子育て世代に贈る!家族の武勇伝

2018年7月27日(金)


    私の家族の武勇伝に想いをはせてみた。

<我が子編>
    これは、幼年期(1990年頃)における我が子の武勇伝である。

(1)  郵便ポスト
     かつて、私達家族は東京都民であった。当時、兵庫県在住の義母(連れ合いの母親)宛の手紙を投函するために、息子に手紙を持たせ、近くの郵便ポストに連れて行った。
    その郵便ポストの投函口は2か所あり、当時の郵便ポストは、「都区内」と「地方」に分かれていた。その郵便ポストの前に来た時、息子は「ボクはこっちでしょう?」と言って、「地方」と書かれた投函口に投函しようとした。
    息子は当時3歳くらいなので、まだ漢字を読めないはずである。私は、彼に問うた。「なぜそう思ったの?」。息子曰く「ボクはオトコだから」。
    その郵便ポストの投函口は次のとおり書かれていたのである。
        地方・・・・・青文字
        都区内・・・赤文字


(2)  迷子
    連れ合いが息子を連れて近所のスーパーに行った。そこで息子が連れ合いからはぐれ、息子が店員に放った一言(ひとこと)。「おかあさんが迷子になった。ボクは迷子じゃない。」
    店員は放送した。「◯◯◯◯(姓名)さま。✕✕くんが探しています。」
    翌日、連れ合いは、幼稚園でママ友に事情を説明したらしい。

(3)  算数
    息子が園児の頃、連れ合いが息子とその園友に算数の問題を出した。
    連れ合い「お友達が9人います。4人掛けの椅子がふたつあります。座れない子は何人でしょうか。」
    園友「ひとりです。」
    息子「詰めれば座れるよ。」

(4)  家出
    連れ合いに怒られた息子は、ひとりで近所の児童館へ。ひとりで来たことを不審に思った職員は、息子に尋ねた。
    職員「◯◯くん。きょうはどうしたの?。」
    息子「家出してきた。」

(5)  穴があいた
    ある日、息子が泣きわめきながら帰ってきた。「穴があいたー」と叫んでいる。連れ合いが見ると膝を擦りむいていた。

(6)  キャンディキャンディ
    息子がひとりでテレビを観ていた時、急に「うゎ〜ん」と泣き出した。炊事をしていた連れ合いがすぐに息子のもとへ駆け寄った。
    連れ合い「どうしたの?」
    息子「キャンディキャンディがかわいそうやもん。」

(7)  おまわりさん
    かつて、私達家族は東京都民であった。最寄駅に行く途中に、当時の政府閣僚の住居があった。門前の路上には、ひとり用の簡易な交番が設置されていて、警察官が立っていた。そこを私たち親子3人が歩いていた時、息子が急に歌いだした。「♫い、ぬ、のー、おまわりさん」。私と連れ合いは下を向いて足早に通り過ぎるしかなかった。


<連れ合い編>
    これは、連れ合いの武勇伝である。

(1)  缶ビール(その1)
    夕食時、食卓についた連れ合いが息子に、冷蔵庫から缶ビールを持って来るように頼んだ。我が家の冷蔵庫にはレギュラー缶(350mL)とロング缶(500mL)の2種類が常備されていて、レギュラー缶を持ってきた息子に向かって、連れ合いが放った一言(ひとこと)。「いや、ちっさいのやのうてフツーの。」

(2)  缶ビール(その2)
    食卓に夕食の料理を並べ終えた状態において、缶ビールの買い置きが無いことに気付いた連れ合いが、息子に、コンビニで缶ビールを買ってくるように頼んだ。息子は次の一言(ひとこと)を放ってコンビニに向かった。「無い時ぐらい我慢できんのか。」

(3)  ホットケーキ
    カフェでホットケーキを食べた時の話。ホットケーキを前にした連れ合いがシロップを指さして放った一言(ひとこと)。「ちょっと、そのタレ取って。」

(4)  年齢
    幼い息子が自宅前の空き地で遊んでいた時、近所の主婦に声をかけられた。
    主婦「◯◯くん。としはいくつ?。」
    息子「さんさい。」
    主婦「じゃあ、おかあさんは?。」
    息子「じゅうはっさい。」

(5)  通知表
    息子が小学生の時、通知表を持って帰った。その通知表を見た連れ合いが、保護者所見欄に記入したメッセージ。「見ました。」

(6)  息子の友達
    息子が高校生の時、保護者面談に連れ合いが出席した。
    教員「息子さんからよく聞く友達の名前は?」
    連れ合い「タナカくんかしら」
    教員は席を立ち、なぜか後ろを向いて肩を震わせたらしい。連れ合いは帰宅後に気付いた。息子のクラスにタナカ姓はおらず、教員の名前がタナカであった。

<愛猫編>
    これは、我が家の愛猫クロの武勇伝である。
    親子3人とも不在の時であった。連れ合いが帰宅したら、室内から人声が・・・。声の主は電話機である。天気予報の自動音声が流れていて、電話機のそばにクロがすまし顔で座っていた。クロが177に電話したようである。110や119でなくて良かった。もし、それらにかかっていたら、公務執行妨害罪?、威力業務妨害罪?。