乗り鉄は見過ごせない!世田谷公園のキンカン三姉妹ミニSL(東京都世田谷区(せたがやく))

2023年10月21日(土)


    世田谷(せたがや)公園に、キンカン三姉妹ミニSLという遊覧鉄道が存在する。「キンカン」というのは、ミカンの1種であるが、ここの場合は、虫さされの薬剤名である。薬剤メーカーが命名権を取得した関係で、「キンカン」という名が付いている。「三姉妹」というのは、「キンカン」という薬剤に大中小3種類のサイズが存在することに由来している。
    本日は、その遊覧鉄道を訪問したい。

    かつて、東京都心の名曲喫茶を訪問したことがある(詳細はこちら)。クラシック音楽については全くの門外漢であるが、そこへ行けば通(つう)になったような気分になるかもしれない。東京都内の名曲喫茶は、東京都心「本郷(ほんごう)三丁目~渋谷」に5軒、中央線沿線「高円寺(こうえんじ)~国分寺(こくぶんじ)」間に6軒存在する。
    本日は、世田谷公園訪問後の空(あ)き時間を利用して、中央線沿線の名曲喫茶を訪問したい。

行程図

    「柏(かしわ)⇒日暮里(にっぽり)」と「東京⇒大宮」間については、普通列車(快速を含む)のグリーン車を利用する。
    特急列車においては、普通車とグリーン車に料金差ほどの違いを感じてはいない。しかし、普通列車(快速を含む)においては両者の違いは歴然としている。したがって、特急列車のグリーン車を利用することはめったにないが、普通列車(快速を含む)のグリーン車はよく利用している。
    「柏⇒日暮里」間と「東京⇒大宮」間の営業キロはいずれも50km以下であり、グリーン料金の価格比較は、次のとおりである。
【一般(土休)】580円
【ポイント交換】600P
    グリーン券の購入金額よりもポイント交換のポイント数のほうがわずかに高額であるが、ポイントに余裕があるのでポイント交換を利用する。

(1)  常磐(じょうばん)線のグリーン車

    Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

グリーン車

(2)  カヤバ珈琲
<1938年創業>

    本日の朝食は、谷中(やなか)の喫茶店でモーニングである。モーニングのある老舗(しにせ)の喫茶店というのは非常に珍しい。この店舗は、外国人にも人気である。店内に居た間も利用者の半数以上は外国人であった。

店舗

たまごサンド

(3)  都区内パス

    採算は、次のとおりである。
【パス+α】1,544円
【都度払い】1,803円

乗車券

【ご案内・Guide】

(4)  モアイ像


(5)  世田谷公園

    ここには、遊覧鉄道が存在する。
【所在地】東京都世田谷区(せたがやく)
【種別】EL列車(蓄電池)
【設備名称】キンカン三姉妹ミニSL
【愛称】チビクロ号
【容姿】SL
【編成】動力車1両&制御車
1両&貨車1両&客車6両×1路線
運行形態単線1編成方式(環状)
【用途】園内遊覧

駅舎

チビクロ号

    制御車の直後に貨車が存在するということは、その貨車に蓄電池が搭載されているものと推察される。座席幅は、大人1名&幼児1名である。

    動画はこちら

    軌道の途中に、踏切が2か所存在する。いずれにも、保安係が常駐している。

踏切保安係

(6)  気象神社

    この神社は、当初、陸軍気象部の構内に存在した。気象は、軍にとって、作戦を講じるのに重要であった。気象観測員は、予報が的中することを祈願していたのである。
    戦後、この神社は、諸般の事情により高円寺氷川(こうえんじひかわ)神社の敷地内に移設された。
    気象は、私の現役時代の業務に深くかかわっていた。

気象表示機


(7)  ネルケン
<1955年創業>

    ここは、いわゆる名曲喫茶である。
    ネルケンとは、ドイツ語でカーネーションのことである。

店舗

オレンヂジュース

(8)  ルネッサンス
1926年創業

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。
    営業時間を知らせる張り紙はあるのだが、看板が無い。営業を継続しているという雰囲気ではない。この店舗が存在するビルの入居者に尋ねたところ、この店舗は休業中であるとのことであった。

(9)  ヴィオロン
1979年創業

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。
     席は、すべてスピーカーに向いている。

店舗

アイスココア

(10)  ミニヨン
1961年創業

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。

店舗

昆布茶(こんぶちゃ)

(11)  甘いっ子

店舗

田舎しるこ
(生涯初のてんこ盛り)

    「お汁粉」と「善哉(ぜんざい)」の違いは、次のとおりである。
①関東
【スープ状】おしるこ
  【つぶあん入り】田舎しるこ
  【こしあん入り】御膳(ごぜん)しるこ
【ペースト状】ぜんざい
②関西
【スープ状】
  【つぶあん入り】ぜんざい
  【こしあん入り】おしるこ
【ペースト状】亀山or金時

    私が生まれ育った北九州市では、つぶあんを使用した水分の多いものが主流であり、水分の少ないタイプやこしあんを使うタイプは無かったような気がする。名称は「ぜんざい」であった。現在はどうなのだろうか。

    なお、私の好みは、次のとおりである。
①スープ状
②つぶあん
③焼き餅(白玉ではなく)

    店内飲食のメニューは、「おしるこ」や「あんみつ」など、いわゆる甘味処の定番である。

    ところで、その「甘味処」の読みは「あまみどころ」であり、「かんみどころ」は誤りである。「甘味料(かんみりょう)」という読みに引きずられているものと推察される。
    そもそも、「苦み」や「旨み」に並ぶことばとして「甘み」ということばが存在していて、「み」の当て字として「味」という文字が使われるようになった。したがって、「甘味」の読みは「あまみ」なのである。ところが「甘味料」ということばが流布(るふ)されるにつれて、「甘味」を「かんみ」と読むようになった。
    現在は「かんみどころ」派が7割という調査結果もあるようなので、「かんみどころ」も正しいとする意見もある。

(12)  バロック
1974年創業

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。
    席は、すべてスピーカーに向いている。曲が流れると、針とレコードの摩擦音が聞こえる。

店舗

トマトジュース

(13)  でんえん
1947年創業

    ここも、いわゆる名曲喫茶である。

店舗

ミルクセーキ

(14)  だんごの輪島(わじま)

みたらしだんご
(90円。安ッ。)

(15)  特別快速ホリデー快速おくたま

おくたま2号

(16)  上野東京ラインのグリーン車

    Suicaグリーン券は電子きっぷであり、旅情に欠けるのが残念である。

(17)  ガスト シニア割

彩り野菜の黒酢から揚げ膳