に、大山阿夫利(おおやまあふり)神社のモノレールを確認した。そのモノレールの低位側である阿夫利隧道(すいどう)は、阿夫利林道の終点に存在し、最寄りバス停から徒歩で3時間くらい要すると理解していた。3時間のウォーキングを遂行する気にはなれなかったので、阿夫利隧道を確認しなかった。
    その後ネット記事を調査したところ、その阿夫利隧道は、大山ケーブルカーの大山寺駅から徒歩で5分程度であることが判明した。確認せずにはいられない。本日は、その阿夫利隧道を訪問したい。

行程図

    乗車券については、通常であれば「のんびりホリデーSuica(スイカ)パス」(以下「のんびり」)を利用するケースである。しかし、本日は「青春18きっぷ」の利用期間に含まれているので、先月21日(日)に購入した「青春18きっぷ」を利用する。「青春18きっぷ」の価格は12,050円であり、1日分相当額は2,410円である。1日分相当額の採算は、次のとおりである。
【青春18きっぷ】2,410円
のんびり】2,670円
【都度払い】4,351円

    「大宮⇒逗子(ずし)」間と「小田原⇒大宮」間については、普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
    JR東日本は、8月31日までの期間限定で、通常より少ないポイント数でSuicaグリーン券と交換できるというキャンペーンを実施している「大宮⇒逗子」間の片道営業キロは50km超100km以下であり、小田原⇒大宮」間の片道営業キロは100km超である。グリーン料金の価格比較は次のとおりである。JREポイントの換金率は、1P=1円とすることが妥当である。その換金率で比較すると、ポイント交換はお得である。
【ポイント交換(限定)】500P
【ポイント交換(通常)】600P
【一般(IC)(往路)】1,000円
【一般(IC)(復路)】1,550円

(1)  青春18きっぷ

普通列車乗車券

ご案内1

ご案内2

ご案内3

(2)  上野東京ラインのグリーン車

    Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

ニッポンが世界に誇る
コンビニおにぎり

(3)  横須賀線のグリーン車

グリーン車
 
(4)  東急ドエル逗子披露山(ずしひろやま)シーサイドコート

    ここには、斜行エレベータが存在する。
【所在地】神奈川県逗子市
【種別】斜行エレベータ
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】集合住宅アクセス(住民専用)
【最寄り駅】逗子(歩16分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認可能
    施錠されていて、立ち入ることはできない。したがって、鉄道ファンとしては、節度ある目撃に留めておくことが望ましい。

斜行エレベータ(下駅)

斜行エレベータ(上駅)

(5)  茅ケ崎駅

    この駅の所在地は、神奈川県茅ヶ崎市(ちがさきし)である。ちがさき」を漢字表記する場合は、注意が必要である。
【正】茅ケ崎駅
【誤】茅ヶ崎
    「ケ」と「ヶ」のどちらが使われているか調べてみた。
【ケ】茅ケ崎駅(JR東日本)/茅ケ崎高等学校(神奈川県庁)
【ヶ】茅ヶ崎駅(神奈中バス)/茅ヶ崎小学校(茅ヶ崎市役所)
    県庁と市役所で相違があることに興味を覚える。ネット記事では、「茅ケ崎」よりも「茅ヶ崎」のほうが多いように感じられる。これは、Windowsパソコンで「ちがさき」を漢字変換した場合に、変換候補として「茅ケ崎」よりも「茅ヶ崎」が先行表示される(IME2010の場合)ことが原因していると推察される。

駅名標

(6)  相模鉄道車両センター

    ここには、SLが展示されている。守衛所の裏側に存在する。道路からでも目撃することができるが、守衛所で見学希望を申し出ると入場が許可される。

神中鉄道3号機

ハ24

    その他にも、保存車両ご存在する。場内において近づくことはできないが、場外の道路から目撃することができる。

トフ400形

    これは、貨車である。車両中央に存在する凸部は、車掌室である。

ED11

モニ2005

    「モニ」の「ニ」は、荷物者の意である。

モハ6021

モハ6001

(7)  大山ケーブルカー

【所在地】神奈川県伊勢原市(いせはらし)
【種別】ケーブルカー
【編成】客車1両×1路線
【運行形態】単線2両交走式
【区間】大山ケーブル~阿夫利神社
【用途】参詣アクセス
【最寄りバス停】大山ケーブル(歩10分)
【航空写真】確認可能
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能

