私の家族の武勇伝に想いをはせてみた。
<我が子編>
これは、幼年期(1990年頃)における我が子の武勇伝である。
(1) 郵便ポスト
かつて、私達家族は東京都民であった。当時、兵庫県在住の義母(連れ合いの母親)宛の手紙を投函するために、息子に手紙を持たせ、近くの郵便ポストに連れて行った。
その郵便ポストの投函口は2か所あり、当時の郵便ポストは、「都区内」と「地方」に分かれていた。その郵便ポストの前に来た時、息子は「ボクはこっちでしょう?」と言って、「地方」と書かれた投函口に投函しようとした。
息子は当時3歳くらいなので、まだ漢字を読めないはずである。私は、彼に問うた。「なぜそう思ったの?」。息子曰く「ボクはオトコだから」。
その郵便ポストの投函口は次のとおり書かれていたのである。
地方・・・・・青文字
都区内・・・赤文字
(2) 迷子
連れ合いが息子を連れて近所のスーパーに行った。そこで息子が連れ合いからはぐれ、息子が店員に放った一言(ひとこと)。「おかあさんが迷子になった。ボクは迷子じゃない。」
店員は放送した。「◯◯◯◯(姓名)さま。✕✕くんが探しています。」
翌日、連れ合いは、幼稚園でママ友に事情を説明したらしい。
(3) 算数
息子が園児の頃、連れ合いが息子とその園友に算数の問題を出した。
連れ合い「お友達が9人います。4人掛けの椅子がふたつあります。座れない子は何人でしょうか。」
園友「ひとりです。」
息子「詰めれば座れるよ。」
(4) 家出
連れ合いに怒られた息子は、ひとりで近所の児童館へ。ひとりで来たことを不審に思った職員は、息子に尋ねた。
職員「◯◯くん。きょうはどうしたの?。」
息子「家出してきた。」
(5) 穴があいた
ある日、息子が泣きわめきながら帰ってきた。「穴があいたー」と叫んでいる。連れ合いが見ると膝を擦りむいていた。
(6) キャンディキャンディ
息子がひとりでテレビを観ていた時、急に「うゎ〜ん」と泣き出した。炊事をしていた連れ合いがすぐに息子のもとへ駆け寄った。
連れ合い「どうしたの?」
息子「キャンディキャンディがかわいそうやもん。」
(7) おまわりさん
かつて、私達家族は東京都民であった。最寄駅に行く途中に、当時の政府閣僚の住居があった。門前の路上には、ひとり用の簡易な交番が設置されていて、警察官が立っていた。そこを私たち親子3人が歩いていた時、息子が急に歌いだした。「♫い、ぬ、のー、おまわりさん」。私と連れ合いは下を向いて足早に通り過ぎるしかなかった。
<連れ合い編>
<連れ合い編>
これは、連れ合いの武勇伝である。
(1) 缶ビール(その1)
夕食時、食卓についた連れ合いが息子に、冷蔵庫から缶ビールを持って来るように頼んだ。我が家の冷蔵庫にはレギュラー缶(350mL)とロング缶(500mL)の2種類が常備されていて、レギュラー缶を持ってきた息子に向かって、連れ合いが放った一言(ひとこと)。「いや、ちっさいのやのうてフツーの。」
(3) ホットケーキ
カフェでホットケーキを食べた時の話。ホットケーキを前にした連れ合いがシロップを指さして放った一言(ひとこと)。「ちょっと、そのタレ取って。」
(4) 年齢
幼い息子が自宅前の空き地で遊んでいた時、近所の主婦に声をかけられた。
主婦「◯◯くん。としはいくつ?。」
息子「さんさい。」
主婦「じゃあ、おかあさんは?。」
息子「じゅうはっさい。」
夕食時、食卓についた連れ合いが息子に、冷蔵庫から缶ビールを持って来るように頼んだ。我が家の冷蔵庫にはレギュラー缶(350mL)とロング缶(500mL)の2種類が常備されていて、レギュラー缶を持ってきた息子に向かって、連れ合いが放った一言(ひとこと)。「いや、ちっさいのやのうてフツーの。」
(2) 缶ビール(その2)
食卓に夕食の料理を並べ終えた状態において、缶ビールの買い置きが無いことに気付いた連れ合いが、息子に、コンビニで缶ビールを買ってくるように頼んだ。息子は次の一言(ひとこと)を放ってコンビニに向かった。「無い時ぐらい我慢できんのか。」
(3) ホットケーキ
カフェでホットケーキを食べた時の話。ホットケーキを前にした連れ合いがシロップを指さして放った一言(ひとこと)。「ちょっと、そのタレ取って。」
(4) 年齢
幼い息子が自宅前の空き地で遊んでいた時、近所の主婦に声をかけられた。
主婦「◯◯くん。としはいくつ?。」
息子「さんさい。」
主婦「じゃあ、おかあさんは?。」
息子「じゅうはっさい。」
(5) 通知表
息子が小学生の時、通知表を持って帰った。その通知表を見た連れ合いが、保護者所見欄に記入したメッセージ。「見ました。」
(6) 息子の友達
息子が高校生の時、保護者面談に連れ合いが出席した。
教員「息子さんからよく聞く友達の名前は?」
連れ合い「タナカくんかしら」
教員は席を立ち、なぜか後ろを向いて肩を震わせたらしい。連れ合いは帰宅後に気付いた。息子のクラスにタナカ姓はおらず、教員の名前がタナカであった。
<愛猫編>
これは、我が家の愛猫クロの武勇伝である。
親子3人とも不在の時であった。連れ合いが帰宅したら、室内から人声が・・・。声の主は電話機である。天気予報の自動音声が流れていて、電話機のそばにクロがすまし顔で座っていた。クロが177に電話したようである。110や119でなくて良かった。もし、それらにかかっていたら、公務執行妨害罪?、威力業務妨害罪?。