乗れなくても見過ごせない!幸手宿の横丁鉄道(埼玉県幸手市(さってし))

2024年6月14日(金)


    横丁鉄道というカテゴリが存在する。商店の軒先と奥の倉庫を結ぶ貨物専用の手押しトロッコである。かつて、店舗の間口の長さに応じて納税するという時代が存在した。店主は、節税のために、間口が短く奥行きが長いという細長い店舗を構えていた。そのような店舗では、貨物輸送のために手押しトロッコを利用していた。
    日光街道の幸手宿(さってしゅく)に、横丁鉄道が存在する。本日はその横丁鉄道を訪問したい。

行程図

(1)  ロッテリア

チーズバーガー&コーヒー

(2)  道の駅さかい

    ここには、自動運転バスが存在する。
【所在地】茨城県境町(さかいまち)
【種別】自動運転車(レベル2)
【愛称】アルマ
【編成】電気自動車1両×2路線
【運行形態】単線単行方式
【区間】
  ① 道の駅さかい〜猿島コミュニティセンター
  ② 道の駅さかい〜高速バスターミナル
【用途】公共交通
【最寄りバス停】(朝日バス)道の駅さかい(歩1分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認困難

    境(さかい)町役場は、自動運転バスを運行している。公共交通機関でありながら、その運賃は無料である。Y!乗換案内でも運賃0円として表示されている。
    外観はマイクロバスというイメージであるが、前後の区別が判然としない。内装は独特である。いわゆる運転席というものは存在しない。電気自動車なので、エンジン音がせず静かである。乗り心地は申し分ない。まるで遊園地の園内バスのような楽しさがある。
    乗務員が1名同乗している。乗務員といっても、制服を着用しているわけではなく乗客との区別がつかない。壁面のタブレットと手元のコントローラを使用して操作する。壁面のタブレットは通常のタブレットの2倍くらいの面積であり、名称はコントロールパネルである。画面をタッチして行き先を指定する。いくつかの画面が存在するが、英語表記である。手元のコントローラはゲームでよく目にする形状であり、名称は補助コントローラーである。
    初めて自動運転バスに乗車した人には、乗務員から缶バッジとステッカーが貰える。

「道の駅さかい」に停車中

高速バスターミナルに停車中

エコスに停車中

(3)  モンテネグロ会館

    これは、隈研吾(くまけんご)氏の設計である。


(4)  境町歴史民俗資料館 無料

(5)  干し芋カフェ

    これも、隈研吾氏の設計である。


(6)  石井酒造
<1840年創業>


(7)  岸本家住宅
<国の登録有形文化財>

    ここの現在の名称は、「上庄かふぇ」である。


(8)  小島商店


(9)  珈処(ここ)

店舗

厚切りトースト&アイスティー

(10)  文商店

    ここには、横丁鉄道が存在する。
【所在地】埼玉県幸手市(さってし)
【種別】横丁鉄道
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】幸手(歩7分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
    ここの横丁鉄道は、現役である。軌道の長さは、約70mである。

店舗

壁画

軌道

貨車

(11)  竹村家


(12)  山崎整骨院


(13)  平井家住宅


(14)  飯村医院


(15)  成田金物店

    ここにも、横丁鉄道が存在する。
【所在地】埼玉県幸手市(さってし)
【種別】横丁鉄道
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】幸手(歩9分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能
    ここは、屋号として鍋清と称している。正式社名は、「株式会社成田金物店」であるが、グーグルマップにおいて幸手市内にもう1軒「株式会社」を伴わない単なる成田金物店」も存在する。

店舗

軌道

    店舗の引き戸が開いていれば、このように、店舗奥に存在する軌道を道路から目撃することができる。軒先からここまでの軌道は、既に撤去された。

(16)  長島ガラス店

    ここにも、横丁鉄道が存在する。
【所在地】埼玉県幸手市(さってし)
【種別】横丁鉄道
【編成】貨車1両×1路線
【運行形態】単線単行方式
【用途】貨物輸送(関係者専用)
【最寄り駅】幸手(歩8分)
【航空写真】確認困難
【ストリートビュー】確認可能

店舗

軌道

    軌道をまたいで引き戸が存在する。軌道を利用していないことを示している。

(17)  関薬局


(18)  高濱商事


(19)  おちあい化粧品店

    敷地の奥行の長さがよくわかる。


(20)  野口堂電機


    「NOGUCHIDO」という看板文字のHとIが欠落している。
    なお、現在の野口堂電機の所在地は、ここから直線距離で約100m離れている。

(21)  菓子商安部谷


(22)  東光寺(とうこうじ)

    ここは、大宮駅から徒歩8分の地にある寺であり、行きつけの理髪店の紹介である。ここには、無料の飲み物と煎餅(せんべい)(2枚/袋)が存在する。
煎餅についてはひとり1袋と示されているが、飲み物については無制限である。
    飲み物のメニューは、次のとおりである。
① ホットコーヒー(レギュラー/アメリカン)
② 日本茶(上煎茶/ほうじ茶)(温/冷)
③ 水(温/冷)
    他に、おしぼり(温/冷)が使い放題である。使用済みおしぼりを入れる箱が存在するのだが、手をかざすだけでふたが開閉する。

アメリカン&煎餅

(23)  𠮷野家(よしのや)

    𠮷野家のホームページにおける会社概要においては、社名として「株式会社吉野家」と表記してはいるものの、次なる記述が存在する。
    【※吉の字は、正しくは「土(つち)」に(くち)」と書きます。
    漢字の正統性で言えば、「吉」のほうが正しくて「𠮷」のほうは俗字である。「𠮷」は「つちよし」と称されていて、パソコンにおいては環境依存文字である。

牛皿麦とろ御膳