大山ケーブル駅

往復乗車券

車両

    動画はこちら
 
    中間駅である大山寺(おおやまでら)駅は、国内ケーブルカーで唯一、すれ違い部分に存在する駅である。

(8)  大山寺


(9)  阿夫利神社モノレール

    ここには、ラックリフトが存在する。
【所在地】神奈川県伊勢原市
【種別】ラックリフト(跨座式)
【設備名称】モノレール
【編成】動力車1両&貨車1両×3路線
【運行形態】単線2編成方式
【区間】(線名は仮称)
  【登拝門線】阿夫利隧道(あふりすいどう)~登拝門
  【参集殿線】分岐点~参集殿
  【本社線】下社~本社
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】
  【阿夫利隧道】大山寺(おおやまでら)(歩4分)
  【参集殿】阿夫利神社(歩3分)
  【登拝門】阿夫利神社(歩5分)
  【(本社線の)下社】阿夫利神社(歩50分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難
【投稿写真】確認可能
    「阿夫利神社モノレール」という名称と線名は本記事における仮称であり、正式名称は不明である。
    ここには、ロープウエーも存在した(概要はこちら)。その痕跡を見つけることはできなかった。

登拝門線と
参集殿線

阿夫利隧道(南側)

阿夫利隧道駅

車両

大山寺右寄り(東)からの眺め

    大山寺左寄り(西)から阿夫利隧道南側に向かう道は、通行禁止ではない。しかし、大山寺右寄り(東)から阿夫利隧道北側へ向かう道は通行禁止である。

    大山寺から大山阿夫利神社下社まで徒歩5分と予想したが、とんでもない。女坂という名称にだまされてはいけない。まず、女坂は坂ではなく階段である。しかも石積みであって、段差は不揃いで50cmくらいのところもある。ケーブルカーで行くべきであったと後悔した。

(10)  大山阿夫利神社

    下社拝殿の前に階段が存在し、その階段を挟んで参集殿の向かい側に参集殿駅が存在する。

参集殿駅

下社拝殿

    ここから頂上登山口(下社拝殿の左方向)へ向かう。頂上登山口すなわち登拝門(とうはいもん)の前に、登拝門駅が存在する。

登拝門駅
(下社側からの眺め)

登拝門駅
(軌道側からの眺め)

登拝門
(本社に向かう階段下)

分岐点

(11)  大山ケーブルカー

    動画はこちら

(12)  特急ふじさん

    特急券は、紙きっぷと電子きっぷの2種類が存在する。電子きっぷにするとお得であるが、旅情に欠けるのが残念である。1号車1C席を確保した。いわゆる「かぶりつき席」である。

ふじさん5号(MSE)

    動画はこちら

(13)  松田駅連絡線

【区間】渋沢(しぶさわ)~松田
    これは、小田急の列車を御殿場(ごてんば)線に乗り入れるために敷設(ふせつ)された短絡線である。現在、松田駅連絡線を走行する旅客(りょかく)列車は、「特急ふじさん」2往復のみである。
    松田駅と新松田駅は、道路を挟んで向かい合っている。松田駅の有人改札口において、Suicaを見せて「小田急線を利用する」と言ったら、窓口氏はSuicaの記録を確認することなしに有人改札口を通してくれた。新松田駅の改札窓口において、Suicaを見せて「JRからの乗り換え」と言ったら、窓口氏はSuicaの記録を確認することなしに改札窓口寄りの自動改札にタッチせずに通るようにと言った。その自動改札を通ると扉はじっとしたままであった。このようなことでよいのだろうか。

松田駅連絡線

下り線分岐点

松田駅連絡線

松田駅分岐点

松田駅②番線からの眺め

(14)  開成(かいせい)駅前第二公園

    ここには、ロマンスカーが展示されている。

ロンちゃん

(15)  報徳(ほうとく)広場

    ここには、路面電車が展示されている。

 モハ202

(16)  東海道線のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車