東武鉄道の「浅草~東武日光」間には、「特急けごん」と「特急リバティけごん」が存在する。「特急けごん」はスペーシア車両を使用し、「特急リバティけごん」はリバティ車両を使用している。両者は外観も内装も全く異なる。したがって、乗降ドア位置も異なる。
なお、「特急けごん」の特急券にはスペーシア車両である旨の記載は無い。
「特急けごん」の他に「特急リバティけごん」が存在することを知らない乗客は、自分が所持する特急券に「けごん」と明記されていても、「特急けごん」の乗車位置よりも先に「特急リバティけごん」の乗車位置を見つけると、「特急リバティけごん」の乗車位置で待機する可能性がある。「特急リバティけごん」の乗車位置にはリバティ車両のイラストもあるが、スペーシア車両とリバティ車両の外観の違いすら知らない乗客にとっては、自分が乗車する「特急けごん」という列車の乗車位置が「特急リバティけごん」の乗車位置とは異なると判断することは困難なことである。すなわち、特急券に記載してある「けごん」という名称は略称であって、詳細な名称は「リバティけごん」なのだと考えてしまう可能性がある。
これは乗客の誤認が原因であり、誤認するほうが悪いのだが、誤認しないよう案内したほうがよいと感じられる。
<進言主旨>
「浅草~東武日光」間の特急名称は次のとおりである。
【スペーシア車両】けごん
【リバティ車両】リバティけごん
なお、「けごん」の特急券にはスペーシア車両である旨の記載は無い。
この状況において、「浅草~東武日光」間の特急に不慣れな乗客において次なる懸念が想定される。
「けごん」の他に「リバティけごん」が存在することを知らない乗客は、自分が所持する特急券に「けごん」と明記されていても、「けごん」の乗車位置よりも先に「リバティけごん」の乗車位置を見つけると、「リバティけごん」の乗車位置で待機する可能性がある。「リバティけごん」の乗車位置にはリバティ車両のイラストもあるが、スペーシア車両とリバティ車両の外観の違いすら知らない乗客にとっては、自分が乗車する「けごん」という列車の乗車位置が「リバティけごん」の乗車位置とは異なると判断することは困難なことである。すなわち、特急券に記載してある「けごん」という名称は略称であって、詳細な名称は「リバティけごん」なのだと考えてしまう可能性がある。
これは、乗客の誤認が原因であり、誤認するほうが悪いのだが、誤認しないよう案内したほうがよいと感じられる。この誤認を回避する案として次なる案が考えられる。
「けごん」の名称を「スペーシアけごん」に変更し、特急券に記載する名称も「けごん」ではなく「スペーシアけごん」に変更する。また、乗車位置案内にある「けごん」という名称を「スペーシアけごん」という名称に変更する。
「特急きぬ」と「特急リバティきぬ」についても同様の改善を希望する。
「特急りょうもう」と「特急リバティりょうもう」についても改善を希望するが、「特急りょうもう」は車両名称も「りょうもう」なので、現状のままとせざるをえない。
「特急リバティ会津」については、現状のままでよい。
東武鉄道から回答が届いたのだが、回答内容については開示しないよう要請されている。
<結果>
変更されていない(2021年1月26日現在)。
変更されていない(2021年1月26日現在)。
なお、改善案については他の案も考えられたが、問い合わせ文字数制限(1,000文字以内)により割愛した。
観光列車であるSLについても、「SL大樹(たいじゅ)」と「SL大樹(たいじゅ)ふたら」という2種類が存在する。「SL大樹(たいじゅ)ふたら」を「SLふたら」としたほうがよいと感じられる。