ほんまに要(い)るんかい!むさし野緑地公園の乗客情報シート

 2024年12月13日(金)


    むさし野緑地公園にミニ鉄道が存在する(詳細はこちら)。富士見市役所のホームページにおいて、利用者は、乗客情報シートに、氏名、住所、電話番号を予め記入して当日提出するようにと記載されている。何だか上から目線である。
    現地では、運営側が準備した用紙に来場者が記入したうえで乗車していた。現地で記入するという手段については、富士見市役所のホームページには記載されていない。
    また、富士見市役所のホームページにおいて、乗客情報シートの要請理由として、「ケガに備えて保険に加入する」という趣旨が記載されている。ケガをした場合は、本人や保護者から聞き取るということが必要であると感じられる。本当に必要としているのか疑わしい。もしかしたら、従来どおりに実施することがよいことであるという意識によって続いているのではないだろうか。そのような組織の辞書には、改善、改良、改革という言葉が存在しないに違いないと断じざるをえない。もし「ケガに備えて保険に加入する」という要請理由が真の理由でないのであれば、方針を再検討するべきである。変更案を検討してみた。
(1) 感染症などの衛生管理の観点で必要な場合
    要請理由を「衛生管理の観点で必要である」という趣旨に変更したほうがよいと感じられる。
(2) 来場者数や来場者の居住地を把握したい場合
    要請理由を「ミニ鉄道運転会の今後の運営の参考にする」などとして、氏名、住所、および電話番号を廃止し、年齢や性別と居住地の自治体名のみにとどめるのがよいと感じられる。
(3) いずれの意図も無い場合
    乗客情報シートそのものを廃止したほうがよいと感じられる。スタッフの作業軽減と資源の無駄遣い防止、およびゴミの削減につながる。

    本件について、富士見市役所に再考を進言した。

<進言主旨>
    次なるURLの記事を拝見した。
    https://www.city.fujimi.saitama.jp/madoguchi_shisetsu/03sports/other/2010-0507-1122-145/2011-1208-1451-126/index.html
    そこに乗客情報シートに関する記述が存在する。
<Q1>
    現地では、運営スタッフが用紙を準備して、利用者が当日その用紙に記入するという手続きを採用している。記入済みの乗客情報シートを当日提出するという手段に併せて、現地で当日記入するという手段についても、ホームページに記載したほうがよいのではないか。
<Q2>
    乗客情報シートの要請理由として「ケガに備えて保険に加入する」という趣旨が記載されている。ケガをした場合は、本人や保護者から聞き取るということが必要であると感じられる。貴所の真の意図を推察し、変更案を考えてみた。再検討してはどうか。
(1) 感染症などの衛生管理の観点で必要な場合
    要請理由を「衛生管理の観点で必要である」という趣旨に変更したほうがよいと感じられる。
(2) 来場者数や来場者の居住地を把握したい場合
    要請理由を「ミニ鉄道運転会の今後の運営の参考にする」などとして、氏名、住所、および電話番号を廃止し、年齢や性別と居住地の自治体名のみにとどめるのがよいと感じられる。
(3) いずれの意図も無い場合
    乗客情報シートそのものを廃止したほうがよいと感じられる。スタッフの作業軽減と資源の無駄遣い防止、およびゴミの削減につながる。

<回答状況>
    未回答状態である(2024年12月13日現在)。

<結果>
    従来どおり(2024年12月13日現在)。

    なお、富士見市役所のホームページには、「乗客情報シート」という表記と「情報乗客シート」という2通りの表記が存在していた。富士見市役所に表記の統一を進言したところ、速やかに訂正されたが、富士見市役所からは未回答状態である(2024年12月13日現在)。
    たかが誤植レベルの話であるが、このような誤植を野放しにするということは、記事の本質についても疑わしいと断じざるをえない。