2021年11月26・27日(金・土)
山形県に西蔵王(にしざおう)高原ラインという道路があり、その途中に「峠のまんじゅう」という和菓子店がある。そこで売られている「峠のまんじゅう」という名前の饅頭(まんじゅう)が好評らしい。ぜひ味わってみたい。
行程図
「大宮⇒福島」間も「山形⇒大宮」間も営業キロが200km超なので、「大人の休日倶楽部(クラブ)」ジパング会員割引を適用することができる。
(1) ハワイカウコーヒー
まずは、いつもどおり大宮駅で朝食である。ここでは、水の入ったグラスの替わりに、「富士山蒼天(そうてん)の水」(ペットボトル)が予め各自のテーブルに置いてある。ウエイトレスは氷入りのグラスを客に提供する。客は自分でペットボトルを開封してグラスに水を注ぐという方式である。客はこのペットボトルを持ち帰ることもできる。
ホットケーキとパンケーキの違いはネット情報に譲るとして、ここでは説明を容易にするために次のとおり定義する。
【ホットケーキ】スポンジケーキのような食感
【パンケーキ】スフレのようなふわふわ食感
この店ではパンケーキと称しているが、私の定義で言えばホットケーキである。
私も連れ合いも、パンケーキは苦手であるが、ホットケーキは好物である。
(2) 新幹線つばさ
新幹線に乗車するのは1年10か月ぶりである。
Y!乗換案内では「やまびこ127号(E2系)」しか表示されないが、この列車には「つばさ127号(E3系)」も連結されていて、両者の普通車指定席には次なる相違点がある。
【E3系】2&2(ツーアンドツー)シート
【E2系】3&2(スリーアンドツー)シート
すなわち、ふたり旅であればE3系には次の利点がある。
①ふたり席の座席数が多い。
②午後便の場合に東側に座れば直射日光を避けられる。
大宮に到着する「つばさ127号」
(3) 駅レンタカー 大休割&券割
基本料金は一般15,400円であるが、次なる割引で5,700円引きである。
① 「大人の休日倶楽部(クラブ)」割引で4,700円引き
(しかも「大人の休日倶楽部」割引は免責補償込み&NOC込み)
② JREポイント期間限定4,000P(通常4,700P)で電子チケット(5,000円分)を購入したので1,000円引き(1P=1円で換算)
なお、②の電子チケット(5,000円分)の他に、3,000円利用券(2,550Pと交換)というクーポンもあるが、期間限定の電子チケットは換金率が最良である。また、利用券と電子チケットは、1件の契約についていずれか1枚しか使えない。
A案(限定版電子チケット)
5,000円/4,000P=1.25
B案(利用券)
3,000円/2,550P=1.17
C案(通常版電子チケット)
5,000円/4,700P=1.06
本日は、生涯初の貸切状態である。
「ライン下り」の「ライン」は「線(Line)」ではなく、「ライン川」のRhineであり、その語源は次のとおりである。
イギリスの旅行作家イザベラ・バードが、1878年に舟で阿賀野川(あがのがわ)を下った際に、「ドイツのライン川のようだ」と表現した。それが全国の川下りに伝わってあちこちにライン下りが誕生した。なお、志賀重昂(しがしげたか)が1913年に日本ラインを命名したのが発端であるとした説もあるが、いずれにせよ、その語源はライン川である。
(8) 齋理(さいり)屋敷 JAF割
NHKが取材中で、私たちふたりが入場手続きしている様子も撮影された。
(9) 白石(しろいし)・人形の蔵
(10) みやぎ蔵王こけし館
<世界一の展示こけし数>
(11) 星灯りの宿まほろば
【温泉名】遠刈田(とおがった)温泉
<お風呂が良かった宿東北4位>
案内された部屋はフローリングの床暖房である。ふとんを敷くスペースのみ一段高くなっていて、そこだけは畳敷きである。
本日11月26日は「いい風呂」の日である。
床暖房の通路でくつろぐ
おもてなし猫A
床暖房の通路でくつろぐ
おもてなし猫B
生涯初の炭火による直火(じかび)焼きであるような気がする。ふだんから焼肉を食べる機会が無いので、焼肉自体が久しぶりである。その食卓上方には、天井から煙を吸い込む吸引装置が伸びている。そのおかげで、煙たいということは全く無い。
(12) 峠のまんじゅう
今週の寒波の影響で、山形自動車道は一部区間で速度規制が行われていた。西蔵王高原ラインも全区間で積雪状態であった。
その西蔵王高原ラインを走行していると、人家のない風景の中、一軒の店舗が見えてきた。この店は、道路脇にひっそりとたたずんでいる。入店すると、ショーケースにさまざまな菓子が並んでいる。奥には製造スペースがあるようだ、老夫婦ふたりで営んでいる。私たちは、迷うことなく「峠のまんじゅう」を2個購入した。店内に丸イスが2脚あり、それを利用させてもらった。味は申し分ない。適度の甘さであり、繊細な舌をもつ連れ合いにとっても高評価であった。そばに無料の「ほうじ茶」があったのでそれもいただいた。
峠のまんじゅう
店舗をあとにしたのち、余分に買えばよかったと悔やんだ。
(13) 蔵王中央ロープウェイ 券割
蔵王温泉に近づくとますます行き深くなった。ロープウエーの乗客は私たち以外全員がスキーやスノーボードを楽しんでいるフリー客であった。私たちは、少々場違いな印象をぬぐえない。
ロープウエーからの景色は白一色である。別の表現をすれば、「何も見えない」。
往路のロープウエーを降りても、景色はスキーヤーやスノーボーダーだけであった。私たちはすぐに復路のロープウエーに乗車した。
(14) ユニテカフェ JAF割
除雪されてはいるものの、この店舗は急勾配道路の上にある。
極上トースト
(16) 上山城(かみのやまじょう)郷土資料館 JAF割
(18) 蟹仙洞(かいせんどう) JAF割
山形駅に向かう途中に見えた蔵王の山々が印象的であった。山頂付近のみ雪化粧で、ふもとに近づくにつれて紅葉へと変わるグラデーションであった。連れ合いにとっては、今回の旅において、その景色がベストシーンであった。
(19) 特急とれいゆつばさ
<足湯のある新幹線>
「特急
とれいゆつばさ」は、足湯のある新幹線として有名な観光列車である。ミニ新幹線と言われている山形新幹線の列車であるが、東北新幹線に乗り入れるわけではなく、奥羽(おうう)本線内のみの運行である。したがって、厳密に言えば、新幹線ではなく在来線特急である。2021年10月21日、JR東日本は、 2022年3月6日限りで「とれいゆつばさ」の運行を終了する旨発表した。私は既に「とれいゆつばさ」を体験済みである(詳細はこちら)。
「とれいゆつばさ」は全車普通車であり、お座敷座席と普通座席の2種類がある。私が前回乗車した時は、お座敷座席を利用した。お座敷座席は雰囲気は良いのだが、リクライニングできないのが難点である。連れ合いにとってはリクライニングできるほうが良いだろうと感じられるので、今回は普通座席を利用することとした。普通座席とは言ってもかつてグリーン車で使用されていた座席であり、グリーン車を普通車料金で利用することができるのである。
指定券と指定席券の違いは次のとおりである。
【指定券】料金表示無し
【指定席券】料金表示有り
山形に到着する
とれいゆつばさ2号
(20) 新幹線やまびこ
(21) エキュート
本日の夕食は、持ち帰り弁当である。
冬あかね(日本ばし大増)
手まり寿司弁当(ゐ(い)ざさ)